10 / 77
10.みんながたべられるように
しおりを挟む
ミリアを引き取ると決めた夜。
寝床で布団を敷いていた。
最初は、この世界でも布団があるんだなぁと思ったものである。
俺の隣にもう一つ布団を敷いたのだ。
前のおやっさんは夫婦で住んでいたから布団が二つあった。
それも残してくれていた。
「ミリアも隣に寝ていいの?」
急にミリアが心配そうに問いかけてきた。
「ごめんな。寝る部屋がな。この部屋しかないんだ。俺と一緒でいいか?」
「うん! いいよ! ふとん、ちかづけていい?」
「あぁ。いいぞ」
ミリアは布団を一生懸命引っ張り、隣に近づけてくる。
布団を引くのを手伝いながら、今まではそんなこともできなかったんだと思ったら、込み上げてくるものがあった。
二人で布団をかぶり、横になる。
「リュウちゃん。て、にぎっていい?」
手を伸ばしてきたミリアの手を握る。
「わぁ。リュウちゃんのてっておおきいね?」
「そうか?」
「うん。すごく、あったかい」
しばらく握っていると、寝息が聞こえてきた。
この子はどれほどの苦労をしてきたのだろう。
一人で寝て、食事も満足にとっていなかったのだろう。
これからは、俺の子供として育てる。
あの親の元へは返すことはないだろう。
これが日本だったら、手続きなどでめんどうなのだろう。
だが、ここは異世界。
めんどうな手続きなどない。
すぐに自分の子とすることもできる。
そういう面ではいいのかもしれない。
いつの間にか、俺も眠りについていた。
◇◆◇
目を覚ますといつもの天井だった。
ただ、いつもと違うのは、自分の手の中に小さな手があること。温かいその手は丸めて縮まっている。かわいらしい手である。
日の光で目を覚ましたことを考えると、おそらく七時くらいだろう。
顔を洗ってこの世界の割烹着に着替える。
先代のおやっさんから譲り受けたものだ。
厨房へと行って、釜に米を入れて水を入れる。
そして、魔道コンロに火を入れる。
こうしてお米を炊く。
次にトロッタの肉を醤油とみりん、砂糖で煮る。
角煮の要領だ。
ちょっとショウガとニンニクのようなものを入れる。
味噌もあるので、みそ汁を作る。
イモンというジャガイモのような野菜を入れ、豆腐を入れる。
香ばしい香りが厨房に立ち込める。
この匂いでミリアは起きたようだ。
「なんかいいにおい……」
「ははは。なんか食べるか? トロッタ煮があるぞ?」
「でも、おきゃくさんのでしょ?」
「できたてを食べられるのが、ここに住んでいる特権だ。そこに座るといい」
カウンターの近くの席へとミリアを案内し、座ったところへみそ汁を置く。
「トロッタ煮はもう少ししたらできるから、ちょっと待ってな」
「うん。これのんでいいの?」
「あぁ。熱いからゆっくり冷ましながら飲んだ方がいいぞ?」
「うん」
ミリアはふぅふぅと冷ましながら一口啜る。
目を瞑り、味わっているようにも、驚いているようにも見えた。
「……わぁ。おいしい」
「そうか? 沢山あるから好きなだけ食べていいぞ」
「うん。トロッタ煮も食べたい」
そう口にし、ハフハフいいながらみそ汁の具を口へと運んでいる。笑みがこぼれているのは、俺としてはものすごくうれしいのだが、それを表に出さないように我慢する。
トロッタ煮を煮立たせながら自分もみそ汁を食べていた時だった。
入口が少し開き、人が顔をのぞかせた。
「あれ? まだ始まってないですわよね?」
入ってきたのは、アオイだった。
「おう。今は仕込み中だ。今日、アオイの番だもんな。よろしく。この子はミリアだ」
「サクヤに聞いてはいましたが、家に帰ったのではなかったのですか?」
「あぁ。それが、いろいろあってなぁ。俺がミリアを引き取ることになったんだ」
目を見開いたアオイ。
しばらく固まっていた。
「そういうことになったんですの? それは、予想外でしたわ」
「そうか? まぁ、勢いだったからな」
「……でも、それはよかったのかもしれませんわね」
ミリアのおいしそうにみそ汁を食べている姿を見て、アオイは口角を上げながらそう言ってくれた。そうだよな。これでよかったんだと、そう思わせてくれた。
「アオイも朝ごはん、食べないか? もうすぐご飯が炊ける。その頃には、トロッタ煮もできるぞ?」
ゴクリッとアオイの喉が鳴った。食べていいものかと葛藤をしているようだ。
「いいんですの?」
「早く来てくれたんだから、従業員の特権だ」
そういうと華やかな顔をして席へと着いた。
「いただきますわ!」
そう言ったのを聞き、ミリアとアオイの分のご飯とみそ汁、トロッタ煮を載せたお盆を席へともっていく。
アオイは大きく息を吸い込み、ため息をついた。
「すごく、いい匂いですわ!」
勢いよくトロッタ煮を口へと入れると、顔を真っ赤にさせて上を向いた。
どうしたのかと思ったら、口をパクパクしている。
「熱かっただろう? 冷まして食えよ」
俺は笑いながらカウンターの奥へと引っ込むと、ミリアが必死にトロッタ煮を冷ましている。
「ミリア、小さくほぐして食べろ。そうすれば、すぐに冷めるぞ?」
「うん!」
フォークを使い、小さくほぐしていくミリア。口から一生懸命風を送り、熱々のトロッタの肉を冷ましている。その姿がとても愛らしかった。
一口、口へと運ぶと目がトロンと下がった。かと思ったら、目尻から雫が落ちた。
俺は慌ててミリアの元へと駆け寄った。
「大丈夫か⁉ 暑かったか⁉」
首を振るミリア。
「ううん。ミリア、こんなに美味しいの食べたの初めて!」
「はははっ! そうか! そりゃよかった!」
満面の笑みを見た俺は安心し、ミリアの綺麗な金髪をなでた。
「みんながたべられればいいのにね?」
その言葉にハッとした。
たしかに、他にも食べたい人はいるかもしれないよな。
思いついたのは、裏にあったメニューを書く用の紙。それを利用しようというもの。
カウンターの目につくところへ張ったのだ。
『お腹がすいて困っていたら、オヤジに相談してくれ』
これは、食へ困っている皆へのメッセージだ。それが届くことを願って。
寝床で布団を敷いていた。
最初は、この世界でも布団があるんだなぁと思ったものである。
俺の隣にもう一つ布団を敷いたのだ。
前のおやっさんは夫婦で住んでいたから布団が二つあった。
それも残してくれていた。
「ミリアも隣に寝ていいの?」
急にミリアが心配そうに問いかけてきた。
「ごめんな。寝る部屋がな。この部屋しかないんだ。俺と一緒でいいか?」
「うん! いいよ! ふとん、ちかづけていい?」
「あぁ。いいぞ」
ミリアは布団を一生懸命引っ張り、隣に近づけてくる。
布団を引くのを手伝いながら、今まではそんなこともできなかったんだと思ったら、込み上げてくるものがあった。
二人で布団をかぶり、横になる。
「リュウちゃん。て、にぎっていい?」
手を伸ばしてきたミリアの手を握る。
「わぁ。リュウちゃんのてっておおきいね?」
「そうか?」
「うん。すごく、あったかい」
しばらく握っていると、寝息が聞こえてきた。
この子はどれほどの苦労をしてきたのだろう。
一人で寝て、食事も満足にとっていなかったのだろう。
これからは、俺の子供として育てる。
あの親の元へは返すことはないだろう。
これが日本だったら、手続きなどでめんどうなのだろう。
だが、ここは異世界。
めんどうな手続きなどない。
すぐに自分の子とすることもできる。
そういう面ではいいのかもしれない。
いつの間にか、俺も眠りについていた。
◇◆◇
目を覚ますといつもの天井だった。
ただ、いつもと違うのは、自分の手の中に小さな手があること。温かいその手は丸めて縮まっている。かわいらしい手である。
日の光で目を覚ましたことを考えると、おそらく七時くらいだろう。
顔を洗ってこの世界の割烹着に着替える。
先代のおやっさんから譲り受けたものだ。
厨房へと行って、釜に米を入れて水を入れる。
そして、魔道コンロに火を入れる。
こうしてお米を炊く。
次にトロッタの肉を醤油とみりん、砂糖で煮る。
角煮の要領だ。
ちょっとショウガとニンニクのようなものを入れる。
味噌もあるので、みそ汁を作る。
イモンというジャガイモのような野菜を入れ、豆腐を入れる。
香ばしい香りが厨房に立ち込める。
この匂いでミリアは起きたようだ。
「なんかいいにおい……」
「ははは。なんか食べるか? トロッタ煮があるぞ?」
「でも、おきゃくさんのでしょ?」
「できたてを食べられるのが、ここに住んでいる特権だ。そこに座るといい」
カウンターの近くの席へとミリアを案内し、座ったところへみそ汁を置く。
「トロッタ煮はもう少ししたらできるから、ちょっと待ってな」
「うん。これのんでいいの?」
「あぁ。熱いからゆっくり冷ましながら飲んだ方がいいぞ?」
「うん」
ミリアはふぅふぅと冷ましながら一口啜る。
目を瞑り、味わっているようにも、驚いているようにも見えた。
「……わぁ。おいしい」
「そうか? 沢山あるから好きなだけ食べていいぞ」
「うん。トロッタ煮も食べたい」
そう口にし、ハフハフいいながらみそ汁の具を口へと運んでいる。笑みがこぼれているのは、俺としてはものすごくうれしいのだが、それを表に出さないように我慢する。
トロッタ煮を煮立たせながら自分もみそ汁を食べていた時だった。
入口が少し開き、人が顔をのぞかせた。
「あれ? まだ始まってないですわよね?」
入ってきたのは、アオイだった。
「おう。今は仕込み中だ。今日、アオイの番だもんな。よろしく。この子はミリアだ」
「サクヤに聞いてはいましたが、家に帰ったのではなかったのですか?」
「あぁ。それが、いろいろあってなぁ。俺がミリアを引き取ることになったんだ」
目を見開いたアオイ。
しばらく固まっていた。
「そういうことになったんですの? それは、予想外でしたわ」
「そうか? まぁ、勢いだったからな」
「……でも、それはよかったのかもしれませんわね」
ミリアのおいしそうにみそ汁を食べている姿を見て、アオイは口角を上げながらそう言ってくれた。そうだよな。これでよかったんだと、そう思わせてくれた。
「アオイも朝ごはん、食べないか? もうすぐご飯が炊ける。その頃には、トロッタ煮もできるぞ?」
ゴクリッとアオイの喉が鳴った。食べていいものかと葛藤をしているようだ。
「いいんですの?」
「早く来てくれたんだから、従業員の特権だ」
そういうと華やかな顔をして席へと着いた。
「いただきますわ!」
そう言ったのを聞き、ミリアとアオイの分のご飯とみそ汁、トロッタ煮を載せたお盆を席へともっていく。
アオイは大きく息を吸い込み、ため息をついた。
「すごく、いい匂いですわ!」
勢いよくトロッタ煮を口へと入れると、顔を真っ赤にさせて上を向いた。
どうしたのかと思ったら、口をパクパクしている。
「熱かっただろう? 冷まして食えよ」
俺は笑いながらカウンターの奥へと引っ込むと、ミリアが必死にトロッタ煮を冷ましている。
「ミリア、小さくほぐして食べろ。そうすれば、すぐに冷めるぞ?」
「うん!」
フォークを使い、小さくほぐしていくミリア。口から一生懸命風を送り、熱々のトロッタの肉を冷ましている。その姿がとても愛らしかった。
一口、口へと運ぶと目がトロンと下がった。かと思ったら、目尻から雫が落ちた。
俺は慌ててミリアの元へと駆け寄った。
「大丈夫か⁉ 暑かったか⁉」
首を振るミリア。
「ううん。ミリア、こんなに美味しいの食べたの初めて!」
「はははっ! そうか! そりゃよかった!」
満面の笑みを見た俺は安心し、ミリアの綺麗な金髪をなでた。
「みんながたべられればいいのにね?」
その言葉にハッとした。
たしかに、他にも食べたい人はいるかもしれないよな。
思いついたのは、裏にあったメニューを書く用の紙。それを利用しようというもの。
カウンターの目につくところへ張ったのだ。
『お腹がすいて困っていたら、オヤジに相談してくれ』
これは、食へ困っている皆へのメッセージだ。それが届くことを願って。
119
あなたにおすすめの小説
うちの孫知りませんか?! 召喚された孫を追いかけ異世界転移。ばぁばとじぃじと探偵さんのスローライフ。
かの
ファンタジー
孫の雷人(14歳)からテレパシーを受け取った光江(ばぁば64歳)。誘拐されたと思っていた雷人は異世界に召喚されていた。康夫(じぃじ66歳)と柏木(探偵534歳)⁈ をお供に従え、異世界へ転移。料理自慢のばぁばのスキルは胃袋を掴む事だけ。そしてじぃじのスキルは有り余る財力だけ。そんなばぁばとじぃじが、異世界で繰り広げるほのぼのスローライフ。
ばぁばとじぃじは無事異世界で孫の雷人に会えるのか⁈
スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
異世界に召喚されたけど、戦えないので牧場経営します~勝手に集まってくる動物達が、みんな普通じゃないんだけど!?~
黒蓬
ファンタジー
白石悠真は、ある日突然異世界へ召喚される。しかし、特別なスキルとして授かったのは「牧場経営」。戦えない彼は、与えられた土地で牧場を経営し、食料面での貢献を望まれる。ところが、彼の牧場には不思議な動物たちが次々と集まってきて――!? 異世界でのんびり牧場ライフ、始まります!
キャンピングカーで走ってるだけで異世界が平和になるそうです~万物生成系チートスキルを添えて~
サメのおでこ
ファンタジー
手違いだったのだ。もしくは事故。
ヒトと魔族が今日もドンパチやっている世界。行方不明の勇者を捜す使命を帯びて……訂正、押しつけられて召喚された俺は、スキル≪物質変換≫の使い手だ。
木を鉄に、紙を鋼に、雪をオムライスに――あらゆる物質を望むがままに変換してのけるこのスキルは、しかし何故か召喚師から「役立たずのド三流」と罵られる。その挙げ句、人界の果てへと魔法で追放される有り様。
そんな俺は、≪物質変換≫でもって生き延びるための武器を生み出そうとして――キャンピングカーを創ってしまう。
もう一度言う。
手違いだったのだ。もしくは事故。
出来てしまったキャンピングカーで、渋々出発する俺。だが、実はこの平和なクルマには俺自身も知らない途方もない力が隠されていた!
そんな俺とキャンピングカーに、ある願いを託す人々が現れて――
※本作は他サイトでも掲載しています
元Sランク受付嬢の、路地裏ひとり酒とまかない飯
☆ほしい
ファンタジー
ギルド受付嬢の佐倉レナ、外見はちょっと美人。仕事ぶりは真面目でテキパキ。そんなどこにでもいる女性。
でも実はその正体、数年前まで“災厄クラス”とまで噂された元Sランク冒険者。
今は戦わない。名乗らない。ひっそり事務仕事に徹してる。
なぜって、もう十分なんです。命がけで世界を救った報酬は、“おひとりさま晩酌”の幸福。
今日も定時で仕事を終え、路地裏の飯処〈モンス飯亭〉へ直行。
絶品まかないメシとよく冷えた一杯で、心と体をリセットする時間。
それが、いまのレナの“最強スタイル”。
誰にも気を使わない、誰も邪魔しない。
そんなおひとりさまグルメライフ、ここに開幕。
若返ったオバさんは異世界でもうどん職人になりました
mabu
ファンタジー
聖女召喚に巻き込まれた普通のオバさんが無能なスキルと判断され追放されるが国から貰ったお金と隠されたスキルでお店を開き気ままにのんびりお気楽生活をしていくお話。
なるべく1日1話進めていたのですが仕事で不規則な時間になったり投稿も不規則になり週1や月1になるかもしれません。
不定期投稿になりますが宜しくお願いします🙇
感想、ご指摘もありがとうございます。
なるべく修正など対応していきたいと思っていますが皆様の広い心でスルーして頂きたくお願い致します。
読み進めて不快になる場合は履歴削除をして頂けると有り難いです。
お返事は何方様に対しても控えさせて頂きますのでご了承下さいます様、お願い致します。
『規格外の薬師、追放されて辺境スローライフを始める。〜作ったポーションが国家機密級なのは秘密です〜』
雛月 らん
ファンタジー
俺、黒田 蓮(くろだ れん)35歳は前世でブラック企業の社畜だった。過労死寸前で倒れ、次に目覚めたとき、そこは剣と魔法の異世界。しかも、幼少期の俺は、とある大貴族の私生児、アレン・クロイツェルとして生まれ変わっていた。
前世の記憶と、この世界では「外れスキル」とされる『万物鑑定』と『薬草栽培(ハイレベル)』。そして、誰にも知られていない規格外の莫大な魔力を持っていた。
しかし、俺は決意する。「今世こそ、誰にも邪魔されない、のんびりしたスローライフを送る!」と。
これは、スローライフを死守したい天才薬師のアレンと、彼の作る規格外の薬に振り回される異世界の物語。
平穏を愛する(自称)凡人薬師の、のんびりだけど実は波乱万丈な辺境スローライフファンタジー。
不遇スキル『動物親和EX』で手に入れたのは、最強もふもふ聖霊獣とのほっこり異世界スローライフでした
☆ほしい
ファンタジー
ブラック企業で過労死した俺が異世界エルドラで授かったのは『動物親和EX』という一見地味なスキルだった。
日銭を稼ぐので精一杯の不遇な日々を送っていたある日、森で傷ついた謎の白い生き物「フェン」と出会う。
フェンは言葉を話し、実は強力な力を持つ聖霊獣だったのだ!
フェンの驚異的な素材発見能力や戦闘補助のおかげで、俺の生活は一変。
美味しいものを食べ、新しい家に住み、絆を深めていく二人。
しかし、フェンの力を悪用しようとする者たちも現れる。フェンを守り、より深い絆を結ぶため、二人は聖霊獣との正式な『契約の儀式』を行うことができるという「守り人の一族」を探す旅に出る。
最強もふもふとの心温まる異世界冒険譚、ここに開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる