変な人だけど、面白い

饂飩

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私って変ですか?

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「ちょっと変な人、っていうか…俺とは価値観合わないよ…だから無理…かな」

「へ?」

これが私の人生で初の告白です。



「何が変なの!?何がおかしいのよ!!人って色んな価値観があるでしょう!?価値観なんて合わなくて当然よ!!!無理だって!?そんな言い方ないでしょう!?!?」
「みさっちもそう思うよね!?ね!?!?」

告白の結果を私の友達、美里に言い愚痴る私。
普通こんな友達がいたら慰めるでしょう?

なのに、みさっちったら…


「いや、私もあんたの事充分変な人と思ってるよ。」

「何処がよ!?」

「だってあんた……」




「男でオタクじゃん。」




「べ、別に良いじゃない!!!オタクでも!!!」

美里の衝撃的すぎるド直球な言葉に傷付きながら、私はそう議論する。

「まぁ。オタクでも全然いいし、私自身もオタクだし、構わないよ?」

「じゃあ…」



「でも玲央の場合、オネエでしょ?」



ま~~~たそうやって傷付ける!!!!

「オネエでも良いじゃない!!私は別に自分のこと変だと思ったことないわ!!」

「本当?」

うっ…そんな真っ直ぐな目で見ないで…




確かに何度も自分のことを変だと思った。

メンズの服を着る度に私が好きなのはこんなんじゃない、と思った。

姉が読んでいるファッション雑誌を盗み見た時に、キラキラしたモデルを見て私もこうなりたいと思った。

私が好きなのはフリフリで可愛らしくて…上品で…




でも家族は私の言っていることを受け止めてはくれなかった。

「何を言っているの?玲央。貴方は男の子でしょう?」

「きっと真央がチャラチャラしたファッション雑誌なんかを玲央に見せるからだ。」

「はぁ?私は見せてない!玲央が勝手に見たのよ!」

「親に口答えするのか!!」


「どうして、喧嘩しているの?」


その時の私はどうして喧嘩しているのか本当に分からなかった。



しかし

「玲央のせいよ!!玲央が変なこと言うから私が怒られちゃったじゃない!!!!」

「え…」

姉の言葉が凄く悲しかった。

姉の言葉だけでなく、私を哀れんだ目で見る母親。苛立っている父親。

こんな事になったのは、全部私のせい…?

どうして?

私は何も変な事言ってない!

好きなものを好きって言って何が悪いの?

私は堪らず泣き出した。怖くて、辛くて、誰も受け入れてくれないことに悲しくて。

「玲央!」

(ビクッ)

「男なら泣くんじゃない!!」

「………え……?」

私は確かに体は男。でも心は女なの。

男だから泣いちゃいけないって誰が決めたの?体が男なら心は女じゃいけないの?

「ごめんなさい…。」

私には謝るしかなかった。
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