うちはチートじゃありません!

みつ

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うちは ダサく ありません!

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 「おまたせ、みつちゃん! じゃ、行こっか」
 本日、4月13日、クラスでできた友達、穂希さんとショッピングモールへ遊びに行きます。
 とはいえ、うちの行ったことあるところなんてアニメイトと古本屋くらいやし、おしゃれなショッピングモールなんて、小学生で家族と行った以来やわ。
 「穂希さん、まず、どこ行きます?」
とりあえず、場慣れしてそうな穂希さんに聞いてみる。こういうのは、経験者に任せとくのが一番やろ。
 「え、どこいく? 特に決めてなかった」
はい、絶望。早いよな? アニメイトとか絶対ないし、あっても穂希さんドン引きするやろーな。
 こーいうのはどう言った物が最適なのか、巷のおなごの間では何が流行なのか。もっと勉強しとけばよかった......。
 「とりあえず、雑貨屋さん行こー?」
 さすが穂希さん! 無難(なのかうちには分からんが)なところを突くんですね!

 「このチョーカー可愛い! あ、こっちのイヤリングもいいな! やっぱりここ、良いお店やなぁー」
 1人堪能してる穂希さん。ちょ、ちょーかー? チョークの種類? イヤリングって、痛そう......。
 「あ! 猫の置物! 可愛い~❤️」
なぬ?! これか!
 黒猫の黄色い目、さながら魔女のほうきに乗っているかのようにピシッとした姿勢。
「可愛い......」
穂希さんはニヤニヤしながら見てる。こんな可愛い店初めてやけど、結構楽しい。
 「次、服屋さんとか見てみる?」

 ふぉ~、こんなにおしゃれな服屋も初めてやわ。服は基本白パーカーに紺のスカート。服装なんて気にしたことなかった気が......。
 感心してると、穂希さんが嬉しそうな顔で見つめてくる。
 「あっ、この服とかみつちゃんに似合いそう!」
 そう言って見せてきたのは......レースのたくさんついたワンピース?!
 「えぇっ! うち、そんなフリフリのついた服は......」
 話を聞くこともなく穂希さんは、
「試着試着~」
お言って、うちを試着室に押し込んだ。
 ......これ、どうやって着るのか......。穂希さん、ちょっと離れたところで店員さんと話してんのかな? 呼んでも来ーへんやろーな......。どーしよ。
 「みつちゃん、どーお?」
穂希さん! 救世主来てくれた!
「穂希さぁーん! 着方がわかりません!」
 ......あれ? 穂希さん? 
「プッ、あははは! 言ってくれたらいーのに! ださー!」
うー、言われても反論できない......。

 着方を教えてもらって試着。
「穂希さん......」
「私じゃないわよ! どこみてんの!」
 警察に腕を捕まれて騒ぐ女性。
「あの子がやったのよ!」
 こっちでは珍しい標準語。引っ越ししてきた子かな?それより......。
 「君、ほんとにやったの?」


 うちが疑われてるー?!
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