三尺刀使いの仮想現実戦記

文字の大きさ
12 / 101
始まり

買い出し

しおりを挟む
「青蓮が誘ってくれたデート。楽しまないと」
「デートじゃない。買い出しだ。間違えるな」
「照れちゃってー。本当は満更でも無いんでしょう?」
「違うな。仕方なくだ」
嘘です。サイコーです。考えてみろこんな
美少女と一緒に出かけてんだぞ!サイコーだろ。愛が重く無かったら爆速で告白している好きな女の子と、サイコーだろ?
「本当にー?」
椛は少し大きいパーカーを着ているので萌え袖なるものをしながら手を口に近づけてそう言ってくる。
「本当だ」
顔をプイッと逸らしてそう返す。そうするとこれみよがしにと椛が言葉を紡ぐ。
「じゃあなんで顔を逸らしたのかなぁー?
青はそんなに私の顔が見たく無い?」
なん、だと、これは究極の選択だ。みたく無いと言うと私は大好きな初恋の人の人をも殺す様な顔を見せられる事になる。見たいと言うと椛の事だ「じゃあなんで顔をそらしたの?見たいのなら逸らす必要無いじゃん」って言ってくるだろう。本心は見たい。だが俺が生きる為だ!
「ノーコメントで」
「あらあら~ノーコメントそうですかそうですか。恥ずかしくて見たいって言えないのね。可愛い、可愛過きるわ」
図星。本音をこいつはぶち撒けやがった。
本人は気づいてないけど。
「いつ誰がそんなことを言った?」
「あらさっきノーコメントでって言った発言に含まれてるわよ。気がつかなかった?」
「今俺は驚いている。椛お前の想像力の高さに」
「お褒めに預かり光栄です」
「褒めてねぇ。お前の少ない情報から変な推理をするとこがヤベェなって言ってるんだ」
「なん、ですと。でも私にとっては青の脳内がが少しでも私の事を考えてくれて居たってだけで嬉しいよ。と言うわけで青付き合おう」
揶揄われた。外野はなんか凝視してくる。
「お前控えめに言ってもやべえ奴だな。こんな公衆の面前で。後あんまり私を揶揄うな」
「んー」
頬をぷくーっと膨らませてる椛、可愛い。和む。
おーっと危ない顔がにやける。心を落ち着かせろ俺ー。
「揶揄ってないしー本気だしー本心だしー。それに私は青が大好きだから」
「また揶揄った。お前みたいな美少女が俺みたいな女顔の男に告るか?普通」
「告ってはいないかな?お嫁さんが旦那さんに好きって言って何が悪いのさ?」
「だーかーらー、私とお前は夫婦じゃねえ」
「あらあら、照れ隠し?」
「ちげえよ。さてと続きを・・・」
「因みに青」
「なんだよ」
「今日の晩御飯は?」
「豚肉入り野菜炒め」
「りょーかーいじゃあ豚肉とってくるね」
「薄切り豚なー」
「りょーかーい」
そう言ってお肉コーナーの方へ行くのを確認して野菜を選ぶ。
・・・
「ただいまー、重い~。青もうちょい持ってよ」
「知ってるだろ私が非力なことぐらい。これでもギリギリだ」
「知ってるよ。だから私は体を鍛えてんだけどさ」
買ってきた総量は大体だが30kgくらい。配分は、俺7kg椛23kgだ。殆ど椛持ち。俺は7kgで限界だ。それに椛は荷物持ちで連れて行ったからな。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...