三尺刀使いの仮想現実戦記

文字の大きさ
62 / 101
戦士王杯

総員の配置

しおりを挟む
閉会式の後。一瞬で何処かに転移した。その直後にそれは起きた。
『『『『グワぁぁぁ!!!』』』』
突如世界が振るえるほどの巨大な咆哮が鳴り響いた。
後ろから。何が、起こっている?
私は後ろに振り向いた時我が目を疑った。眼前には山間の砦が広がりその奥大体1km先に大体5000m間隔で化け物が進行して来て居た。先頭は超巨大な脚の長いヤドカリだ。高さはおそらく50m程。タカアシガニの脚を縦に伸ばして竜の頭骨を背にかけて歩いてきている感じがわかり易いだろう。次に巨大な亀だ。甲羅の上には山があり、頂上は蟹と同じ位。亀本来の高さは10mあるかないかくらいだ。縦と横に広いタイプだな。その奥をトロヤの木馬をこの世界に出してきたかの様な樹のに近いと思われる表面を持つ木馬の化け物だ。高さは頭が50m程。その奥を四足歩行の巨大な竜が近づいてきている。長さは150m程だろう。遠目でだがおそらく二足歩行は可能だ。その場合高さはおそらくだが100mは超えるだろう。そうなった場合の被害は予測出来ない。
「おい!激流、どうすんだ?つーかあれ、何だ?」
「私にもわからん。ただ、食い止めればいいと言うことだけはわかる」
「何でだ?」
「お前にはわかって欲しかったがね。炎。あの化け物達は皆一様に殺気を抱いている。この砦に対してな」
「了解だ。それで?どう対処する?」
「幸い此処は砦だ。親方率いるあいつらに大砲とかバリスタとかを頼んで私と炎、お前が接近戦で奴等を攻撃する。親方!親方いる!?」
「いるぞ!お前さんの後ろにな」
「ありがとう。親方」
「そんで、わしらは何をする?やって欲しいことがあんだろう?」
「ありがとね。親方と工房の皆んなにはバリスタや大砲などの迎撃兵器を使っての攻撃をお願いしたい。親方、友達の工房の奴とかも誘って。見た感じバリスタと大砲、後超巨大大砲とカタパルト、後あれ何?機銃?があるね。これらを工房組及び最終予選まで行けなかった奴らに操作を頼みたい。弓とか魔法などの遠距離攻撃を主力とする奴等も兵器組と一緒に石垣の上に居て。そんな感じの指揮かな」
「だそうだ。テメェ等、話は聞いて居たなぁ!遠距離主力プレイヤーと最終予選まで行けなかったプレイヤーは全員もれなく兵器を扱う組に入ってくれ!バリスタは一人でいいが!カタパルトや大砲なんかは一つにつき二人以上だ。超巨大大砲は周辺の大砲やバリスタに少し多めに振り!一人が臨機応変に撃つか撃たないかを判断して貰う!最終予選までいった近接戦組はあいつ等と白兵戦だ!分かったか!?」
「「「了解!」」」
「だとよ。頑張んな」
「ありがとう!頼んだぞ!戦友達よ!我等で守り抜くぞ!配置につけぇ!近接組は私に続けぇ!」
「「「了解」」」
「親方、兵器配置の式と下にある兵器工場をやってくれない?」
「分かった!」
「ありがと。それじゃあ私は行くね」
「行くぞぉ!」

作者
これでこの章は終わりです。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...