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第一陣ヤドカリ
地獄の始まり
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ふざけるのも大概にしろ!数多の災害を乗り越えた先にはこれか!ふざけるな!・・・しかしあれらに対して一矢報いて撃滅させねば人間や新龍人を後世に残す事は出来ぬ。良かったのだ。女や子供、老人さえも徴兵して総力で戦ったとしても。其れで数多の犠牲が出たとしてもだ。
龍災害書目(創作)より7章地獄の始まりより冒頭
炎は後にこの戦いをこう語る
最初に見た時はこんなのに勝てるかっ!です。そのくらいデカくて高くて、でもあれの本当にやばい所は死んだ後ですね。激流がやられたり、でも最後には激流が大半を殲滅して激流の副官と共に次に備えて最前線に向かうという展開は本当に燃えました。
その後奥の方まではまだ行き届いて居ないものの、かなりの兵器に人が入った所で最初の化け物、リーズンカラーベトが襲来したと煙が上がった。私がいるのは曲がり角の曲がった後の場所に居る。32人の内近接武器専門の者私含め21名が此処に居る。
ドォン!ドォン!
と爽快な砲撃音が鳴り響いている。此処からでも聞こえるほどに。しかし、10分もすれば私達の元にヤドカリはいた。竜の頭骨はボロボロになっている。脚なんかにもバリスタの矢が刺さっており受けた猛攻の激しさを物語っている。
「さあ行こうか、皆!」
「「「了解!」」」
「出陣だぁ!脚を狙って転ばせろ!」
「「「応!」」」
「大海流」
「大炎流」
「木枯流」
「水回!」
「施火!」
「烈風!」
私は縦に丸を描く水回を、炎は双剣を活かした超蓮撃を、そして、気づいたら居た木の葉は定点蓮撃を放ち、他の奴らは一撃主義攻撃をよく打って居た。
「激流!お前は上へ上がり攻撃しろ!下は俺等がやる!」
「いいのか?!」
「「「出来んのなら行け!」」」
「ふっ、了解!寒天一流」
約50mを登るにはこれしか無い。
「寒天一流?」
「水浪の大海流以外の流派よ」
「ありがとよ、木の葉」
「人の妻口説くんじゃあねえ。逆氷柱!」
「え!?」
「もう、貴方ったら嫉妬深いんだから」
「マジですか!?」
「マジよ。私が激流の事を襲って結婚と言う流れよ。因みに私も彼もまだ高校一年生よ」
これで一気に上まで行く。だが、これでも49m位で止まる。ならば
「大海流!貫流・刺!」
貫流・刺。貫流を曲げながら打つことにより刃の先を敵に刺して其れを辿り対象に近づく技である。
これで奴の腹にくっ付く。
グサっ!
刺さった!なら
「大海流!細波・逆転!」
これで腹から口辺りまで移動。そしたら走れ!
「走れ!私!」
「「「えぇ」」」
そして
「等々着いたぞこの野郎!」
私はヤドカリの宿の下、ヤドカリの背中辺りに足をつけた。そして、刀を夜湧水から竜打に変える。
「大海流昇竜!」
竜打で宿を破壊しながら上昇する。そして
「寒天一流氷柱!」
氷柱は降竜と同じ急降下技だがこの二つには決定的な違いがある。それは力の逃げ方。降竜は周囲の地面に逃げるが、氷柱は刀へと逃げる。わかりやすく言うと氷柱の下はトランポリンで降竜の下は水みたいな感じだ。
バキッ!
ヤドカリの宿が割れる。
「これで浮きますねぇ!」
氷柱の反動で上空5m程度の所に打ち上げられる。
「此処なら、大海流降竜!」
氷柱でヤドカリの心臓に穴を開け、降竜で背中の殻を砕く。
バキキッ、バリンっ!
「「「うおー!割った!」」」
しかし激流はこの程度で止まらない。
「寒天一流氷砕!」
激流は氷砕でヤドを完全に破壊してしまった。
[グギャァー!]
ヤドの下の中身に向かい撃ち込まれる兵器にリーズンカラーベトは断末魔を上げて絶命した。リーズンカラーベトが崩れ落ちる。青蓮もリーズンカラーベトと共に地面に落ち始めた。
此処から椛視点
「木枯流!優風!」
木枯流を使って青蓮をキャッチした。第一回戦はもう終わりだ。誰もがそう思っていた。しかしリーズンカラーベトの死骸から蟹型の魔物が大量に出現し、近接組に襲い掛かった。
作者
龍災害書目は完全なる創作です。後々ストーリーに絡んで来ますが今は昔の災害の記録の書物なんだなぁ、とでも思って居てください。内容は全十章で構成されており、当時龍災害と呼ばれた災害を大砲に弾を籠める役目をして居た者が生き残り、後に書いた書物です。
龍災害書目(創作)より7章地獄の始まりより冒頭
炎は後にこの戦いをこう語る
最初に見た時はこんなのに勝てるかっ!です。そのくらいデカくて高くて、でもあれの本当にやばい所は死んだ後ですね。激流がやられたり、でも最後には激流が大半を殲滅して激流の副官と共に次に備えて最前線に向かうという展開は本当に燃えました。
その後奥の方まではまだ行き届いて居ないものの、かなりの兵器に人が入った所で最初の化け物、リーズンカラーベトが襲来したと煙が上がった。私がいるのは曲がり角の曲がった後の場所に居る。32人の内近接武器専門の者私含め21名が此処に居る。
ドォン!ドォン!
と爽快な砲撃音が鳴り響いている。此処からでも聞こえるほどに。しかし、10分もすれば私達の元にヤドカリはいた。竜の頭骨はボロボロになっている。脚なんかにもバリスタの矢が刺さっており受けた猛攻の激しさを物語っている。
「さあ行こうか、皆!」
「「「了解!」」」
「出陣だぁ!脚を狙って転ばせろ!」
「「「応!」」」
「大海流」
「大炎流」
「木枯流」
「水回!」
「施火!」
「烈風!」
私は縦に丸を描く水回を、炎は双剣を活かした超蓮撃を、そして、気づいたら居た木の葉は定点蓮撃を放ち、他の奴らは一撃主義攻撃をよく打って居た。
「激流!お前は上へ上がり攻撃しろ!下は俺等がやる!」
「いいのか?!」
「「「出来んのなら行け!」」」
「ふっ、了解!寒天一流」
約50mを登るにはこれしか無い。
「寒天一流?」
「水浪の大海流以外の流派よ」
「ありがとよ、木の葉」
「人の妻口説くんじゃあねえ。逆氷柱!」
「え!?」
「もう、貴方ったら嫉妬深いんだから」
「マジですか!?」
「マジよ。私が激流の事を襲って結婚と言う流れよ。因みに私も彼もまだ高校一年生よ」
これで一気に上まで行く。だが、これでも49m位で止まる。ならば
「大海流!貫流・刺!」
貫流・刺。貫流を曲げながら打つことにより刃の先を敵に刺して其れを辿り対象に近づく技である。
これで奴の腹にくっ付く。
グサっ!
刺さった!なら
「大海流!細波・逆転!」
これで腹から口辺りまで移動。そしたら走れ!
「走れ!私!」
「「「えぇ」」」
そして
「等々着いたぞこの野郎!」
私はヤドカリの宿の下、ヤドカリの背中辺りに足をつけた。そして、刀を夜湧水から竜打に変える。
「大海流昇竜!」
竜打で宿を破壊しながら上昇する。そして
「寒天一流氷柱!」
氷柱は降竜と同じ急降下技だがこの二つには決定的な違いがある。それは力の逃げ方。降竜は周囲の地面に逃げるが、氷柱は刀へと逃げる。わかりやすく言うと氷柱の下はトランポリンで降竜の下は水みたいな感じだ。
バキッ!
ヤドカリの宿が割れる。
「これで浮きますねぇ!」
氷柱の反動で上空5m程度の所に打ち上げられる。
「此処なら、大海流降竜!」
氷柱でヤドカリの心臓に穴を開け、降竜で背中の殻を砕く。
バキキッ、バリンっ!
「「「うおー!割った!」」」
しかし激流はこの程度で止まらない。
「寒天一流氷砕!」
激流は氷砕でヤドを完全に破壊してしまった。
[グギャァー!]
ヤドの下の中身に向かい撃ち込まれる兵器にリーズンカラーベトは断末魔を上げて絶命した。リーズンカラーベトが崩れ落ちる。青蓮もリーズンカラーベトと共に地面に落ち始めた。
此処から椛視点
「木枯流!優風!」
木枯流を使って青蓮をキャッチした。第一回戦はもう終わりだ。誰もがそう思っていた。しかしリーズンカラーベトの死骸から蟹型の魔物が大量に出現し、近接組に襲い掛かった。
作者
龍災害書目は完全なる創作です。後々ストーリーに絡んで来ますが今は昔の災害の記録の書物なんだなぁ、とでも思って居てください。内容は全十章で構成されており、当時龍災害と呼ばれた災害を大砲に弾を籠める役目をして居た者が生き残り、後に書いた書物です。
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