三尺刀使いの仮想現実戦記

コープドシェイドクリテッド攻城戦

浄水

私は石狩玲奈、刀物語と剣の聖地では浄水と名乗っている。私はいつも一人だった。学校では虐め一歩手前の様な物を受けていた。馬鹿な男子達にとって口うるさく注意をしてくるクラス委員長はうざかったのだろう。因みに私は小学校と中学校の計９年間プラス今もしている為クラス委員長歴９年以上だ。高校に入って無くなったが中学まではそうだった。
家では両親はいつも出来の良い、いや良すぎる妹を溺愛し、私には全然構ってくれなかった。近くに母方の祖父母の家があったので本当に辛い時にはそこに逃げた。あの人達は私も妹と同等に扱ってくれる為私も居心地が良かった。あんな家に生まれなかったら良かったな、いつもそう思いながら生活して居た。
私は早寝早起きは基本で家事炊事も祖母に仕込まれた、私から願って仕込んで貰ったので両親や妹と殆ど顔を合わせない生活をして居た。でも、時々あっても居ない人間の様に扱われるのは辛くいつも悲しかった。
そんな私の心を繋ぎ止めて居たのは祖父母とゲームだった。友達から刀物語が恐ろしいと言われたのでやってみた。初めてインターネット怠慢対人戦をした時には完膚なきまでにボコボコにされた。
しかし、私はやられた時ほどやる気が出るタイプなのでやり続けた。そして私の世界に、私の灰色の腐った様な世界に色を差し込んだ人、そう私が普段大将と呼んでいる水浪との出会いだ。
私は今洞窟に居る。しかし頭の中は８割方大将がしめている。それ程までに私は大将が大切な存在なのだ。今思うと私は大将に依存して居たのだろう。だからこそ今一人で走っている時に涙で顔がぐちゃぐちゃになって居るんだと思う。本当に大将は私は心の支えだった。だから大将が男だと知った時に私を嫁にしてもらおうと思ったのだろう。しかし、大将の指、もっと言うと大将の左薬指に綺麗な指輪がはめられている所を見て一瞬意識が飛び掛けたのもそれが原因だろう。加えてその大将の奥さんが木の葉と知った時は木の葉さんに対する抑え様の無い殺意が私が初めて出す程濃密に木の葉さんに出して居た。私の大将なのに、私の大将なのに私の大将なのに私の大将なのに私の大将なのに私の大将なのに私の大将なのに私の大将なのに私の大将なのに私の大将なのに私の大将なのに私の大将なのにどうしてあんな女と結婚したんですか？大将は私のものなのに。ねえ大将、貴方の現実の顔を見せてくれませんか？見つけ出して監禁して名実共に私のものにしてあげますから。

作者
読み返しましたが思った以上に病み色が濃くなりすぎましたね。青蓮のクラスの委員長が浄水だったという感じの展開にして見ました。浄水こと石狩玲奈はヤンデレではなくメンヘラ、それも普段は隠しているタイプのメンヘラとして書いて居ます。なので石狩玲奈はヤンデレではありません。お間違えなきよう。
ヤンデレ→相手中心
メンヘラ→自分中心
で書いてます。