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コープドシェイドクリテッド攻城戦
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大将の期待に応えるために私は涙を流しながら足を走らせる。
『キシャアー』
私の嫌いな音が聞こえてきた。
「またなの!?」
私がまたと言った理由は単純今出た鳴き声はこの洞窟にアホほど生息しているコウモリのせいだ。
「大海流貫流」
コウモリはかなり小さい為貫流で一撃で仕留める。それを
「後三体」
後三体、そうこのコウモリは群れで行動する。つまりは、大量のコウモリを相手にしなければならないのだ。オブラートに包むのも面倒なので率直に言いましょう。めちゃくちゃ面倒臭いです。しかしまだ全然進めてないのかまだコウモリしか出てきて居ません。そしてそのコウモリも面倒でうざい為最悪です。こんなの今すぐあのクソ女に代わって貰って私は大将と外でイチャイチャしたいです。でも大将から渡された仕事ですし期待しているって言われたのですから期待には応えませんと。走れ私。
そうして走っていると何やら訳ありです!とでも言いたいような扉があった。
「行きます!」
私は扉を開けた。そこには翼を広げたら30mはゆうに超えそうな巨大コウモリが居た。巨大コウモリは私を見た途端とても嬉しそうに声を上げる。
『キュエェェェー』
恐らくこんな場所に居るから久方ぶりの獲物なのだろう。栄養は恐らく亀から吸い取っているのかな?そして奥に閉ざされた門が見える。十中八九巨大コウモリを倒さないと出れないだろう。ならばどうする?簡単です。
「大海流天割」
バカでもわかる。倒せばいい。もっと言えば殺せばいい。
『グギュアァァァー』
断末魔を上げて巨大コウモリはその生涯を閉じた。私はそれを横目に奥の扉へと走って行った。
「それにしても大将は凄いです。大将はこんなの立ち止まらずに倒せるでしょうし何なら交戦せずに振り切ることもできるでしょう。私もいつか大将の様になりたいです」
嗚呼、大将私が強くなればなる程貴方は遠くなる。弱い時は大将の力が全然見えておらずに弱いと思ってた私を殺す様に強くなればなる程に貴方の強さを実感し、大将の底抜けの強さに恐しくなる。
『ガルルッ』
前方斜め右方向に敵ですね。狼でしょうか?
「大海流海蛇」
海蛇で狼を一刀の下に斬り捨てる。
「邪魔です」
そう言いながら刀を収める浄水。
「今のもでしょう。大将は流れる様に斬り殺せたでしょうから」
あの時の大将の流れる様な、波が寄せては引き返す様な自然な動作で、まるで日常の一風景の様に敵を斬り殺して進んで居た大将。通路で敵と戦いながら進みたい時はあの時の大将の様な戦いができるといいなあ。
そんな事を考えては側に大将が居ない事を改めて知りため息を吐く。
「なんで、なんで別行動なのですか?大将。大将は浄水が、玲奈が嫌いなのですか?嫌いなら素直にそう言って下さる方が嬉しいのですが」
『ガルルッ』
『コンッ』
先程の狼の声と後なんでしょうか?鳴き方からして恐らく狐ですけど・・・。前方斜め左前から聞こえましたし居るのでしょうか?
「まあ、行けば分かりますよね」
私は前方斜め左前にある通路の横へと足を踏み入れて体を入れる。そうすると
『ガウッ!』
狼が飛びかかって来ましたね。清水は間に合わない。ならばどうするか?単純です。
「大海流海蛇」
海蛇がベストです、この状況は。
海蛇で飛びかかって来た狼を斬り伏せると次に浄水が狙ったのは狐。
『コンッ』
「逃げないで、臆病者。殺して上げるから逃げないで」
『コンッコンッコンッ』
「逃げないで大海流水流」
浄水の水流で狐の魔物の首が飛ぶ。
「さあ、走りましょうか」
言い忘れて居たが浄水はそこそこの戦闘狂である。だからこそ狐の魔物が逃げても追って殺したのである。そのまま走れば良いものを。
洞窟の中で私は走る。大将の期待に応えるために。
『キシャアー』
私の嫌いな音が聞こえてきた。
「またなの!?」
私がまたと言った理由は単純今出た鳴き声はこの洞窟にアホほど生息しているコウモリのせいだ。
「大海流貫流」
コウモリはかなり小さい為貫流で一撃で仕留める。それを
「後三体」
後三体、そうこのコウモリは群れで行動する。つまりは、大量のコウモリを相手にしなければならないのだ。オブラートに包むのも面倒なので率直に言いましょう。めちゃくちゃ面倒臭いです。しかしまだ全然進めてないのかまだコウモリしか出てきて居ません。そしてそのコウモリも面倒でうざい為最悪です。こんなの今すぐあのクソ女に代わって貰って私は大将と外でイチャイチャしたいです。でも大将から渡された仕事ですし期待しているって言われたのですから期待には応えませんと。走れ私。
そうして走っていると何やら訳ありです!とでも言いたいような扉があった。
「行きます!」
私は扉を開けた。そこには翼を広げたら30mはゆうに超えそうな巨大コウモリが居た。巨大コウモリは私を見た途端とても嬉しそうに声を上げる。
『キュエェェェー』
恐らくこんな場所に居るから久方ぶりの獲物なのだろう。栄養は恐らく亀から吸い取っているのかな?そして奥に閉ざされた門が見える。十中八九巨大コウモリを倒さないと出れないだろう。ならばどうする?簡単です。
「大海流天割」
バカでもわかる。倒せばいい。もっと言えば殺せばいい。
『グギュアァァァー』
断末魔を上げて巨大コウモリはその生涯を閉じた。私はそれを横目に奥の扉へと走って行った。
「それにしても大将は凄いです。大将はこんなの立ち止まらずに倒せるでしょうし何なら交戦せずに振り切ることもできるでしょう。私もいつか大将の様になりたいです」
嗚呼、大将私が強くなればなる程貴方は遠くなる。弱い時は大将の力が全然見えておらずに弱いと思ってた私を殺す様に強くなればなる程に貴方の強さを実感し、大将の底抜けの強さに恐しくなる。
『ガルルッ』
前方斜め右方向に敵ですね。狼でしょうか?
「大海流海蛇」
海蛇で狼を一刀の下に斬り捨てる。
「邪魔です」
そう言いながら刀を収める浄水。
「今のもでしょう。大将は流れる様に斬り殺せたでしょうから」
あの時の大将の流れる様な、波が寄せては引き返す様な自然な動作で、まるで日常の一風景の様に敵を斬り殺して進んで居た大将。通路で敵と戦いながら進みたい時はあの時の大将の様な戦いができるといいなあ。
そんな事を考えては側に大将が居ない事を改めて知りため息を吐く。
「なんで、なんで別行動なのですか?大将。大将は浄水が、玲奈が嫌いなのですか?嫌いなら素直にそう言って下さる方が嬉しいのですが」
『ガルルッ』
『コンッ』
先程の狼の声と後なんでしょうか?鳴き方からして恐らく狐ですけど・・・。前方斜め左前から聞こえましたし居るのでしょうか?
「まあ、行けば分かりますよね」
私は前方斜め左前にある通路の横へと足を踏み入れて体を入れる。そうすると
『ガウッ!』
狼が飛びかかって来ましたね。清水は間に合わない。ならばどうするか?単純です。
「大海流海蛇」
海蛇がベストです、この状況は。
海蛇で飛びかかって来た狼を斬り伏せると次に浄水が狙ったのは狐。
『コンッ』
「逃げないで、臆病者。殺して上げるから逃げないで」
『コンッコンッコンッ』
「逃げないで大海流水流」
浄水の水流で狐の魔物の首が飛ぶ。
「さあ、走りましょうか」
言い忘れて居たが浄水はそこそこの戦闘狂である。だからこそ狐の魔物が逃げても追って殺したのである。そのまま走れば良いものを。
洞窟の中で私は走る。大将の期待に応えるために。
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