三尺刀使いの仮想現実戦記

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コープドシェイドクリテッド攻城戦

戦場はすぐそこに

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作者
最初は浄水視点で途中から椛視点に移り変わります。

大将の期待に応えるために私は走る。扉が出たら小休憩をとり中に進む。それを繰り返し超えた扉が20を超えた辺りの扉は少し異常だった。其れは今までの三倍は大きく今までの物より装飾が多くなっている。まさに王の座の扉だった。
「恐らく最後の扉です。万全に行きましょう」
そうして私は休憩を少し長めに取った。

椛視点
「終わったぞぉーーー!!!!!」
炎が雄叫びをあげる。彼の言う通り終わったのだ。蟹共の殲滅が。殲滅の嬉しさの余り狂気乱舞している彼に私は話しかける。
「はしゃぐのは良いけれど私の青とあのクソアマと合流しに最前線に行きましょう」
「あのー、木の葉さん。言葉使い荒らくなってますよ」
「クソアマはクソアマでしょう?」
クソアマはクソアマです。だって青に色目を使って居たのだもの。クソアマになる条件は其れで十分です。あんなクソアマは十字架に足と手を釘で打って貼り付けて火を掛けて殺すべきです。
「あのー木の葉さん」
「なんですか?炎」
「そんなに殺気を出さないで下さい。周りの奴らがビビって使いものにならなくなっているので」
「分かりました。出来るだけ抑えます」
「ありがとうございます。これで私も動けます」
「あら、ねえ炎」
「なんだよ」
「ここに居る人達全員殺気に耐性ないのかな?」
「普通は無い。異常な人があるだけだよ」
「私達は異常なのね」
「俺達じゃなくて刀物語の奴等だな」
「そろそろ着くのではないかしら」
「見えて来たな山が」
「あっ!激流!」
「おお!筆頭!」
「あれ?なんであなた方が?後ろは終わったのですか?」
「殲滅が終わったので来たのですよ。貴方とお話をしないといけないので」
「ヒェッ」
「何があったんだ?激流」
「べっべ別に何も無かったよ」
「少し他の女に目移りして居たので少しお話をした事があるだけですよ」
「激流」
「何だ?」
「ご愁傷様」
「うわーっ!」
「そういやあのクソアマは?」
「亀の山の中」
「どう言う事だ?激流」
「頭の上辺りに穴が見えるでしょう」
「あるな」
「ありますね」
「そこに浄水を派遣しました。必要だと私の勘が判断したので」
「激流の勘はあんま外れないから大丈夫そうだね。問題はあのクソアマがあの穴をちゃんと進めるかだよね」
「そうだな。そこは大丈夫なのか?」
「分からない。浄水は炎にぶつければ多分負ける」
「俺よりも弱いのか」
「そうだね。だから強い敵が出れば連絡するよう言ってる」
「その時は誰が行くんだ?」
「私が行こうかなと思ったけど炎が来たし炎に行かせる」
「ふざけんな!・・・と言いたいところだがいいぞ」
「私は?」
「木の葉は私と亀の足殴り」
「なんで足?」
「蟹としか戦ってないから分からないけど恐らく4体の化け物にはコンセプトと言うか倒すのに必要な物があると思うんだ」
「其れで」
「蟹は殲滅力と油断大敵と言う教訓」
「そうだね」
「恐らくこの亀は穴の中に迷宮があってその迷宮の主を倒さないとこの亀は死なないのでは?と言うのが私の見解」
「だから足止めと言うことね」
「そう言う事。分かりやすく言えば時間稼ぎだね」
「では、やりますよ旦那様後ついでに炎」
「ついでは酷いよ!」
「茶番やってないで行くぞ」
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