三尺刀使いの仮想現実戦記

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コープドシェイドクリテッド攻城戦

そして扉は開かれる

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作者
浄水視点に戻ります

休憩をとって体力と集中力の回復をして遂に私は扉に手を掛ける。
ギィー。
扉が耳に触る音が鳴らす。
「五月蝿いですね」
そして扉は開かれる。
その奥には巨大な10mはあろう蜂が居た。
「貴様は何だ?」
「私かい?私はリーズンビエーネこの迷宮の主だ」
「そうかお前を殺せば大将の指令を達成できますね。死んでください」
「舐め腐るのも大概にして下さい」
「笑止!大海流水竜・胴!」
「なっ!速い!」
水流・胴を使う前に立って居た場所に針が飛んでくる。
「遅いですよ!」
大海流を使わずに巨大蜂を斬りつける。
「ガァー」
「次です。大海流白波!らぁぁぁぁぁ!」
大海流白波。定点に斬撃による連続攻撃を放つ。使っている間に攻撃を受ける時その攻撃をオートで避け技を終了する。
その白波で巨大蜂を刻む。葱でもみじん切りにするかの様に。
「らぁぁぁぁぁ!」
「このおおおお!」
巨大蜂は刻まれながらも言葉を発する。
「死ね!針の応撃(アントウォーテンダーナードル)」
針の応撃。剣の聖地に登場する蜂系の魔物の中でも上位の者が習得している種共通の技。
自身の前方に巨大な針を作り出し、その針が攻撃を受けると小さい針になり、周囲に弾け飛ぶ。
「ちっ!」
白波で針を叩いてしまった浄水。白波でかなりの数たたき落としたもののとうとう針を受けてしまい後退する。
「ウザいですね!」
「ウザいだとぉー!」
「実際ウザいですからね」
「ぶっ殺す!」
「殺れるものなら殺って見てくださいよぉ!」
「至宝撃!蜂の八百万の毒針(アーチミリオネントハブライブドギフトゥテビーネンステーション)!」
至宝撃とは魔物の持つ異質な力をその魔物の体内に眠る宝玉を媒体として放つ分かりやすく言えば必殺技である。しかし体内に宝玉が生成されるのはとても上位の魔物だけだ。
この蜂の八百万の毒の針は読んで字の如くのタイプであり、八百万の猛毒の毒針が相手を襲うと言う技である。
ヤバイヤバイヤバイ!大将の天割と同じ位にはヤバイ!アイツの周囲にこっち向いて針が作られてるし。あれがこっち飛んでくるって事かな?なら!
「大海流水竜・胴!」
「この時を待っていた!死ね!」
私の移動先に合わせて針が飛んで来る。どうしようか?清泉(せいせん)、使うしか無いかな?・・・無さそうだね。
「大海流清泉!」
大海流清泉。其れは美しい不可侵の領域を作り出す。領域の中では全ての攻撃が叩き落とされる。
「死ねぇ!」
「生きます!私は!お前なんかに殺されてはたまりませんよ!」
「このクソアマがぁ!」
蜂の八百万の毒針は全て清泉の領域内に入り落とされた。其れによりリーズンビエーネは激昂した。
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