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華の都へ
黒豚
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私は初めてその大地に降り立った。
「此処が、焼け焦げた野原」
「うん。そう・・・此処が焼け焦げた野原。・・・別名火葬場」
「酷い別名ですね」
「その位、プレイヤーが焼かれてる」
「大地自体所々燃えている。焼け焦げた野原じゃなくて燃える荒野の方が有ってるんじゃない?」
「いや、・・・時々緑色の野原がある」
「つまりは、絶賛焼き途中の広大な野原ってことですか」
「・・・そういうこと」
その時私の耳が凶音を捉える。
「敵です。数は一サイズは、豚位かな?」
「なら・・・黒豚」
「美味しそうな名前ですね」
「食べた人曰く不味い」
「戦闘調査は必要ですか?」
「出来ればお願いしたい!此処にいるモンスター全てに対して攻略法を記載したい」
「わかりました。ならばゆっくりと倒します」
「お願いします!」
「あっ!来ました!」
「コレが、黒豚」
「ええ」
そこに居たのは真っ黒い煙を放っている真っ黒い豚だった。
「とりあえずバー」
黒豚(くろぶた)
lv1
残りHPMAX
「じゃあ一太刀」
ビュッ!
大海流を使わずに一太刀加える。
「バー」
黒豚(くろぶた)
lv1残HP90%
「10%消しましたか」
その時黒豚が黒く光る。
「なっ、なにコレ」
「コレは!激流殿、気をつけろ!それは存在進化だ!」
存在進化。このゲームの悪い要素と言われている要素で下位モンスターが戦闘途中確率で進化する。殆ど見かけはしないが存在進化したモンスターはする前とで比べ物にならない程強くなる。
「バー!」
黒煙豚(こくえんとん)
lv1
残HP99%
「逃げよう、激流さん!」
「大海流、水竜・爪!」
ザッ!
「なっ!何やってるんですか!?」
「私はなぁ、四天王達のトップなんだよ。豚如きに逃げていてはアイツらの沽券に関わる。殺す」
黒煙豚(こくえんとん)
lv1
残HP90%
「此処で何かして来るかな?」
その時、黒煙豚の体に火が付く。
「己を燃やしての捨て身の攻撃か。笑止!当たれば手痛い一撃だっただろうに、いや私ならオーバーキルか」
「コレが!コレが黒煙豚の攻撃!何と美しい!」
キモい人が一人いるけどまあいいでしょ。
「大海流、貫流」
私は黒煙豚の左に回り込み貫流を放つ。此処で注意するのはあくまで守る為に放つ事だ。刃の向きを黒煙豚の尻尾側にすれば黒煙豚は死ぬだろう。下か上ならば刀が折れる。ならば前だ。刃先よりも硬い峰で止める。
『ブヒィィィ!』
黒煙豚
lv1
残HP80%
「此処が、焼け焦げた野原」
「うん。そう・・・此処が焼け焦げた野原。・・・別名火葬場」
「酷い別名ですね」
「その位、プレイヤーが焼かれてる」
「大地自体所々燃えている。焼け焦げた野原じゃなくて燃える荒野の方が有ってるんじゃない?」
「いや、・・・時々緑色の野原がある」
「つまりは、絶賛焼き途中の広大な野原ってことですか」
「・・・そういうこと」
その時私の耳が凶音を捉える。
「敵です。数は一サイズは、豚位かな?」
「なら・・・黒豚」
「美味しそうな名前ですね」
「食べた人曰く不味い」
「戦闘調査は必要ですか?」
「出来ればお願いしたい!此処にいるモンスター全てに対して攻略法を記載したい」
「わかりました。ならばゆっくりと倒します」
「お願いします!」
「あっ!来ました!」
「コレが、黒豚」
「ええ」
そこに居たのは真っ黒い煙を放っている真っ黒い豚だった。
「とりあえずバー」
黒豚(くろぶた)
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残りHPMAX
「じゃあ一太刀」
ビュッ!
大海流を使わずに一太刀加える。
「バー」
黒豚(くろぶた)
lv1残HP90%
「10%消しましたか」
その時黒豚が黒く光る。
「なっ、なにコレ」
「コレは!激流殿、気をつけろ!それは存在進化だ!」
存在進化。このゲームの悪い要素と言われている要素で下位モンスターが戦闘途中確率で進化する。殆ど見かけはしないが存在進化したモンスターはする前とで比べ物にならない程強くなる。
「バー!」
黒煙豚(こくえんとん)
lv1
残HP99%
「逃げよう、激流さん!」
「大海流、水竜・爪!」
ザッ!
「なっ!何やってるんですか!?」
「私はなぁ、四天王達のトップなんだよ。豚如きに逃げていてはアイツらの沽券に関わる。殺す」
黒煙豚(こくえんとん)
lv1
残HP90%
「此処で何かして来るかな?」
その時、黒煙豚の体に火が付く。
「己を燃やしての捨て身の攻撃か。笑止!当たれば手痛い一撃だっただろうに、いや私ならオーバーキルか」
「コレが!コレが黒煙豚の攻撃!何と美しい!」
キモい人が一人いるけどまあいいでしょ。
「大海流、貫流」
私は黒煙豚の左に回り込み貫流を放つ。此処で注意するのはあくまで守る為に放つ事だ。刃の向きを黒煙豚の尻尾側にすれば黒煙豚は死ぬだろう。下か上ならば刀が折れる。ならば前だ。刃先よりも硬い峰で止める。
『ブヒィィィ!』
黒煙豚
lv1
残HP80%
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