シナリオを退場した悪役令嬢は、賢者様をハッピーエンドに導きたい!!

冬野 冷

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第一章 婚約破棄からの逃亡

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「あの・・・・・・私を弟子にしてください!!」

「えっ?」

な、   


なんてこった!!
なんで、弟子にしてくれといったんだ、私!
見ろ!レイン様も驚いているではないか!
くそう、恋心を自覚したとたんにこれとか・・・・・・。いくらなんでもポンコツすぎるだろ私。

「・・・・・・なんで、弟子になりたいの?」

ほれ見ろ! レイン様が疑っている! と、とにかく何か言わなくては・・・・・・


「レイン様は、先ほど魔法をお使いになって、私の怪我を直してくださいましたよね? 」
「うん、直したよ。」
「無詠唱でしたよね。」
「・・・・・・つまり? 」
「私も無詠唱で魔法を使えるようになりたいのです!! 無詠唱ができなくても、学んだことは無駄にはなりませんから!!」

お・・・おおぅ、な、何とかなった・・・・・・かな?
いや、何とかなったはず! 嘘は言ってない、無詠唱で魔法を使えるようになりたいっていうのは本当だし。ただ、レイン様が好きっていうことを言っていないだけで・・・・・・。

「ふぅん。・・・・・・わかった、いいよ。」

「へ? 」

聞き間違いかと思って聞き返す。

「君は今日から僕の弟子だよ。」

デシ・・・・・・弟子!?

「本当に?」

「あぁ。・・・・・・まずは僕の家に行こうか。それからどうするか考えよう。」

「やっっっっっっっったぁーーーーーー!!」

弟子!弟子になれた!これで合法的(?)にレイン様と一緒に居れる!!

「ありがとうございます!」
「い、いや。そこまで喜ぶとは・・・まあ、いいか。」





こうして私は無事(?)、レイン様の弟子となったのだった。





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