19 / 34
第一章 婚約破棄からの逃亡
17
しおりを挟む
「さあ、やっておしまい!」
「「「「「はい、奥様!!」」」」」
「イヤーーーー!!」
皆さんどうもこんにちは。現在おめかし中のエリシアです。お風呂に放り込まれて頭のてっぺんから足の先に至るまで、しっかり磨かれています。久しぶりだから、少し緊張してます。逆に、お母様やメイドさんたちは生き生きしてるね。一応、レイン様のところにいた時も自分でお手入れとかしてたんだけど、どうもダメダメだったみたいだね。しょうがない、プロじゃないんだもんね。仕方なくされるがままになってるんだけど・・・・・・お母様たち、楽しそうだね。
「シアがいなかったこの1カ月、寂しすぎて他のことで気を紛らわせたりしたの。そのせいで・・・・・・たくさんの新作ができたのよ!!」
我が家のお母様は働く女性のあこがれだ。元王女で現ヴァルテス家婦人、そして、現在、大人気で有名な服飾会社の経営者兼デザイナーをしている。そんなお母様の服のモデルは私たち家族だ。キレイから可愛いい、かっこいいから美しいまで、私の家族は何でも着こなす。私やシノに至っては、男装女装もするしね。お母様は天才デザイナーなので、毎回、素敵なデザインの服を作ってくれる。そこに、私の異世界の服知識が投入。結果、今までなかった異世界デザインの服が爆誕。もともと、現代日本人転生者たちが多くいる世界。異世界デザインの服を何の戸惑いもなく着こなして見せた。
おっと、話がそれてしまった。まあ、要するに、お母様デザインの服は素晴らしいということだ。
で、今回パーティーで着用するのは青地に白銀の刺繍の入ったドレス。肩と首が出ているけど、全然いやらしく見えない。谷間が見えるか見えないかの位置まで布が肌を覆っている。スカートの部分は前のほうが太ももぐらいの丈で後ろは足首が隠れるくらいの長さになっていく。ニーハイ着用で絶対領域ができる。白のフリルとレースがかわいい。腰の部分に大きめの青いリボンがまかれていて、背中の下くらいの位置でリボン結びになっている。所々にあしらわれている、銀細工と宝石が光に当たるとキラキラと輝いて綺麗。靴は服と同じ青で、白銀の細工が施されている
こちらのセット一式、お母様がデザインし、お母様監修のもと作られた物です。ヴァルテス家独特の、濃い、透き通るような青色の瞳と同じ色の生地を使っているところが素晴らしい。ちなみに、私の眼はヴァルテス家の青と王家から嫁いできたお母様の紫色のグラデーションという何とも不思議な色をしている。優性遺伝と優性遺伝が反発してこんな眼になっちゃった感が半端ないけど、これはこれで気に入ってるんだよ?
髪が丁寧に梳かれ、キラキラが増していくのを見ていると、お母様が話しかけてきた。
「シア、どんな髪型にする?」
「う~ん、お母様にお任せします」
「ふふ、わかったわ」
お母様が私の髪をととのえていく。サイドアップに編みこみがされ、銀細工の髪飾りがつけられる。そのまま化粧を施された。私はまだ若いので、そんなに濃い化粧はしなくてもいいらしく、お茶会などの公の場に出席するときはいつも薄化粧なんだよね。私と同年代で、普段の日常生活でもがっつり厚化粧を決めてる子もいるんだけど・・・・・・。私は、日常生活どころか学園でも、いつもすっぴんでしたが何か?女子力が高ければ、ばっちり化粧をしていくんだろうけど・・・・・・私にあるのは女子力じゃないからなぁ。料理とか、家事とかできるんだけど、これって主婦力のほうじゃない?間違っても女子力ではない。今はこんなだけど、昔は結構、化粧頑張ってたんだよ?前世の私は化粧にも興味を持ってた時期があって、その時、一通りのメイク術は習得して、おまけに肌のお手入れ法も習得したんだ。はじめは、自分の顔で練習してたんだけど、途中お母さんに見つかってしまい、お母さんが化粧の練習に付き合ってくれたんだよね。もちろん、お肌のお手入れも。結果・・・・・・40歳だったはずの私のお母さんは外見20代前半の美女になった。そんな前世のメイク術を駆使して化粧して、その姿をヴァルテスお屋敷にいた人たちに見てもらったら・・・・・・使用人の方たちは倒れ、お兄様は石化し、シノは突然壁に頭を打ち付け、お母様は茫然としていた。ちなみにお父様とユーリは仕事で出かけていた。その後、いち早く正気に戻ったお母様に、化粧を落とされた。その時、お母様から『元がいいから、あんまり化粧はしなくていいの』って言われたんだけど・・・・・・そんなにひどかったのかな、私のメイク・・・・・・ショックだわ~。
「はい、できたわ。」
「ありがとうございます、お母様」
お母様にお礼を言ってから、姿見の前まで行きくるりと1回転してみた。鏡を見ると、いつもより、少しキラキラが増したかな程度にきれいになった私がうつっていた。
「これで、レイン君もイチコロね!」
「お、お母様!!」
ふふふ、といい笑顔で笑うお母様&メイドさんたち。こ、怖い・・・・・・みんないい笑顔で、こっち見て一斉に笑うから怖い。軽くホラーだよ。そんな、私にとっていたたまれない空気をぶち壊してくれたのは、私の専属執事のユーリだった。ユーリは、扉を開き、私の部屋に入ってきた。そして私を見ると、ふわりと笑顔を向けてくれた。
「お嬢様、お帰りなさいませ。先ほどはお出迎えができず、申し訳ございませんでした。」
「ただいま、ユーリ。元気そうで何よりよ」
「はい!それはもう!とってもいいことがございましたので!」
上機嫌でにこにこと笑うユーリ。
ユーリ・ゼノン。乙女ゲームの隠し攻略キャラの1人。明るい、ふわふわとした茶髪に、透き通った翡翠の瞳、ふわふわとした笑顔の癒し系美形な彼は、やはり、乙女ゲームとはかけ離れた存在になった。はっきりと言おう、彼は、オカンであると!!ついでに、エリシア至上主義である。周りから鈍い鈍いといわれている私でもわかるのだ。周りの人たちが彼を見たら、きっと、ドン引きものなんだろう。ユーリは基本、私がそばにいればご機嫌だし、私がいなければひたすらに無表情だ。そして、私に害をなすものが近くにいるととっても不機嫌になる。そんな彼がとっても上機嫌だと?いったい何があった?その疑問が顔に出ていたのか、お母様が答えてくれた。メイドの皆さんはハンカチを取り出す。
「シアの婚約がね、解消されたの。エリシアがいなくなってしまってからすぐに動いたのだけど、お兄様・・・陛下がなかなかうなずいてくれなくて・・・・・・私と旦那様が動いたのに・・・・・・しょうがないから、お義父様とお義母様にもお願いして陛下をおど、説得してもらったの。そして、つい先日、ようやく、陛下が婚約解消をしてくれたの!!」
よよよ、と感動の涙を流すメイドさん達。いい笑顔で何度もうなずくユーリ。キラキラと瞳を輝かせながら経緯を語るお母様。そして、ボケっとしながら、その様子を見守る私。
・・・・・・ユーリが来た事によって新たな情報がもたらされ、場が混とんとしている・・・・・・。話題、・・・・・・何か、この状況を変えることのできる話題は・・・・・・あっ!!
「ユーリ、もしかしてパーティーの準備が終わったの?私とお母様を呼びに来たの?」
「ああ、そうでした。旦那様から、お嬢様と奥様をお呼びするよう言われていたのです。」
「じゃあ、会場までの案内をしてもらっていいかしら?」
「かしこまりました、マイ・マスター。奥様も、どうぞご一緒に」
「ええ、あなたたちも、ちゃんとパーティーに参加するのよ」
「「「「「承知致しました、奥様」」」」」
いつの間に準備したのか、既におめかし済みのお母様とともに、私はパーティー会場へと向かうのだった。
「「「「「はい、奥様!!」」」」」
「イヤーーーー!!」
皆さんどうもこんにちは。現在おめかし中のエリシアです。お風呂に放り込まれて頭のてっぺんから足の先に至るまで、しっかり磨かれています。久しぶりだから、少し緊張してます。逆に、お母様やメイドさんたちは生き生きしてるね。一応、レイン様のところにいた時も自分でお手入れとかしてたんだけど、どうもダメダメだったみたいだね。しょうがない、プロじゃないんだもんね。仕方なくされるがままになってるんだけど・・・・・・お母様たち、楽しそうだね。
「シアがいなかったこの1カ月、寂しすぎて他のことで気を紛らわせたりしたの。そのせいで・・・・・・たくさんの新作ができたのよ!!」
我が家のお母様は働く女性のあこがれだ。元王女で現ヴァルテス家婦人、そして、現在、大人気で有名な服飾会社の経営者兼デザイナーをしている。そんなお母様の服のモデルは私たち家族だ。キレイから可愛いい、かっこいいから美しいまで、私の家族は何でも着こなす。私やシノに至っては、男装女装もするしね。お母様は天才デザイナーなので、毎回、素敵なデザインの服を作ってくれる。そこに、私の異世界の服知識が投入。結果、今までなかった異世界デザインの服が爆誕。もともと、現代日本人転生者たちが多くいる世界。異世界デザインの服を何の戸惑いもなく着こなして見せた。
おっと、話がそれてしまった。まあ、要するに、お母様デザインの服は素晴らしいということだ。
で、今回パーティーで着用するのは青地に白銀の刺繍の入ったドレス。肩と首が出ているけど、全然いやらしく見えない。谷間が見えるか見えないかの位置まで布が肌を覆っている。スカートの部分は前のほうが太ももぐらいの丈で後ろは足首が隠れるくらいの長さになっていく。ニーハイ着用で絶対領域ができる。白のフリルとレースがかわいい。腰の部分に大きめの青いリボンがまかれていて、背中の下くらいの位置でリボン結びになっている。所々にあしらわれている、銀細工と宝石が光に当たるとキラキラと輝いて綺麗。靴は服と同じ青で、白銀の細工が施されている
こちらのセット一式、お母様がデザインし、お母様監修のもと作られた物です。ヴァルテス家独特の、濃い、透き通るような青色の瞳と同じ色の生地を使っているところが素晴らしい。ちなみに、私の眼はヴァルテス家の青と王家から嫁いできたお母様の紫色のグラデーションという何とも不思議な色をしている。優性遺伝と優性遺伝が反発してこんな眼になっちゃった感が半端ないけど、これはこれで気に入ってるんだよ?
髪が丁寧に梳かれ、キラキラが増していくのを見ていると、お母様が話しかけてきた。
「シア、どんな髪型にする?」
「う~ん、お母様にお任せします」
「ふふ、わかったわ」
お母様が私の髪をととのえていく。サイドアップに編みこみがされ、銀細工の髪飾りがつけられる。そのまま化粧を施された。私はまだ若いので、そんなに濃い化粧はしなくてもいいらしく、お茶会などの公の場に出席するときはいつも薄化粧なんだよね。私と同年代で、普段の日常生活でもがっつり厚化粧を決めてる子もいるんだけど・・・・・・。私は、日常生活どころか学園でも、いつもすっぴんでしたが何か?女子力が高ければ、ばっちり化粧をしていくんだろうけど・・・・・・私にあるのは女子力じゃないからなぁ。料理とか、家事とかできるんだけど、これって主婦力のほうじゃない?間違っても女子力ではない。今はこんなだけど、昔は結構、化粧頑張ってたんだよ?前世の私は化粧にも興味を持ってた時期があって、その時、一通りのメイク術は習得して、おまけに肌のお手入れ法も習得したんだ。はじめは、自分の顔で練習してたんだけど、途中お母さんに見つかってしまい、お母さんが化粧の練習に付き合ってくれたんだよね。もちろん、お肌のお手入れも。結果・・・・・・40歳だったはずの私のお母さんは外見20代前半の美女になった。そんな前世のメイク術を駆使して化粧して、その姿をヴァルテスお屋敷にいた人たちに見てもらったら・・・・・・使用人の方たちは倒れ、お兄様は石化し、シノは突然壁に頭を打ち付け、お母様は茫然としていた。ちなみにお父様とユーリは仕事で出かけていた。その後、いち早く正気に戻ったお母様に、化粧を落とされた。その時、お母様から『元がいいから、あんまり化粧はしなくていいの』って言われたんだけど・・・・・・そんなにひどかったのかな、私のメイク・・・・・・ショックだわ~。
「はい、できたわ。」
「ありがとうございます、お母様」
お母様にお礼を言ってから、姿見の前まで行きくるりと1回転してみた。鏡を見ると、いつもより、少しキラキラが増したかな程度にきれいになった私がうつっていた。
「これで、レイン君もイチコロね!」
「お、お母様!!」
ふふふ、といい笑顔で笑うお母様&メイドさんたち。こ、怖い・・・・・・みんないい笑顔で、こっち見て一斉に笑うから怖い。軽くホラーだよ。そんな、私にとっていたたまれない空気をぶち壊してくれたのは、私の専属執事のユーリだった。ユーリは、扉を開き、私の部屋に入ってきた。そして私を見ると、ふわりと笑顔を向けてくれた。
「お嬢様、お帰りなさいませ。先ほどはお出迎えができず、申し訳ございませんでした。」
「ただいま、ユーリ。元気そうで何よりよ」
「はい!それはもう!とってもいいことがございましたので!」
上機嫌でにこにこと笑うユーリ。
ユーリ・ゼノン。乙女ゲームの隠し攻略キャラの1人。明るい、ふわふわとした茶髪に、透き通った翡翠の瞳、ふわふわとした笑顔の癒し系美形な彼は、やはり、乙女ゲームとはかけ離れた存在になった。はっきりと言おう、彼は、オカンであると!!ついでに、エリシア至上主義である。周りから鈍い鈍いといわれている私でもわかるのだ。周りの人たちが彼を見たら、きっと、ドン引きものなんだろう。ユーリは基本、私がそばにいればご機嫌だし、私がいなければひたすらに無表情だ。そして、私に害をなすものが近くにいるととっても不機嫌になる。そんな彼がとっても上機嫌だと?いったい何があった?その疑問が顔に出ていたのか、お母様が答えてくれた。メイドの皆さんはハンカチを取り出す。
「シアの婚約がね、解消されたの。エリシアがいなくなってしまってからすぐに動いたのだけど、お兄様・・・陛下がなかなかうなずいてくれなくて・・・・・・私と旦那様が動いたのに・・・・・・しょうがないから、お義父様とお義母様にもお願いして陛下をおど、説得してもらったの。そして、つい先日、ようやく、陛下が婚約解消をしてくれたの!!」
よよよ、と感動の涙を流すメイドさん達。いい笑顔で何度もうなずくユーリ。キラキラと瞳を輝かせながら経緯を語るお母様。そして、ボケっとしながら、その様子を見守る私。
・・・・・・ユーリが来た事によって新たな情報がもたらされ、場が混とんとしている・・・・・・。話題、・・・・・・何か、この状況を変えることのできる話題は・・・・・・あっ!!
「ユーリ、もしかしてパーティーの準備が終わったの?私とお母様を呼びに来たの?」
「ああ、そうでした。旦那様から、お嬢様と奥様をお呼びするよう言われていたのです。」
「じゃあ、会場までの案内をしてもらっていいかしら?」
「かしこまりました、マイ・マスター。奥様も、どうぞご一緒に」
「ええ、あなたたちも、ちゃんとパーティーに参加するのよ」
「「「「「承知致しました、奥様」」」」」
いつの間に準備したのか、既におめかし済みのお母様とともに、私はパーティー会場へと向かうのだった。
1
あなたにおすすめの小説
夫に顧みられない王妃は、人間をやめることにしました~もふもふ自由なセカンドライフを謳歌するつもりだったのに、何故かペットにされています!~
狭山ひびき
恋愛
もう耐えられない!
隣国から嫁いで五年。一度も国王である夫から関心を示されず白い結婚を続けていた王妃フィリエルはついに決断した。
わたし、もう王妃やめる!
政略結婚だから、ある程度の覚悟はしていた。けれども幼い日に淡い恋心を抱いて以来、ずっと片思いをしていた相手から冷たくされる日々に、フィリエルの心はもう限界に達していた。政略結婚である以上、王妃の意思で離婚はできない。しかしもうこれ以上、好きな人に無視される日々は送りたくないのだ。
離婚できないなら人間をやめるわ!
王妃で、そして隣国の王女であるフィリエルは、この先生きていてもきっと幸せにはなれないだろう。生まれた時から政治の駒。それがフィリエルの人生だ。ならばそんな「人生」を捨てて、人間以外として生きたほうがましだと、フィリエルは思った。
これからは自由気ままな「猫生」を送るのよ!
フィリエルは少し前に知り合いになった、「廃墟の塔の魔女」に頼み込み、猫の姿に変えてもらう。
よし!楽しいセカンドラウフのはじまりよ!――のはずが、何故か夫(国王)に拾われ、ペットにされてしまって……。
「ふふ、君はふわふわで可愛いなぁ」
やめてえ!そんなところ撫でないで~!
夫(人間)妻(猫)の奇妙な共同生活がはじまる――
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
好きすぎます!※殿下ではなく、殿下の騎獣が
和島逆
恋愛
「ずっと……お慕い申し上げておりました」
エヴェリーナは伯爵令嬢でありながら、飛空騎士団の騎獣世話係を目指す。たとえ思いが叶わずとも、大好きな相手の側にいるために。
けれど騎士団長であり王弟でもあるジェラルドは、自他ともに認める女嫌い。エヴェリーナの告白を冷たく切り捨てる。
「エヴェリーナ嬢。あいにくだが」
「心よりお慕いしております。大好きなのです。殿下の騎獣──……ライオネル様のことが!」
──エヴェリーナのお目当ては、ジェラルドではなく獅子の騎獣ライオネルだったのだ。
【完結】モブのメイドが腹黒公爵様に捕まりました
ベル
恋愛
皆さまお久しぶりです。メイドAです。
名前をつけられもしなかった私が主人公になるなんて誰が思ったでしょうか。
ええ。私は今非常に困惑しております。
私はザーグ公爵家に仕えるメイド。そして奥様のソフィア様のもと、楽しく時に生温かい微笑みを浮かべながら日々仕事に励んでおり、平和な生活を送らせていただいておりました。
...あの腹黒が現れるまでは。
『無口な旦那様は妻が可愛くて仕方ない』のサイドストーリーです。
個人的に好きだった二人を今回は主役にしてみました。
皆様ありがとう!今日で王妃、やめます!〜十三歳で王妃に、十八歳でこのたび離縁いたしました〜
百門一新
恋愛
セレスティーヌは、たった十三歳という年齢でアルフレッド・デュガウスと結婚し、国王と王妃になった。彼が王になる多には必要な結婚だった――それから五年、ようやく吉報がきた。
「君には苦労をかけた。王妃にする相手が決まった」
ということは……もうつらい仕事はしなくていいのねっ? 夫婦だと偽装する日々からも解放されるのね!?
ありがとうアルフレッド様! さすが私のことよく分かってるわ! セレスティーヌは離縁を大喜びで受け入れてバカンスに出かけたのだが、夫、いや元夫の様子が少しおかしいようで……?
サクッと読める読み切りの短編となっていります!お楽しみいただけましたら嬉しく思います!
※他サイト様にも掲載
完璧(変態)王子は悪役(天然)令嬢を今日も愛でたい
咲桜りおな
恋愛
オルプルート王国第一王子アルスト殿下の婚約者である公爵令嬢のティアナ・ローゼンは、自分の事を何故か初対面から溺愛してくる殿下が苦手。
見た目は完璧な美少年王子様なのに匂いをクンカクンカ嗅がれたり、ティアナの使用済み食器を欲しがったりと何だか変態ちっく!
殿下を好きだというピンク髪の男爵令嬢から恋のキューピッド役を頼まれてしまい、自分も殿下をお慕いしていたと気付くが時既に遅し。不本意ながらも婚約破棄を目指す事となってしまう。
※糖度甘め。イチャコラしております。
第一章は完結しております。只今第二章を更新中。
本作のスピンオフ作品「モブ令嬢はシスコン騎士様にロックオンされたようです~妹が悪役令嬢なんて困ります~」も公開しています。宜しければご一緒にどうぞ。
本作とスピンオフ作品の番外編集も別にUPしてます。
「小説家になろう」でも公開しています。
男として王宮に仕えていた私、正体がバレた瞬間、冷酷宰相が豹変して溺愛してきました
春夜夢
恋愛
貧乏伯爵家の令嬢である私は、家を救うために男装して王宮に潜り込んだ。
名を「レオン」と偽り、文官見習いとして働く毎日。
誰よりも厳しく私を鍛えたのは、氷の宰相と呼ばれる男――ジークフリード。
ある日、ひょんなことから女であることがバレてしまった瞬間、
あの冷酷な宰相が……私を押し倒して言った。
「ずっと我慢していた。君が女じゃないと、自分に言い聞かせてきた」
「……もう限界だ」
私は知らなかった。
宰相は、私の正体を“最初から”見抜いていて――
ずっと、ずっと、私を手に入れる機会を待っていたことを。
娼館で元夫と再会しました
無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。
しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。
連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。
「シーク様…」
どうして貴方がここに?
元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる