44 / 79
天然スライダーで、はしゃぎ過ぎた件
しおりを挟む
ドラゴンは引き返してくる気配も無く、本当にそのまま飛び去ってしまったようだ。
思えば随分と傷だらけのドラゴンだった。
ドラゴンは種族同士の仲は良い。それでいて最強種なので、ドラゴンにケンカを売る魔物は殆んどいなかった。たまに気まぐれ的にちょっかいを出す魔物がいるようだが……瞬殺だ。
また攻撃も自分からは滅多にしない。巣穴とかに侵入されると怒り狂うが、基本は臆病なのだ。
そんなドラゴンが傷だらけなのは比較的珍しい事だった。
特に気にしてなかったが、ルカに言われてなるほどと納得した。
きっと、ここに住んでいたドラゴンはこの場所を棄て、カーラの泉のある山に新しい巣を作っていたのだろう。
ところがその巣穴は俺が壊してしまった。
正確には、俺は自分の身を守る為の自衛手段としてドラゴンを壁に突っ込ませたのだが。
結果的にドラゴンは巣穴を壊す事になり、さらには自分がダメージを負う事になったのだ。
(てっきりあの時死んだと思ってたけどな……やっぱ丈夫だなぁ)
ドラゴンが赤い光を怖がる理由は言うまでもなく、あの時のトラウマなのだろう。あの時は油で火を付けた剣だったが。
ドラゴンにしてみれば同じ事だったに違いない。
何はともあれ余計な戦闘は避けれた。
後はここから出るだけだ。
「で、話は戻るけどさ、ルシアン。どうやって戻るの?」
「あぁ。簡単だよ。そこに水路があるだろ?そこを滑る様に下っていくのさ」
「ルシアン様。水路って……まさか、これですか?」
俺はコクリと頷いた。
ベネットが見ているのは、幅が六、七十センチ程の小さな川だ。
と言うより、もはや溝に近いか。
深さは殆んど無いが、立ち上がれない程に天井はドンドン低くなっていく。小さなトンネルのような感じだ。
と、言うのもその水路は山の中を通っていて、少しずつ下って行き最終的には川と繋がっている。
つまりはその水路を使って、ウォータースライダーの様に下っていくわけだ。いや。もう完全に天然のスライダーと言っても間違いない。
勿論そんなに速い速度が出る程急な坂ではないし、岩は長年の水の流れにより綺麗に削れてツルツルになっているので怪我をする事も無い。
流れに任せて下りるには問題ないはずなのだ。
問題があるとすれば、水でズブ濡れになるくらいだ。
だが、その安全性とは。知ってる俺の見解であって、何も知らない二人には、先も見えないトンネルを滑って行く恐怖感しかないだろう。
「ちょっと!冗談やめてよ」
「ルシアン様。本当に出口に繋がってるんですか?」
「俺が先導するから心配するな。ここまでも俺の言った通りの道だったろ?」
『それはそうだけど……』と、二人は不安一杯な表情を浮かべた。
「ドラゴン戻ってくるぞ。さぁ行こう」
戻って来た所でまた逃げて行くかも知れないが。
ルカもベネットも一度上を見上げてから、決心した様に水路へと足を入れた。
水は意外と温いようだ。
温水プールのウォータースライダーと同じ様な感じ。
最初、水の中に座る事が気持ち悪かったが、慣れてしまえばどうって事はない。俺は両足を広げ、両側の岩肌を利用して踏ん張りながらブレーキをかけスルスルと滑って行く。
地味に楽しい。
このまま足ブレーキをやめれば、まさにウォータースライダーの如く滑り落ちて行くだろう。
(ちょっと面白そうだな……やろうかな?いや、やっぱやめとくか)
遊びたい気持ちを抑えて、ユックリ下りていた俺。
しかし、次の瞬間。神は俺に遠慮するなと言ったようだった。
「キャァァア!」っという悲鳴と共に、俺の背中にドンっと何かがぶつかって来る。それは上から滑り落ちてきたルカ。
さらにドンっと次にベネットまでもがぶつかってきた。
「お、お前らなぁ!押すなよ!」
「ダメダメダメダメ!」
「落ちちゃいますぅぅ!」
二人はスカートなのもあってか、足を開いてブレーキをかけるという行動を躊躇ったのかもしれない。
勢いよく俺の後ろに滑り落ちて来たのだ。
その勢いに押されて俺もブレーキをかけていた足が滑る。
勢いが付いた俺達は三人揃って、まさにウォータースライダーを滑る様に落ちて行く。
水の流れと三人分の体重で重さも増し、速度が上がった。
「ひょえ!こりゃマジでスライダー!お前ら、頭打たない様に、出来るだけ頭は起こすなよ!」
「やぁぁぁ!スピードが上がったぁぁ!」
(あ。こりゃダメだ……もう楽しむしかないわ)
俺は諦めて、完全に足で速度を殺す事もやめた。
直ぐ後ろで叫ぶルカとベネットの声が、狭いトンネルに反響してうるさい。
俺は両手すらも自分の耳を塞ぐ事に使う。完全にフリーな状態で滑り落ちて行く爽快感は、絶叫モノ好きな俺には最高だった。
大型のプールで、こんな三つ巴で滑ってたら間違いなく怒られるだろうが。凄い速度で滑っているので、気が付けばもう出口の明かりが見えて来た。
そして俺達は、山の岩肌の横から大きな川に向かって飛び出したのだ。天然スライダー最高である。
排出された場所は川の水深も浅く、流れも緩やか。
まさにウォータースライダーの終着点だ。川の水を掻き分けて直ぐに俺達は岸に上がった。
「いやぁ~面白かったなぁ!最高だわこれ」
「ど、どこが最高なのよ!死ぬかと思ったって」
「私は後半、意外と楽しめました~」
ベネットは度胸があるようだ。
ルカは――――と、言うと。
「お、おい。ルカ……火の魔法で早く服を乾かせ」
「え!?あ!あぁぁ~もう、ルシアンのバカっ!」
何となくこうなる想像はしていたが、ルカの服がスケスケだった。ベネットは……何枚も重ね着していたようだ。
咄嗟に俺は後ろを振り向いたが、何となくルカのボディラインとか胸の部分とか、色々と分かってしまった。
(アイツ。けっこうエロい身体してるな……)
俺は直ぐにしゃがみ込んだ。
立っていると、自分の下半身が目立ちそうだったからだ。この山では、色々と目の保養が出来た……と、思わずにはいられなかった。
思えば随分と傷だらけのドラゴンだった。
ドラゴンは種族同士の仲は良い。それでいて最強種なので、ドラゴンにケンカを売る魔物は殆んどいなかった。たまに気まぐれ的にちょっかいを出す魔物がいるようだが……瞬殺だ。
また攻撃も自分からは滅多にしない。巣穴とかに侵入されると怒り狂うが、基本は臆病なのだ。
そんなドラゴンが傷だらけなのは比較的珍しい事だった。
特に気にしてなかったが、ルカに言われてなるほどと納得した。
きっと、ここに住んでいたドラゴンはこの場所を棄て、カーラの泉のある山に新しい巣を作っていたのだろう。
ところがその巣穴は俺が壊してしまった。
正確には、俺は自分の身を守る為の自衛手段としてドラゴンを壁に突っ込ませたのだが。
結果的にドラゴンは巣穴を壊す事になり、さらには自分がダメージを負う事になったのだ。
(てっきりあの時死んだと思ってたけどな……やっぱ丈夫だなぁ)
ドラゴンが赤い光を怖がる理由は言うまでもなく、あの時のトラウマなのだろう。あの時は油で火を付けた剣だったが。
ドラゴンにしてみれば同じ事だったに違いない。
何はともあれ余計な戦闘は避けれた。
後はここから出るだけだ。
「で、話は戻るけどさ、ルシアン。どうやって戻るの?」
「あぁ。簡単だよ。そこに水路があるだろ?そこを滑る様に下っていくのさ」
「ルシアン様。水路って……まさか、これですか?」
俺はコクリと頷いた。
ベネットが見ているのは、幅が六、七十センチ程の小さな川だ。
と言うより、もはや溝に近いか。
深さは殆んど無いが、立ち上がれない程に天井はドンドン低くなっていく。小さなトンネルのような感じだ。
と、言うのもその水路は山の中を通っていて、少しずつ下って行き最終的には川と繋がっている。
つまりはその水路を使って、ウォータースライダーの様に下っていくわけだ。いや。もう完全に天然のスライダーと言っても間違いない。
勿論そんなに速い速度が出る程急な坂ではないし、岩は長年の水の流れにより綺麗に削れてツルツルになっているので怪我をする事も無い。
流れに任せて下りるには問題ないはずなのだ。
問題があるとすれば、水でズブ濡れになるくらいだ。
だが、その安全性とは。知ってる俺の見解であって、何も知らない二人には、先も見えないトンネルを滑って行く恐怖感しかないだろう。
「ちょっと!冗談やめてよ」
「ルシアン様。本当に出口に繋がってるんですか?」
「俺が先導するから心配するな。ここまでも俺の言った通りの道だったろ?」
『それはそうだけど……』と、二人は不安一杯な表情を浮かべた。
「ドラゴン戻ってくるぞ。さぁ行こう」
戻って来た所でまた逃げて行くかも知れないが。
ルカもベネットも一度上を見上げてから、決心した様に水路へと足を入れた。
水は意外と温いようだ。
温水プールのウォータースライダーと同じ様な感じ。
最初、水の中に座る事が気持ち悪かったが、慣れてしまえばどうって事はない。俺は両足を広げ、両側の岩肌を利用して踏ん張りながらブレーキをかけスルスルと滑って行く。
地味に楽しい。
このまま足ブレーキをやめれば、まさにウォータースライダーの如く滑り落ちて行くだろう。
(ちょっと面白そうだな……やろうかな?いや、やっぱやめとくか)
遊びたい気持ちを抑えて、ユックリ下りていた俺。
しかし、次の瞬間。神は俺に遠慮するなと言ったようだった。
「キャァァア!」っという悲鳴と共に、俺の背中にドンっと何かがぶつかって来る。それは上から滑り落ちてきたルカ。
さらにドンっと次にベネットまでもがぶつかってきた。
「お、お前らなぁ!押すなよ!」
「ダメダメダメダメ!」
「落ちちゃいますぅぅ!」
二人はスカートなのもあってか、足を開いてブレーキをかけるという行動を躊躇ったのかもしれない。
勢いよく俺の後ろに滑り落ちて来たのだ。
その勢いに押されて俺もブレーキをかけていた足が滑る。
勢いが付いた俺達は三人揃って、まさにウォータースライダーを滑る様に落ちて行く。
水の流れと三人分の体重で重さも増し、速度が上がった。
「ひょえ!こりゃマジでスライダー!お前ら、頭打たない様に、出来るだけ頭は起こすなよ!」
「やぁぁぁ!スピードが上がったぁぁ!」
(あ。こりゃダメだ……もう楽しむしかないわ)
俺は諦めて、完全に足で速度を殺す事もやめた。
直ぐ後ろで叫ぶルカとベネットの声が、狭いトンネルに反響してうるさい。
俺は両手すらも自分の耳を塞ぐ事に使う。完全にフリーな状態で滑り落ちて行く爽快感は、絶叫モノ好きな俺には最高だった。
大型のプールで、こんな三つ巴で滑ってたら間違いなく怒られるだろうが。凄い速度で滑っているので、気が付けばもう出口の明かりが見えて来た。
そして俺達は、山の岩肌の横から大きな川に向かって飛び出したのだ。天然スライダー最高である。
排出された場所は川の水深も浅く、流れも緩やか。
まさにウォータースライダーの終着点だ。川の水を掻き分けて直ぐに俺達は岸に上がった。
「いやぁ~面白かったなぁ!最高だわこれ」
「ど、どこが最高なのよ!死ぬかと思ったって」
「私は後半、意外と楽しめました~」
ベネットは度胸があるようだ。
ルカは――――と、言うと。
「お、おい。ルカ……火の魔法で早く服を乾かせ」
「え!?あ!あぁぁ~もう、ルシアンのバカっ!」
何となくこうなる想像はしていたが、ルカの服がスケスケだった。ベネットは……何枚も重ね着していたようだ。
咄嗟に俺は後ろを振り向いたが、何となくルカのボディラインとか胸の部分とか、色々と分かってしまった。
(アイツ。けっこうエロい身体してるな……)
俺は直ぐにしゃがみ込んだ。
立っていると、自分の下半身が目立ちそうだったからだ。この山では、色々と目の保養が出来た……と、思わずにはいられなかった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~
北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。
実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。
そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。
グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・
しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。
これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
RPGのストーリー開始前に殺されるモブに転生した俺、死亡フラグを回避してラスボス助けたら女主人公が現れてなぜか修羅場になった。
白波 鷹(しらなみ たか)【白波文庫】
ファンタジー
――死亡フラグのあるモブに転生した。なぜか男主人公の姿で。
王国に孤児院の子供達を殺された少女ミュライトがラスボスのRPG『プリテスタファンタジー』。
物語後半でミュライトと主人公は互いに孤児院出身であることが分かり、彼女を倒した主人公がその死を悲しむ絶望的なエンディングからいわゆる「鬱ゲー」と呼ばれているゲームでもある。
そして、そんなゲームの物語開始前にミュライトと同じ孤児院に住んでいた子供に転生したが…その見た目はなぜか男主人公シュウだった。
原作との違いに疑問を抱くものの、このままストーリー通りに進めば、ミュライトと主人公が戦って悲惨なエンディングを迎えてしまう。
彼女が闇落ちしてラスボスになるのを防ぐため、彼女が姉のように慕っていたエリシルの命を救ったり、王国の陰謀から孤児達を守ろうと鍛えていると、やがて男主人公を選んだ場合は登場しないはずの女主人公マフィが現れる。
マフィとミュライトが仲良くなれば戦わずに済む、そう考えて二人と交流していくが―
「―あれ? 君たち、なんか原作と違くない?」
なぜか鉢合わせた二人は彼を取り合って修羅場に。
こうして、モブキャラであるはずのシュウは主人公やラスボス達、果ては原作死亡キャラも助けながらまだ見ぬハッピーエンドを目指していく。
※他小説投稿サイトにも投稿中
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる