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蝉の七日
しおりを挟む次の日、僕は爺ちゃんと一緒に海に行った。海を見るとイルカの群れが座礁していた。爺ちゃんが言うには、何か因果関係があるのではという説があると爺ちゃんは言った。
イルカの座礁が地震の予兆であると考えられることがあるんだよと爺ちゃんは話していた。それを聞いて僕は近いうちに本当に地震が起こるんじゃないかと、恐がっていた。
もし本当に地震が起こったらどうなるんだと考えた、僕は地震の事を考えるだけでゾッとした。それ以降僕は地震のことを考えることはありませんでした。
その後、爺ちゃんと二人で帰った。帰り道たくさん蝉が鳴いていた。僕は爺ちゃんに言った、「蝉がたくさん鳴いてるね」と言った、それで爺ちゃんは「蝉は七日間しか生きられないんだよ」と爺ちゃんは言った。蝉は生きたくても七日間しか生きられません。「わしらは寿命が蝉より長いんだから一生懸命に生きなければならないんだよ」と爺ちゃんは話した。生きるて大事なことなんだなと僕は思った。
それ以降僕は死ぬことにずっと怯えていた。
お昼ご飯に、爺ちゃんと商店街の蕎麦屋さんに行った、爺ちゃんと一緒に蕎麦を食べた。「たくや、蕎麦いっぱい食べて元気になるんだよ」と爺ちゃんは僕に言ってくれた。爺ちゃんいつも僕を励ましてくれた。蕎麦屋さんの帰り道に二十年前に亡くなったばあちゃんの事を話してくれた。
「ばあさんは二十年前にたくやと一緒の病気の心臓病で亡くなったんだよ」と爺ちゃんは言ったいた。
ばあちゃんは臓器提供待っているときにある突然の発作でどうすることも出来なくて亡くなってしまったみたいだった。僕はそれを聞いて、恐くなった。ばあちゃんはいつも元気で、爺ちゃんはいつもばあちゃんに叱られてたみたいだった。ばあちゃんは死ぬことに何も恐れていない人だったらしい。死ぬ以上の悲しみはここに無いと思って生きていくよ、もう何も怖くない、諦める必要もない、強く生き抜くよ、とばあちゃんは言ってたみたいだ。僕はそれを聞いて、ばあちゃんは本当に凄い人だったんだなと思った。
「生き抜くよ」という言葉が、まさに「決意」そのものの表れだ。
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