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諦めない気持ち
しおりを挟む朝になると病室に看護師さんが朝ごはんを持ってきてくれた。病院のご飯はとても美味しくは無くて、あまり食べれなかった。看護師さんに「散歩に行こう」と言われた。
病院にあるあたり一面の綺麗な花が咲いているお花畑に連れてってくれた。「たくや君の知らない世界はいっぱいあるんだよ」と看護師さんに言われた。病室に戻ると検査があった。検査がとても辛くて「もう、いやだ」と僕は言った。
そこに爺ちゃんが来てくれた。爺ちゃんは「どんなに辛いことがあっても、それを貫くんだよ、いまを生きろ」と爺ちゃんにいわれた。諦めかけてた僕を爺ちゃんは支えてくれた。爺ちゃんは本当に僕のことが大好きだった。僕も爺ちゃんのことが大好きだった。僕は爺ちゃんと両思いだった。
お昼ご飯は爺ちゃんと一緒に食べた。爺ちゃんと一緒ならどんなに美味しくないご飯でも美味しく楽しく食べれた。
爺ちゃんと一緒に食べたご飯は今日が最期だった。
そして爺ちゃんは家に帰ってった。いつも喋っていた看護師さんが来てある事を話された。実はたくや君の心臓はもう治らないんだよ、もう明日で動かなくなるんだよ」と看護師さんに言われた。僕は悲しくて大泣きした。看護師さんに「お爺ちゃんと友達とお別れになるからお手紙を書きなさい」と言われた。僕は涙を流しながら一生懸命に遺書を書いた。そして僕は得意な折り紙で死ぬまで千羽鶴を折り続ける事にした。
夕方になると学校の先生とクラスの友達全員お見舞いに来てくれた。僕は幸せすぎて再び涙を流した。
僕が鶴を追っていたら、「僕も一緒におるよ」と友達言ってくれた。「これは僕一人でやらして、僕一人で折きるんだ」と言った。友達はみんな僕のことを心配してくれていた。クラスのみんなは「明日も来るからね」と言って帰って行った。僕が明日亡くなることを知っている先生は後ろで涙を流していた。クラスの友達と先生今日が最期だった。 そして、僕はひたすら千羽鶴を降り続けた。
爺ちゃんは家に戻った。そして僕は看護師さんに「もう一度星を見に連れてって」と頼んだ。人生最期の空いっぱいの星を見ることができた。星が見れてとても嬉しかった。
そして爺ちゃんがまた戻ってきた。爺ちゃんは死ぬまでずっと一緒にいてくれた。僕は爺ちゃんに「死んだらどうなるの」と聞いた。爺ちゃんは「死んだら天国に行くんだよ」と言った。そして爺ちゃんは天国について語った。
「天国は信者の死後の霊が祝福されるとこなんだよ。」「天国では何にも考え無くていんだよ」と爺ちゃんに泣きながら言われた。「僕そんなところ行くのいやだ」と爺ちゃんに言った。「たくやにはひとつだけ希望がある」と爺ちゃんに言われた。「臓器移植手術でたくやの心臓元気になるんだよ」と爺ちゃんは言ってくれた。それを聞いて僕は死ぬ事に恐れず、いまを生き、希望を持つ事にした。
もしかすると僕の希望が叶うかも知れないと思った。
「僕は死なない、僕は死なない、僕は生きる、僕は生きる」と僕は願った。「僕は七日目を生き抜く」と心から誓った。
捕まえた蝉もまだ生きている。僕は捕まえた蝉と一緒に七日目を生き抜くと決めた。
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