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七日目を生き抜く
しおりを挟むそして・・・・
朝がきた、夜寝ずに鶴を降り続けた。八百五十八羽の鶴を折った。あと百四十八羽だった。必死に折り続けた。爺ちゃんは僕の隣で椅子に座って寝ていた。そして看護師さんが人生で最期の、いや手術前最後のご飯を持ってきてくれた。
そのご飯は僕が好きなものばかり入っていた。とても美味しかった。そして爺ちゃんは起きた。そして爺ちゃん紙袋から何かを取り出した。「たくと、誕生日おめでとう」と言ってプレゼントを渡された。それは僕がすごく欲しかったゲームだった。そして爺ちゃんと一緒に病院の庭の花畑に行った、「とても綺麗だ」爺ちゃんと行けてとても嬉しかった。
僕はまだ生きていた。爺ちゃんと一緒に生きていた。蝉と一緒に生きていた。僕はそんな人生が楽しかった。
しばらくしての事、鶴を追っていたら少し何か揺れを感じた。爺ちゃんは「ベッドが揺れたんじゃないか」と言っていた。でも僕は爺ちゃんが前に言っていた地震のことじゃないかと思った。爺ちゃんは自分で言っていたことは覚えているのだろうか。しばらくすると、大きく揺れて机に置いてた八百五十八羽の鶴は床に散らばった。棚に置いてたマグカップは落ちて割れた。テレビに映る番組はニュースに変わった。 爺ちゃんは僕を守るように僕にしがみついた。この前爺ちゃんが言っていた事は当たっていた。病院がある街は無事であった。僕が住んでいる町はもう崩れて何も無く何もかもが終わったようなものだった。僕たちの町は震度七でなにもかも崩れた見たいだった。僕が入院してる病院のある街は震度五で無事だった。しばらくすると、僕は急な心臓の発作でベッドから転倒した。爺ちゃんはすぐにナースコールを押し、僕は集中治療室まで運ばれた。僕の意識は戻らなかった。
爺ちゃんは病院から飛び出し、近くの神社まで行きずっとお祈りしていた。そしてしばらくすると、僕の心臓の動きは止まってしまった。お祈りしていた爺ちゃんのもとに病院から「すぐに病院に戻ってきて下さい」と連絡がきた。
爺ちゃんは大急ぎで病院に戻った。爺ちゃんに医者から「私たちは精一杯尽くしました、残念ですが拓也くんはもう目を覚ます事が出来ません」「中村 拓也君四時三十五分御臨終です。」と告げられました。爺ちゃんは泣いて医者に言った。「たくやをしばらくこのままにしてやってくれ」と爺ちゃんは言った。部屋に戻ると蝉の動きは止まっていた。
たくやのクラスの先生とクラスの友達が来ていた。爺ちゃんは「たくやはも亡くなってしまった。」と泣いて言った。
みんなも涙を流し始めた。たくやのクラスのみんなはたくやの最期のお別れ会をたくやを囲んで始めた。
みんなは発表会で歌う「翼をください」を歌い始めた。
たくやがお世話になっていた看護師さんから、遺書を爺ちゃんとクラス宛に渡された。
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