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1章~新透明人間事件~
新透明人間②
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《1》
戻された世界で彼女は静かに待っていた。
「事件は解決出来なかったのですね。」
「事件に関わることも無く、事件が終わっていた……失態です。僕の──」彼は少し下を向いた。
「大丈夫です。まだ終わりではないですから。再び本を開き手で触れれば、また過去へと戻れますよ。」
まだ希望は紡がれているようだ。
再び本を手に取る。
「それと、本を捲れば戻れる過去の地点を変えられますよ。」
本の中、前まで白紙だったページが少し文字で埋まる。この過去改編の出来事までもが記されていた。
ページを捲り、依頼人が来た日の次へと飛ぶことにした。
ページに触れた。
彼は本の中に吸い込まれるように消えていった。
*
愛知県豊田市。中心街から車を走らせた田舎の街並み。鳥の鳴き声が自然を感じさせる。車の窓を開け、自然を感じながらゆっくりとアクセルを踏んでいた。
「しかし、どうして職場からではなく血縁者──それも母ではなくて、その上の叔父を調べようと思ったんだい?」
ルインは無言になった。
信号が赤から青に変わる。それと同時に口を開く。
「あまりにも突飛とした非現実的な話なので信じて貰えないと思いますが……いいですかね。」
「もちろんだよ。」
「実は僕は未来から来たんですよ。未来の僕が過去を変えに……ね。きっと信じられることではないと思いますけど。」
彼は頷く。なるほどね、と。
「俺は信じるよ。そもそも君はジョークを言う性格じゃない。それにこの状況下でそんな嘘つく必要性がないしね。さらに、この場所を知らないはずなのに、君はピンポイントでこの付近を探し当てた。こんなに裏つけてくれる証拠もないんじゃないかな。ということで、俺はその説を信じるよ。」
心地よい風が車の中に入ってきた。
爽やかな風がルインの口元を緩めていた。
後少しの所まで来た。山道を登ると、住宅アパートが左右交互に現れていく。少し登った先の三つ目に見えるアパートが彦根家の暮らす家だ。
そこに繋がる道は封鎖されていた。
そこだけ慌ただしい雰囲気に包まれていた。
黄色と黒のテープの先にはパトカーが何台か止まっている。そして、青い制服を着た人達が真剣な眼差しであちらこちらを睨んでいた。
「何か問題でもあったのかな。探偵として真実が気になるサブクエストだね。」
目の前の事件に興味を湧いている。
停車できそうな場所まで車を進め、そこに停めた。
颯爽と出ていき現場へと向かう姿。それを見て「やれやれ。全くですよ。そんな子どもみたいに行かなくても」と苦笑いを浮かべている。
慌ただしい中へと飛び込んでいく。
立ち入り禁止テープの前で一人の男性が現れた。明らかに警察だと分かる見た目。皺や白髪が似合う五十代程度の見た目。黒目で体格はがっしりとまではいかないが、ある程度は鍛えられていそうだ。
その男は胸ポケットから手帳を取り出し、二人の目の前に出した。そこには彼の顔写真と"警部"という文字、そして名前が書かれている。
「ここは立ち入り禁止なんだが。」
「もちろん。それはご存知ですよ。ただ、少し気になってしまいましてねぇ。」
「じゃあ、帰った帰った。ここは遊びじゃないんだ。一般人が来ていい所じゃない。」
それは残念だと言う顔を浮かべている。
「では、きどかわ、けんこう警部殿。一つお聞きしたいことがあるのですがいいですか。」
「鬼怒川健康だ。」『ぬ』と『としやす』の部分を強調して言った。
「これは失礼。」
「まあいい。なんだ聞きたいこととは。」
胸ポケットから名刺を取り出して警部へと渡す。そこには"モタロー探偵事務所"とその住所、名前等が載っている。
「自分、こういうものでして。今、行方不明者を探しているんですよ。そして、その手がかりを得るために親戚を訪ねてきたんです。その方の名は彦根住吉。そこのアパートに住まれているみたいなんですが、今どこにおられるか分かりますか。」
穏やかな風が吹く。
質問に答えずにいる間に吹いた風が、少し静けさの残る音を響かせていた。
「その方はいない。……どこにもな。」
意味深な言葉に静けさな音が不気味な音へと変わる。
「残念ながら、今朝、亡くなられたよ。」
「そうでしたか。それは残念です。」
二人はその場から引いた。
坂を登っていくと、その先は小さな公園と向かい側の公園がある。公園のベンチに腰掛けた。
古びた公園だ。塗装が外れかけ握ればパリパリと崩れ落ちる鉄柵。その柵が囲んだ先にあるブランコは風に揺られているだけ。ジャングルジムが静かに立っている。
懐かしく可愛らしい声なんて一つもなく。ただ、落ちた葉っぱが風に飛ばされていくだけだった。
「さて、どうしたものか。この事件と彦根瑚子の消滅はどうも繋がっているようにしか見えないんだよねぇ。」
ペットボトルに入ったカフェオレを口に含ませる。
それに対して「実は未来では──」と冒頭に持っていき、透明人間の事件の噂について打ち明けられた。
「透明人間ねぇ。リアルなのかフィクションなのかどっちだろうねぇ。どう思う?」「リアルだと僕は思いますね。」
一口飲んでは、ふぅと息を吐いた。
「ふむ。そりゃあ、面白そうだね。俺らでひっそりと解決しようと思わないかい?」
「いいですね。僕たちも事件解決に動きましょう。」
「いやいや、事件解決に動く必要はない。」
三人目の声。
見知らぬおじいさんがベンチの横に座っていた。
持ってたカフェオレを零して、ベンチから転げ落ち「びっくりしたぁ」とリアクションを取る。隣で「どなたですか」と冷静に話す。
そのおじいさんは白髪は目立ちにくいが、太陽に反射する皮膚が目立っている。細々とした腕からは骨の筋が見え隠れしている。飄々とした座り姿には少し元気さを感じさせる。
「お……わしは牛林隆重じゃ。今朝死んだ住吉の隣の住民だよ。」
ペットボトルの蓋を閉める。立ちながら口を開く。
「質問があるけどいいかな。先程、事件解決に動く必要はないと言ったどういうことか教えて貰えないですかな?」
「そのままの理由じゃな。犯人は分かっているからのぉ。」
座りながら口を開く。
「そうなのですか。犯人は誰で、どの方法で殺害したのか分かりますか。」
おじいさんは頷いた。
「もちろん。犯人はわし、牛林で、窓から突き落として殺害したんだからな。」
人の気のない風が葉を舞うように吹く。
ゆっくりとブランコがほんの少し動いた。
「この後、自白するつもりじゃ。だからな、事件を解く必要がないんじゃよ。」
立ち上がり「ちょっと来てくれ」と言い、二人を呼びつけた。公園の向かい側にあるアパートだ。事件が起きた棟ではないが、構造は全く同じだという。
アパートの裏側。人一人か二人ぐらいが通れる建物の細い脇道を通るとたどり着く。そこの殆どは畑スペースとなっていた。幾つかの区切りで仕切られ、それぞれが別々の花や野菜を育てている。
建物の沿いにコンクリートの道があり、そこから畑へは徒歩二、三歩程度だ。
建物の四階を指さす。
家の窓はこちら側はそれぞれ二つずつあることが分かる。一つはベランダ。通常的なものよりかは小さめだ。もう一つは何もないただの窓。柵もなく、そこからなら落とせるだろう。
「下は舗装道路。四階から落ちれば……死ぬね。」
「畑の管理で言い合いになって落としてしまったんだ。気付いた時にはおそかったのじゃ。」
亡くなる原因は落下による打撲における落下死という。
おじいさんはそのことを警察に自供しに道を下った。二人もそれに着いていく。
例の場所にはすぐに着いた。
鬼怒川警部に話しかける。
「まーだ、いたのか。部外者は帰ってくれ。」
「実はこの人が君らに話したいことがあると言っててね。それで着いて来たんですよ。」
「言いたいこと?」
「実は住吉はわしが殺したんじゃ。言い合いになって、住吉を窓から落としたんじゃよ。気付いた頃には落ちて亡くなっていたんじゃ。」
重い一言一言が風に流される。
警部はポカンと口を開けていた。
「何言ってんだ。被害者は落下死じゃなくて絞殺による窒息死。それに動機は何あれ、落とすだけの力あんのか。」
えっ?──×三。
時が止まったかのように風が吹かなくなった。鳥もその時は鳴かず、まるで凪みたいになった。
坂を通る車の音が空間を元に戻す。
牛林は何も言うことはできずに黙っていた。
「まあ、何か分かることがありそうだ。署で詳しく聞かせてくれ。」
二人してどこかへと向かった。
残された二人は自分たちの車へと戻った。
「なんだったんだろうね。真相が余計闇の中に入った気がするよ。」
「そうですね。やっぱり僕らで事件を探ってみた方がいいかもしれませんね。」
「それなら秘密兵器を持ってきた方が良かったね。」
「持ってきてなかったんですね。」
「愛知県で近かったからね。では、一度取りに戻ろうか。」
車を走らせる。
その間に光が舞い、ルインは消滅した。
そして、再び図書館へと戻ってきた。
「バタフライエフェクトを起こしちゃって未来の歴史が変わるから戻されちゃったみたいね。」
再び本へと触れる。今度はモタロー探偵事務所の秘密兵器を持って行く未来へと変えることにした。再び依頼人が来日した次の日のページに触れた。
戻された世界で彼女は静かに待っていた。
「事件は解決出来なかったのですね。」
「事件に関わることも無く、事件が終わっていた……失態です。僕の──」彼は少し下を向いた。
「大丈夫です。まだ終わりではないですから。再び本を開き手で触れれば、また過去へと戻れますよ。」
まだ希望は紡がれているようだ。
再び本を手に取る。
「それと、本を捲れば戻れる過去の地点を変えられますよ。」
本の中、前まで白紙だったページが少し文字で埋まる。この過去改編の出来事までもが記されていた。
ページを捲り、依頼人が来た日の次へと飛ぶことにした。
ページに触れた。
彼は本の中に吸い込まれるように消えていった。
*
愛知県豊田市。中心街から車を走らせた田舎の街並み。鳥の鳴き声が自然を感じさせる。車の窓を開け、自然を感じながらゆっくりとアクセルを踏んでいた。
「しかし、どうして職場からではなく血縁者──それも母ではなくて、その上の叔父を調べようと思ったんだい?」
ルインは無言になった。
信号が赤から青に変わる。それと同時に口を開く。
「あまりにも突飛とした非現実的な話なので信じて貰えないと思いますが……いいですかね。」
「もちろんだよ。」
「実は僕は未来から来たんですよ。未来の僕が過去を変えに……ね。きっと信じられることではないと思いますけど。」
彼は頷く。なるほどね、と。
「俺は信じるよ。そもそも君はジョークを言う性格じゃない。それにこの状況下でそんな嘘つく必要性がないしね。さらに、この場所を知らないはずなのに、君はピンポイントでこの付近を探し当てた。こんなに裏つけてくれる証拠もないんじゃないかな。ということで、俺はその説を信じるよ。」
心地よい風が車の中に入ってきた。
爽やかな風がルインの口元を緩めていた。
後少しの所まで来た。山道を登ると、住宅アパートが左右交互に現れていく。少し登った先の三つ目に見えるアパートが彦根家の暮らす家だ。
そこに繋がる道は封鎖されていた。
そこだけ慌ただしい雰囲気に包まれていた。
黄色と黒のテープの先にはパトカーが何台か止まっている。そして、青い制服を着た人達が真剣な眼差しであちらこちらを睨んでいた。
「何か問題でもあったのかな。探偵として真実が気になるサブクエストだね。」
目の前の事件に興味を湧いている。
停車できそうな場所まで車を進め、そこに停めた。
颯爽と出ていき現場へと向かう姿。それを見て「やれやれ。全くですよ。そんな子どもみたいに行かなくても」と苦笑いを浮かべている。
慌ただしい中へと飛び込んでいく。
立ち入り禁止テープの前で一人の男性が現れた。明らかに警察だと分かる見た目。皺や白髪が似合う五十代程度の見た目。黒目で体格はがっしりとまではいかないが、ある程度は鍛えられていそうだ。
その男は胸ポケットから手帳を取り出し、二人の目の前に出した。そこには彼の顔写真と"警部"という文字、そして名前が書かれている。
「ここは立ち入り禁止なんだが。」
「もちろん。それはご存知ですよ。ただ、少し気になってしまいましてねぇ。」
「じゃあ、帰った帰った。ここは遊びじゃないんだ。一般人が来ていい所じゃない。」
それは残念だと言う顔を浮かべている。
「では、きどかわ、けんこう警部殿。一つお聞きしたいことがあるのですがいいですか。」
「鬼怒川健康だ。」『ぬ』と『としやす』の部分を強調して言った。
「これは失礼。」
「まあいい。なんだ聞きたいこととは。」
胸ポケットから名刺を取り出して警部へと渡す。そこには"モタロー探偵事務所"とその住所、名前等が載っている。
「自分、こういうものでして。今、行方不明者を探しているんですよ。そして、その手がかりを得るために親戚を訪ねてきたんです。その方の名は彦根住吉。そこのアパートに住まれているみたいなんですが、今どこにおられるか分かりますか。」
穏やかな風が吹く。
質問に答えずにいる間に吹いた風が、少し静けさの残る音を響かせていた。
「その方はいない。……どこにもな。」
意味深な言葉に静けさな音が不気味な音へと変わる。
「残念ながら、今朝、亡くなられたよ。」
「そうでしたか。それは残念です。」
二人はその場から引いた。
坂を登っていくと、その先は小さな公園と向かい側の公園がある。公園のベンチに腰掛けた。
古びた公園だ。塗装が外れかけ握ればパリパリと崩れ落ちる鉄柵。その柵が囲んだ先にあるブランコは風に揺られているだけ。ジャングルジムが静かに立っている。
懐かしく可愛らしい声なんて一つもなく。ただ、落ちた葉っぱが風に飛ばされていくだけだった。
「さて、どうしたものか。この事件と彦根瑚子の消滅はどうも繋がっているようにしか見えないんだよねぇ。」
ペットボトルに入ったカフェオレを口に含ませる。
それに対して「実は未来では──」と冒頭に持っていき、透明人間の事件の噂について打ち明けられた。
「透明人間ねぇ。リアルなのかフィクションなのかどっちだろうねぇ。どう思う?」「リアルだと僕は思いますね。」
一口飲んでは、ふぅと息を吐いた。
「ふむ。そりゃあ、面白そうだね。俺らでひっそりと解決しようと思わないかい?」
「いいですね。僕たちも事件解決に動きましょう。」
「いやいや、事件解決に動く必要はない。」
三人目の声。
見知らぬおじいさんがベンチの横に座っていた。
持ってたカフェオレを零して、ベンチから転げ落ち「びっくりしたぁ」とリアクションを取る。隣で「どなたですか」と冷静に話す。
そのおじいさんは白髪は目立ちにくいが、太陽に反射する皮膚が目立っている。細々とした腕からは骨の筋が見え隠れしている。飄々とした座り姿には少し元気さを感じさせる。
「お……わしは牛林隆重じゃ。今朝死んだ住吉の隣の住民だよ。」
ペットボトルの蓋を閉める。立ちながら口を開く。
「質問があるけどいいかな。先程、事件解決に動く必要はないと言ったどういうことか教えて貰えないですかな?」
「そのままの理由じゃな。犯人は分かっているからのぉ。」
座りながら口を開く。
「そうなのですか。犯人は誰で、どの方法で殺害したのか分かりますか。」
おじいさんは頷いた。
「もちろん。犯人はわし、牛林で、窓から突き落として殺害したんだからな。」
人の気のない風が葉を舞うように吹く。
ゆっくりとブランコがほんの少し動いた。
「この後、自白するつもりじゃ。だからな、事件を解く必要がないんじゃよ。」
立ち上がり「ちょっと来てくれ」と言い、二人を呼びつけた。公園の向かい側にあるアパートだ。事件が起きた棟ではないが、構造は全く同じだという。
アパートの裏側。人一人か二人ぐらいが通れる建物の細い脇道を通るとたどり着く。そこの殆どは畑スペースとなっていた。幾つかの区切りで仕切られ、それぞれが別々の花や野菜を育てている。
建物の沿いにコンクリートの道があり、そこから畑へは徒歩二、三歩程度だ。
建物の四階を指さす。
家の窓はこちら側はそれぞれ二つずつあることが分かる。一つはベランダ。通常的なものよりかは小さめだ。もう一つは何もないただの窓。柵もなく、そこからなら落とせるだろう。
「下は舗装道路。四階から落ちれば……死ぬね。」
「畑の管理で言い合いになって落としてしまったんだ。気付いた時にはおそかったのじゃ。」
亡くなる原因は落下による打撲における落下死という。
おじいさんはそのことを警察に自供しに道を下った。二人もそれに着いていく。
例の場所にはすぐに着いた。
鬼怒川警部に話しかける。
「まーだ、いたのか。部外者は帰ってくれ。」
「実はこの人が君らに話したいことがあると言っててね。それで着いて来たんですよ。」
「言いたいこと?」
「実は住吉はわしが殺したんじゃ。言い合いになって、住吉を窓から落としたんじゃよ。気付いた頃には落ちて亡くなっていたんじゃ。」
重い一言一言が風に流される。
警部はポカンと口を開けていた。
「何言ってんだ。被害者は落下死じゃなくて絞殺による窒息死。それに動機は何あれ、落とすだけの力あんのか。」
えっ?──×三。
時が止まったかのように風が吹かなくなった。鳥もその時は鳴かず、まるで凪みたいになった。
坂を通る車の音が空間を元に戻す。
牛林は何も言うことはできずに黙っていた。
「まあ、何か分かることがありそうだ。署で詳しく聞かせてくれ。」
二人してどこかへと向かった。
残された二人は自分たちの車へと戻った。
「なんだったんだろうね。真相が余計闇の中に入った気がするよ。」
「そうですね。やっぱり僕らで事件を探ってみた方がいいかもしれませんね。」
「それなら秘密兵器を持ってきた方が良かったね。」
「持ってきてなかったんですね。」
「愛知県で近かったからね。では、一度取りに戻ろうか。」
車を走らせる。
その間に光が舞い、ルインは消滅した。
そして、再び図書館へと戻ってきた。
「バタフライエフェクトを起こしちゃって未来の歴史が変わるから戻されちゃったみたいね。」
再び本へと触れる。今度はモタロー探偵事務所の秘密兵器を持って行く未来へと変えることにした。再び依頼人が来日した次の日のページに触れた。
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