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3章~幻の摩天楼事件~
幻の摩天楼⑥
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《17》
「ここは紫衛來ちゃんが行くなって口うるさくする所だね。」
「ですが、僕達はそこを調査して行きたいんですけどね。」
「うーん。確か昔強行された工事現場でしたから、草木の伐採で土砂崩れも起きやすくなっていますし、実際に工事のために使われた道路は土砂崩れで使えなくなっていますから、止めた方がいい気がするのですが。」
彼は横目で紫衛來の方を見ていた。
「安心したまえ。俺達は大人だからね。」
「それでも危ないわよ。土地勘もないんだから、危険すぎるわ。」
簡単に話が進むと思っていたが、そうは行かないらしい。
「どうしても調べなければいけないのですか?」
「えぇ。実はその方向に怪しい家があるとの情報がありまして。それも含めて調べて行きたいと思ったんです。」
それを聞いた彼女は静かに頷いていた。
「分かったわ。私はこの探偵達に着いていくわ。ただし、条件があるの。それを呑んでくれるわよね?」
「何だい?」
「私の指示をよく聞くこと。私が危ないと判断したら、即刻探索を打ち切ること。それでもいいなら認めるわ。」
「了解。」
何とか起動を修正することができた。
横で「お兄、藍達も一緒に着いていこうよ。人が多い方が安心だよ」と聞こえる。それに対し「よし」と返していた。
証が口を開く。
「俺もコイツらに着いてく。人手は多い方が助かるだろ?」
ポケットに手を入れながら肩で行くことを表していた。
「藍も着いてく。」「もちろん、僕も行くよ。」
それを見て、頭を悩ませた後に「分かったわ。ただし、何度も言うけど危ないことは絶っっ対にさせないからね」と強く念押しされていた。
「分かってるよ」と垂れている。
残る三人も探す場所を決めた。
その三人はそれぞれの場所へと向かっていく。
残された六人は摩天楼を目印に、森の中へと入っていく。
足場の不安定な木々の中。草草や根っこが足元に触れる。先頭に立つのは三人。証と橙とモタローだ。
「ちょっと靴紐を結ばなきゃ」と藍がその場にしゃがんだ。
「おーい、置いてくぞー」と証。
「今、アンタの妹ちゃんが靴紐結んでるの!」
少し遅れ気味な三人は前方の人達を目で追いかけていた。それを見た紫衛來が少し急ぎ足で前衛組に声が届くところまで行き「だーかーらー、止まりなさい」と叫んだ。それを聞いて三人は立ち止まる。
靴紐を結び終えた女の子が立ち上がった。
その時、ルインの足をちょんちょんと指で指す。何かを話そうと口に手を当てた。それを見て、しゃがんで耳を差し出す。こそこそと小さな声で伝えていく。
「あのね、探偵さん。藍達の【少年少女捜索隊】の中に裏切り者がいるの。藍達を騙してるの。だから、その裏切り者に騙されないでね、探偵さん。」
話は終わった。
蒼のことだろうか。それともまた別に裏切り者がいるのだろうか。そんな思考が現れる。
「そこを右の方に進んで、そっから真っ直ぐ。」
彼女の大きな声が聞こえる。
ようやく紫衛來に辿り着いた。残る三人は少し先にいる。
「それじゃあ、誰が速く進めるか試してみないかい。」「面白れぇ。受けて立つぜ。」「楽しそうっ。負けないよっ!」
三人は何か別の目的に駆られている感じを与える。
「よーい、スタートっ!」
前方三人はこの山道を無邪気に駆け抜けて行った。それを見て「もう。危ないのにっ」と喚く声がした。
「まあ、一応大人が着いてますからね。何とかなりますよ。後はモタローさんに任せましょう。」
「あんの馬鹿共!」
残された三人は先行く人達に心配と不安を抱きながら、ゆっくりと確実に歩み始める。
「男共三人がもう見えなくなっちゃった」と藍。
ゆっくりと進みながら、何故か彼女は藍の方を眺めていた。
「なんか見られている気がする。」
「あ、ごめん。橙ちゃんってよく男の子と間違えられるけど、藍ちゃんが間違えるなんて珍しいなーって、思って。」
それを聞いて「あっ、間違えた」と本気で間違えた顔をした。本当につい間違えてしまったのだろう。
「藍さんが間違えるのは珍しいんですね。」
「うん。藍ちゃんは証君と違ってちゃんと女の子扱いしてるからね。」
その言葉が確信へと変える。
「まあ、間違えはよくあることですから。特に、仮物の姿じゃ言い間違いも起きやすいでしょうしね。」
それを聞いて「うっ」と漏らしていた。
図星のようだ。
先程まで抱いていた裏切り者の件もどこか贋作みが出てきた。お陰様で目の前に集中できる、そんな感覚を与えていた。
ある程度歩くと道っぽい坂道へと出る。
そこで座って待っている三人と合流し、その坂道を登っていく。
登った先。右手側に小屋が現れた。
それを見て小学生組は目を輝かせている。
「なんだ。あの家は。なんか浪漫を感じるぜ。」
「あれは私の別荘よ。みんなには秘密の隠れ家だったんだけどね。」
「見つかっちゃったねぇ~。」
彼女はみんなを小屋の中へと招きいれた。
思わぬクーラーの涼しさが体と心に安らぎを与える。
「最高だな」と証は笑みを浮かべて座っていた。
ルインはその間にある外国人の手掛かりを探す。その手掛かりはすぐに見つかった。
一枚の油絵が窓際に飾られており、それは山に浮かぶ魚の絵だった。しかし、時空の歪みがその中には生じており魅力的だ。その絵の淵付近に小さくサインが成されている。
「ベルナール……。この絵、ウルソン・ベルナールさんが描いた絵なんですね。」
サインを見て、この人に気付いた風を装ってはいるが、実際は手身近にスマホで調べただけの知識しかない。
「知っているの?」
「あんまり知らないですけどね。ただ、耳にしたことがあったぐらいで。」
「へぇ。実はベルナールさんはここによく遊びに来ていたんだっ。ベルナールさんと一緒に絵を描くの……すっごく楽しかったな。」笑みを浮かべながら瞳から雫が落ちていた。
指で涙が拭われる。
「それで大きめな靴やツナギがあるんだねぇ。」
「つまり、ここは紫衛來さんとベルナールさんの思い出の土地と言う訳ですね?」
彼女は飛びっきりの笑顔で「はい」と答えた。
この瞬間が愛おしくなる程の笑みだった。
涼しい空間で十分少々経った。
子ども達は疲れ果てたのか椅子や床に座って寝ている。
「僕達だけで上を調査しに行ってもいいかい?」
彼女はあまり良いという返事をしたくなさそうだった。
「透君を探すのに必要なことなんだ。理解してくれるかな?」
そんな身勝手な断りを入れて、二人だけで山を登った。森を抜けた先にはアートの広がる岩場が待っていた。
「それにしても凄いねぇ。こんなにクオリティが高いものがこんなにも並んでいるなんて。展覧会を開けば儲かるんじゃないかな?」
どうしてそこまでクオリティが高いアートを描いたのか。それもこんな秘境の地で誰かに見て貰える訳でもないのに。そんな気持ちが含まれている。
油断すればアートに心を奪われその場に立ち尽くしてしまいそうだ。
探索のためにアートに足を踏み入れた。
申し訳ないと感じつつも、その先を確かめるために踏みしめたのだ。
その先も続いているアート。
山場を駆け上がり進む。そこにもアートが存在していた。アートはこの禿山の殆どを占めているといっても過言ではなかった。
伸び縮みする真っ直ぐ伸びる階段のアートの上を進んでいく。薄暗い葉っぱのアートを飛んでいく。そして、普通の階段にしか見えないアートを上がっていく。
グラッ。
その時だった。ルインが足を滑らせたのは。
普通の階段に見えて、実は凹んでいた岩場。そこに足を踏み入れた瞬間、そこに踏み込んできた人を滑らせる。そんな意地悪なアートだった。
滑らせた先に見えるのは闇。
奈落の底の見えない闇だった。
そこは谷となっており、アートも存在しないただの岩帯。自由落下によって闇の中へと落ちていく。
ゴールが見えてきた。
変哲もないただの岩肌だった。そこからどれほど転がっては落ち、衝突したのだろう。朦朧とした意識の中、体の半分は凍える冷たさを感じていた。
瞬く間にルインの意識は消えた。
闇の中へと誘われたのだ。
「ここは紫衛來ちゃんが行くなって口うるさくする所だね。」
「ですが、僕達はそこを調査して行きたいんですけどね。」
「うーん。確か昔強行された工事現場でしたから、草木の伐採で土砂崩れも起きやすくなっていますし、実際に工事のために使われた道路は土砂崩れで使えなくなっていますから、止めた方がいい気がするのですが。」
彼は横目で紫衛來の方を見ていた。
「安心したまえ。俺達は大人だからね。」
「それでも危ないわよ。土地勘もないんだから、危険すぎるわ。」
簡単に話が進むと思っていたが、そうは行かないらしい。
「どうしても調べなければいけないのですか?」
「えぇ。実はその方向に怪しい家があるとの情報がありまして。それも含めて調べて行きたいと思ったんです。」
それを聞いた彼女は静かに頷いていた。
「分かったわ。私はこの探偵達に着いていくわ。ただし、条件があるの。それを呑んでくれるわよね?」
「何だい?」
「私の指示をよく聞くこと。私が危ないと判断したら、即刻探索を打ち切ること。それでもいいなら認めるわ。」
「了解。」
何とか起動を修正することができた。
横で「お兄、藍達も一緒に着いていこうよ。人が多い方が安心だよ」と聞こえる。それに対し「よし」と返していた。
証が口を開く。
「俺もコイツらに着いてく。人手は多い方が助かるだろ?」
ポケットに手を入れながら肩で行くことを表していた。
「藍も着いてく。」「もちろん、僕も行くよ。」
それを見て、頭を悩ませた後に「分かったわ。ただし、何度も言うけど危ないことは絶っっ対にさせないからね」と強く念押しされていた。
「分かってるよ」と垂れている。
残る三人も探す場所を決めた。
その三人はそれぞれの場所へと向かっていく。
残された六人は摩天楼を目印に、森の中へと入っていく。
足場の不安定な木々の中。草草や根っこが足元に触れる。先頭に立つのは三人。証と橙とモタローだ。
「ちょっと靴紐を結ばなきゃ」と藍がその場にしゃがんだ。
「おーい、置いてくぞー」と証。
「今、アンタの妹ちゃんが靴紐結んでるの!」
少し遅れ気味な三人は前方の人達を目で追いかけていた。それを見た紫衛來が少し急ぎ足で前衛組に声が届くところまで行き「だーかーらー、止まりなさい」と叫んだ。それを聞いて三人は立ち止まる。
靴紐を結び終えた女の子が立ち上がった。
その時、ルインの足をちょんちょんと指で指す。何かを話そうと口に手を当てた。それを見て、しゃがんで耳を差し出す。こそこそと小さな声で伝えていく。
「あのね、探偵さん。藍達の【少年少女捜索隊】の中に裏切り者がいるの。藍達を騙してるの。だから、その裏切り者に騙されないでね、探偵さん。」
話は終わった。
蒼のことだろうか。それともまた別に裏切り者がいるのだろうか。そんな思考が現れる。
「そこを右の方に進んで、そっから真っ直ぐ。」
彼女の大きな声が聞こえる。
ようやく紫衛來に辿り着いた。残る三人は少し先にいる。
「それじゃあ、誰が速く進めるか試してみないかい。」「面白れぇ。受けて立つぜ。」「楽しそうっ。負けないよっ!」
三人は何か別の目的に駆られている感じを与える。
「よーい、スタートっ!」
前方三人はこの山道を無邪気に駆け抜けて行った。それを見て「もう。危ないのにっ」と喚く声がした。
「まあ、一応大人が着いてますからね。何とかなりますよ。後はモタローさんに任せましょう。」
「あんの馬鹿共!」
残された三人は先行く人達に心配と不安を抱きながら、ゆっくりと確実に歩み始める。
「男共三人がもう見えなくなっちゃった」と藍。
ゆっくりと進みながら、何故か彼女は藍の方を眺めていた。
「なんか見られている気がする。」
「あ、ごめん。橙ちゃんってよく男の子と間違えられるけど、藍ちゃんが間違えるなんて珍しいなーって、思って。」
それを聞いて「あっ、間違えた」と本気で間違えた顔をした。本当につい間違えてしまったのだろう。
「藍さんが間違えるのは珍しいんですね。」
「うん。藍ちゃんは証君と違ってちゃんと女の子扱いしてるからね。」
その言葉が確信へと変える。
「まあ、間違えはよくあることですから。特に、仮物の姿じゃ言い間違いも起きやすいでしょうしね。」
それを聞いて「うっ」と漏らしていた。
図星のようだ。
先程まで抱いていた裏切り者の件もどこか贋作みが出てきた。お陰様で目の前に集中できる、そんな感覚を与えていた。
ある程度歩くと道っぽい坂道へと出る。
そこで座って待っている三人と合流し、その坂道を登っていく。
登った先。右手側に小屋が現れた。
それを見て小学生組は目を輝かせている。
「なんだ。あの家は。なんか浪漫を感じるぜ。」
「あれは私の別荘よ。みんなには秘密の隠れ家だったんだけどね。」
「見つかっちゃったねぇ~。」
彼女はみんなを小屋の中へと招きいれた。
思わぬクーラーの涼しさが体と心に安らぎを与える。
「最高だな」と証は笑みを浮かべて座っていた。
ルインはその間にある外国人の手掛かりを探す。その手掛かりはすぐに見つかった。
一枚の油絵が窓際に飾られており、それは山に浮かぶ魚の絵だった。しかし、時空の歪みがその中には生じており魅力的だ。その絵の淵付近に小さくサインが成されている。
「ベルナール……。この絵、ウルソン・ベルナールさんが描いた絵なんですね。」
サインを見て、この人に気付いた風を装ってはいるが、実際は手身近にスマホで調べただけの知識しかない。
「知っているの?」
「あんまり知らないですけどね。ただ、耳にしたことがあったぐらいで。」
「へぇ。実はベルナールさんはここによく遊びに来ていたんだっ。ベルナールさんと一緒に絵を描くの……すっごく楽しかったな。」笑みを浮かべながら瞳から雫が落ちていた。
指で涙が拭われる。
「それで大きめな靴やツナギがあるんだねぇ。」
「つまり、ここは紫衛來さんとベルナールさんの思い出の土地と言う訳ですね?」
彼女は飛びっきりの笑顔で「はい」と答えた。
この瞬間が愛おしくなる程の笑みだった。
涼しい空間で十分少々経った。
子ども達は疲れ果てたのか椅子や床に座って寝ている。
「僕達だけで上を調査しに行ってもいいかい?」
彼女はあまり良いという返事をしたくなさそうだった。
「透君を探すのに必要なことなんだ。理解してくれるかな?」
そんな身勝手な断りを入れて、二人だけで山を登った。森を抜けた先にはアートの広がる岩場が待っていた。
「それにしても凄いねぇ。こんなにクオリティが高いものがこんなにも並んでいるなんて。展覧会を開けば儲かるんじゃないかな?」
どうしてそこまでクオリティが高いアートを描いたのか。それもこんな秘境の地で誰かに見て貰える訳でもないのに。そんな気持ちが含まれている。
油断すればアートに心を奪われその場に立ち尽くしてしまいそうだ。
探索のためにアートに足を踏み入れた。
申し訳ないと感じつつも、その先を確かめるために踏みしめたのだ。
その先も続いているアート。
山場を駆け上がり進む。そこにもアートが存在していた。アートはこの禿山の殆どを占めているといっても過言ではなかった。
伸び縮みする真っ直ぐ伸びる階段のアートの上を進んでいく。薄暗い葉っぱのアートを飛んでいく。そして、普通の階段にしか見えないアートを上がっていく。
グラッ。
その時だった。ルインが足を滑らせたのは。
普通の階段に見えて、実は凹んでいた岩場。そこに足を踏み入れた瞬間、そこに踏み込んできた人を滑らせる。そんな意地悪なアートだった。
滑らせた先に見えるのは闇。
奈落の底の見えない闇だった。
そこは谷となっており、アートも存在しないただの岩帯。自由落下によって闇の中へと落ちていく。
ゴールが見えてきた。
変哲もないただの岩肌だった。そこからどれほど転がっては落ち、衝突したのだろう。朦朧とした意識の中、体の半分は凍える冷たさを感じていた。
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