【R18】白猫セシルは堕天使な宰相に囚われる

猫まんじゅう

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15 あなたと共に、繋ぐ未来※





「よく出来ましたね。僕の子猫セシル、おいで。」


裸で目の前にぺたりと座り込む彼女を呼び、待ちきれず彼女の手を掴むと強引にぐっと引き寄せる。彼女の身体は勢いそのまま、自分の腕の中に収まった。


「ああ、やっと本当の意味で貴女を手に入れられるのですね」


セシルを自分の身体の上に座らせ、顔を引き寄せて下から口づけをする。そのあまりにも優しい口づけにセシルは身体が痺れるのを感じた。
先程から、甘く蕩けるような言葉や溺れるような口づけはくれるのに、一切身体には触れないセドリックにセシルは不満を零す。


「·········せどりっくさま、もっと、、」

「もっと、?」


自分の秘部はもう既にぐっしょりと濡れ、彼の下穿きを濡らしている。自分の跨っているその下穿きの下で燻る彼の大きく熱をもった塊を感じているのだから当然だ。


「っ、欲しい·········、」


彼女はぐっと腰を落とし彼のその熱塊を自分の秘裂に当たるように押し付ける。下穿き越しにそれがずくり、と動くのを感じて期待にさらに蜜が溢れた。
より強い刺激を求めて、期待に膨らむ陰核を擦りつけ、セシルは堪らず息を漏らす。


「っああ、にゃ、ぁ、、!」

「セシル、今日は貴女の好きなようにしていいんですよ?」


愛おしそうに彼女の耳を撫でながら、ほほ笑んだセドリックをみて、セシルは我慢できずに彼の下穿きに手をかけた。

彼の大きく勃起したその熱塊がぶるんと目の前に顔を出し、セシルは恍惚とした表情でそれを見つめる。

自分の身体が、内部からそれを望んでいるのだと理解し、とろりとまた自分の中から蜜が溢れ出た。


嗚呼、いつから自分はこんなに淫乱になったのだろう。いつから、より強い刺激を求めて自分から強請るようになったのだろうか。自分はもう既に───

口づけより先の快楽を知ってしまったから。
肉欲の沼に溺れる悦びを知ってしまったから。

──────彼女は、その熱い肉塊を握りしめ自身の蜜壺にあてがうと、ゆっくりと腰を落とした。


「───────ああぁぁぁっ、、、!」


それが媚肉を割り開き、膣壁を擦って侵入してくる、その快感を存分に噛み締めながら、セシルは求めていた快感が自分の身体の中を突き抜けるのを感じ抑えきれず声をあげた。
太く大きな彼の楔は熱を持ちながら彼女の腟内を突き進み、奥まで到達する。


この圧迫感も、腟内を擦り付けられる感覚も、全て、彼女自身が渇望していたものだ。
セシルは全身に悦びが満ちていくのを感じて目を閉じた。

「······くッ、」

その瞬間、彼女の腟内がキツく締まり、セドリックは顔を歪める。そして彼女の腰を持ったまま恍惚とした表情の彼女を見上げた。

もっと刺激が欲しいのか、セドリックが動かない事に苛立っているのか、はたまたこの状況を堪能しているのか。彼女の尻尾は右に、左に、と規則的に揺れている。



「あぁ、美しいな、───私の妻は、」



その言葉でセシルの腟内が精を搾り取るように更に締まり、セドリックは突如襲ってくる射精感を収めるため彼女の腰を強く掴んだ。


「すまない、もう我慢できそうにない。けれど、」


もう少し、と彼は結合部から顔を覗かせる彼女の大きくなった突起を触る。


「っ、にやぁぁ、ぁああんっ」


その強い快感に急かされ、セシルは腰を上下に動かした。セドリックはそれを補助するように、自分の腰を突き上げる。


二人の身体がぶつかり合う音と卑猥な水音が部屋に響き渡り、そしてそれは段々と速度をあげていく。


「すまない、セシル、もう我慢できそうにない」

「───!、ああぁあっ」

「ああ、これで孕めなくてもいいですよ。もっと楽しみましょう。子供は何匹できるかな───っ、」

セドリックは彼女の浮いた腰を掴むとそれを引き寄せて、一気に奥まで突き上げた。そして、彼女の最奥へ精を吐き出す。


「·········はぁっ、、はぁ」


ぐったりと横になった彼女を横たえて彼はその額に唇を落とした。


「セシル、貴女の宮は壊してしまいましょうか?いや、あそこは貴女の監禁部屋か御仕置き部屋に変えて色々と楽しむのも良いですね、」

「せどりっくさま、ほんとうに意地悪です、。冗談はやめてくださいっ、」

「冗談ではありませんよ、まだまだ、開発できる事はありますからね」


セドリックは彼女の隣に横になりながら、柔らかいその臀部をゆっくりと撫でる。
そして、彼女から流れ出たお互いの愛液を指で拭うとそれを尻尾の付け根、後ろの穴に撫でつけた。


「、ひやぁぁあん、そんな汚いところっ、やだぁ」

「大丈夫、今日はやりませんから。本日から、私たちの時間は無限ですからね。陛下には感謝してもしきれません。本当に、」

「リリアーナさまもご結婚されますし、御子ができたときには私たちのこどもが仲良くできれば良いですねっ」

「······本当に、そうですね、」


むしろ、セドリックはこれまで結婚をそのためだけに考えていた。まさか自分が、愛し、愛される関係になるとは全く考えていなかったのだ。

ヴィクトールと同じ時期に子供を成せばそれは将来の皇国の、皇帝の、役に立つという事なのだから。


「それに······この、魔眼も、もし受けつげれば、セドリックさまのお役に立てますか、?」


セドリックは驚きに目を見開き、横になっている彼女を見つめた。

彼女は、いつから気づいていたのか。その特別な『魔眼』が皇国のためになることを知っていたのだろうか。

セドリックが皇国と皇帝の事だけを考え、それを生き甲斐にしている事も知って········?
そこまで考えてセドリックは彼女を抱きしめる。


「セシル、別に『魔眼』持ちでなくとも、そんなのはどうでもいいのですよ。私達、二人の子供が元気に、平和に、この国で生きていってくれれば。それだけで。」


彼女は獣人だから、彼女と子を成すのは大変かもしれない。最悪、陛下に許可を貰って獣人族との間に子を成しやすい薬などを開発してもいいかもしれないな。とセドリックは漠然と考えた。


でも、それよりも─────

セドリックは疲労から眠りにおちた彼女を見た。
閉じられた瞼には真っ白な美しいまつ毛がキラキラと光っている。そして、ピクピクと小刻みに揺れる耳を優しく撫でる。

───彼女を手に入れられたのだから、それに感謝しなければ。


いつから彼女に心を奪われていたのだろうか?
お互いに親もいない、愛を知らず、それゆえに二人身を寄せ合うように愛に飢えていたからか。

いや、きっとリドゥレラ中立国の路地裏で彼女を一目みた時から惹かれていたのかもしれない。
セドリックは彼女を抱き締めながら瞳を閉じた。





彼らが、銀色と白の交じり合った可愛らしい二人の子猫達を見るのは、まだまだ先の話である。

この時のルドアニア皇国は、皇帝ヴィクトールが王国からリリアーナを皇后として迎え、彼女の『慣らし五夜』の儀式を控えていた。

『慣らし五夜』、『初夜の儀』、婚儀の順に進められる皇国では、皇帝の婚儀の前日には他国からの来賓客などを招き入れて大きな晩餐会を行う。

蜜月をあけたセドリックは、その準備へと駆り出され、目出度く侯爵夫人となったセシルも晩餐会にむけての淑女教育が始まったのだ。

そしてその皇帝の婚儀期間にはセドリックとセシルにも様々な問題が降り掛かる事になるのだが、それについてはまたその機会に話すとしよう。

いまは甘く蕩けるような新婚生活を送れればそれで良いのだ。こんなにも拗れた二人が無事、幸せに添い遂げられる事に違いはないのだから。



────── 完 ───────


※この作品は『不本意すぎるこの世界で―』 https://novel18.syosetu.com/n2302hx/
と同世界に生きる宰相セドリックの物語です。
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