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39. 中間舞踏会
中間舞踏会を控え、シェリルは寮の自室で着替えを済ませた。
あの建国記念日の後、リルはこの部屋には姿を現わさなくなってしまいシェリルはため息をつく。
といってもまだほんの数日なのだけれど······。
そして、昨夜はいつもの様に寮の部屋に沢山の贈り物が届いていた。
それらの大半はやはり『明日の舞踏会に是非着て下さい!』『装飾品だけでも受け取って下さい!』とかそういうものだったが、その中に猫の肉球がインクで捺された箱があって、シェリルはそれをすぐに取ったのだ。
「これはリルの脚ですね!では······」
リルがインクをつけて捺印してくれたと思えば、嬉しくて笑みが零れ。
箱を開けて彼女の推測は確信に変わった。
「これは······ヒュー様······」
美しい、白と金のドレスに、紫のアクセント。
何故か彼をすぐに連想させるそのドレスを、シェリルはぎゅっと抱きしめる。
「嬉しい······」
本当に嬉しい。
だって、中間舞踏会は、自分の最も重要な日になるに違いないから。
そう、ヴァレンティ―ナのメモによれば、その日に自分はアロライン王太子殿下に婚約破棄を言い渡されると書かれていた。
そこで、殿下を取られた嫉妬からヴァレンティ―ナを虐めていたことをロザリア王国の公式的なこの中間舞踏会で暴露され、事実確認の事情聴取なども踏まえ、それから一ヵ月あまりで王城の貴族牢の中に囚われるのだそう。
「また小さな牢の中で過ごすかもしれないなんて······。でも、ヒュー様のドレスがあれば、とても前向きな気持ちになれるのは何故でしょう?」
これが、恋······。彼の事を考えれば勇気がもらえて。
自分はあの美しい王城内の庭園を管理されている庭師様という以外、彼の素性すら知らないはずなのに······こんなにも力強い気持ちになるなんて。
「でも、これが恋······なのであれば、ヴァレンティ―ナさんのハッピーエンドが達成された後は、きっと······自分も恋が自由にできるような人生を歩みたい······」
わたくしも······この世界でそんな夢を見ても、いいのでしょうか······?
そんな思いを抱きながら、シェリルは、ヒューからであろうドレスに身を包み、中間舞踏会という戦場に脚を運んだ。
◆
シェリルがこの世界にきて、学園に入ってから、もう半年が過ぎている。
早いもので、もうあと半年経たずに卒業、そして皆が結婚等をしていくのだ。だから、婚約者のいる者は相手をエスコートして舞踏会に参加するのは当然だった。
シェリルは周りを見渡した。
だが、ヴァレンティ―ナのメモにあったような、婚約者の腕に手を絡めながら舞踏会場となる学園内のホールに入っていく彼らから、シェリルを蔑む目は向けられない。
逆に彼らはシェリルの方へ駆け寄り、笑顔で挨拶をしてくれたりするのだ。
「シェリル様!今日も本当にお美しくて······まるで精霊様のようですね」
「本当に、精霊様の化身といわれる理由が分かりますね!」
けれど、そんな温かい言葉にもシェリルはヴァレンティ―ナのメモ通り、冷たくあしらう事を意識する。
「あ、ありがとう······?では、私はこれで」
背後で『ねえ、見た?とても照れていらっしゃったわ?!』『照れて恥じらうような顔も麗しいな』と囁かれているとは考えもせず、シェリルはその会場の扉を開けた。
会場に入れば、視線はシェリルに集まる。
そして会場中が息をのんだ。
その、あまりに美しい、全てに。
『シェリル様、今日も本当に美しいわ!』
『見て、あのドレス、王家を思わせる色使いね?誰からの贈り物でしょう?』
『でも、今日もアロライン殿下はいらっしゃらないのね?』
『あのお方はヴァレンティ―ナさんと来られるのでは?』
『あの何人もの殿方と遊んでおられる?節操がない女性よね』
瞳を輝かせながらそう話す女性達の横で、今日も自分の贈ったドレスが選ばれなかったと男性達は涙をのむ。
そんな事も露知らず、シェリルは会場の中心に歩を進めた所で、周りを見渡した。
『まだ、ヴァレンティ―ナさんも、アロライン殿下もいらっしゃらないのかしら?』
そう思った直後、会場の奥、入口とは反対の方向にある一際重厚な扉が開かれ、シェリルに緊張感が走る。
「っ······、」
それはシェリルの探していた人物、アロラインとヴァレンティ―ナだったからだ。
王族専用の扉からは彼らと、その後ろに、護衛騎士のラルク、そして王太子の仕事補佐をしているアイザックが続き。
『王族専用の扉よね?なのにあんなにぞろぞろと······』
周りから非難の色が伺える声が聞こえる中、それを気に留める様子もなくヴァレンティ―ナはアロラインの腕に自分の腕を絡めながらゆっくり、シェリルの前まで進んでくる。
それから彼の後ろに回り込んで、後ろから抱きついた。
「アル様あ、やっぱり怒ってますよ~、ほら、今日もエスコートがなかったってきっと怒るんですよ?怖いわあっ······」
「シェリル、ヴァレンティ―ナから聞いているぞ。俺と彼女の仲を疑い、彼女に嫌がらせをしてきたと聞いているぞ」
シェリルはアロライン殿下の目を真っすぐ見つめた。
そして、コクリと頷く。
そう、予定通り。ヴァレンティ―ナが怖がる素振りを見せて、自分は悪役になるだけ。
「はい······。ですが、それはアロライン殿下が私の事を見て下さらないからでっ!婚約者、なのにっ!」
「それはもう聞き飽きた!君は本当にすぐ嫉妬をする癖があるようだな。彼女は”世渡り人”で国にとって重要な女性だと、何度も言っていただろう!」
アロラインの声が響き渡り、会場中が静かになる。
「もう良い。可哀相に、おいでヴィヴィ。俺が守ってあげるから」
アロラインの後ろから顔をひょっこり出したヴァレンティ―ナは恐る恐るといった様子で彼の隣に立った。
アロラインの濃紺の髪と同じドレスに、王家の色を示す金。
彼女の片脚が膝上まで見える、少し露出の多いそのドレスだが、情熱的な赤を刺し色に入れたそれは彼女によく似合っており、とても美しい。
王太子の婚約者としても引けを取らない程の存在感だと皆思うだろう。
だが、それは此処にシェリル、という存在がいなかったら······に他ならない。
ヴァレンティ―ナは会場で目立っているシェリルとそのドレスを見て目を細めた。
彼女が感じたのは少しの違和感。
だけど、とりあえずこの悪役令嬢シェリルの断罪と婚約破棄を終わらせなければ。とヴァレンティ―ナはあざ笑うような視線をシェリルに向けた。
「王家の金を取り入れたドレス······?アル様にまだ気持ちがあって捨てきれないんでしょうねぇ」
そして、それに同意したアロラインがヴァレンティ―ナの肩を抱いて、口を開いた。
「本当だな。シェリル、嫉妬に身を焦がし執着するなど、醜いぞ。もうそんな君に用はない。
さて、本題に入ろう。本日はこの王国公式とされる中間舞踏会。皆にも聞いて欲しい事がある!」
そんな罵りから始まったアロラインの言葉は、遂に、その言葉を告げた。
「今日、この時をもって私、ロザリア王国王太子アロラインはバルモント公爵令嬢との婚約を破棄する!」
********************************
※AI画を挿し込みます。
苦手な方はここで回避して下さい。
また、日曜更新分辺りからほぼR回となって参ります。
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中間舞踏会の二人をイメージしています。
・ヒューベル (作者のタイプドストライクの画像が生成されて興奮気味ww)
・シェリル
あの建国記念日の後、リルはこの部屋には姿を現わさなくなってしまいシェリルはため息をつく。
といってもまだほんの数日なのだけれど······。
そして、昨夜はいつもの様に寮の部屋に沢山の贈り物が届いていた。
それらの大半はやはり『明日の舞踏会に是非着て下さい!』『装飾品だけでも受け取って下さい!』とかそういうものだったが、その中に猫の肉球がインクで捺された箱があって、シェリルはそれをすぐに取ったのだ。
「これはリルの脚ですね!では······」
リルがインクをつけて捺印してくれたと思えば、嬉しくて笑みが零れ。
箱を開けて彼女の推測は確信に変わった。
「これは······ヒュー様······」
美しい、白と金のドレスに、紫のアクセント。
何故か彼をすぐに連想させるそのドレスを、シェリルはぎゅっと抱きしめる。
「嬉しい······」
本当に嬉しい。
だって、中間舞踏会は、自分の最も重要な日になるに違いないから。
そう、ヴァレンティ―ナのメモによれば、その日に自分はアロライン王太子殿下に婚約破棄を言い渡されると書かれていた。
そこで、殿下を取られた嫉妬からヴァレンティ―ナを虐めていたことをロザリア王国の公式的なこの中間舞踏会で暴露され、事実確認の事情聴取なども踏まえ、それから一ヵ月あまりで王城の貴族牢の中に囚われるのだそう。
「また小さな牢の中で過ごすかもしれないなんて······。でも、ヒュー様のドレスがあれば、とても前向きな気持ちになれるのは何故でしょう?」
これが、恋······。彼の事を考えれば勇気がもらえて。
自分はあの美しい王城内の庭園を管理されている庭師様という以外、彼の素性すら知らないはずなのに······こんなにも力強い気持ちになるなんて。
「でも、これが恋······なのであれば、ヴァレンティ―ナさんのハッピーエンドが達成された後は、きっと······自分も恋が自由にできるような人生を歩みたい······」
わたくしも······この世界でそんな夢を見ても、いいのでしょうか······?
そんな思いを抱きながら、シェリルは、ヒューからであろうドレスに身を包み、中間舞踏会という戦場に脚を運んだ。
◆
シェリルがこの世界にきて、学園に入ってから、もう半年が過ぎている。
早いもので、もうあと半年経たずに卒業、そして皆が結婚等をしていくのだ。だから、婚約者のいる者は相手をエスコートして舞踏会に参加するのは当然だった。
シェリルは周りを見渡した。
だが、ヴァレンティ―ナのメモにあったような、婚約者の腕に手を絡めながら舞踏会場となる学園内のホールに入っていく彼らから、シェリルを蔑む目は向けられない。
逆に彼らはシェリルの方へ駆け寄り、笑顔で挨拶をしてくれたりするのだ。
「シェリル様!今日も本当にお美しくて······まるで精霊様のようですね」
「本当に、精霊様の化身といわれる理由が分かりますね!」
けれど、そんな温かい言葉にもシェリルはヴァレンティ―ナのメモ通り、冷たくあしらう事を意識する。
「あ、ありがとう······?では、私はこれで」
背後で『ねえ、見た?とても照れていらっしゃったわ?!』『照れて恥じらうような顔も麗しいな』と囁かれているとは考えもせず、シェリルはその会場の扉を開けた。
会場に入れば、視線はシェリルに集まる。
そして会場中が息をのんだ。
その、あまりに美しい、全てに。
『シェリル様、今日も本当に美しいわ!』
『見て、あのドレス、王家を思わせる色使いね?誰からの贈り物でしょう?』
『でも、今日もアロライン殿下はいらっしゃらないのね?』
『あのお方はヴァレンティ―ナさんと来られるのでは?』
『あの何人もの殿方と遊んでおられる?節操がない女性よね』
瞳を輝かせながらそう話す女性達の横で、今日も自分の贈ったドレスが選ばれなかったと男性達は涙をのむ。
そんな事も露知らず、シェリルは会場の中心に歩を進めた所で、周りを見渡した。
『まだ、ヴァレンティ―ナさんも、アロライン殿下もいらっしゃらないのかしら?』
そう思った直後、会場の奥、入口とは反対の方向にある一際重厚な扉が開かれ、シェリルに緊張感が走る。
「っ······、」
それはシェリルの探していた人物、アロラインとヴァレンティ―ナだったからだ。
王族専用の扉からは彼らと、その後ろに、護衛騎士のラルク、そして王太子の仕事補佐をしているアイザックが続き。
『王族専用の扉よね?なのにあんなにぞろぞろと······』
周りから非難の色が伺える声が聞こえる中、それを気に留める様子もなくヴァレンティ―ナはアロラインの腕に自分の腕を絡めながらゆっくり、シェリルの前まで進んでくる。
それから彼の後ろに回り込んで、後ろから抱きついた。
「アル様あ、やっぱり怒ってますよ~、ほら、今日もエスコートがなかったってきっと怒るんですよ?怖いわあっ······」
「シェリル、ヴァレンティ―ナから聞いているぞ。俺と彼女の仲を疑い、彼女に嫌がらせをしてきたと聞いているぞ」
シェリルはアロライン殿下の目を真っすぐ見つめた。
そして、コクリと頷く。
そう、予定通り。ヴァレンティ―ナが怖がる素振りを見せて、自分は悪役になるだけ。
「はい······。ですが、それはアロライン殿下が私の事を見て下さらないからでっ!婚約者、なのにっ!」
「それはもう聞き飽きた!君は本当にすぐ嫉妬をする癖があるようだな。彼女は”世渡り人”で国にとって重要な女性だと、何度も言っていただろう!」
アロラインの声が響き渡り、会場中が静かになる。
「もう良い。可哀相に、おいでヴィヴィ。俺が守ってあげるから」
アロラインの後ろから顔をひょっこり出したヴァレンティ―ナは恐る恐るといった様子で彼の隣に立った。
アロラインの濃紺の髪と同じドレスに、王家の色を示す金。
彼女の片脚が膝上まで見える、少し露出の多いそのドレスだが、情熱的な赤を刺し色に入れたそれは彼女によく似合っており、とても美しい。
王太子の婚約者としても引けを取らない程の存在感だと皆思うだろう。
だが、それは此処にシェリル、という存在がいなかったら······に他ならない。
ヴァレンティ―ナは会場で目立っているシェリルとそのドレスを見て目を細めた。
彼女が感じたのは少しの違和感。
だけど、とりあえずこの悪役令嬢シェリルの断罪と婚約破棄を終わらせなければ。とヴァレンティ―ナはあざ笑うような視線をシェリルに向けた。
「王家の金を取り入れたドレス······?アル様にまだ気持ちがあって捨てきれないんでしょうねぇ」
そして、それに同意したアロラインがヴァレンティ―ナの肩を抱いて、口を開いた。
「本当だな。シェリル、嫉妬に身を焦がし執着するなど、醜いぞ。もうそんな君に用はない。
さて、本題に入ろう。本日はこの王国公式とされる中間舞踏会。皆にも聞いて欲しい事がある!」
そんな罵りから始まったアロラインの言葉は、遂に、その言葉を告げた。
「今日、この時をもって私、ロザリア王国王太子アロラインはバルモント公爵令嬢との婚約を破棄する!」
********************************
※AI画を挿し込みます。
苦手な方はここで回避して下さい。
また、日曜更新分辺りからほぼR回となって参ります。
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