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19.パーティー
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「おい! テラス! なにのうのうとパーティーに参加してるんだ!」
怠惰の神が突然声をかけてきた。
「怠惰の神。上司である僕は無視ですか?」
「……恋愛の神。テラスなんて者を連れて、何をなさっているのですか」
「僕が誰を連れようと自由だし、テラスは地獄の神から預かった大切な地獄の使い人ですよ?」
「……うっ。しかし、テラスのせいで先日も地獄に行くはずの者が天界の列に並ぶという信じられないミスが起こったじゃないですか。そもそも、地獄の神がテラスをしっかりと管理なさらないから、こんなことが起こる。私が上司だったときは、そんなこと起こらなかったではないですか。地獄なんて浄化の必要な環境で、単なる人である使い人が十分に働けるはずがないんですよ」
「……それ以上は、地獄の神への不敬になりますよ?」
「……」
テラスを見守りにきた地獄の神は、そっと呟いた。
「地獄のせいで……私のせいで、テラスを苦しめている?」
テラスたちが揉めているのを見た日陰の神は、地獄の神の存在に気づくことなく、言い放った。
「そうよ。ディラン様にあの小娘が近づくから、全てに悪影響を与えているわ。ディラン様にこれ以上近づくなら、私にだって考えがある……。でも、恋愛の神と引っ付くならそれはそれでお似合いね。誰にでも尻尾を振る者同士」
そう言って去っていく日陰の神の後ろ姿を呆然と見つめる地獄の神であった。
「ディラン様! 日陰の神の奴、また何かするつもりですよ! 追いかけましょうよ! ……ディラン様?」
ーーーー
「ディラン様。こちらの書類なのですが、このように処理してよろしいでしょうか?」
「あぁ。問題ない。そこに置いておいてくれ」
「はい」
「……少し私は出てくるよ」
パーティー以来、テラスのミスは激減した。負の連鎖を断ち切ったらしい。しかし、ディランと不思議な距離が空いてしまった。
「……ディラン様」
「そのー、あれだ! 今は月周り的に不浄でディラン様はお忙しい。疲れていらっしゃるんだ」
「それなら、私の浄化魔法をお使いになられたらいいのではないでしょうか? 一時期よりも復活しております」
「その、テラスの魔法は復活しているが……所詮人の身。あまり負担をかけたくないのだ。いざという時にとっておいてほしいとディラン様もお考えなのだ、うん」
「使いすぎなければ、問題ないかと……」
“ビビー! ビビー!”
「また、汚染が悪化した警告音がなっております。私が浄化に……」
「いや、ディラン様が浄化なさったようだ……ご無理なさらなければいいのだが」
「ディラン様……」
怠惰の神が突然声をかけてきた。
「怠惰の神。上司である僕は無視ですか?」
「……恋愛の神。テラスなんて者を連れて、何をなさっているのですか」
「僕が誰を連れようと自由だし、テラスは地獄の神から預かった大切な地獄の使い人ですよ?」
「……うっ。しかし、テラスのせいで先日も地獄に行くはずの者が天界の列に並ぶという信じられないミスが起こったじゃないですか。そもそも、地獄の神がテラスをしっかりと管理なさらないから、こんなことが起こる。私が上司だったときは、そんなこと起こらなかったではないですか。地獄なんて浄化の必要な環境で、単なる人である使い人が十分に働けるはずがないんですよ」
「……それ以上は、地獄の神への不敬になりますよ?」
「……」
テラスを見守りにきた地獄の神は、そっと呟いた。
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そう言って去っていく日陰の神の後ろ姿を呆然と見つめる地獄の神であった。
「ディラン様! 日陰の神の奴、また何かするつもりですよ! 追いかけましょうよ! ……ディラン様?」
ーーーー
「ディラン様。こちらの書類なのですが、このように処理してよろしいでしょうか?」
「あぁ。問題ない。そこに置いておいてくれ」
「はい」
「……少し私は出てくるよ」
パーティー以来、テラスのミスは激減した。負の連鎖を断ち切ったらしい。しかし、ディランと不思議な距離が空いてしまった。
「……ディラン様」
「そのー、あれだ! 今は月周り的に不浄でディラン様はお忙しい。疲れていらっしゃるんだ」
「それなら、私の浄化魔法をお使いになられたらいいのではないでしょうか? 一時期よりも復活しております」
「その、テラスの魔法は復活しているが……所詮人の身。あまり負担をかけたくないのだ。いざという時にとっておいてほしいとディラン様もお考えなのだ、うん」
「使いすぎなければ、問題ないかと……」
“ビビー! ビビー!”
「また、汚染が悪化した警告音がなっております。私が浄化に……」
「いや、ディラン様が浄化なさったようだ……ご無理なさらなければいいのだが」
「ディラン様……」
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