乙女ゲーヒロインにおとされるのを待ってたら、エロゲーの主人公におとされました

KUMANOMORI(くまのもり)

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攻略情報をもっていた

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 ミトリが攻略してくれずに暇すぎたので、学園の農場を作って永久豊作農法を見つけてみたり、龍とユニコーンの交配をして王から勲章をもらってみたり、全科目オールSランクを目指して宰相になってみたり、ヒロイン以外の学園の女の子全員とデートして一夫多妻になってみたりと可能性を広げて来た。

 思えば、ユーリィとデートしてそのあとのアレコレってこともあったなぁ、と仄かに思う。

 成績でオールSを目指したときに、ユーリィとは親しくなった。
 意外にあの子は気が強かったなぁ、とぼんやりと思い出す。

 そして、思いつくのは、オレって、全員とやってたわ(ミトリ以外)、ということだ。親友からすれば、オレの経験は攻略本みたいなもんだなぁと思うのだった。

「ユーリィのことは好きなんだろ?ルートに入ってみようと思うくらいには」
 そいつはうなずいた。それなら話は単純だ。

「進むっきゃない。ユーリィのエンディングがいくつあるか知らないけど、とりあえずは進めてみろよ。まずは、ユーリィと初めての時間を過ごす!」
 にわかに勢いが出たオレが言えば、トリスタンは一鳴きした。トリスタンも同意のようだ。

「知ってることは助言してやる!お前が立派にその仕事(絶倫ルート)を全うできるように手伝うよ」
 暇だから。

「ありがとう、ラウリィ。いや、けど、俺」
 童貞だけど、と続く。

「あ、そうなんだっけ?」
「経験なくても出来るものなのか?」

「タイトル通り、ブリリアントなら女の子たち満足するんじゃ?」
「お前の経験上は?」

「いや。繊細な問題を突くなよ。オレは全年齢なんで、爽やかに。アレがどうとかこうとか、女の子に言わせないし言わない。さらっと一瞬で終わる。そういう世界観なの」

「俺は?」
「克明に描写して、嬌声の嵐だろうよ。そして長い!」

「長い?」
「長いんだろ?成人向けの主人公の先輩に聞いたことがある」

 言ってそいつの顔を見たら、なぜか見つめ合ってしまった。
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