麗しの帝王と美丈夫騎士からの二柱寵愛~帝王のパートナーなんて目指さない!~

KUMANOMORI(くまのもり)

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思いがけない婚約

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 特別棟に移ってから、周囲のオレを見る目が変わった。
 琉来は相変わらず仲良くしてくれるものの、チラチラと胸や腰や、顔、髪やとオレの容姿のかわった部分を見ては、
「本当に女の子だよな~!」
 と感嘆の声をあげる。それが少しうざったい。

「琉来の出身地には女の子はいなかったわけ?」
 と聞けば、
「オレの故郷じゃ男女は結婚前提じゃなければ、接触できないんだよ」
 と言うのだった。そうだとすれば、女性は希少生物並みの扱いなのがうなずける。

 まだ琉来の対応はマシで、オレが特別棟で囲われている愛人だとか、オレと話すと子どもができるとか、でたらめな話も多く飛び交っていた。
 オレと同じ地方の出の奴らだけは、「リテラシー低いな」と白けていたけれど、大方の学生は熱狂的で、すっかり色めき立っていたのだ。

 この状況は今のオレにとってはあまり喜ばしくはない。
 目立って、帝王のパートナーになってやる!という気概だけだった頃なら、いざ知らず、自分の可能性や学問への意識が高まったとたんに注目を浴びだしているのだから、不本意だ。

 図書室に行くのだって、後期の眼差しで見られるのだし。オレは離音先生に相談する。
 オレの魔法が性別変換魔法だとするなら、元の性に戻る方法はないのだろうか?と。
 先生は、
「今は意識的に魔法を使える段階ではないということですよね?ただ、魔法が一度使えたということは、何か魔法が発動するトリガーがあるはずです」と言う。

 そのトリガーがどこにあるのかは、魔法の種類や本人の性質にもよるらしい。
 オレの魔法が発動したトリガーが、柳の魔法だったのなら、また魔法を受ければまた発動するのかもしれない。
 当面の希望をたくして、オレは柳に声をかけてみる。

「もう一度魔法をかけてくれないか?」
 といって。
 柳はあっさりとOKを出してくれた。
 前回と同じようにデュアル部屋で待ち合わせをする。ただ条件がある、と柳は言った。

「同じようにしたんじゃつまらないし、私闘をしてみよう。お前が買ったら即魔法を使う。もし、オレが勝ったら、オレの条件を飲んでくれたら魔法を使う。それでどうだ?」
 というのだった。
 オレからすれば、勝っても負けてもどっちみち魔法を使ってくれるなら、結果オーライだ。それに、柳とデュアルするのはワクワクする。


 部屋につくと、既についていた柳は防具を装着していた。
 身体を覆う防具と、靴と面、防具は比較的自由に選べる。ランダムに弱点が決定され、弱点が光る仕様になっていた。
 弱点を突かれると突かれた部分が点滅するのだ。3回弱点を先手した方が勝ちだ。
オレは柳とは異なり、軽量性と機動性を重視した防具を選んだ。それぞれ部屋の隅にある鏡で、身だしなみを整えたあとで、武器を選び、デュアルがスタートする流れだ。

 今日の場合はゲームみたいなものなので審判もいなければ、得点ボードも使用しない。
 柳はレイピアを得意としていたけれど、今日はオレと同じようにナックルを選んできた。予想外で驚く。装着や武器の選定も済み、準備が完了したらお互いに向き合って誓いのボーズを取る。
 正々堂々と戦うことへの誓いだ。
 そしてお互いに向き合い、拳を掲げる。
 10秒カウントし、試合スタートだ。

 オレは即座に柳の懐へ入り込み、腹部の弱点を狙いにいく。
 一撃お見舞いしようとするが、片手で軌道をずらされた。そのまま体勢が不安定になるのを恐れ、一度オレは距離をはかる。

 腹部、背中、腿の3つの弱点をどのような順でつけばいいのか、考える。柳相手だと手数をかける余裕はない。オレは勢いよく柳に向かっていき、奴の肩に手をおくと、そこを起点に柳の肩の上に飛び乗った。一瞬だけ、柳の視線がそれたのを感じる。
 そのまま背中に一撃、と手を伸ばしたところで、ぐいと起点の腕を引かれ、脇腹の弱点を突かれてしまった。

「くそ!」
 一度床で屈伸し、数歩分柳と距離をとる。
 柳は接近戦でも速い。あと残るオレの弱点は、足先と肩口だ。足先は狙われにくいだろうが、身長差的に肩口は不利だ。
 けれど逆に腿や脚部の弱点は身長のミスマッチを生かして、オレにとっては有利なはずだ。

 柳相手だと、一か八かでとことんくっついて、確実に仕留めにいったほうがいいのかもしれない。中途半端な距離があることで、こちらがわも隙が出てくる。
 今度は柳の方から肩口を狙う一撃が来たので、身体をそらして避け、そのまま腹部に片手で絡みついた。
一瞬、柳が腰を引く素振りをしたので、チャンスだ!と思い、腿の弱点に拳をぶつける。

 よし、これでフェアだ!
 でも、身体を引く前に肩口を打たれた。一撃に留まらず、軸足を払われ、バランスを崩されたところで、腰を捕まえられた。身体を強く引き寄せられる。
 まずい、と思い、逆足で柳を蹴飛ばそうとしたところで、逆転の足先を打たれた。
 ゲームセットだ。

 よろめいたオレの腕を引き、柳は立たせてくれる。
「サンキュ」
 身体を立て直し、勝者への敬意の一礼をして、オレは柳に向きなおった。

「やっぱ、柳は強いな」
「いや、身体の変化を加味すれば互角だろうな」
「勝っといてそれは、こっちとしては情けをかけられてるようなモンだって。逆にハンデをもらって負けたような感じだ」

 柳にいくつもの隙が生まれたのをオレは知っている。
 柳であっても、女性とデュアルするのはやりにくいのだろう、と感じた。

 互いに武器と防具を外し、武力解除を行う。
 外していくと自身の丸みを帯びた身体が出てきて、
「女の身体はやっぱりやりにくいか?」
 とオレは聞いてみる。オレの言葉に柳は笑った。
「そこまで純粋ではないさ」
「そっか。オレの友達とかはバリバリに意識しまくりで、見た目が変わるとこうも反応が変わるのかって。中身は変わってないんだけどな」
「なるほど。たしかに、身体の変化はトリガーになりやすいかもしれない」

「ところで、柳。条件って?条件を飲めば、魔法を使ってくれるんだろ?」
「ああ。それなら」
 柳はおもむろに近くに寄ってくると、オレの手を取った。
 そして、目の前にひざまずくと、オレの手の甲にキスをする。
「え?なんだ?」

「オレのフィアンセになってくれ。花菱葉」
 そう言い、まっすぐな瞳で見上げてくるのだ。オレは言葉もない。柳の行動の意味がまったく理解できなかったのだ。
 ぼんやりしているオレを見かねたのか、柳は立ち上がってきて、自分の顔の前でオレの手の甲に再び口付けをする。

「オレの生まれた地域では、これが求婚の合図だ。OKなら相手の手の甲に口付けを返す。断るなら、静かに手を振りほどくんだ」
「い、いや。待て柳。なんでそもそも求婚の話になっている?」

「それが魔法を使う条件だからだ」
「でも、なんでフィアンセに?柳にも故郷にフィアンセがいるだろう?」
 学園に来る者の中には、フィアンセがいる者も少なくない。
 家同士が決めた婚約者や学園に来るにあたって故郷の愛人に誓いを立てる者も多いからだ。

「いるが、それが何か問題か?」
「婚約者が悲しむかもしれないし、家同士の問題になるかもしれないよな?」
「あんなまずそうな奴は、元々願い下げだった。オレは結婚相手くらい自分で選ぶ、と生家には伝えている」
「まずい?」
「肉感的でもなく、肉欲をあおるわけでもない。何が楽しくて結婚する?」

「でも、だとしても。オレを選ぶ理由ではない気もするぞ?」
「そうだろうか。オレは花菱が蓮見様のパートナーになろうが、なるまいが、自分のフィアンセにしたいと思っていた」
「はあ?なんで?」
「肉欲をあおられるからだよ」
 そう言って身体を引き寄せられた。

「柳も女に幻想があるんじゃないか?オレがこの姿になったから、そんな風に気分が載っているだけじゃ?」
「男の姿であっても同じだよ。蓮見様のパートナー選定が終わったら、オレはお前に求婚するつもりだった。真っすぐな眼差しや、素直な姿勢。すべてが魅力的だ。オレを見る闘争的な目も良かったが、今の学を求める姿勢もいい。ようするに、お前が好みなんだ」
 熱っぽい眼差しでこちらを真っすぐに見すえてくる。
 そんな柳は始めてみたので、背筋がゾクゾクした。

「だから、フィアンセに?」
「ああ」
「柳にはフィアンセは何人いる?一夫一妻制か?」
「ああ」
「オレの故郷は多夫多妻だ。また、しきたりも違うと思うし」
「つまり、フィアンセがすでにたくさんいるから、オレとは新たな婚姻はできない、ということか?」
「まあ、平たく言えばそうだな」
「花菱のフィアンセの中に、オレよりも上等な奴はいるか?どの部分でもいい、圧倒するほどオレ以上の者がいるのか?」
「それは、多分いないよな」

 学園には各地でも選りすぐりの優秀なものが集まっている。
 党首をつとめ、帝王のパートナー候補として有力な柳は国内でも指折りの人材だろう。
 匹敵するものがいるとは思えない。
 オレのフィアンセたちもそれぞれ個性的で魅力的なので、比べるのは忍びないけれど。

「なら、問題ない。第一夫でもなんでもいい、筆頭のフィアンセになれれば」
「本気か?一応オレは男だし、地方によって同性婚は障壁があるだろう?」
「花菱。生地の常識もいいが。お前はオレをどう思っている?フィアンセとしては不十分か?」
 くっきりとした顔立ちに、迷いのない眼差しでこちらを見つめてくる柳は、今まで見たことのない表情を見せてくる。
 どこかすがるような物言いに、戸惑ってしまった。

「え、いや。そんなことはないけど。お前はライバルであり、学ぶべきところも多い相手でもある。ただ、フィアンセとなれば、デュアルでもなく学力でもなく必要なのは……」
「そう、身体の相性だ」
「おい、欲求不満なのか?必要なのは、愛情だろ」

 柳はいたずらに笑い、
「挨拶の口付けはしてくれないのか?」
 と言う。
「オレにとっての挨拶が、お前の欲をあおっていてはしょうがないだろ」
「はは、たしかに。じゃあ、仮のフィアンセでいい。フィアンセがいるとはいえ、今特定の情人はいないんだろう?ならばオレを情人にしてくれ。そしたら、今魔法を使おう」

 柳は再びオレの手の甲に口付けをしてきた。
 情人にしては上等すぎるが、拒否する大きな理由もない。婚姻前の男女には情人がいることも多い。

「ああ、それならかまわない」
 オレは柳の手をとり、手の甲に口付けをした。
「少なくとも、今までの情人よりはよい思いをさせられると思う」 
 柳はオレの額に口付けをする。オレは返事のつもりで唇に口付けをするが、そうしてしまうと、やはり中々放してもらえずに、苦戦するのだった。
 そのうちに身体に熱が走り、柳は魔法を使ったことを知る。

「花菱、ほしい」
 と脳に直接柳の声が響いた。
 ほしいってなにが、と思う。とたんに、以前女性の身体になったときと同様に、身体が燃えるように熱くなった。男に戻るのだろう、と感じる。
 口付けをとき、オレの顔を見た柳は微笑む。

「やっぱり、どちらも好みだ。男の方が気の強さが出ているのもいい」
「柳、お前ってそういう奴だったか?」
「ほしいってなにが、か。色気のあることを平気でするわりに、中身は単純で鈍感だな」
 と言うのだった。
 オレの思っていたことを言い当てていることに気がつく。

「お前の魔法ってまさか」
「それは想像におまかせする。一応確認しておくが、情人の意味を知っているよな?」
「ああ、ごくごく親しい同居の友人のことだろ?婚姻後は、婚姻関係のない者とは一緒に暮らせないから、情人は期間限定のものだ」
「確認しておいてよかった。認識の違いがあるな。オレの言う情人は、肉体関係のあるごくごく親しい友人のことだ」
「肉体関係とは?共寝のことか?」

「花菱の言う共寝には、接合は入っているか?」
「せ、接合!お前、卑猥だぞ!」
「オレの言う情人は、接合を行うごくごく親しい友人だよ」
「そ、それは友人か?」

「ああ、婚姻するまでは。まさか経験がないわけじゃないだろ?」
「あるよ、何人も。故郷でも多い方だとは思う。意外かもしれないけど、オレは故郷ではモテていたんだ。でも、柳は男だし……」
 男との経験はない。

「焼けるな。何人も、か。ただ意外じゃない。お前みたいな風のような男は女にモテる。退屈しきった生活に一陣の風を吹かせられる奴は、どの地域でも人気者だ」
「褒めてるのか、それは」
「褒めているよ。ただ、条件を飲んでもらった以上は、花菱葉、お前はオレの情人だ。お前のフィアンセたちも学園にはいない。つまり、オレのものだ」

 顎に指をのせ、視線を合わせる。
 角度をつけて深く口付けをしてきた。
 オレのする口付けとは質が違うことが分かる。柳自身の乗せる思いが、違うからなのだろうか。息をつく間も与えずに、グイグイと舌を絡めてくる口付けは、たしかに、接合を意識させる欲を感じさせた。
 オレの臀部に触れてきて、揉みしだくような動きを始める。オレも男なのでこの流れで、勢いづくのは理解できた。
 とはいっても、神聖なデュアル部屋で欲をばらまくのは感心しない。
 オレは熱を帯びてくる柳自身を指先で弾いた。ビクッと腰を逸らした柳の隙をついて、身体を離す。

「場所を選べよ」
「部屋に行けばいいのか?」
「いや。そう簡単にくれてやらないよ。お前みたいなタイプは、許したとたんに手のひら返しがすごそうだ」
 オレがそう告げると、柳はこの上なく楽しそうにけたけたと笑う。

「そうかもしれないな」
「それにな、男同士ならば、身体的に役割が決まってるわけじゃないだろ?」
「ははは、オレを組み敷くつもりか?女を抱くようにはいかないとは思うが」
「女も色々だよ」
「まあ、今日のところはいい。これをいただいた限りは」
 柳は手の甲をこちらにかざしてくる。オレの家の紋章が浮かび上がっていた。
「婚姻章か」
 オレも手の甲に紋章を確認する。
 書物で見たことのある名家の紋章だ。

「よろしくな、花菱葉」
 柳はそういうのだけれど、オレは予想外の出来事に頭の整理が出来ないでいた。

 オレは学問を究めるつもりじゃなかったか?
 なぜ、フィアンセを作ってしまったんだろう?
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