52 / 70
第52話 彼女と過ごす時間
しおりを挟む
【ケント視点】
『ダンスレッスンのパートナーとして王宮へ来て欲しい。〈神贈り人〉の希望である』
宰相から手紙が届いた。
リナには王宮へ会いに行くと約束したにも関わらず、1人で登城するのは憂鬱で……明日行こう、そのうち行こう、つい先延ばしにしていた。
外に出る時、いつも隣に彼女がいたから……
馬車での移動も彼女がいるとあっという間に着いてしまう。
ひとりだと出かける気になれない。
はぁー、僕はダメだな。
あー嫌だ、嫌だと、髪をぐじゃぐしゃにかき乱す。
リナを王宮へ送り届けた後、一度だけ、父とともに登城した。
だが、彼女は講義に出ていて不在だった。
彼女を待ちたかったのだが、仕事があり、叶わなかった。
ダンスパートナーか……
リナが僕を指名したということなんだろう。
もちろん受けますと返事を出した。
ダンスパートナーを受けたと両親へ報告すると、父には、
「お前が登城しないから……まぁよかったじゃないか。しっかりパートナーをつとめてこい」と渇を入れるかのように背中をバァーンと力強く叩かれ、母には、
「しっかりリナさんの心を繋ぎ止めなさいよ。リナさんにヘアクリームの材料など渡してもらいたいものがあるから、持っていってね」と言われた。
両親も動かない僕に呆れていたようだが、それでも激励してくれた。
***
リナのダンスパートナーをつとめる日がやってきた。
みながはりきって僕の準備をしている。
前髪をきっちりとあげて固める。
玄関ホールで出かける挨拶をすませると、バンパンと頬を叩き、気合いを入れる。
みんなの『しっかり』と応援してくれる視線と『大丈夫かなぁ』と心配してくれる視線をひしひしと感じる。
僕はそんなに頼りないんだろうか。
僕が乗り込んだ馬車には、既に大量の荷物がのせられていた。
僕は荷物運びかってくらい……
母がリナの為に用意したものだ。
ロナから届く報告の手紙には、王宮でも彼女がイキイキ過ごしていること、ヘアクリームやお菓子を作ったことなど書かれていたそうだ。
ロナも僕に報告すればいいのに……
母の口から聞かされ、僕ではダメなのかと複雑な気持ちになった。
王宮に到着すると、そのままマーラ夫人が待つ部屋へ通された。
夫人と軽く打ち合わせをした後、出番が来るまでここで待機だ。
ソファーに座っていたが、心がザワザワして落ち着かない。
部屋を見渡すと隅に全身がうつる鏡が置かれているのをみつけた。
立ち上がり、鏡の前へ移動し、ダンスの動きを確認する。
体を動かすと、少しだけザワザワした気持ちが落ち着いたように感じる。
使用人が呼びに来て、ダンスホールへ移動する。
リナは全然会いに来ない僕を怒っているだろうか、呆れているだろうか……
とにかくよくは思われていないと思うと、自然に背が丸くなる。
穴があったら入りたい気分だ。
ホールに入ると、懐かしいドレスを身に纏った彼女が目に飛び込んできた。
スカイブルーのドレスがよく似合う。
いったいどんな顔で会えばいいのか……
俯いた僕に甘い香りが近づき、腕に誰かの腕が絡み付いた。
えっと、顔をあげると、なんとモリーヌだ。
なぜここに彼女が?
予想外の出来事に頭が混乱する。
混乱したまま動けない僕の前で、リナとモリーヌが言い合いを始めた。
リナが僕に纏わりつくモリーヌを怒り、モリーヌも負けじと応戦。
リナがヤキモチをやいてくれたのが嬉しくて、嬉しすぎて、僕は幸せな気分に浸っていた。
パン、パン
マーラ夫人の手を叩く音で、ハッと我に返った。
リナとモリーヌは基本のステップを踏む。
2人が踊る姿を眺めていると、僕の出番がやってきた。
久しぶりにリナをエスコートし、ホール中心へと進む。
僕の手に重ねられた彼女の手のぬくもり。
ほんの少しのふれあい。
たったそれだけで、僕の心に暖かい火が灯る。
ピアノの音に合わせ、彼女と2人、踊り出す。
リナの視線を感じる。
この至近距離で……視線を合わせるのが恥ずかしくて、どうしたらいいかわからず、ついっと目を反らしてしまった。
リナと踊り終える。
「次は彼女のパートナーをお願いしますね」
とマーラ夫人から頼まれる。
ダンスパートナーとしてこの場にいるのは僕だけ。
モリーヌとはもう関わりたくないのだが……仕方がない。
リナから離れ、モリーヌを迎えに行く。
彼女をエスコートし、ダンスを始めたのだが、以前、彼女と踊った時のような心の高揚はない。
それどころか、モリーヌからの視線が鬱陶しく感じられ、リナを心配させたくなくて、早く曲が終わらないかと願ってしまう。
距離をとりたい僕に、距離を詰めてくる彼女。
踊りにくくて仕方がない。
あんなにかわいいと思っていたのに……
あんなに好きだったのに……
昔の僕は、本当に見る目がなかったようだ。
モリーヌへの思いは、すっかり過去のものに。
夫人のレッスンが終わり、夫人が退室していった。
残された僕らはイスに座り、果実水で喉を潤す。
久しぶりにリナと過ごす貴重な時間。
この場にモリーヌがいるのが気に入らないが、帰る前に少しでもリナと話したい。
「リナ、ここでの生活はどう? 何か必要なものはない?」
「欲しいものは……ジョセフィーヌ様が送ってくださったとロナから聞いています。今は特に困ったこともないので心配いりませんよ。王妃様、王太子妃様が気にかけてくださり、楽しく過ごしています」
彼女の言葉に深い意味はないのだ。
ただ僕に心配をかけぬように紡がれた言葉。
それなのに……
僕がリナを気にかけていなかったと非難された気がした。
『ダンスレッスンのパートナーとして王宮へ来て欲しい。〈神贈り人〉の希望である』
宰相から手紙が届いた。
リナには王宮へ会いに行くと約束したにも関わらず、1人で登城するのは憂鬱で……明日行こう、そのうち行こう、つい先延ばしにしていた。
外に出る時、いつも隣に彼女がいたから……
馬車での移動も彼女がいるとあっという間に着いてしまう。
ひとりだと出かける気になれない。
はぁー、僕はダメだな。
あー嫌だ、嫌だと、髪をぐじゃぐしゃにかき乱す。
リナを王宮へ送り届けた後、一度だけ、父とともに登城した。
だが、彼女は講義に出ていて不在だった。
彼女を待ちたかったのだが、仕事があり、叶わなかった。
ダンスパートナーか……
リナが僕を指名したということなんだろう。
もちろん受けますと返事を出した。
ダンスパートナーを受けたと両親へ報告すると、父には、
「お前が登城しないから……まぁよかったじゃないか。しっかりパートナーをつとめてこい」と渇を入れるかのように背中をバァーンと力強く叩かれ、母には、
「しっかりリナさんの心を繋ぎ止めなさいよ。リナさんにヘアクリームの材料など渡してもらいたいものがあるから、持っていってね」と言われた。
両親も動かない僕に呆れていたようだが、それでも激励してくれた。
***
リナのダンスパートナーをつとめる日がやってきた。
みながはりきって僕の準備をしている。
前髪をきっちりとあげて固める。
玄関ホールで出かける挨拶をすませると、バンパンと頬を叩き、気合いを入れる。
みんなの『しっかり』と応援してくれる視線と『大丈夫かなぁ』と心配してくれる視線をひしひしと感じる。
僕はそんなに頼りないんだろうか。
僕が乗り込んだ馬車には、既に大量の荷物がのせられていた。
僕は荷物運びかってくらい……
母がリナの為に用意したものだ。
ロナから届く報告の手紙には、王宮でも彼女がイキイキ過ごしていること、ヘアクリームやお菓子を作ったことなど書かれていたそうだ。
ロナも僕に報告すればいいのに……
母の口から聞かされ、僕ではダメなのかと複雑な気持ちになった。
王宮に到着すると、そのままマーラ夫人が待つ部屋へ通された。
夫人と軽く打ち合わせをした後、出番が来るまでここで待機だ。
ソファーに座っていたが、心がザワザワして落ち着かない。
部屋を見渡すと隅に全身がうつる鏡が置かれているのをみつけた。
立ち上がり、鏡の前へ移動し、ダンスの動きを確認する。
体を動かすと、少しだけザワザワした気持ちが落ち着いたように感じる。
使用人が呼びに来て、ダンスホールへ移動する。
リナは全然会いに来ない僕を怒っているだろうか、呆れているだろうか……
とにかくよくは思われていないと思うと、自然に背が丸くなる。
穴があったら入りたい気分だ。
ホールに入ると、懐かしいドレスを身に纏った彼女が目に飛び込んできた。
スカイブルーのドレスがよく似合う。
いったいどんな顔で会えばいいのか……
俯いた僕に甘い香りが近づき、腕に誰かの腕が絡み付いた。
えっと、顔をあげると、なんとモリーヌだ。
なぜここに彼女が?
予想外の出来事に頭が混乱する。
混乱したまま動けない僕の前で、リナとモリーヌが言い合いを始めた。
リナが僕に纏わりつくモリーヌを怒り、モリーヌも負けじと応戦。
リナがヤキモチをやいてくれたのが嬉しくて、嬉しすぎて、僕は幸せな気分に浸っていた。
パン、パン
マーラ夫人の手を叩く音で、ハッと我に返った。
リナとモリーヌは基本のステップを踏む。
2人が踊る姿を眺めていると、僕の出番がやってきた。
久しぶりにリナをエスコートし、ホール中心へと進む。
僕の手に重ねられた彼女の手のぬくもり。
ほんの少しのふれあい。
たったそれだけで、僕の心に暖かい火が灯る。
ピアノの音に合わせ、彼女と2人、踊り出す。
リナの視線を感じる。
この至近距離で……視線を合わせるのが恥ずかしくて、どうしたらいいかわからず、ついっと目を反らしてしまった。
リナと踊り終える。
「次は彼女のパートナーをお願いしますね」
とマーラ夫人から頼まれる。
ダンスパートナーとしてこの場にいるのは僕だけ。
モリーヌとはもう関わりたくないのだが……仕方がない。
リナから離れ、モリーヌを迎えに行く。
彼女をエスコートし、ダンスを始めたのだが、以前、彼女と踊った時のような心の高揚はない。
それどころか、モリーヌからの視線が鬱陶しく感じられ、リナを心配させたくなくて、早く曲が終わらないかと願ってしまう。
距離をとりたい僕に、距離を詰めてくる彼女。
踊りにくくて仕方がない。
あんなにかわいいと思っていたのに……
あんなに好きだったのに……
昔の僕は、本当に見る目がなかったようだ。
モリーヌへの思いは、すっかり過去のものに。
夫人のレッスンが終わり、夫人が退室していった。
残された僕らはイスに座り、果実水で喉を潤す。
久しぶりにリナと過ごす貴重な時間。
この場にモリーヌがいるのが気に入らないが、帰る前に少しでもリナと話したい。
「リナ、ここでの生活はどう? 何か必要なものはない?」
「欲しいものは……ジョセフィーヌ様が送ってくださったとロナから聞いています。今は特に困ったこともないので心配いりませんよ。王妃様、王太子妃様が気にかけてくださり、楽しく過ごしています」
彼女の言葉に深い意味はないのだ。
ただ僕に心配をかけぬように紡がれた言葉。
それなのに……
僕がリナを気にかけていなかったと非難された気がした。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】姉は聖女? ええ、でも私は白魔導士なので支援するぐらいしか取り柄がありません。
猫屋敷 むぎ
ファンタジー
誰もが憧れる勇者と最強の騎士が恋したのは聖女。それは私ではなく、姉でした。
復活した魔王に侯爵領を奪われ没落した私たち姉妹。そして、誰からも愛される姉アリシアは神の祝福を受け聖女となり、私セレナは支援魔法しか取り柄のない白魔導士のまま。
やがてヴァルミエール国王の王命により結成された勇者パーティは、
勇者、騎士、聖女、エルフの弓使い――そして“おまけ”の私。
過去の恋、未来の恋、政略婚に揺れ動く姉を見つめながら、ようやく私の役割を自覚し始めた頃――。
魔王城へと北上する魔王討伐軍と共に歩む勇者パーティは、
四人の魔将との邂逅、秘められた真実、そしてそれぞれの試練を迎え――。
輝く三人の恋と友情を“すぐ隣で見つめるだけ”の「聖女の妹」でしかなかった私。
けれど魔王討伐の旅路の中で、“仲間を支えるとは何か”に気付き、
やがて――“本当の自分”を見つけていく――。
そんな、ちょっぴり切ない恋と友情と姉妹愛、そして私の成長の物語です。
※本作の章構成:
第一章:アカデミー&聖女覚醒編
第二章:勇者パーティ結成&魔王討伐軍北上編
第三章:帰郷&魔将・魔王決戦編
※「小説家になろう」にも掲載(異世界転生・恋愛12位)
※ アルファポリス完結ファンタジー8位。応援ありがとうございます。
旦那様、離婚しましょう ~私は冒険者になるのでご心配なくっ~
榎夜
恋愛
私と旦那様は白い結婚だ。体の関係どころか手を繋ぐ事もしたことがない。
ある日突然、旦那の子供を身籠ったという女性に離婚を要求された。
別に構いませんが......じゃあ、冒険者にでもなろうかしら?
ー全50話ー
夫に顧みられない王妃は、人間をやめることにしました~もふもふ自由なセカンドライフを謳歌するつもりだったのに、何故かペットにされています!~
狭山ひびき
恋愛
もう耐えられない!
隣国から嫁いで五年。一度も国王である夫から関心を示されず白い結婚を続けていた王妃フィリエルはついに決断した。
わたし、もう王妃やめる!
政略結婚だから、ある程度の覚悟はしていた。けれども幼い日に淡い恋心を抱いて以来、ずっと片思いをしていた相手から冷たくされる日々に、フィリエルの心はもう限界に達していた。政略結婚である以上、王妃の意思で離婚はできない。しかしもうこれ以上、好きな人に無視される日々は送りたくないのだ。
離婚できないなら人間をやめるわ!
王妃で、そして隣国の王女であるフィリエルは、この先生きていてもきっと幸せにはなれないだろう。生まれた時から政治の駒。それがフィリエルの人生だ。ならばそんな「人生」を捨てて、人間以外として生きたほうがましだと、フィリエルは思った。
これからは自由気ままな「猫生」を送るのよ!
フィリエルは少し前に知り合いになった、「廃墟の塔の魔女」に頼み込み、猫の姿に変えてもらう。
よし!楽しいセカンドラウフのはじまりよ!――のはずが、何故か夫(国王)に拾われ、ペットにされてしまって……。
「ふふ、君はふわふわで可愛いなぁ」
やめてえ!そんなところ撫でないで~!
夫(人間)妻(猫)の奇妙な共同生活がはじまる――
残念な顔だとバカにされていた私が隣国の王子様に見初められました
月(ユエ)/久瀬まりか
恋愛
公爵令嬢アンジェリカは六歳の誕生日までは天使のように可愛らしい子供だった。ところが突然、ロバのような顔になってしまう。残念な姿に成長した『残念姫』と呼ばれるアンジェリカ。友達は男爵家のウォルターただ一人。そんなある日、隣国から素敵な王子様が留学してきて……
編み物好き地味令嬢はお荷物として幼女化されましたが、えっ?これ魔法陣なんですか?
灯息めてら
恋愛
編み物しか芸がないと言われた地味令嬢ニニィアネは、家族から冷遇された挙句、幼女化されて魔族の公爵に売り飛ばされてしまう。
しかし、彼女の編み物が複雑な魔法陣だと発見した公爵によって、ニニィアネの生活は一変する。しかもなんだか……溺愛されてる!?
【完結】以上をもちまして、終了とさせていただきます
楽歩
恋愛
異世界から王宮に現れたという“女神の使徒”サラ。公爵令嬢のルシアーナの婚約者である王太子は、簡単に心奪われた。
伝承に語られる“女神の使徒”は時代ごとに現れ、国に奇跡をもたらす存在と言われている。婚約解消を告げる王、口々にルシアーナの処遇を言い合う重臣。
そんな混乱の中、ルシアーナは冷静に状況を見据えていた。
「王妃教育には、国の内部機密が含まれている。君がそれを知ったまま他家に嫁ぐことは……困難だ。女神アウレリア様を祀る神殿にて、王家の監視のもと、一生を女神に仕えて過ごすことになる」
神殿に閉じ込められて一生を過ごす? 冗談じゃないわ。
「お話はもうよろしいかしら?」
王族や重臣たち、誰もが自分の思惑通りに動くと考えている中で、ルシアーナは静かに、己の存在感を突きつける。
※39話、約9万字で完結予定です。最後までお付き合いいただけると嬉しいですm(__)m
悪女と呼ばれた死に戻り令嬢、二度目の人生は婚約破棄から始まる
冬野月子
恋愛
「私は確かに19歳で死んだの」
謎の声に導かれ馬車の事故から兄弟を守った10歳のヴェロニカは、その時に負った傷痕を理由に王太子から婚約破棄される。
けれど彼女には嫉妬から破滅し短い生涯を終えた前世の記憶があった。
なぜか死に戻ったヴェロニカは前世での過ちを繰り返さないことを望むが、婚約破棄したはずの王太子が積極的に親しくなろうとしてくる。
そして学校で再会した、馬車の事故で助けた少年は、前世で不幸な死に方をした青年だった。
恋や友情すら知らなかったヴェロニカが、前世では関わることのなかった人々との出会いや関わりの中で新たな道を進んでいく中、前世に嫉妬で殺そうとまでしたアリサが入学してきた。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる