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第7話 二人の出会い
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伊集院 尊は伊集院家の三男として生まれた。
予定日より早く産まれた為に、僕は小さくて、体も弱かったそうだ。
両親や兄たちに大事に、大事に扱われて育った。
病弱であまり外遊びもできず、室内で読書や時には兄たちとボードゲームを楽しんだ。
一番年下でかわいがられる存在であった僕。
小学生になると、体もだいぶ丈夫になり、普通に登校できるようになった。
それでも、まだ家族や友達に守られる存在。
ある日、僕の前に小さな女の子が連れられてきた。
ヨチヨチ歩きの雛子である。
10歳の僕と1歳の雛子の出会い。
まだ上手く歩けない雛子を子供たちの前に置いて、雛子と僕の両親は会話を楽しんでいるようだ。
二人の兄は、同じ部屋で、僕たちの様子を見ながらも、それぞれ好きなことをしている。
自分より小さくて弱い存在。
もちろん赤ちゃんを見るのは初めてではないが、親戚の中でも僕は一番年下。
体が弱く、留守番することが多かった僕。
直接、赤ちゃんと触れあうのは初めてだった。
女の赤ちゃん。
柔らかく、フニフニしている。
抱き締めると、ほのかな甘い香りが漂う。
真っ赤な頬を指でつつくと、フニャッと笑った。そして、じーっと僕を見つめる。
また頬をつつくと、フニャッ。
よくわからないが、胸がじんわり温かく、満たされたような…
赤ちゃんは、僕の後ろをトタトタとついてくる。あっ、転んだ。
バランスを崩したようだ。
転んで泣く姿に、胸が締め付けらる。
僕が、僕が、この子を守らなければ。
優しく抱きあげ、背中をトントンすると、なんと僕に抱かれて眠ってしまった。
僕に身を委ね、スヤスヤと眠る。
なんてかわいいんだ。
僕はこの子が欲しい。
*
僕は大学を卒業すると、父の仕事を手伝うようになった。
そして、雛子がいる桃井家と我が伊集院家の関係を知る。
雛子は、僕の相手としてピッタリの存在。
二人の出会いは運命だったのだ。
両親について我が家へ遊びに来ていた雛子。
中学生になると、パタリと来なくなった。
彼女はもうすぐ高校にあがる。
高校生になれば、外部生が新たに入ってくるし、男女の交際も今より盛んになる。
雛子を他の男には渡したくない僕は焦った。
そんな時、僕の願いを知った両親が動いた。
伊集院家から桃井家へ婚約を申し込んだのだ。
桃井家は喜び、婚約話はトントン進んだ。
うちの家族は、僕に甘い。
これで彼女は僕のモノ。
僕は浮かれていた。
時々 雛子に会いに、桃井家へ顔を出す。
彼女が僕という婚約者の存在を忘れないように。
高校生になった彼女。
少し会わないうちに、大人っぽくなっていた。
それでも小さくて、かわいくて、庇護欲をそそるところは変わらない。
他校生が校門で出待ちをしている、校内にも男の取り巻きがいるとの噂が耳に入った。
どうしてだ?
雛子、君は忘れてないか?
僕という婚約者がいることを。
君は僕のモノ。
もう離さないからね。
予定日より早く産まれた為に、僕は小さくて、体も弱かったそうだ。
両親や兄たちに大事に、大事に扱われて育った。
病弱であまり外遊びもできず、室内で読書や時には兄たちとボードゲームを楽しんだ。
一番年下でかわいがられる存在であった僕。
小学生になると、体もだいぶ丈夫になり、普通に登校できるようになった。
それでも、まだ家族や友達に守られる存在。
ある日、僕の前に小さな女の子が連れられてきた。
ヨチヨチ歩きの雛子である。
10歳の僕と1歳の雛子の出会い。
まだ上手く歩けない雛子を子供たちの前に置いて、雛子と僕の両親は会話を楽しんでいるようだ。
二人の兄は、同じ部屋で、僕たちの様子を見ながらも、それぞれ好きなことをしている。
自分より小さくて弱い存在。
もちろん赤ちゃんを見るのは初めてではないが、親戚の中でも僕は一番年下。
体が弱く、留守番することが多かった僕。
直接、赤ちゃんと触れあうのは初めてだった。
女の赤ちゃん。
柔らかく、フニフニしている。
抱き締めると、ほのかな甘い香りが漂う。
真っ赤な頬を指でつつくと、フニャッと笑った。そして、じーっと僕を見つめる。
また頬をつつくと、フニャッ。
よくわからないが、胸がじんわり温かく、満たされたような…
赤ちゃんは、僕の後ろをトタトタとついてくる。あっ、転んだ。
バランスを崩したようだ。
転んで泣く姿に、胸が締め付けらる。
僕が、僕が、この子を守らなければ。
優しく抱きあげ、背中をトントンすると、なんと僕に抱かれて眠ってしまった。
僕に身を委ね、スヤスヤと眠る。
なんてかわいいんだ。
僕はこの子が欲しい。
*
僕は大学を卒業すると、父の仕事を手伝うようになった。
そして、雛子がいる桃井家と我が伊集院家の関係を知る。
雛子は、僕の相手としてピッタリの存在。
二人の出会いは運命だったのだ。
両親について我が家へ遊びに来ていた雛子。
中学生になると、パタリと来なくなった。
彼女はもうすぐ高校にあがる。
高校生になれば、外部生が新たに入ってくるし、男女の交際も今より盛んになる。
雛子を他の男には渡したくない僕は焦った。
そんな時、僕の願いを知った両親が動いた。
伊集院家から桃井家へ婚約を申し込んだのだ。
桃井家は喜び、婚約話はトントン進んだ。
うちの家族は、僕に甘い。
これで彼女は僕のモノ。
僕は浮かれていた。
時々 雛子に会いに、桃井家へ顔を出す。
彼女が僕という婚約者の存在を忘れないように。
高校生になった彼女。
少し会わないうちに、大人っぽくなっていた。
それでも小さくて、かわいくて、庇護欲をそそるところは変わらない。
他校生が校門で出待ちをしている、校内にも男の取り巻きがいるとの噂が耳に入った。
どうしてだ?
雛子、君は忘れてないか?
僕という婚約者がいることを。
君は僕のモノ。
もう離さないからね。
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