錆びた街の落書き

宮滝吾朗

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第二部 漂流編

第21話 風のない空

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夜になっても、世界はあまり暗くならなかった。

風がないせいだろう。
空の雲が、一日中そこに貼りついたまま動かず、
その裏側で、沈みきれない光がいつまでもくすぶっている。

塔の中にいたときのような人工照明はない。
それでも、どこかの地平で燃え残った何かが、
灰色の空をうっすらと照らし続けていた。

灰の地面に座り込み、膝に肘を乗せる。
塔からはだいぶ距離を取ったつもりだが、振り返ればまだ見えた。

京橋機関街を包み込んでいた塔は、
外側から見ると、ひどく無骨で不格好な柱だった。
工場と居住区と配管と祈りのホールを、
全部ひとつの筒に押し込んだ結果の、歪な塊。

その側面に、俺たちが抜けた空門の跡が、
黒い傷のように残っている。

風が吹かないから、煙も灰も、塔の周りからあまり動かない。
上のほうだけ、かすかな上昇気流でゆっくり薄まっていく。

背中には、まだ火傷の痛みが残っていた。
蒸気に焼かれた皮膚が服の下で引きつり、
姿勢を少し変えるだけで、じわりと熱い痛みが広がる。

肩から腕にかけても、鉄の歯車に抉られた傷がうずいた。
ガーゼなんて気の利いたものはない。
布を巻いただけの応急処置の下で、血と汗と灰が混ざり合い、
じっとりとした重さになって張りついている。

タケルは少し離れたところで横になり、
肩まで古い作業用コートを被っていた。
目は閉じているが、寝息は浅い。
眠ろうとして眠れないときの呼吸だ。

「寒くないか」

声を掛けると、コートの中からくぐもった声が返ってきた。

「寒い」

「火を起こすか?」

「やめとこ。何がいるか、分かんないし」

「何もいなさそうだけどな」

そう言いながらも、俺も火種に手を伸ばす気にはなれなかった。

塔の中では、何かが常に動いていた。
誰かが見ている感覚があった。
外に出れば、その圧からは解放されると思っていた。

実際に出てみると、
何も見ていない世界のほうがよほど気味が悪い。

「兄貴」

タケルがコートから顔だけを出した。
光のない目で、空を見上げている。

「これ、ずっとこうなのかな」

「こうって」

「空も、風も。
……塔の中はうるさかったけどさ、
何もないと、何もないで、変な感じ」

「そうだな」

答えながら、自分でも言葉の薄さを感じる。

塔の中で聞き飽きた機械音が、
今は少し恋しい。

人間というのは勝手なものだ。

「兄貴はさ」

タケルが、空から視線を外さないまま続けた。

「外に出たら、何があるって思ってた?」

少し考えてから、正直に言う。

「考えないようにしてた。
考え始めると、出られなかったときに困る」

「ずるい」

「生き延びるってのは、だいたいずるいことだ」

タケルの口角が、かすかに動いた。

笑おうとして、途中でやめた顔。
塔に連れ去られる前は、もっと上手く笑えていたはずだ。

俺は灰を指先で掬い、ぱらぱらと落とした。
風がないから、その灰は足元にそのまま積もる。

「とりあえず、朝になったら、あっちに行く」

遠くの地平を指差す。
塔の陰から外れた先、
灰の向こうに、黒い塊の影がいくつか見えていた。

潰れた塔、倒れた橋、途中で折れた線路。
それらが重なり合って、死んだ都市の輪郭を作っている。

「街、かな」

タケルが呟く。

「人がいるとは思えないけどな」

「でも、何か……食べ物とか、水とか、あるかも」

「そうだ。何もない場所でくたばるよりは、
何かがあった跡でくたばるほうが、まだマシだ」

「縁起でもないこと言わないで」

「縁起を気にするような世界か?」

タケルは、諦め半分、呆れ半分の顔で俺を見た。

「兄貴って、たまにすごく性格悪いよね」

「今気づいたのか」

そこでやっと、タケルは本当に少しだけ笑った。

その笑いを確認してから、俺は立ち上がる。

「寝ろ。明日は歩く。
塔の中みたいに、走りっぱなしにはならないといいが」

「走るのやだな。まだ足、ガクガクしてる」

「走りたくなるような状況にならないことを祈れ」

「誰に」

「さあな」

祈る相手なんて、とうの昔にいなくなっている。

それでも口から出た「祈れ」という言葉に、
自分で少し驚いた。

塔の中で祈っていたのは、機械のほうだ。
人間はその祈りに巻き込まれていただけだった。

ここではどうなるのか。

答えは、まだ夜の向こう側だ。



眠りは浅かった。

目を閉じてしばらくすると、
塔の中の音が耳の奥で蘇る。

蒸気が吐き出される音。
配管の震え。
遠くで鳴る警告音。
主機のうなり。

そのどれもが、今は現実には存在しない。

代わりにあるのは、
自分とタケルの呼吸と、心臓の音だけだ。

音が少ない世界では、
身体の中の音がやけにうるさくなる。

胸の奥で鳴る鼓動。
傷口のズキズキとした脈動。

そのリズムの向こう側で、
時折、別の拍が混ざる感覚があった。

塔の地下で聞いた巨大な心臓とも違う。
もっと細く、もっと鋭い、
赤い光を思い出させるような拍。

耳ではなく、骨の奥で鳴るような感触。

それが、灰の上に寝転んでいる俺の身体を、
一瞬だけ別の層へ引きずろうとする。

そのたびに、タケルの寝返りする気配が近くでして、
現実へ引き戻される。

タケルの呼吸も、乱れていた。
時おり小さく喉が詰まり、
夢の中で何かを振り払おうとしているみたいに、指先がぴくりと震える。

塔の中で見せられた「夢の回路」の残り香が、
まだこの弟の中で燻っているのだろう。

二人分の心臓と、
どこかで鳴っている気がする機械の拍と。

全部がごちゃ混ぜになった状態で、
夜が終わるのを待った。



朝になっても、空の色はあまり変わらなかった。

ただ、地面の輪郭がくっきり見えるようになっただけだ。
雲はまだ動かず、風もない。

立ち上がると、足首から先が重かった。
靴の中で、昨日から続く痛みが主張する。

塔を飛び出したとき、足を打ちつけたのだろう。
爪の下で血が固まり、
歩くたびにじわりと肉が押し戻される。

灰は靴底にこびりつき、
一歩ごとにそれを持ち上げなければならない。
ただ歩いているだけなのに、
塔の階段を駆け上がるのと大差ない疲労が脚に溜まっていく。

背中の火傷も、動くたびに擦れた。
服の下で、乾きかけた皮膚がまた裂ける。
そこに灰が入り込むのが分かる。
鋭い痛みが、短い炎のように走った。

タケルも、歩き出すとすぐ顔をしかめた。

「足……変な感じ」

「塔から飛び出したときに打ったんだろ」

「歩くたびに、足の裏が、じわってする」

「血が固まってる。
そのうち靴と一体になる」

「嫌すぎる」

「我慢しろ。裸足になったら、もっと嫌な感じになる」

タケルは黙って歩き続けた。
ときどき、靴の中で指を動かしているのが、歩き方で分かる。

俺たちは塔に背を向けて進んだ。

一歩踏み出すごとに、灰の層が粉を上げる。
風がないから、それはその場に落ちるだけだ。
足跡が、やけにくっきりと刻まれていく。

「人の気配、ないね」

しばらく歩いてから、タケルが言った。

「動物も」

「そうだな」

音が少ないせいで、
余計に「いない」ことが目立つ。

塔の外の世界には、
もっといろんな音があるはずだと、
誰かが話していた。

波の音。
木の葉が擦れる音。
遠雷。
祭りの喧騒。

ここには、そのどれもない。

あるのは、自分たちの足音と、
ときどき遠くで崩れ落ちる何かの残骸の音だけだ。

一度、ずっと先のほうで、低い音がした。

ガチン、と巨大な金属が噛み合って、
それから、ひと呼吸分だけ、重たい何かが動くときの音。

思わず足を止める。

タケルも顔を上げた。

「今の……」

「歯車か何かだろう」

「まだ、動くのあるんだ」

「勝手に動いたのか、止まりきれてなかっただけなのかは知らんが」

その音はすぐに止んだ。
続きはない。
まるで、忘れられていた最後の一回転だけが
今になって滑り出したような音だった。

耳を澄ましても、それ以上は何も聞こえない。

歩き出すと、
さっきより灰の上に残る自分たちの足跡が気になった。

ここで動いているものは、もうほとんどいない。
それでもまだ、どこかで歯車は一度だけ回る。
そういう世界だ。

「兄貴。もしさ」

タケルが、地面ばかり見て歩きながら言う。

「この先の街も全部、こうだったら、どうする?」

「それでも歩くしかないだろ」

「なんで」

「止まってても、塔には戻れない」

タケルは少し黙ったあと、
ぽつりと言葉を落とした。

「……夢、見た気がする」

「さっき?」

「うん。寝たり起きたりしてたから、
ちゃんと夢だったのか分かんないけど」

「どんな」

「塔の地下みたいな場所。
でも、ちょっと違う。
もっと広くて、もっと静かで、
心臓みたいな音だけが、いっぱい鳴ってた」

嫌な景色だ。

「誰かいたか」

「分からない。
気配はあったけど、顔が見えなかった。
……ただ、走る足音だけ、遠くで聞こえてた」

タケルは苦笑いした。

「走りたくないなって思った」

「正しい反応だ」

そう言いつつも、
どこかでその夢の話を目印として刻みつけたい衝動に駆られる。

塔の中と外。
夢の中で繋がる場所。
心臓の音だけが鳴っている広間。

世界のどこかに、
まだそういう場所が残っているのだろう。

今、足を向けているのが、
まさにそういう場所のひとつかもしれない。



昼近くになって、
目指していた黒い塊が、はっきりした形を持ち始めた。

街だった。

もともとは、高層の建物が林立していたのだろう。
今は半分が折れ、
残りの半分も途中でねじ曲がっている。

道路は割れ、
橋は片側だけが残って斜めに突き出している。

鉄骨とコンクリートとガラスの残骸が、
灰の海の中に島のように積み上がっていた。

塔の中で見てきた工場や居住区とは、
規模が違う。

ここは、塔ができる前の都市。
人間の手だけで組み上げられた時代の、
巨大な巣の跡だ。

近づくほどに、
その規模と沈黙が胸にのしかかってくる。

「……でかい」

タケルが息を呑む。

「京橋が全部入っても、まだ余るくらいだね」

「入らなくてよかったよ」

皮肉を言いながらも、
その通りだと思う。

こんなものの中に閉じ込められていたら、
逃げ出すのに塔どころの苦労じゃない。

街の縁まで来ると、
折れた看板や潰れた車両が、道を塞いでいた。

俺たちはその間を縫うように進む。

ガラスはほとんど残っていない。
割れた破片が鈍く反射し、
灰と混じって光の筋を作っている。

「兄貴」

タケルが声を潜めた。

「これ……」

彼の視線の先に、小さな機械があった。

もともとは、人の背丈ほどの柱だったのだろう。
上部には壊れた画面の枠と、
その下には差し込み口らしきものが並んでいる。

案内板か、自動販売機か。
用途はもう分からない。

だが、その前面には、
ひとつの妙な「姿勢」が残されていた。

柱に抱きつくように、
誰かが金属のフレームを取り付けてある。

人型を模した骨組み。
膝をつき、両手を組み合わせるような姿勢で、
柱の前に固定されている。

頭部に当たる部分には、
小さなスピーカーがいくつも埋め込まれていた。

関節はすべて固まり、
一切動く気配はない。

ただ——

「……聞こえるか」

耳を澄ますと、
微かな音がした。

最初は風の幻聴かと思った。
だが、風は吹いていない。

それは、機械音だった。

潰れたスピーカーから漏れ出す、
壊れかけた再生音。

「……イ……シ……マ……
……リ……シ……マ……
……マ……ト……リ……」

途切れ途切れの文字列が、
意味を保てないまま繰り返されている。

膝をつき、
両手を組んだ姿勢。

頭を垂れ、
誰かに向かって何かを告げ続ける骨組み。

祈っているようにしか見えなかった。

タケルが、小さな声で言う。

「祈ってる、みたいだね。
誰も聞いてないのに」

「癖の悪い習性だ」

自分たちのことを言っている気がして、
口調が少し刺々しくなる。

近づいてみると、
柱の根元には古い文字がかろうじて残っていた。

「いらっしゃいませ」とか「お気をつけて」とか、
そんな文言の断片だ。

かつてここに住んでいた人間たちが、
何かの出入口に立てた機械なのだろう。
客を迎え、案内し、送り出すための、
無害な口。

今は、その口が、
誰もいない街に向かって意味の抜けた音を流し続けている。

風がないから、
その声は遠くへ流れない。
狭い範囲でくるくる回り、
空気の底に溜まっている。

「兄貴」

タケルが袖を引っ張る。

「どうする?壊す?」

「放っとけ。祈りたいなら、好きに祈らせておけ」

そう言って背を向ける。

スピーカーの向こうから、
まだ同じような断片が続いていた。

「……リ……シ……マ……
……オ……エリ……サイ……
……マ……ト……リ……」

聞き取れても、意味にはならない。

だが、意味をなくした言葉ほど、
祈りに近づいていくのかもしれない。

俺は、膝をついたまま固まった金属の骨組みを振り返らずに歩いた。

誰に向かって、何を繰り返しているのか。
それを作らせた人間は、もうどこにもいない。

残っているのは、
意味を失ってもなお止まらない動作だけだ。

塔の中で見てきた機械の祈りと、
大して変わらない。

「行くぞ、タケル」

「うん」

足を踏み出すたび、
靴の中で固まりかけた血が押しつぶされる。
灰が傷口に擦れ、
一歩ごとに、小さな炎が足の裏で弾けた。

タケルもたびたび息を呑んでいた。
それでも、歩くのをやめない。

背中で、壊れた声がまだ続いている。

風がないから、その声は遠くへ行かない。
この街の空気の底に、
薄い水溜まりのようにたまっている。

それでも、その残響の端を、
どこか別の回路が拾っているのかもしれない。

塔の深部。
世界のどこかに残った主機。
あるいは、懐中時計の奥で一度だけ鳴った歯車。

祈っているのは、
本当に機械だけなのか。
それとも、
動いているものは全部、
何かにすがらずにはいられないのか。

まだ、答えは出ない。

ただ、灰を踏む音だけが、
止まった街の中に新しいリズムを刻んでいた。
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