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第三話 悪魔さま街へ行く(1/4)
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教会を飛び出してどれくらい経っただろうか。既に陽は落ち、辺りは薄暗く、道という道などないに等しかった。唯一の頼りは、まだ遠い街の灯りだけ。
思わず熱くなって飛び出した勢いも、森を走り抜けて暖まった体も、寒空の下でとっくに冷えきっていた。加えて足取りは重くなり、暗闇が作る孤独がさらに追い打ちをかけてくる。
「どうしてあんなこと言っちゃったんだろう……」
みんなにカインのことを思い出させてしまった。それに神父様のあんな悲しそうな目は、初めて見た。後悔が押し寄せる。何度も後ろ髪が引かれる。その度、前に進む力が弱くなる。
『エンティー、ココガ街カ?』
ノーに言われて顔をあげる。いつの間にか、街の入り口が目の前というところまで辿り着いていた。俯いて歩いてたから気が付かなかったんだ。
「凄い……夜なのにとっても明るい」
その眩いばかりの灯りは、今の沈んだ私の心を少しだけ救ってくれた。引き寄せられるように街の中に足が進む。
前に神父様に連れられて来た昼間の雰囲気とはまるで違う。そんな始めて訪れた夜の街に少し興奮気味になっていく。
「どうなってるの? 夜なのになんでこんなに眩しいの?」
不思議だけど、それより何よりとっても綺麗。
『ナンダエンティー、電気モ知ラナイノカ?』
急に話し掛けられハッとする。私のすぐ横で浮遊している黒い羊……
「ちょ、ちょっと駄目じゃないノー! 早く姿を消して!」
『ナンダ、駄目ナノカ』
「当たり前でしょ! ほら早く!」
慌てて周りを見回す。大丈夫、誰にも見られてない……よね、きっと。
「ねぇノー、さっき言ってた“電気”ってなぁに?」
『火ニ変ワル エネルギーノヒトツダ。スイッチヲ入レルダケデ イツデモ灯リガ点ク』
「いつでも!? すっごい!」
『イイヤ……全然スゴクハナイト思ウゾ。今ノ時代、電気ガナイアノ教会ノ方ガドウカシテイル』
「そうなの?」
パパパァーン
「わぁあああっ!」
道の真ん中を大きな箱が走り抜けた。
「な、な、な……!」
『タダノ自動車ダ。ナンダ、アレモ知ラナイノカ』
「るっさい! 一回だけ見たことあるもん。夜だったからビックリしただけ!」
『一回ダケ……』
「何よ、文句あるの!? っていうか、ノーの方こそ生まれたばっかのクセして何で知ってるのよ?」
『イヤ、ドレモ協会ニアッタ本ニ書イテアッタンダガ』
「る、るっさい! 私、読書は好きじゃないもん!」
やばい、ノーって意外に頭いいかも。私も負けてられない。色々見て回らないと。
それにしても凄い。夜なのに、街はどこもかしこも輝いてる。そういえば、ここに来るまでは何も見えなくて道すらおぼろげだったのに、街明かりだけはハッキリ認識できていた。もうそれだけが頼りだったほどだ。
そうか、たがらここには何でもある。昼間と変わらないくらい何でも見える。家も道も人も、当たり前のものまでが、夜に見るせいか、全てが新鮮で輝いて映った。
世界はこんなにも輝いていたんだ!
キュルルルル
『ナンダ、何ノ音ダ?』
「る、るっさい!」
そういえばご飯の途中で抜け出してきたんだった。お腹空いたな……
空腹を自覚すると、そこかしこからいい匂いがしていることに気が付いた。
「ママー、パン食べたいパンー」
パン!? このいい匂いの元はパンか。えっ、ていうか、なんでこんな時間に子供がいるの?
よく注意して見れば、そこにもあそこにも子供がいる。そうか、夜でも普通に子供がいるから、私が一人で歩いてても珍しく思われなかったんだ。
さっきの子を見るとパンを片手に満面の笑みを浮かべていた。余計にお腹が空いてくる。
『ドウシタ、エンティーモ食ベタイノダロウ?』
「でも、私はお金持ってないから……」
少しすると、今度は太った子供がパン屋のおじさんに話しかけていた。
「おじさんパンちょうだい!」
「こら! 今日はパン買いませんよ」
母親も一緒のようだった。
「あはは、いいですよ、いつもお世話になってますから。今日はサービスです」
「ありがとうー!」
ええっ!? もらえるの?
『ドウシタ、エンティーモ モラッテキタラドウダ?』
何言ってるの、もらう? 確かに街は私の知らないことでいっぱいだけど、それでもパンがただでもらえるなんてあり得ない。でも……いつまでも空腹ってわけにもいかない。
空腹といい匂いの誘惑に勝てず、恐る恐るパン屋に歩み寄る。
「おじさん、私も、パン……食べたい」
「おや、カワイイお嬢ちゃんだね。しょうがない、サービスだよ」
そういっておじさんはパンをひとつ差し出してくれた。
「ええっ、ホントに!?」
「あっはっは、いいからいいから! その代り、おいしかったら今度は家族で買いに来ておくれよ」
「あ、ありがとうっ!」
パンを受け取ると、いい匂いが広がった。それに温かい。街って本当にすごい。すぐにパンを頬張った。
「おいしい! こんなにおいしいパンは始めて!」
『ソウカ、ソレハ良カッタナ』
世界はこんなにも幸せで満ちていたんだ!
そんな感動を覚えた直後だった。
「コラ! 帰れこのクソガキ!」
なんだろう? さっきのパン屋のおじさんの声だ。振り向くと子供がおじさんと言い合っていた。
「一個くらいいいじゃんかケチ! さっきの子だってもらってたじゃないか!」
「しっしっ! お前なんかにやるパンはない! 商売の邪魔だ!」
え? なんで?
「ねぇノー、なんであの子はもらえないの?」
『ソレハ金ガナイカラダロウ』
「そんな、私だって、その前の子だって」
『簡単ナコトダ、次ニ来ル時ハ パンヲ買ッテクレルカラダロウ。先行投資ッテヤツダ』
「せんこうとう……何? でも、それだったらあの子だって」
『ソレハナイ、アノ恰好デ分カルダロウ? パンヲ買ウコトハオロカ、水デサエ手ニ入レラレナイ』
「どういうこと……?」
『街ハ綺麗カ? 全テ見タカ?』
何よ、さっきから見てるじゃない。街はキラキラしてて、こんなにも綺麗で、隅々まで……あれ?
どうして気が付かなかったんだろう。道の端や建物の隙間に、座り込んだり横になっている人がいた。みんな痩せていて恰好もみすぼらしい人達ばかりだ。
それに引き替え、道の真ん中を歩いているのはみんな恰幅のいい人ばかり。例の自動車の中から出てきた人も裕福な恰好をしている。明るくきらびやかな家の中に入っていくのも、同じような人達だった。
「じゃあ、さっきの子供はどこに住んでいるの?」
『ドウダロウナ、家ガアレバイインダガナ』
「まさか、そんなこと……そうだ、教会! 街には教会があるはずよね! そこへ行けばきっと」
『行ッテドウスル?』
「るっさい! とっとと教会探しなさいよ!」
教会は一番背の高いところに十字架が見えるはずだ。ほら、あった。教会にさえ行けばきっと大丈夫……あそこへ行けば救いがあるはず。
気持ちとは裏腹に、なぜか確信を持てない自分に戸惑いながら教会へ急いだ。
思わず熱くなって飛び出した勢いも、森を走り抜けて暖まった体も、寒空の下でとっくに冷えきっていた。加えて足取りは重くなり、暗闇が作る孤独がさらに追い打ちをかけてくる。
「どうしてあんなこと言っちゃったんだろう……」
みんなにカインのことを思い出させてしまった。それに神父様のあんな悲しそうな目は、初めて見た。後悔が押し寄せる。何度も後ろ髪が引かれる。その度、前に進む力が弱くなる。
『エンティー、ココガ街カ?』
ノーに言われて顔をあげる。いつの間にか、街の入り口が目の前というところまで辿り着いていた。俯いて歩いてたから気が付かなかったんだ。
「凄い……夜なのにとっても明るい」
その眩いばかりの灯りは、今の沈んだ私の心を少しだけ救ってくれた。引き寄せられるように街の中に足が進む。
前に神父様に連れられて来た昼間の雰囲気とはまるで違う。そんな始めて訪れた夜の街に少し興奮気味になっていく。
「どうなってるの? 夜なのになんでこんなに眩しいの?」
不思議だけど、それより何よりとっても綺麗。
『ナンダエンティー、電気モ知ラナイノカ?』
急に話し掛けられハッとする。私のすぐ横で浮遊している黒い羊……
「ちょ、ちょっと駄目じゃないノー! 早く姿を消して!」
『ナンダ、駄目ナノカ』
「当たり前でしょ! ほら早く!」
慌てて周りを見回す。大丈夫、誰にも見られてない……よね、きっと。
「ねぇノー、さっき言ってた“電気”ってなぁに?」
『火ニ変ワル エネルギーノヒトツダ。スイッチヲ入レルダケデ イツデモ灯リガ点ク』
「いつでも!? すっごい!」
『イイヤ……全然スゴクハナイト思ウゾ。今ノ時代、電気ガナイアノ教会ノ方ガドウカシテイル』
「そうなの?」
パパパァーン
「わぁあああっ!」
道の真ん中を大きな箱が走り抜けた。
「な、な、な……!」
『タダノ自動車ダ。ナンダ、アレモ知ラナイノカ』
「るっさい! 一回だけ見たことあるもん。夜だったからビックリしただけ!」
『一回ダケ……』
「何よ、文句あるの!? っていうか、ノーの方こそ生まれたばっかのクセして何で知ってるのよ?」
『イヤ、ドレモ協会ニアッタ本ニ書イテアッタンダガ』
「る、るっさい! 私、読書は好きじゃないもん!」
やばい、ノーって意外に頭いいかも。私も負けてられない。色々見て回らないと。
それにしても凄い。夜なのに、街はどこもかしこも輝いてる。そういえば、ここに来るまでは何も見えなくて道すらおぼろげだったのに、街明かりだけはハッキリ認識できていた。もうそれだけが頼りだったほどだ。
そうか、たがらここには何でもある。昼間と変わらないくらい何でも見える。家も道も人も、当たり前のものまでが、夜に見るせいか、全てが新鮮で輝いて映った。
世界はこんなにも輝いていたんだ!
キュルルルル
『ナンダ、何ノ音ダ?』
「る、るっさい!」
そういえばご飯の途中で抜け出してきたんだった。お腹空いたな……
空腹を自覚すると、そこかしこからいい匂いがしていることに気が付いた。
「ママー、パン食べたいパンー」
パン!? このいい匂いの元はパンか。えっ、ていうか、なんでこんな時間に子供がいるの?
よく注意して見れば、そこにもあそこにも子供がいる。そうか、夜でも普通に子供がいるから、私が一人で歩いてても珍しく思われなかったんだ。
さっきの子を見るとパンを片手に満面の笑みを浮かべていた。余計にお腹が空いてくる。
『ドウシタ、エンティーモ食ベタイノダロウ?』
「でも、私はお金持ってないから……」
少しすると、今度は太った子供がパン屋のおじさんに話しかけていた。
「おじさんパンちょうだい!」
「こら! 今日はパン買いませんよ」
母親も一緒のようだった。
「あはは、いいですよ、いつもお世話になってますから。今日はサービスです」
「ありがとうー!」
ええっ!? もらえるの?
『ドウシタ、エンティーモ モラッテキタラドウダ?』
何言ってるの、もらう? 確かに街は私の知らないことでいっぱいだけど、それでもパンがただでもらえるなんてあり得ない。でも……いつまでも空腹ってわけにもいかない。
空腹といい匂いの誘惑に勝てず、恐る恐るパン屋に歩み寄る。
「おじさん、私も、パン……食べたい」
「おや、カワイイお嬢ちゃんだね。しょうがない、サービスだよ」
そういっておじさんはパンをひとつ差し出してくれた。
「ええっ、ホントに!?」
「あっはっは、いいからいいから! その代り、おいしかったら今度は家族で買いに来ておくれよ」
「あ、ありがとうっ!」
パンを受け取ると、いい匂いが広がった。それに温かい。街って本当にすごい。すぐにパンを頬張った。
「おいしい! こんなにおいしいパンは始めて!」
『ソウカ、ソレハ良カッタナ』
世界はこんなにも幸せで満ちていたんだ!
そんな感動を覚えた直後だった。
「コラ! 帰れこのクソガキ!」
なんだろう? さっきのパン屋のおじさんの声だ。振り向くと子供がおじさんと言い合っていた。
「一個くらいいいじゃんかケチ! さっきの子だってもらってたじゃないか!」
「しっしっ! お前なんかにやるパンはない! 商売の邪魔だ!」
え? なんで?
「ねぇノー、なんであの子はもらえないの?」
『ソレハ金ガナイカラダロウ』
「そんな、私だって、その前の子だって」
『簡単ナコトダ、次ニ来ル時ハ パンヲ買ッテクレルカラダロウ。先行投資ッテヤツダ』
「せんこうとう……何? でも、それだったらあの子だって」
『ソレハナイ、アノ恰好デ分カルダロウ? パンヲ買ウコトハオロカ、水デサエ手ニ入レラレナイ』
「どういうこと……?」
『街ハ綺麗カ? 全テ見タカ?』
何よ、さっきから見てるじゃない。街はキラキラしてて、こんなにも綺麗で、隅々まで……あれ?
どうして気が付かなかったんだろう。道の端や建物の隙間に、座り込んだり横になっている人がいた。みんな痩せていて恰好もみすぼらしい人達ばかりだ。
それに引き替え、道の真ん中を歩いているのはみんな恰幅のいい人ばかり。例の自動車の中から出てきた人も裕福な恰好をしている。明るくきらびやかな家の中に入っていくのも、同じような人達だった。
「じゃあ、さっきの子供はどこに住んでいるの?」
『ドウダロウナ、家ガアレバイインダガナ』
「まさか、そんなこと……そうだ、教会! 街には教会があるはずよね! そこへ行けばきっと」
『行ッテドウスル?』
「るっさい! とっとと教会探しなさいよ!」
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