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二章 勇者誕生
2-09 再結成
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小金沢の家まで来ると、あれから三日しか経っていないのに、やけに懐かしく感じた。
「そういや兄貴は?」
「いるよ」
「げ、平気なのかよ」
小金沢が玄関のドアを開きかけて振り返った。
「大丈夫よ。言ったでしょ、イベント間近はとにかく部屋に篭りっきりなんだから」
「そっか、そうだったな。あれ? ってことは今日はどこで?」
一呼吸おいて、小金沢は兄貴の部屋とは違う場所を指差して笑った。
「私の部屋」
なん、だと! 待て待て、若い男女が狭い空間に二人きり……って、前からそうだったな。けど、今回はむさい兄貴の部屋じゃなく、小金沢本人の部屋だ。きっと清潔感があって、いい匂いとかして、それでもって変にお互い意識して無言に……いかん、勝手に妄想が膨らんでいく。
「言っとくけど、エロス厳禁だから」
「なっ、まだ何も言ってないだろ!」
思わず声が上擦る。そんな俺をからかうようにくすくす笑いながら「早く、あがったら」と促された。くそ、なんか言い当てられたみたいで恥ずいぞ。
二階にあがると、“saki”とプレートのついた部屋の戸が開かれた。特に勿体付けることなくそのまま部屋に通されたので拍子抜けしてしまった。
「先にゲームつなげてて。どうせ私には解らないからお茶入れてくる」
「え、ああ」
なんとも無防備というか、よく言えば信頼されてるというか。でも、小金沢の部屋は普段のオシャレ女子なイメージとは少し違っていた。
薄手のカーテンからは程よい陽が射し込み、部屋全体は明るく整頓されて清潔感があった。部屋に入って正面に勉強机があって、その横にベッドが置かれ、その向かいにテレビやオーディオ関連がまとめられている。あとは開けっ放しの備え付けクローゼットと、中央に小さなテーブルがポツンと置かれてるだけ。なんというか大人しいし、シンプル過ぎる。
おっと、いけね、とにかく接続しておかないと。
ゲームの入った袋を開けてセッティングを済ませる。けれど、そんなものはすぐに終わり、再び部屋の中が気になった。
やっぱり飾り気も遊びも少ない気がする。あってもせいぜい数か所に積まれたファッション誌雑くらいだ。女子高生ってもっとこう好きなアイドルとか、お気に入りの音楽グループの写真があってもいいんじゃないか?
よくよく見回すと、机の上のコルクボードに目が留まった。そこにはおしゃれグループの面々と一緒に写った写真が貼られていた。その中に1枚だけ裏返された写真がある。これがそうか。いっちょ前に恥ずかしがって。そういや小金沢の趣味ってどんなんだろう。
その写真に手を伸ばした時だった。
「ねえ、勝手に人の部屋あさらないでくれる?」
「おわっ! こ、小金沢、戻ってたのか!」
手に持った飲み物をテーブルの上に置きながら俺に睨みを利かせている。
「まったく、油断も隙もないわ。エロス厳禁って言わなかったっけ?」
「べっ、別にエロいことしてないだろ」
「へぇ~、女子の部屋を物色してたくせに?」
言葉にされると、とても邪な行動に聞こえた。
「す、すみませんでした」
「そうでしょ。始めから素直に謝れば……って、いいわけないじゃない! なに勝手に見ようとしてんの!」
小金沢はコルクボードごと裏返すと、ベッドにポスっと腰掛けた。えと……俺はその隣でいいのか? 既に写真のことはどうでもよくなって、鳴りそうな喉を必死に抑えて近付く。
「ちょっと、なんでこっち来るの! カナタは床よ床! クッションあるでしょ!」
「ああ」
そっか、そりゃまずいよな、うん。納得しつつ床に腰を下ろすと、テーブルに置かれたカップから紅茶のいい香りが漂ってきた。そのまま一口。おお、旨いなこれ。
「ねえカナタ」
「何?」
「宮原ハヤミ……いきなり学校来たね」
その名前が出た途端、今朝のやり取りが蘇って動揺した。
「そ、そうだな、驚いたな」
「せっかく接続してもらったけど、もうカナタがゲームする必要はないんじゃないの?」
「いいや、結局なんで登校拒否してたかは分からないし、他の連中だってまだ休んだままだ。それに……」
法事の話はたぶん嘘だ。そして何より“敵”と発した時の歪んだ表情が脳裏にハッキリ焼き付いていた。
「それに何?」
「ああ、えっと、何ていうか……あれから目的も少し変わってきて、とりあえず俺、例の《ラストワン》ってのに参加しようと思ってるんだ」
「ええっ! 参加って、あのオタクの一大祭りに!? 嘘でしょ?」
あからさまに“うげ”って顔をされた。
「俺さ、ネカフェに行ってみて分かったんだ」
「なに? まさか目覚めたとか言わないでよね」
「はは、『目覚めた』って何にだよ。まあ、ハマり易いからオタク気質なのかもしれないけど、そういうのじゃなくて、小金沢と一緒にプレイした時が一番楽しかったなって」
「な、何言ってんのよっ」
「単なるゲームじゃなくて、協力したり喧嘩したり、日常じゃ得られない経験したよな。まあバーチャルだけど。なんていうか上手く言えないけど、もう少しだけ、手を貸してほし……っ痛ぁ!」
いきなりバイザーとPOSOが投げつけられた。
「わかったわよ!」
小金沢はさっさとバイザーを装着してPOSOを持っていた。若干耳が赤らんでいる。
「なに照れてんだよ」
「だ、誰が照れてるのよ! ほら、さっさと準備して!」
さんざん色んな奴に告られたり可愛いとか言われてるくせに、変なとこ免疫ないんだな。おかしな奴。
「まだ?」
「そんなに急かすなよ」
バイザーを付けゲームにログインする。全身が光に包まれ、そのままファーワールドの世界へ転送されるような感覚。何度も見慣れたシーンなのに妙にワクワクしてる。それは、こうしてまた二人でゲームできることへの期待感なのかもしれない。
「あれ?」
先に異変に気付いたのは小金沢だった。
「カナ……っと、タナーカーがいない」
「ああそっか。俺は今《キュール》って街にいるんだ。ミスリルはまだ《パフューム》にいるんだったな」
俺はフィールドの説明とマップの見方を教えて、二人のいる中間地点で待ち合わせようとした。
「待って、せっかくだから海で待ち合わせしようよ」
「え? まあ、いいけど」
何がせっかくか分からないが、既に俺は海の街にいるので、だいぶ時間を持て余しそうだ。
延々と浜辺でモブ狩りをして30分ほど経った。
「タナーカー!」
浜辺に響き渡る声。波打際をこっちに向かって駆けてくるキャラが見える。ミスリルだ。
ん? 近付いて来るにつれ、この前と様子が違うことに気が付いた。水着……? いや、どっちかというとコスプレしたセクシーなキャバ嬢? しかも、水面がキラキラ反射してるせいで幻想的ともいえる演出がプラスされていた。
海で待ち合わせって、それがしたかっただけだろ!
「おおーい! 気をつけろよ、この辺りの敵は少しレベル高いからな!」
言ってるそばからウミネコがミスリル目掛けて急降下で襲い掛かった。
「きゃっ!」
言わんこっちゃない。って、間一髪、攻撃を盾でガードした。ん? 盾なんて持ってたか?
再びウミネコが襲い掛かる。
「ばか! いつまでもそんな足場の悪いとこにいるな! 早く砂地にあがれ!」
掛け声むなしくミスリルの足が止まる。しょうがないと思いつつ、助けに向かうと、ミスリルが剣を横から大きく振り上げていた。まるでゴルフのスウィングのようだ。
「みそ、そー、めーん!」
振り下ろした剣が水面を切り抜けて、水しぶきを散らした。空ぶってるし、つーか、なんだよ今の掛け声。結局なにがやりたいんだ……と、目の前で信じ難いことが起こった。ウミネコが水面に落ちたのだ。は? まさか、今の水しぶきでダメージ!?
わけが解らないままミスリルの元へ向かう。続けて、水面に落ちたウミネコにミスリルが直接剣撃を繰り出した。
「ていっ」
その一撃でウミネコを撃退してしまった。しかも一瞬凍って見えたぞ!? まさか魔法!? いや、戦士にそんなことできるわけがない。
「お待たせっ。どう、この衣装?」
“衣装”? そうか、装備! そういや剣も防具も見るからに前と違う。答えるより先にステータスを確認していた。
<ミスリル>
戦闘職:戦士
レベル:17
[武器]
右手:氷の微笑(攻+88) *銘:ヒジリヅカ
左手:鉄壁(防+43) *銘:ヒジリヅカ
[防具]
頭部:なし
上半身:銀の胸当て(防+10)
下半身:ハイビスカスのパレオ(防+1)
腕:ウィンドブレス(魔防+15)
足:焔ブーツ(防+9)
装飾:ハイチャームピアス(魔防+5)
レベルは前のままだけど……
「《氷の微笑》ってなんだよ!」
「ふふ、超カッコいいでしょ。それ、対象を凍結させる効果付きなの」
前の大剣と比べるとかなり細身になったが、攻撃力は断然こっちが上だ。加えて凍結の付加属性まで……
「マジかよ、それがさっきの効果か。つーか、それだけの付加属性って、ただのレア武器じゃないだろ? しかも“銘”ってこれ、名入りじゃないか」
「えー、よく分かんない。なんか、兄貴の知り合いの職人さんが作ったんだって」
「キラーの知り合いっつったら……このゲームじゃ最高峰だろ!」
「そうなの? じゃあ凄いんだ」
なんでもかんでも妹に渡しやがって、宝の持ち腐れもいいとこだ。それにさっきの盾、《鉄壁》だと? ステータスから詳細を確認して見る。おおおい! オートガード付きかよ! チート過ぎてもはや声も出ない。
「やだ、なーにタナーカー、この“銀の胸当て”と“ハイビスカスのパレオ”のこと調べてたんでしょ」
「んなこと全く言ってないだろ! ってか、前より防御力下がってんじゃねーか!」
「しょうがないじゃない。露出を高くすれば防御は下がって当然でしょ。って、何よ、しっかり見てるじゃない」
「う、しまった」
「あははは」
久しぶりのパーティー再結成のせいか、二人とも妙に浮き足立っていた。
「そういや兄貴は?」
「いるよ」
「げ、平気なのかよ」
小金沢が玄関のドアを開きかけて振り返った。
「大丈夫よ。言ったでしょ、イベント間近はとにかく部屋に篭りっきりなんだから」
「そっか、そうだったな。あれ? ってことは今日はどこで?」
一呼吸おいて、小金沢は兄貴の部屋とは違う場所を指差して笑った。
「私の部屋」
なん、だと! 待て待て、若い男女が狭い空間に二人きり……って、前からそうだったな。けど、今回はむさい兄貴の部屋じゃなく、小金沢本人の部屋だ。きっと清潔感があって、いい匂いとかして、それでもって変にお互い意識して無言に……いかん、勝手に妄想が膨らんでいく。
「言っとくけど、エロス厳禁だから」
「なっ、まだ何も言ってないだろ!」
思わず声が上擦る。そんな俺をからかうようにくすくす笑いながら「早く、あがったら」と促された。くそ、なんか言い当てられたみたいで恥ずいぞ。
二階にあがると、“saki”とプレートのついた部屋の戸が開かれた。特に勿体付けることなくそのまま部屋に通されたので拍子抜けしてしまった。
「先にゲームつなげてて。どうせ私には解らないからお茶入れてくる」
「え、ああ」
なんとも無防備というか、よく言えば信頼されてるというか。でも、小金沢の部屋は普段のオシャレ女子なイメージとは少し違っていた。
薄手のカーテンからは程よい陽が射し込み、部屋全体は明るく整頓されて清潔感があった。部屋に入って正面に勉強机があって、その横にベッドが置かれ、その向かいにテレビやオーディオ関連がまとめられている。あとは開けっ放しの備え付けクローゼットと、中央に小さなテーブルがポツンと置かれてるだけ。なんというか大人しいし、シンプル過ぎる。
おっと、いけね、とにかく接続しておかないと。
ゲームの入った袋を開けてセッティングを済ませる。けれど、そんなものはすぐに終わり、再び部屋の中が気になった。
やっぱり飾り気も遊びも少ない気がする。あってもせいぜい数か所に積まれたファッション誌雑くらいだ。女子高生ってもっとこう好きなアイドルとか、お気に入りの音楽グループの写真があってもいいんじゃないか?
よくよく見回すと、机の上のコルクボードに目が留まった。そこにはおしゃれグループの面々と一緒に写った写真が貼られていた。その中に1枚だけ裏返された写真がある。これがそうか。いっちょ前に恥ずかしがって。そういや小金沢の趣味ってどんなんだろう。
その写真に手を伸ばした時だった。
「ねえ、勝手に人の部屋あさらないでくれる?」
「おわっ! こ、小金沢、戻ってたのか!」
手に持った飲み物をテーブルの上に置きながら俺に睨みを利かせている。
「まったく、油断も隙もないわ。エロス厳禁って言わなかったっけ?」
「べっ、別にエロいことしてないだろ」
「へぇ~、女子の部屋を物色してたくせに?」
言葉にされると、とても邪な行動に聞こえた。
「す、すみませんでした」
「そうでしょ。始めから素直に謝れば……って、いいわけないじゃない! なに勝手に見ようとしてんの!」
小金沢はコルクボードごと裏返すと、ベッドにポスっと腰掛けた。えと……俺はその隣でいいのか? 既に写真のことはどうでもよくなって、鳴りそうな喉を必死に抑えて近付く。
「ちょっと、なんでこっち来るの! カナタは床よ床! クッションあるでしょ!」
「ああ」
そっか、そりゃまずいよな、うん。納得しつつ床に腰を下ろすと、テーブルに置かれたカップから紅茶のいい香りが漂ってきた。そのまま一口。おお、旨いなこれ。
「ねえカナタ」
「何?」
「宮原ハヤミ……いきなり学校来たね」
その名前が出た途端、今朝のやり取りが蘇って動揺した。
「そ、そうだな、驚いたな」
「せっかく接続してもらったけど、もうカナタがゲームする必要はないんじゃないの?」
「いいや、結局なんで登校拒否してたかは分からないし、他の連中だってまだ休んだままだ。それに……」
法事の話はたぶん嘘だ。そして何より“敵”と発した時の歪んだ表情が脳裏にハッキリ焼き付いていた。
「それに何?」
「ああ、えっと、何ていうか……あれから目的も少し変わってきて、とりあえず俺、例の《ラストワン》ってのに参加しようと思ってるんだ」
「ええっ! 参加って、あのオタクの一大祭りに!? 嘘でしょ?」
あからさまに“うげ”って顔をされた。
「俺さ、ネカフェに行ってみて分かったんだ」
「なに? まさか目覚めたとか言わないでよね」
「はは、『目覚めた』って何にだよ。まあ、ハマり易いからオタク気質なのかもしれないけど、そういうのじゃなくて、小金沢と一緒にプレイした時が一番楽しかったなって」
「な、何言ってんのよっ」
「単なるゲームじゃなくて、協力したり喧嘩したり、日常じゃ得られない経験したよな。まあバーチャルだけど。なんていうか上手く言えないけど、もう少しだけ、手を貸してほし……っ痛ぁ!」
いきなりバイザーとPOSOが投げつけられた。
「わかったわよ!」
小金沢はさっさとバイザーを装着してPOSOを持っていた。若干耳が赤らんでいる。
「なに照れてんだよ」
「だ、誰が照れてるのよ! ほら、さっさと準備して!」
さんざん色んな奴に告られたり可愛いとか言われてるくせに、変なとこ免疫ないんだな。おかしな奴。
「まだ?」
「そんなに急かすなよ」
バイザーを付けゲームにログインする。全身が光に包まれ、そのままファーワールドの世界へ転送されるような感覚。何度も見慣れたシーンなのに妙にワクワクしてる。それは、こうしてまた二人でゲームできることへの期待感なのかもしれない。
「あれ?」
先に異変に気付いたのは小金沢だった。
「カナ……っと、タナーカーがいない」
「ああそっか。俺は今《キュール》って街にいるんだ。ミスリルはまだ《パフューム》にいるんだったな」
俺はフィールドの説明とマップの見方を教えて、二人のいる中間地点で待ち合わせようとした。
「待って、せっかくだから海で待ち合わせしようよ」
「え? まあ、いいけど」
何がせっかくか分からないが、既に俺は海の街にいるので、だいぶ時間を持て余しそうだ。
延々と浜辺でモブ狩りをして30分ほど経った。
「タナーカー!」
浜辺に響き渡る声。波打際をこっちに向かって駆けてくるキャラが見える。ミスリルだ。
ん? 近付いて来るにつれ、この前と様子が違うことに気が付いた。水着……? いや、どっちかというとコスプレしたセクシーなキャバ嬢? しかも、水面がキラキラ反射してるせいで幻想的ともいえる演出がプラスされていた。
海で待ち合わせって、それがしたかっただけだろ!
「おおーい! 気をつけろよ、この辺りの敵は少しレベル高いからな!」
言ってるそばからウミネコがミスリル目掛けて急降下で襲い掛かった。
「きゃっ!」
言わんこっちゃない。って、間一髪、攻撃を盾でガードした。ん? 盾なんて持ってたか?
再びウミネコが襲い掛かる。
「ばか! いつまでもそんな足場の悪いとこにいるな! 早く砂地にあがれ!」
掛け声むなしくミスリルの足が止まる。しょうがないと思いつつ、助けに向かうと、ミスリルが剣を横から大きく振り上げていた。まるでゴルフのスウィングのようだ。
「みそ、そー、めーん!」
振り下ろした剣が水面を切り抜けて、水しぶきを散らした。空ぶってるし、つーか、なんだよ今の掛け声。結局なにがやりたいんだ……と、目の前で信じ難いことが起こった。ウミネコが水面に落ちたのだ。は? まさか、今の水しぶきでダメージ!?
わけが解らないままミスリルの元へ向かう。続けて、水面に落ちたウミネコにミスリルが直接剣撃を繰り出した。
「ていっ」
その一撃でウミネコを撃退してしまった。しかも一瞬凍って見えたぞ!? まさか魔法!? いや、戦士にそんなことできるわけがない。
「お待たせっ。どう、この衣装?」
“衣装”? そうか、装備! そういや剣も防具も見るからに前と違う。答えるより先にステータスを確認していた。
<ミスリル>
戦闘職:戦士
レベル:17
[武器]
右手:氷の微笑(攻+88) *銘:ヒジリヅカ
左手:鉄壁(防+43) *銘:ヒジリヅカ
[防具]
頭部:なし
上半身:銀の胸当て(防+10)
下半身:ハイビスカスのパレオ(防+1)
腕:ウィンドブレス(魔防+15)
足:焔ブーツ(防+9)
装飾:ハイチャームピアス(魔防+5)
レベルは前のままだけど……
「《氷の微笑》ってなんだよ!」
「ふふ、超カッコいいでしょ。それ、対象を凍結させる効果付きなの」
前の大剣と比べるとかなり細身になったが、攻撃力は断然こっちが上だ。加えて凍結の付加属性まで……
「マジかよ、それがさっきの効果か。つーか、それだけの付加属性って、ただのレア武器じゃないだろ? しかも“銘”ってこれ、名入りじゃないか」
「えー、よく分かんない。なんか、兄貴の知り合いの職人さんが作ったんだって」
「キラーの知り合いっつったら……このゲームじゃ最高峰だろ!」
「そうなの? じゃあ凄いんだ」
なんでもかんでも妹に渡しやがって、宝の持ち腐れもいいとこだ。それにさっきの盾、《鉄壁》だと? ステータスから詳細を確認して見る。おおおい! オートガード付きかよ! チート過ぎてもはや声も出ない。
「やだ、なーにタナーカー、この“銀の胸当て”と“ハイビスカスのパレオ”のこと調べてたんでしょ」
「んなこと全く言ってないだろ! ってか、前より防御力下がってんじゃねーか!」
「しょうがないじゃない。露出を高くすれば防御は下がって当然でしょ。って、何よ、しっかり見てるじゃない」
「う、しまった」
「あははは」
久しぶりのパーティー再結成のせいか、二人とも妙に浮き足立っていた。
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