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二章 勇者誕生
2-10 城の門番
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第二フィールド《海辺のキュール》。ここは海に面した大きな港町“キュール”を中心に、北は深い森、東は広大な平原、南と西は沿岸となっている。今は南西エリアの浜辺にいるのだが、実はここから見える沖に浮かんだ離れ小島にこのフィールドのボスがいる。そしてあの島自体が攻略の中継となる街でもある。
「さて、無事に合流できたことだし、ちゃっちゃとボスを倒しに行くか」
「え? 待って、なんでいきなりボスなの?」
「何言ってんだ。ゲームなんだからサクサク先に進めようぜ」
「それは分かるけど、私が言いたいのはそうじゃなくて、ゲームだからって戦う理由はあるでしょ? まだ、ボスのボの字も出てないじゃない」
へえ、なるほど、「戦う理由」か。そういう性分なのか、それともゲーム初心者の意見なのか、どっちか分からないけど面白い。
そもそもミスリルは外見からしておかしい。青緑の綺麗なショートカットに勝ち気な目つきの美人顔。しかも今日の装備はいつにも増して露出が高い。水着みたいな鎧にブーツ姿、それで剣と盾を持ってると、まるでキャバ嬢がコスプレしてるみたいだ。そんなキャラが結構まじめにゲームをやろうとしている。そのアンバランスさが何とも言えない。
「分かった。それじゃとりあえず情報集めるか」
「あー、知ってる。まずお城に行くのよね」
「そうそう。街の北門からすぐの場所に“キュール城”があるんだ。このまま海岸沿いを進んで行こう」
「え、なんで? 北門からすぐなんでしょ。だったら街を突っ切ればいいじゃない」
「おいおい、ついさっきまともなこと言ったかと思えば、何で戦闘は端折ろうとするんだよ。大体、ミスリルはアイテムに頼り過ぎだ」
「ぶー」
渋々言うことをきかせたが、実のところ単に俺が街に入りたくないだけだった。この間、絡んできた連中はこの街を根城にしているギルドだ。できることなら避けて通りたい。
「もー、なんで同じ敵ばっかり倒さないといけないのよ。“レベリング”、だっけ? これだけはどうにも納得いかないのよね」
「文句ばっか言ってんなって」
「ぶー」
拗ねようが文句を言われようが、少し強引にでもミスリルには戦闘経験を積ませておきたいって思惑もあった。
お城まで戦闘をしながらざっと4、50分。タナーカーもミスリルもレベルが一つずつ上がった。
「あれだけ戦闘してレベル一つだけって……アイテムでステータス強化した方がずっと効率的じゃない」
「あのな、そのアイテムひとつを手に入れるのがどれだけ大変か解かってるのか?」
「そんなの知るわけないじゃなーい」
く、ステータス上げるアイテムっていや、ちょっとしたレアだろう。それをホイホイ妹に渡すって、コイツの兄貴もどうかしてる。こりゃ意識改善にはかなり根気がいりそうだ。
まあ、とにかく今は城に行くのが先だ。
キュール城はヨーロッパ調の大きな構えだが、後ろに広がる森にその半分以上が呑み込まれた状態になっている。正門となる正面側ですら、壁一面がツルに覆われていた。その前に門兵が立っていなかったら廃墟と見間違えていたかもしれない。
「とりあえず門兵に声をかけてみるか」
「あっ、待って、それ私がやる」
そっか、戦う理由だっけか。これぞまさにロールプレイだな。らしくなってきた。
ミスリルが勢いよく手を挙げて前に乗り出した。
「昔、絵本で読んだ冒険とかって覚えてる? それをこうして自分が主人公になって体験できるって、凄いよねー」
「それじゃ俺は脇役かよ」
「そりゃそうよ、私の視点で私の物語なんだから」
ははは、コイツ、ゲームをする姿勢はどうかと思うけど、この世界を楽しむって意味では純粋なんだよな。
ミスリルが門兵の前に立って話し掛ける。こんなにキチンとゲーム……いや違うな、冒険するなんていつぶりだろう。コイツの初々しさを目にしているせいか、俺までちょっとワクワクしてきた。
「ねー、王様に会いに来たんだけど、その門、開けてくれない?」
って、おい! 何だその雑な言い方は! そこはもう少しこの世界のキャラになりきろうぜ。
「貴様等、この街の者ではないな! 約束もなく王に近付く不届き者よ。このキュールの門番《バッカス》の目は節穴ではないぞ!」
「え、なに言ってんのアンタ?」
バッカスって奴のアイコンにライフゲージが現れた。そして盾の裏側に手を回している。おそらく収納式の剣を取り出す気だ。
「ミスリル! 退け! 戦闘になるぞ!」
「えっ! ちょっ、なんで!?」
奴の太刀筋は既にミスリルを捉えていた。早い! 全身鎧姿に加えて巨漢なので、決して身軽ではないはずだ。けれど動きに無駄がない。
ガギン!
「きゃあっ!」
対するは、意思とは無関係に作動するオートガードの盾《鉄壁》。さすがにその名は伊達じゃない。とりあえず、これからは危なそうな場面ではミスリルを前に立たせよう、うん。
妙案を思い付きつつ、ミスリルと入れ替わって奴との距離を詰める。こういうデカイ奴は足元がお留守って相場が決まってんだ。
「クレイジー・キィーック!」
連続下段蹴りでバッカスを転倒させる。転倒しても当たり判定は一瞬だけ残る。この辺は普通の格ゲーと一緒みたいだ。
「ミスリル! やられっぱなしじゃないだろ! 奴の起き上がりを狙え!」
「当然! 百倍返しよ!!」
は、百倍って……え、何そのでっかい武器、ボウガンか? しかも足付きの大型。何やらぐるぐる滑車を巻いて弦を手繰り寄せている。そして“ガチッ”と音がすると今度は火球がセットされた。おい、それ、また付加属性付きのレア武器じゃないですか?
「火球敵(可及的)速やかに殲滅せよ!」
妙な掛け声と共に火球が一際激しい光を発する。しかも、撃ち出しの反動でミスリルが5メートル近くも後退した。そのアクションから察するに、威力は相当なものだ。今まさに起き上がらんとするバッカスに、思わず「逃げろ」って叫びそうになってしまった。
一閃、奴は起き上がりでもろに火球をその身に受けると、声もなく吹っ飛び、火だるまと化した。火球はそのまま城の壁にぶち当たり、“ドガーン”と轟音を響かせた。
ポワワワーン♪
この聞き覚えのある音は……予想通り、間髪入れずにシステムウィンドウが立ち上がった。
『エリアクエスト“キュール城の門番”を攻略しました』
その音声に呼応するかのように、どう考えても致命傷を与えたはずのバッカスがムクリと起き上った。さらに城壁にも傷ひとつ付いていない。さすがゲーム。
「え、ちょっ、なんで平気なのよコイツ?」
「まーまー、ゲームだから」
全く理解できていないミスリルを他所に、男は肩を抑えながらこう言った。っていうか、誰も肩なんて攻撃してないけどな。
「まさかこの《バッカス》を打ち負かす者が現れようとは。貴殿らこそ、今のキュールが求めている者なのやもしれぬな」
そしてお約束通り門が開く。
「さあ、行くがよい旅の者よ。そしてこのキュールに再び光を!」
始めに対峙した時とは違い、男は脇に寄って片膝をつき、俺達に道を譲った。まさに男気溢れる騎士そのものだ。なかなかに嫌いな演出ではない。
「つーかさぁ、始めっから素直に通してくれないかな」
ミスリルの雑な台詞で一気に雰囲気がぶち壊された。
「おいおい、『戦う理由』とか言っておいて何だよ。やるからにはもう少しなりきって喋ってくれよ!」
「ええー、何それ、恥ずくない?」
「俺だってやるんだぜ」
「本当に?」
「ああ、ここはバーチャルなんだ、普段の自分の殻なんか取っ払っちまえよ」
「むうう~、わ、わかったわよ」
唸るような声で了解するミスリル。けれど、この時の俺はまだ、ミスリルの潜在能力を甘く見ていた。
「さて、無事に合流できたことだし、ちゃっちゃとボスを倒しに行くか」
「え? 待って、なんでいきなりボスなの?」
「何言ってんだ。ゲームなんだからサクサク先に進めようぜ」
「それは分かるけど、私が言いたいのはそうじゃなくて、ゲームだからって戦う理由はあるでしょ? まだ、ボスのボの字も出てないじゃない」
へえ、なるほど、「戦う理由」か。そういう性分なのか、それともゲーム初心者の意見なのか、どっちか分からないけど面白い。
そもそもミスリルは外見からしておかしい。青緑の綺麗なショートカットに勝ち気な目つきの美人顔。しかも今日の装備はいつにも増して露出が高い。水着みたいな鎧にブーツ姿、それで剣と盾を持ってると、まるでキャバ嬢がコスプレしてるみたいだ。そんなキャラが結構まじめにゲームをやろうとしている。そのアンバランスさが何とも言えない。
「分かった。それじゃとりあえず情報集めるか」
「あー、知ってる。まずお城に行くのよね」
「そうそう。街の北門からすぐの場所に“キュール城”があるんだ。このまま海岸沿いを進んで行こう」
「え、なんで? 北門からすぐなんでしょ。だったら街を突っ切ればいいじゃない」
「おいおい、ついさっきまともなこと言ったかと思えば、何で戦闘は端折ろうとするんだよ。大体、ミスリルはアイテムに頼り過ぎだ」
「ぶー」
渋々言うことをきかせたが、実のところ単に俺が街に入りたくないだけだった。この間、絡んできた連中はこの街を根城にしているギルドだ。できることなら避けて通りたい。
「もー、なんで同じ敵ばっかり倒さないといけないのよ。“レベリング”、だっけ? これだけはどうにも納得いかないのよね」
「文句ばっか言ってんなって」
「ぶー」
拗ねようが文句を言われようが、少し強引にでもミスリルには戦闘経験を積ませておきたいって思惑もあった。
お城まで戦闘をしながらざっと4、50分。タナーカーもミスリルもレベルが一つずつ上がった。
「あれだけ戦闘してレベル一つだけって……アイテムでステータス強化した方がずっと効率的じゃない」
「あのな、そのアイテムひとつを手に入れるのがどれだけ大変か解かってるのか?」
「そんなの知るわけないじゃなーい」
く、ステータス上げるアイテムっていや、ちょっとしたレアだろう。それをホイホイ妹に渡すって、コイツの兄貴もどうかしてる。こりゃ意識改善にはかなり根気がいりそうだ。
まあ、とにかく今は城に行くのが先だ。
キュール城はヨーロッパ調の大きな構えだが、後ろに広がる森にその半分以上が呑み込まれた状態になっている。正門となる正面側ですら、壁一面がツルに覆われていた。その前に門兵が立っていなかったら廃墟と見間違えていたかもしれない。
「とりあえず門兵に声をかけてみるか」
「あっ、待って、それ私がやる」
そっか、戦う理由だっけか。これぞまさにロールプレイだな。らしくなってきた。
ミスリルが勢いよく手を挙げて前に乗り出した。
「昔、絵本で読んだ冒険とかって覚えてる? それをこうして自分が主人公になって体験できるって、凄いよねー」
「それじゃ俺は脇役かよ」
「そりゃそうよ、私の視点で私の物語なんだから」
ははは、コイツ、ゲームをする姿勢はどうかと思うけど、この世界を楽しむって意味では純粋なんだよな。
ミスリルが門兵の前に立って話し掛ける。こんなにキチンとゲーム……いや違うな、冒険するなんていつぶりだろう。コイツの初々しさを目にしているせいか、俺までちょっとワクワクしてきた。
「ねー、王様に会いに来たんだけど、その門、開けてくれない?」
って、おい! 何だその雑な言い方は! そこはもう少しこの世界のキャラになりきろうぜ。
「貴様等、この街の者ではないな! 約束もなく王に近付く不届き者よ。このキュールの門番《バッカス》の目は節穴ではないぞ!」
「え、なに言ってんのアンタ?」
バッカスって奴のアイコンにライフゲージが現れた。そして盾の裏側に手を回している。おそらく収納式の剣を取り出す気だ。
「ミスリル! 退け! 戦闘になるぞ!」
「えっ! ちょっ、なんで!?」
奴の太刀筋は既にミスリルを捉えていた。早い! 全身鎧姿に加えて巨漢なので、決して身軽ではないはずだ。けれど動きに無駄がない。
ガギン!
「きゃあっ!」
対するは、意思とは無関係に作動するオートガードの盾《鉄壁》。さすがにその名は伊達じゃない。とりあえず、これからは危なそうな場面ではミスリルを前に立たせよう、うん。
妙案を思い付きつつ、ミスリルと入れ替わって奴との距離を詰める。こういうデカイ奴は足元がお留守って相場が決まってんだ。
「クレイジー・キィーック!」
連続下段蹴りでバッカスを転倒させる。転倒しても当たり判定は一瞬だけ残る。この辺は普通の格ゲーと一緒みたいだ。
「ミスリル! やられっぱなしじゃないだろ! 奴の起き上がりを狙え!」
「当然! 百倍返しよ!!」
は、百倍って……え、何そのでっかい武器、ボウガンか? しかも足付きの大型。何やらぐるぐる滑車を巻いて弦を手繰り寄せている。そして“ガチッ”と音がすると今度は火球がセットされた。おい、それ、また付加属性付きのレア武器じゃないですか?
「火球敵(可及的)速やかに殲滅せよ!」
妙な掛け声と共に火球が一際激しい光を発する。しかも、撃ち出しの反動でミスリルが5メートル近くも後退した。そのアクションから察するに、威力は相当なものだ。今まさに起き上がらんとするバッカスに、思わず「逃げろ」って叫びそうになってしまった。
一閃、奴は起き上がりでもろに火球をその身に受けると、声もなく吹っ飛び、火だるまと化した。火球はそのまま城の壁にぶち当たり、“ドガーン”と轟音を響かせた。
ポワワワーン♪
この聞き覚えのある音は……予想通り、間髪入れずにシステムウィンドウが立ち上がった。
『エリアクエスト“キュール城の門番”を攻略しました』
その音声に呼応するかのように、どう考えても致命傷を与えたはずのバッカスがムクリと起き上った。さらに城壁にも傷ひとつ付いていない。さすがゲーム。
「え、ちょっ、なんで平気なのよコイツ?」
「まーまー、ゲームだから」
全く理解できていないミスリルを他所に、男は肩を抑えながらこう言った。っていうか、誰も肩なんて攻撃してないけどな。
「まさかこの《バッカス》を打ち負かす者が現れようとは。貴殿らこそ、今のキュールが求めている者なのやもしれぬな」
そしてお約束通り門が開く。
「さあ、行くがよい旅の者よ。そしてこのキュールに再び光を!」
始めに対峙した時とは違い、男は脇に寄って片膝をつき、俺達に道を譲った。まさに男気溢れる騎士そのものだ。なかなかに嫌いな演出ではない。
「つーかさぁ、始めっから素直に通してくれないかな」
ミスリルの雑な台詞で一気に雰囲気がぶち壊された。
「おいおい、『戦う理由』とか言っておいて何だよ。やるからにはもう少しなりきって喋ってくれよ!」
「ええー、何それ、恥ずくない?」
「俺だってやるんだぜ」
「本当に?」
「ああ、ここはバーチャルなんだ、普段の自分の殻なんか取っ払っちまえよ」
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