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第5章 モナ・リザの考察
両生具有について
しおりを挟む古今東西、色々な芸術家が、両性具有に憧れを抱き、それを芸術作品として表現しようとしてきた。
あくまでも私個人の意見だが、
男であるのか?女であるのか?分からない、それが最も美しい状態だと考える。
男性性と女性性が混じりあい、逞しさと優美さを兼ね備えた人物は、とても魅力的だと思う。
例えるなら、ダ・ヴィンチが描いた「洗礼者 ヨハネ」のような人物に、心惹かれる。
いにしえに活躍した芸術家達は、両性具有の美を表現する時 、はっきりと、そのものズバリを描いたり(彫刻においては形作ったり)した者も、いたことは事実だ。
しかし、それらの作品には、魅力的に感じられなかったり、何世紀もの間、日の目を見ることもなく葬られたり、時に下品だと中傷されたたりした作品が多い。
それは、いったい何故だろう?
心理学的にも理解出来る。
それが何を表現されているか?
解った時点、問題解決した段階から、人はそのものに対する興味が薄れてしまうに違いない。
興味深き対象であったものから、
人は、探求心を奪われ、魅力なきものに変化してしまうのは、淋しい気がする。
そうは、思わないか?
芸術において、男であるのか?女であるのか?どちらを表現したんだろうか?
そういう「曖昧さ」が、実は大変重要なのではないだろうか?
ダ・ヴィンチやミケランジェロなど、真に芸術を理解した芸能家達は、この「曖昧さの美学」を、至るところにちりばめた絵画を描いている。
ところでモナリザも、ダ・ヴィンチと母カテリーナの魂が共存した絵画、男と女の素質が共存された絵…
そう考えたら、モナリザも両性具有の美を意識した芸術の一つ、
曖昧さの美学を堪能出来る作品といえよう。
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