頬杖をつく女 2017.5.23 〜

鏡子 (きょうこ)

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第10章 フェルメール絵画について

『手紙を書く女と召使い』手紙には何が書かれているのだろう? ⑩

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今回は、突き詰めて、
手紙には何が書かれてあるのだろう? 
その謎に迫ります! 

私は、『手紙を描く女と召使い』の絵のなかにある『モーセの発見』の絵に対して、解説にあるような“和解”の意味があることを知らなかったので 
モーセといえば…
十戒をイメージしました。 

と、同時に、身体全身に震えがきました。 

人類が犯してしまった罪に気が付きました。

『ギターを弾く女』と 
『手紙を書く女と召使い』の絵を観て 
張り裂けんばかりの哀しさと、フェルメールの苦悩を感じました。 

フェルメールは、前世(レオナルド・ダ・ヴィンチ時代)に描いた絵が、身勝手な権力者達により 
解釈を取り違えられていると、絵画を通して訴えている…

魂で、そう感じてしまいました。 

~  モーセの十戒について  ~

十戒とは…
モーセが神から与えられたとされる10の戒律のこと。

モーセの十戒、
十の言葉とも呼ばれる。二枚の石板からなっている。

モーセの十戒

1.あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。

2.あなたはいかなる像も造ってはならない。

3.あなたの神、主の名をみだりに唱えてはならない。

4.安息日を心に留め、これを聖別せよ。

5.あなたの父母を敬え。

6.殺してはならない。

7.姦淫してはならない。

8.盗んではならない。

9.隣人に関して偽証してはならない。

10.隣人のものを一切欲してはならない。


私は、大袈裟だと思われる方もいらっしゃると思いますが、モナ・リザの両サイドの柱が失われたことを、殺人罪だと感じました。 

殺人… 

何故なら、芸術家が製作した素晴らしい美術品には魂が込められています。 

魂が込められた作品を破壊(一部分切断)することは、いわば殺人に等しいことだと思いました。
時代と共にどんなに名画中の名画だと称賛されようとも、そこには 悲劇的な悲しみが存在しています。

如何に努力しても、失われた柱は二度と取り戻せないのです。

十戒に背いた二度目の過ちはルーブル美術館です。
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