36 の世

鏡子 (きょうこ)

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記憶の確かめ

偉大なる芸術家の魂の復活

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『前世からの誘い』より

  モナ・リザの謎
   2011/03/11 14:14

私は、偉大な芸術家の魂と12日間の交信をしたからといって 
全ての秘密を明かされたのではなかった。 

あとは自分で解明しなさいと言わんばかりに交信は、ぴたりと途絶えた。 

しかし、謎を解く鍵は、与えてもらえた気がした。 

同時に、子供の頃の記憶を手繰り寄せて過去世に関係のある物を探し始めた。 

ひとつは『クローディアの秘密』という本 

もうひとつは『悪魔(ディモス)の花嫁』というコミック 

そして私の図書館通いが始まった。 

謎を解く鍵は意外な場所に存在するものである。 

世の人々は、下絵がダ・ヴィンチで着色が弟子という あまり有名でない作品の存在をどれだけ知っているだろうか? 

モナ・リザをモナ・リザだという固定観念で見ることさえなければ、そういう、 ダ・ヴィンチが描いた下絵の至るところに、謎を解く鍵が仕組まれていることに気付く。 

ダ・ヴィンチは預言者でもあったので 
モナ・リザの柱は、切断されるかもしれないと怯えていたのかもしれない… だから、別の絵の中に、モナ・リザは、元々は、柱が描かれていたんですよ 
という証拠を指し示しているかもしれないと思ったりもした。 


「自分の死後、500年間は、なにびとも、複雑な微笑みの女性像の真実のモデルを解明出来ないであろうと」と預言をしていたダ・ヴィンチ 

 
全ては、ダ・ヴィンチの預言の展開通りとなる。

一説によると、私が霊がかりに合った2009年は レオナルド・ダ・ヴィンチがモナ・リザに 最後の筆を入れ 
丁度500年が経過した年と言われている。 


丁度500年の歳月が経ち、この日を待っていたとばかりに、私のなかに偉大な芸術家の魂が復活したのであろうか? 
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