さかさまな世の中 ※

鏡子 (きょうこ)

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赤ちゃんの気持ち

4. フォーリーブスに関する思い出 ①

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あまり気持ちの良い思い出ではないから、書くつもりはありませんでしたが、別件でフォーリーブスに繋がったから、書くことにします。

言葉も喋れない小さい頃、家族がテレビを見ていました。(母は、台所で何か用事をしていたのかな?母以外の顔ぶれで、テレビを見ていました。)

歌って踊っている?4人の男の人たちがいました。

突然、姉が、私に質問してきました。

「ちーは、この4人のなかで、誰が一番好き?」って……

「好きもなんも…
私は、この人たちの、誰のことも好きじゃない」

と私は、思いました。


好きじゃないけど、誰か1人を選ばなきゃいけないと思いました。

だって、私は、言葉が喋れないのですから。
「誰も好きな人がいない」を伝えることが出来ません。


しかも、家族は、私が何か行動するたびに、可愛いと言ってくれたり、手を叩いて、喜んでくれます。


家族の期待に応える為にも、私は、この中で、誰か一人を選ばなきゃいけないと思いました。

いつものように、私は、
タッタッタっと走り出し、指差しをしました。

私が選んだ人は、一番右の人でした。


いつものように、喜んでもらえると思ったら、意外な反応をされました。

「うそっ。ちーは、この中で、○○○が好きなんか~。」

父は、「そうか。そうか。○○○が好きなんか。」

そう言われました。

兄に笑われた気がしました。(このへんは、うろ覚え)



私は、適当に、1人を選び指差ししただけなんだけど、私は、別の人を指差しするべきだったのかな?

私は、選んじゃいけない人を選んだのかな?

…色々考えました。


何か、嫌な思い出になってしまいました。












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