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何でもかんでも競争だ。
進んだ考えの持ち主は、テクノロジーこそが宗教だと言う。
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この2週間ほど、『The Uninhabitable Earth(居住できない地球)』という書籍を読んでいた。
著者のデイヴィッド・ウォレス=ウェルズは、「ひどいことだ。あなたが思っているより、ずっとひどい」という最初の1文でわたしの心を捉えた。
ウォレス=ウェルズは、地球温暖化によってわたしたちの生活がどうなるのか、疑う余地のない証拠を人類に明確に示したのだ。
この書籍の各章では、次のような地球環境において人類が生き残るための能力に焦点を当てている。
そこでは、温暖化が激しく進行し、気候変動が農業に影響し、驚くべきペースで海面が上昇する。
自然災害は信じられないほど恒常化し、息が詰まるような汚染が進行するのだ。
この本は気軽に読むことはできないだろう。どうしても感情が高ぶってしまうからだ。それでも、読者は科学の本質について直視せざるを得なくなる。
ウォレス=ウェルズはこう指摘している。
たとえ何千人、何十万人もの科学者が、人類が一丸となって行動することの重要性と緊急性を一般の人々に訴えかけていたとしても、彼が言うところの「テクノロジーという宗教」によって、ある“信仰”がつくられるのだという。
※ 中文略
わたしたちが賢い判断を下していれば、先に進む前に解決していたはずだろう。
作家のナサニエル・リッチが『ニューヨーク・タイムズ・マガジン』で18年の夏に指摘したように、わたしたちには30年前には地球を救うチャンスがあったのだ。
スーザン・クロフォード|SUSAN CRAWFORD
『WIRED』US版アイデアズ・コントリビューター。ハーヴァード大学法科大学院教授で専門は通信政策。
近著は『Fiber: The Coming Tech Revolution—and Why America Might Miss It』。このほかの著書に「Responsive City」「Captive Audience」などがある。
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