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―第1章:リベルタス騒乱―
第10話:糸口
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――一体どれだけ走っただろうか。
痕跡をできるだけ残さぬよう、道なき道をひたすら北へと走り続けた。
結構なペースだ、並の冒険者なら簡単に振り切れただろう。
だが、それは俺だけだったらの話。
「ぜぇ……ぜぇ……」
後方から荒い息遣いが聞こえてくる、ウィルだ。
ノトスからここまで、一度も休む事無く走り続けてきた。
流石にこれ以上付き合わせるのは酷というものだろう。
「ウィル、一旦休もう!」
「は……はい……」
もはやここがどこかもわからないが、幸いにも手頃な水場があった。
俺たちは乾いた喉を潤すため、まるで犬のように水場へと頭を突っ込んだ。
「ゴク……ゴク……ぷはぁっ!」
冷たい水が喉を通り、身体が蘇っていくような錯覚を覚えた。
横にいたウィルは荒い息を整えると、俺に問いかけてきた。
「ラルゴさん……怪我、してますけど」
そう言って俺の頬を指さす。
そういえば避けきれなかったなと、今になって思った。
「まあ、これくらいなら唾を塗っておけば勝手に治るだろう。 にしても、妙にビリビリ来るが……麻痺毒か?」
「麻痺毒!? 大丈夫なんですか!?」
「ん、ああ。昔からこういうのには何故か耐性があるんだ。……っ!」
そうか……さっきのは身体が言うことを聞かないとか、そういう話ではない。
皮膚の下で他人の脈が打っているような……そんな錯覚がした。
明らかに俺の中に別の意思がいて、そいつに主導権があった。
もし、この体制が俺ではなく、あいつ……?の物だとしたら、合点がいく。
「ラルゴさん……?」
「ああいや、何でもない。それでウィル、おかげさまで助かりはしたが……どうしてついてきた?」
「そりゃあ……もしもの時の為に連絡役が必要だと思って……」
「まあ……結果的にはそれで正解だったわけだしな。文句を言う筋合いは無いか。だが、自分の命はもっと大事にしてくれよ」
「そりゃあお互い様ですよ」
「ははは……」
乾いた笑いが水場に空しく響いた。
「アニーとシャーヴィスはちゃんと帰ったんだろうな?」
「ええ、そこはちゃんと見送ったんで安心してください。」
「そうか……」
こうなった以上ノトスには戻れない。俺もシャーヴィスの実家にお世話になるのが得策か?
しかし、ギルドのあの対応……下指名手配されていてもおかしくない。
俺を助けたウィル、下手すればトライスタ全員……。
あのわけわからん親父の事だ、例え倅のシャーヴィスであっても、犯罪者と疑えば捕まえかねない。
その時、当事者の俺が説得したところで何の役にも立たないだろう。
「!?」
――得も言われぬ違和感。
皮膚の裏を誰かの視線が這い上がるような、そんな気配だった。
ウィルの後方の茂みで、それは虎視眈々とこちらを狙っている。
「伏せろ!」
「ラルゴさんっ!?」
俺は手元にあった小石を素早く放り込んだ。
すると、ガンッ弾き返すような鈍い音が響き、遅れてさっきのメカクレ男が姿を現した。
「追手!? もう追いつかれるなんて!」
「てめぇ、回収なんとか!」
「カリオンです、ラルゴさん!」
するとカリオンは、ばれたことなど気にしないとでも言うように頭をボリボリと搔いた。
「あの麻痺毒、高かったんだがな……こうも効果が出ないとは驚いた」
「……もう追いついてきたのは素直に関心だが、仲間たちはどうした?」
「心配するな、俺一人だけだ」
そう言って油断させているだけかもしれない。
俺はさらに警戒心を強めた。
「ウィル、下がってろ」
そう言うと、ウィルは静かに景色へと溶け込んでいった。
「お前……一人で俺をやれるつもりか?」
「そんな思い上がりはしていない」
「殊勝な心掛けだが……どうして姿を現した? その気になれば、ばれずに追跡し続けることだってできたはずだが」
「よくわかってるじゃないか。正直、追いつこうと思えばいつだって追いつけた。 ただ、人目がないところで話がしたかっただけだ」
「話?」
「そう。お前だって薄々気づいてたはいたんだろう? 俺はさっき確信が持てたわけだが」
「……詳しく聞こうか」
そう言うとカリオンは静かにうなづいた。
「神聖冒涜の件はさておき、俺はお前が冒険者を殺したとは思っていない。」
「ほう、なんでだ?」
「人を見る目には自信があるんだ」
「……?」
「釣れないな、俺なりのジョークだよ。お前が纏う臭いや痕跡から分析するに、お前が人殺しでない事くらいは割り出せる」
「それはそれですげぇが……さっきのお前は殺す気で来てたよな?」
「まあ、気分のいいもんじゃなかったが……こっちも立場ってものがあるんでな、そこは大目に見てほしい」
「ふざけるなよ、二度目の冤罪で……今度は殺されてもおかしくなったんだぞ!?」
「だが生きている。これはお互いにとって幸福だったとは思えないか?」
はぁ……こいつと喋っていると熱が冷まされる気分だ。
「贖罪といってはなんだが、お前にまだ良心が残っているのなら協力しよう」
「良心ねぇ……実際ギルドの上があの様子じゃ、打つ手なしだ」
「そうか? ならもう一つ俺から出せる大事な情報がある。」
その言葉に、俺は思わず息を吞んだ。
「あのドルフさんは本物じゃない」
「何!?」
「お前は付き合いが浅いからわからないかもしれないが……あの人は、戦場であんなにも臆病な姿は見せないだろう」
「だが……どっからどう見てもドルフだった!影武者でもいるっていうのか!?」
そういえば、俺の中のあいつが言っていた。
あいつは、「ほんもの」だって。
このほんものというのが、俺たちにとっての本物のドルフじゃないとしたら……何だ?
「俺の考えは、あのドルフさんは何らかのからくりを使って姿を真似た、”別の何か”だ」
「じゃあ、お前たちは皆その偽物の指示に従っていたってことになるな」
「そうだ。馬鹿正直なリリーはあいつの言う事を少しも疑ってはいなかったようだが……少なくとも俺とスライは違う」
「わかったわかった、お前達は嫌々付き合わされたってことにしてやるよ。」
「もう一つ。あいつが偽物だとわかった上で行動していた奴が一人いる。」
「まさか……レイジーか!?」
「――その通りだ。そこまで気づいていたのなら話は早い。」
ここに来て、思わぬ助っ人の登場に胸が躍る。
悪いことばっかりだったが、ようやく一筋の希望が見えた気がした。
「だがカリオン、俺に味方すればお前も狙われることになるぞ」
「ああ。だからまだ、俺は悟られるわけにはいかない」
「……」
「そう際どい顔をするな。 俺とてしばらくノトスに戻る気はない」
「ん、それじゃあどうするんだ?」
「ゴートヘイムに行く」
ゴートヘイム……リベルタスの筆頭貴族、マルレーン家の本拠地がある。
地理的にはノトスから北、ちょうど王都との間あたりだな。
「確かに、ドルフが呼び出されたのもこの街だったな。」
「ああ。俺の勘が正しいのなら……ここに必ず決定的な何かがある。」
「そうかなるほど! わかった、すぐにでも出発しよう」
「いや」
そう言ってカリオンは静かに手をあげた。
「お前にはもう一度、黒哭の森を調査してもらいたい」
「何?」
「以前、お前はそこで冒険者探索の依頼を受けただろう?」
「ああ……マンドランに襲われて退けたが……」
「その後お前達はどうした?」
「……! 確かに、あの時は消耗が激しくて戻ってきちまったが……マンドラン達の拠点があったっておかしくねえ!」
「決まりだな」
そうカリオンが呟くと、姿を隠していたウィルがスッと姿を現した。
「話は全部聞いていましたけど……僕はどうすればいいでしょう?」
「ラルゴ、悪いが彼を借りても構わないか?」
「元々シャーヴィスの実家に帰すか迷っていたところだ。 ウィルさえ構わないなら連れてっていいぞ」
「だ、そうだ。 どうするウィル君?」
「ぼ、僕は……怖いです。でもそれ以上に、力になりたい」
そう決心するウィルを見て、俺は一度だけ頷いた。
「わかりました、カリオンさんについていきます」
「ありがとう。では俺たちはこのままゴートヘイムに向かう」
「わかったぜ。次の情報交換はどうする?」
「それなら、シャーヴィス達がいるコルノはどうでしょう?」
コルノ……エルトルス家の本拠地で、シャーヴィスの実家もここにある。
地理的にはちょうどゴートヘイムとノトスの間ってところだな。
「なるほど、それなら黒哭の森とゴートヘイムからちょうどいい距離だな。では、事が終わったらコルノの宿屋で落ち合うとしよう」
「ああ。出来るだけ時間かけないように頑張るぜ。 そっちも無事で頼むぞ」
「無論だ、健闘を祈る」
そうして俺たちは、各々が向かうべき道へと歩き出した。
健闘を祈るか……依頼前、レイジーがよく言ってくれたっけな……。
だが……あいつは敵だ。
あれが偽りの言葉だったかと思うと、なんとも空しいな……。
「待っていろレイジー、お前達の陰謀……必ず暴いてやる」
――俺は決意を新たに、再びあの陰鬱とした森へ向かった。
吹きすさぶ風が、次の戦いの激しさを予感させる。
痕跡をできるだけ残さぬよう、道なき道をひたすら北へと走り続けた。
結構なペースだ、並の冒険者なら簡単に振り切れただろう。
だが、それは俺だけだったらの話。
「ぜぇ……ぜぇ……」
後方から荒い息遣いが聞こえてくる、ウィルだ。
ノトスからここまで、一度も休む事無く走り続けてきた。
流石にこれ以上付き合わせるのは酷というものだろう。
「ウィル、一旦休もう!」
「は……はい……」
もはやここがどこかもわからないが、幸いにも手頃な水場があった。
俺たちは乾いた喉を潤すため、まるで犬のように水場へと頭を突っ込んだ。
「ゴク……ゴク……ぷはぁっ!」
冷たい水が喉を通り、身体が蘇っていくような錯覚を覚えた。
横にいたウィルは荒い息を整えると、俺に問いかけてきた。
「ラルゴさん……怪我、してますけど」
そう言って俺の頬を指さす。
そういえば避けきれなかったなと、今になって思った。
「まあ、これくらいなら唾を塗っておけば勝手に治るだろう。 にしても、妙にビリビリ来るが……麻痺毒か?」
「麻痺毒!? 大丈夫なんですか!?」
「ん、ああ。昔からこういうのには何故か耐性があるんだ。……っ!」
そうか……さっきのは身体が言うことを聞かないとか、そういう話ではない。
皮膚の下で他人の脈が打っているような……そんな錯覚がした。
明らかに俺の中に別の意思がいて、そいつに主導権があった。
もし、この体制が俺ではなく、あいつ……?の物だとしたら、合点がいく。
「ラルゴさん……?」
「ああいや、何でもない。それでウィル、おかげさまで助かりはしたが……どうしてついてきた?」
「そりゃあ……もしもの時の為に連絡役が必要だと思って……」
「まあ……結果的にはそれで正解だったわけだしな。文句を言う筋合いは無いか。だが、自分の命はもっと大事にしてくれよ」
「そりゃあお互い様ですよ」
「ははは……」
乾いた笑いが水場に空しく響いた。
「アニーとシャーヴィスはちゃんと帰ったんだろうな?」
「ええ、そこはちゃんと見送ったんで安心してください。」
「そうか……」
こうなった以上ノトスには戻れない。俺もシャーヴィスの実家にお世話になるのが得策か?
しかし、ギルドのあの対応……下指名手配されていてもおかしくない。
俺を助けたウィル、下手すればトライスタ全員……。
あのわけわからん親父の事だ、例え倅のシャーヴィスであっても、犯罪者と疑えば捕まえかねない。
その時、当事者の俺が説得したところで何の役にも立たないだろう。
「!?」
――得も言われぬ違和感。
皮膚の裏を誰かの視線が這い上がるような、そんな気配だった。
ウィルの後方の茂みで、それは虎視眈々とこちらを狙っている。
「伏せろ!」
「ラルゴさんっ!?」
俺は手元にあった小石を素早く放り込んだ。
すると、ガンッ弾き返すような鈍い音が響き、遅れてさっきのメカクレ男が姿を現した。
「追手!? もう追いつかれるなんて!」
「てめぇ、回収なんとか!」
「カリオンです、ラルゴさん!」
するとカリオンは、ばれたことなど気にしないとでも言うように頭をボリボリと搔いた。
「あの麻痺毒、高かったんだがな……こうも効果が出ないとは驚いた」
「……もう追いついてきたのは素直に関心だが、仲間たちはどうした?」
「心配するな、俺一人だけだ」
そう言って油断させているだけかもしれない。
俺はさらに警戒心を強めた。
「ウィル、下がってろ」
そう言うと、ウィルは静かに景色へと溶け込んでいった。
「お前……一人で俺をやれるつもりか?」
「そんな思い上がりはしていない」
「殊勝な心掛けだが……どうして姿を現した? その気になれば、ばれずに追跡し続けることだってできたはずだが」
「よくわかってるじゃないか。正直、追いつこうと思えばいつだって追いつけた。 ただ、人目がないところで話がしたかっただけだ」
「話?」
「そう。お前だって薄々気づいてたはいたんだろう? 俺はさっき確信が持てたわけだが」
「……詳しく聞こうか」
そう言うとカリオンは静かにうなづいた。
「神聖冒涜の件はさておき、俺はお前が冒険者を殺したとは思っていない。」
「ほう、なんでだ?」
「人を見る目には自信があるんだ」
「……?」
「釣れないな、俺なりのジョークだよ。お前が纏う臭いや痕跡から分析するに、お前が人殺しでない事くらいは割り出せる」
「それはそれですげぇが……さっきのお前は殺す気で来てたよな?」
「まあ、気分のいいもんじゃなかったが……こっちも立場ってものがあるんでな、そこは大目に見てほしい」
「ふざけるなよ、二度目の冤罪で……今度は殺されてもおかしくなったんだぞ!?」
「だが生きている。これはお互いにとって幸福だったとは思えないか?」
はぁ……こいつと喋っていると熱が冷まされる気分だ。
「贖罪といってはなんだが、お前にまだ良心が残っているのなら協力しよう」
「良心ねぇ……実際ギルドの上があの様子じゃ、打つ手なしだ」
「そうか? ならもう一つ俺から出せる大事な情報がある。」
その言葉に、俺は思わず息を吞んだ。
「あのドルフさんは本物じゃない」
「何!?」
「お前は付き合いが浅いからわからないかもしれないが……あの人は、戦場であんなにも臆病な姿は見せないだろう」
「だが……どっからどう見てもドルフだった!影武者でもいるっていうのか!?」
そういえば、俺の中のあいつが言っていた。
あいつは、「ほんもの」だって。
このほんものというのが、俺たちにとっての本物のドルフじゃないとしたら……何だ?
「俺の考えは、あのドルフさんは何らかのからくりを使って姿を真似た、”別の何か”だ」
「じゃあ、お前たちは皆その偽物の指示に従っていたってことになるな」
「そうだ。馬鹿正直なリリーはあいつの言う事を少しも疑ってはいなかったようだが……少なくとも俺とスライは違う」
「わかったわかった、お前達は嫌々付き合わされたってことにしてやるよ。」
「もう一つ。あいつが偽物だとわかった上で行動していた奴が一人いる。」
「まさか……レイジーか!?」
「――その通りだ。そこまで気づいていたのなら話は早い。」
ここに来て、思わぬ助っ人の登場に胸が躍る。
悪いことばっかりだったが、ようやく一筋の希望が見えた気がした。
「だがカリオン、俺に味方すればお前も狙われることになるぞ」
「ああ。だからまだ、俺は悟られるわけにはいかない」
「……」
「そう際どい顔をするな。 俺とてしばらくノトスに戻る気はない」
「ん、それじゃあどうするんだ?」
「ゴートヘイムに行く」
ゴートヘイム……リベルタスの筆頭貴族、マルレーン家の本拠地がある。
地理的にはノトスから北、ちょうど王都との間あたりだな。
「確かに、ドルフが呼び出されたのもこの街だったな。」
「ああ。俺の勘が正しいのなら……ここに必ず決定的な何かがある。」
「そうかなるほど! わかった、すぐにでも出発しよう」
「いや」
そう言ってカリオンは静かに手をあげた。
「お前にはもう一度、黒哭の森を調査してもらいたい」
「何?」
「以前、お前はそこで冒険者探索の依頼を受けただろう?」
「ああ……マンドランに襲われて退けたが……」
「その後お前達はどうした?」
「……! 確かに、あの時は消耗が激しくて戻ってきちまったが……マンドラン達の拠点があったっておかしくねえ!」
「決まりだな」
そうカリオンが呟くと、姿を隠していたウィルがスッと姿を現した。
「話は全部聞いていましたけど……僕はどうすればいいでしょう?」
「ラルゴ、悪いが彼を借りても構わないか?」
「元々シャーヴィスの実家に帰すか迷っていたところだ。 ウィルさえ構わないなら連れてっていいぞ」
「だ、そうだ。 どうするウィル君?」
「ぼ、僕は……怖いです。でもそれ以上に、力になりたい」
そう決心するウィルを見て、俺は一度だけ頷いた。
「わかりました、カリオンさんについていきます」
「ありがとう。では俺たちはこのままゴートヘイムに向かう」
「わかったぜ。次の情報交換はどうする?」
「それなら、シャーヴィス達がいるコルノはどうでしょう?」
コルノ……エルトルス家の本拠地で、シャーヴィスの実家もここにある。
地理的にはちょうどゴートヘイムとノトスの間ってところだな。
「なるほど、それなら黒哭の森とゴートヘイムからちょうどいい距離だな。では、事が終わったらコルノの宿屋で落ち合うとしよう」
「ああ。出来るだけ時間かけないように頑張るぜ。 そっちも無事で頼むぞ」
「無論だ、健闘を祈る」
そうして俺たちは、各々が向かうべき道へと歩き出した。
健闘を祈るか……依頼前、レイジーがよく言ってくれたっけな……。
だが……あいつは敵だ。
あれが偽りの言葉だったかと思うと、なんとも空しいな……。
「待っていろレイジー、お前達の陰謀……必ず暴いてやる」
――俺は決意を新たに、再びあの陰鬱とした森へ向かった。
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