訳あり能力者 妖能の彩華 (彩華は謎の組織からの依頼により、ドラゴン等と対決をする。)

ヨシオ ヤマモト

文字の大きさ
17 / 20

3P 炭鉱跡崩落

しおりを挟む

 P-1  嵐山紅葉狩り計画 
 P-2  京都嵐山 他のグループと喧嘩
 P-3  炭鉱跡落盤 北海道
 p-4  新幹線 街へ帰る 
 P-5  アンデス洞窟再々 儚の記憶 天井崩落

  
 P-1  嵐山紅葉狩り計画

「秋だねえ?  紅葉を見に行こうよ、山雅さん。」
彩華は、久し振りに遊びたい様子だ。
「何処がいいかな?  行きたい所は有る?」
「何処でもいいわよ。前に行った所でも、いいわよ。」
「免許が取れたから、京都ぐらいなら、日帰りで行けるよ。」
「今年は、海水浴も出来なかったから、せめて紅葉狩りでもしようよ。」
普通免許は18歳から取れる。祥生は18歳を過ぎた。免許も取った。
「京都の嵐山にでも行くか?」
祥生は、免許を取った時点で車を買った。全員でも祥生の車に乗れる。
「休みの日は、高速道は混むんじゃ無いの?」
「いや、高速道は通らない。田舎の方から行く。
「下道は遠くならない?」
「高速は、大阪で曲がりが大きい。距離的には、余り変わらない。」
「そうか、京都まで、斜めに行く事になるのか?」
「亀岡迄行って、川下りをするか、トロッコ列車で嵐山に行く。」
どちらから行っても、多少の時間は掛かる。しかし、高速道路は、事故が起こった時に往生をする。下手をしたら、通行止めになる。
「田舎道を走るのも良いかもね? 亀岡に行くなら、篠山回りだね?」
「篠山の町に入らずに、少し南の道を通る。」
「それにしよう。しかし、運転は大丈夫でしょうね?」
「それは大丈夫。充分練習はしている。」
「行く日と人数を確認してくれる?  予約の都合が有る。」
「早急に決める。」
彩華と祥生は、そんな話をして、その日は別れた。
「山雅さん、紅葉狩りの日が、決まったわよ。」
「いつになった?」
「十一月に入って、二回目の日曜日。山雅さんを含めて六人。」
「分かった。行き先は、あのコースで良いな?」
「うん、皆んなには、その様に言ってる。」
今はもう11月。その二週目の日曜日に、京都の嵐山へ紅葉狩りに行く。
篠山回りで亀岡に出て、保津川下りの船に乗る。帰りはトロッコ電車で、亀岡迄帰って来る。その日曜日、祥生は彩華達と車を走らせている。
「山雅さん、ゆっくりで良いからね?」
「分かってるよ、こんな田舎道は、ゆっくり行くしか無い。」
車は社町経由で篠山に出る。そして、峠道を過ぎれば亀岡である。
「川下りは初めてだから楽しみだわ。そんなに急流は無いよね?」
「今は、危ない程の水量は無いから、大丈夫と思う。」
彼女達には、基礎機能の保護能力が有るので、命は大丈夫である。同じ舟の乗客も、自然起動の他保護能力で護られている。
「何故そんな所に迄、トロッコ列車が有るの?  川下りと競争だね?」
「あれは、昔の山陰線らしいよ。川下りで、所々に線路が見える。」
車は、やがて篠山を過ぎ、峠道に入る。その頂上付近には温泉も有る。
その峠を下り、少し走れば亀岡である。その街の側に保津川が有った。
「ここから船で川を下る。いわゆる保津川下りだ。」

この物語りの何年か後、保津川下りで事故が有った。死人も出た。水量の多い時には、注意が必要で有る。


 P-2  京都嵐山

「大分人が並んでいるね、船は何艘ぐらい有るんだろうね?」
しばらく待って船に乗れた。景色を眺めながら川を下り、嵐山に着く。
「船からの景色も、中々キレイだった。しかし、案外と早く着いたね?」
「次は、有名な渡月橋に行く。景色を見ながら歩いて行こう。」
渡月橋迄は少し距離が有る。景色を見ながら歩いていると、祥生は誰かに、ぶつかった。
「あ、ゴメン。」
「痛いっ、何をしやがる?」
同年輩の男が、喚いている。
「ぶつかったのは、そっちだよ。そんなにキツくは当たってないよ。」
「やかましい。足を捻挫した。どうしてくれる?」
その時、彩華がその男の後から、脛の後を、ちょんと蹴った。
「誰だ?」
その男は、振り向きざま、彩華を蹴りに来た。
「やっぱりだわ。どこを捻挫したって?  捻挫して足を振り回せるの?」
「うるさい。被害者が言ってるんだ。文句あるか?」
祥生は、その場面辺り迄、録画はしている。男の蹴りも撮れている。
「だから、何処を怪我したって?  自分で当たってて、偉そうに。」
喧嘩は彩華に任せて、祥生は彩菜に、スマホの動画を見せている。
「あの男の動きが、少し映っているね?  不自然な動きだわ。」
彩菜は、その男に向かって、話し掛けた。
「ちょっと、そこの君、私は見てたのよ。あんたが、ふらついたのを。」
「何処に証拠が有る。被害者の言葉が優先されるんだ。」
「弱い奴の言う事は、いつもそれだね?  こんな奴は放って置こう。」
彩菜は、そんな風に言う。
「生意気な奴だ、こっちへ来い。」
それを聞いた、そいつの仲間が、彩菜を引き寄せようとした。
彩菜は、そいつを投げ飛ばした。
「ぎやっ。」
他の奴が、亜香里にも向かう。そして掴み掛かった。亜香里は素直に捉まったが、男が引き寄せたところで、足を払った。男はすっ転ぶ。
それからは、乱戦模様である。
祥生は相変わらず、男達を足だけで、あしらっている。
喧嘩の様子を、動画に撮っているのだ。ただ、中には強い奴も居た。
そいつが、祥生の方に向かって来た。祥生は、スマホをポケットにしまい、男の相手をする。
「いっやー。」
男の蹴りが来る。祥生は、腕でチョンとはねる。次は回し蹴りが来た。
「ええっい。」
これは、足を使って止める。祥生は、彩華達には、先制攻撃はしないよう、指導している。攻撃は最大の防御とは言うが、それは禁句だ。
「まだ、やるのかい? 相手はするが、もう立ってる奴は居ないよ。」
「一体、お前達は何者だ、女ばかりの癖に、強すぎる。」
「まあ、護身術と格闘術の団体だからね?  かなり強いよ。」
「皆、引くぞ。そろそろ警察が来る。」
男達は支え合って、その場から消えた。祥生達も直ぐに、そこを離れた。
そして、回り道をして渡月橋を渡った。その後、近くの料理屋で、有名な湯豆腐を食べる。
「今日は、喧嘩をしないで済みそうだ、と思ったら、あの喧嘩だ。」
「山雅さんには、喧嘩が付き物だよ。喧嘩の無い方がおかしい。」
と彩華が言う
「僕のせいじゃ無いって。彩華の方が手は早い。」
「今日の原因も、山雅さんだよ。」
湯豆腐を食べながら、そんな話をしていたが、そろそろ帰る時間が来た。
「皆んな帰る時間だよ。トロッコ電車の駅まで歩くよ。」
帰りは、トロッコ列車で亀岡まで帰る。
トロッコの終点は、船乗り場からは遠い。車は、船乗り場に置いている。
その距離を歩くのは、時間が掛かる。結局、その間はタクシーに乗った。
「さあ帰るよ。皆んな、車に乗って。」
日帰りの京都は、かなり疲れる。しかし、行けない距離では無い。
「今日は楽しかったけど、かなり疲れた。」
「しかし、川下りもトロッコも有って、嵐山にも行けた。非常に有意義だった。」
「その点は、本当に面白い所だったね?  湯豆腐も食べたし。」
「お約束の、喧嘩も有ったしね。」


 P-3  炭鉱跡落盤

紅葉狩りの数日後、組織から、彩華の携帯に電話が掛かった。
「山雅さん、又北海道だよ。」
「何が有った?  我々に来るとなると、ややこしい話だな?」
「炭鉱跡を利用していて、落盤事故が有った様だよ。」
「又落盤か?  トンネルやら洞窟やら、落盤事故が多いね?」
炭坑跡を、地下実験に使用する為、工事をしていた処、落盤が起こった。
「地面に穴を空けて居るんだから、不測の事故は起こる。自然洞窟でも同じだ。」
「それはそうだね?  鉄筋入りのコンクリートでも、事故は起こるね?」
「こんな事を言ってる場合じゃ無い。何人行ける?」
「直ぐ連絡を取る。私の家に集まって貰う。」
「頼む。車を取って来て彩華の家に廻る。」
今回は、組織の専用機が出払っていた。祥生は時刻表を調べ、関空と神戸空港の、時間の早い方を選んだ。今回は、神戸からの方が早そうだった。
結局、全員で行く。彩華、彩菜、亜香里、由香里、雅、祥生の六人だ。
「神戸空港に行く。そこから、新千歳空港までの直通便が有る。」
「その空港の近くなの?」
「幸いな事に、そこから、タクシーで30分程だ。」
「結局のところ、三時間は掛かるわね?」
「そのくらいなら、瞬間移動は必要ないか?」
瞬間移動は、格段に早いのだが、できれば使いたく無い。何処で見られて居るとも限らないので、余程の緊急事態で無ければ使わない。
「直通便が、良い時間に有ったね、下手したら二倍は掛かるよ。」
皆んなは、一時間後、神戸空港に着いた。飛行機は30分後に出る。
「手続きが有るから急ぐよ。30分で飛行機が出る。」
「やれやれ、何とか間に合った。」
千歳についた一同は、タクシー二台で、事故現場に急ぐ。
結局、現地まで三時間あまり掛かった。
「SSS から、依頼を受けて来たんですが、どんな状況ですか?」
「え、君達が?  凄く若いね、大丈夫なの?」
「文句は SSS に言って下さいね?  取り敢えず、状況を教えて下さい。」
「今更、仕方が無いか?  時間が無い。坑の入り口側に落盤が有った。」
「簡単な物で良いですから、図面は有りませんか?」
担当者は、そこで初めて、図面を出してきた。
「古い物は無いので、我々が調べました。ここなんですが、少し奥になります。」
「彩華、彩菜、地図を頭に入れて置いて。」
「了解。私達は、控え室で検討して見ます」
殆んどが女子高生のチームを見て、担当者は、胡散臭そうに眺めている。
祥生も、担当者の了解を得て、彩華達の所へ戻った。。
「どうだ?  何処かから回り込めないか?」
「あの図面は役に立たないよ。奥の方は書いて無い。」
「この辺りが近い様だけど、坑が重なっで居て、距離が掴めない。」
「山雅さん、近くへ飛んでいい?」
「ちょっと待って。君達三人は、ここに居て、僕達が、調査に行ったって伝えて。後で迎えに来るから。」
「分かりました。今なら誰も居ません。」
亜香里が廊下を覗いて、祥生に告げた。
「OK。行ってくる。」
彩華、彩菜、祥生の三人は、瞬間移動で、近くの坑に飛んだ。
「繋がっていないか?」
「少し回れば、繋がってるけど、ガラクタを片付けないと駄目だね?」
「後で、ガラクタを通路の片側に寄せよう。被害者は何人居る?」
「七人ぐらいだね?  埋まった人は居ない様子。」
「亜香里達を呼ぼう。皆んなでガラクタを片付ける。」
亜香里達を迎えに行き、皆んなで、通路のガラクタを片付ける。
暫くして通路が空いた。今は部屋に誰も居ない。一度全員部屋に戻った。
担当者が現れるのを待って、説明をしておく。
「少し休んだら、又調査に戻ります。」
「君達、何処を調べていたんだ?」
「図面を見たところ、奥の繋がりが解らないので、調べています。」
「そうか、それはご苦労さん。」
「もう少し奥を調べたいので、彼女達全部を連れて行きます。」
「大丈夫ですか?  誰か応援を出しましょうか?」
「それは、もう少し調べてからお願いします。」
担当者が去ってから、祥生達は、瞬間移動で現場に戻った。そして、瞬間移動の時間調整をしてから、被害者の元へ現れた。
「あれ、あなた方は研究所の方?  崩れた所を探していたんですが?」
「えっ、君達は何処から来たんだ、崩れたのは、その先だけど。」
「え、私達は、反対方向から来て、ゴミを片付けて居たんですが、道が繋がっていたんでしょうか?」
「助かった。もっと時間が掛かると、悲観していたところだ。」
「それでも、大分経ってますから、疲れたでしょう?  私達が手を貸しますので。」
「済まん。荷物を持ってくれると助かる。」
「了解しました。皆んな手伝って。」
「分りました。」
それから、ゆっくり20分程歩いて、人の居る所に着いた。
「事務所へ連絡してくれるか?  私達は、事故現場の奥から来た。」
「え、はい、分かりました。お名前を伺えますか?」
「私は、柳田と言います。」
「もしもし、柳田と言う方が、事故現場の奥から来たと、言われてるんですが?」
「柳田さんを出してくれ。」
「もしもし、研究所の柳田です。あ、吉村さんか? 声で分かるかな?」
「どうして出られたんですか?」
その人は、被害者達が、自分で出てきたのを、不思議がっていた。
「高校生ぐらいの少女達に案内をして貰って、ここまで出られた。」
「あ、それ、SSS から派遣された連中だ。」
「この少年達が?  信じられない。どんなマジックを使ったのかな?」
「そこまで迎えに行きますから、休んでいて下さい。」
彩華たちは、そこから、控え室へ戻る事にした。
「じゃ、先生、自分達の控え室に戻りますので。」
「え、そうなのか?  有り難う、助かった。」
祥生達は、手を振って別れを告げた。そして、人の居ない所から何処かへ消えた。


P-4  新幹線

「又、何とかなった。山雅さんは、ツイてるわね?」
「いや、皆んなが、ツイてたんだよ。」
「そうとも言うわね?」
今は函館に来ている。そこのカフェで、お茶を飲んでいる。しばらく休んでから新幹線で帰る。
「山雅さん、もっと早く帰れるでしょう?  能力も使えるし。」
「いや、普通の高校生の行動様式に、合わせている。」
「なるほどね?  今度は、新幹線で帰る事になるのか?」
「昔はトンネルが無く、青函連絡船と言うので、列車ごと運んでいた。」
「凄いね、そんなのに乗って見たかったね?」
そんな話が、盛り上がっている時、隣の席の男が声を掛けて来た。そこには、六人の男達が居た。
「君達、何処から来たんだい?  男一人に女五人か、羨ましいな?」
こちらの女の子達は、胡散臭そうに、その男達を眺めている。
「私達は、関西から来てるんだけど、何か用事が有るの?」
彩華が、一応返事をしている。
「俺達は、東京から来ているんだけど。一緒に話をしようよ。」
「私達は、もう直ぐ帰りますので。」
「少しぐらい、いいじゃないか?」
「断念ながら、列車に遅れるので。」
そろそろ、彩華の限界が来ていそうだ。相手の男は、まだ絡んでくる。
「いいから、ちょっと来い。」
「だから、帰るって言ったでしょう、聞こえなかった?」
「だから、こっちへ来いと言ってるんだよ。」
「大人しく聞いてたら、愚図愚図と煩いわね?」
「これ以上やってたら、店に迷惑がかかるな、彩華帰るよ。」
祥生達は、お金を払って店を出てしまった。続いて、男達も出て来た。
「ちょっと待て。誰が出ても良いと言った、舐めてるのか?」
「あんたが、舐めてるんだよ。私達が、構ってくれると思ったの?」
「彩華、どうするよ、これ?」
「私が片付けるわよ。山雅さんは、退いて居てくれる?」
彩華の言葉で、祥生は、一歩引いて眺めている。他の皆も同じ様子だ。
「舐めやがって。」
男の一人が、彩華に殴り掛かった。
彩華は、一発くらったが、男を睨み付ける。
祥生が、動画を撮ってるのを見て、彩華は、無理に殴られたのだ。
「痛ったー。」
これで、取り敢えず証拠は揃った。
男達をどうするかと、祥生は考えていたが、彩華の手の方が早かった。
男の手を取り、背負いを掛けた。男は地面に叩きつけられる。
「ぎやっ。」
他の奴が彩華に向う。彩華は、それを眺めていたが、腕が触れた瞬間、その腕を逆に捻り足を払った。その男も地に落ちる。次々と、男が掛かって来たが、全て彩華が片付けた。
「あんた達も来る?」
男が二人残って居たが、慌てて逃げて行った。
「済んだよ。帰ろうか?」
皆んなは駅の方に戻って行く。ところが、それでは済まなかった。
逃げた一人が、応援を連れて来た。10人近く居る。よく有る話だ。
「又、この展開か?  彩菜、後の四人でやって見て。」
祥生の声で、彩菜、亜香里、由香里、雅の、四人が前に出る。
「何だ、この女達は、舐められとるな?」
「こんな子供の癖に、舐めやがって。」
男達は、警戒も無く前に出て来る。まあ、高一の少女では、そうなる。
しかし、彼女達は、能力が付いた時点で、身体能力が倍加している。
男の一人が、亜香里の襟を取った。その瞬間、亜香里は動いた。
「ええっい。」
男を腰に乗せ、足を払う。
「ぐえっ。」
男は背中から地に落ちる。
彩菜達は四人共、柔闘術と言う格闘術を習っている。皆んな多少の術が使える。四人の少女達は見掛けより強い。皆んな、二人ずつ男を放る。
男達は、ほうほうの体で、逃げて行った。
「ご苦労さん。皆んな、術が上手くなったね?」
「駅へ急ごう。乗り遅れると、二時間以上電車は無いよ。」


 P-5  アンデス洞窟再々

ある時、彩華が難しい顔をして、立ち止った。
「彩華、どうした?」
「いや、何か見た様な景色が、突然頭に浮かんだ。」
この状況は、以前の祥生と同じ状況だ。多分妖体機能の一つだ。
「彩菜、人の居ない所を探してくれ。」
「そこの公園の林の裏なら、人の目に付かない。」
祥生は、慌てて、皆をそこへ連れて行った。
「皆んな、ここへ寄って。彩華そこへ飛んで。」
彩華以下六人が、瞬間移動した所は既視感の有る洞窟だ。少し離れた所で、洞窟が崩れ人が埋まりかけていた。この光景も何度も経験している。
「議論は後だ。人を掘り起こして。」
「了解。」
助けた人は、全部で五人だったが、ここが何処かは思い出せない。
「ここは、いったい何処だ。既視感は有るのだが、思い出せない。」
「彩華、妖体で俯瞰して見てくれ。」
「あ、ここはアンデスの洞窟だよ。直ぐ近くに石の建物が有る。」
「姉さんにも、この能力が有ったんだね?  山雅さんの、山口の時と同じだね?」
気付いたのが早かったので、重症者は居ない。被害者を、洞窟の入口付近に連れ出して、数分間の記憶を消去した。
「危なかったですね?  懐かしくなって覗いてみたら、埋まり掛けて居られたので、急いで助け出しました。」
「助かりました。結局、貴方方に助けて貰いましたね?」
この連中は、前に警護を断わった人達だ。何故こんな所に居るのだろう?
「何故又、こんな所へ入られたんですか?」
「遺跡を調べてたんですが、一度人が入ったと、油断しました。」
「そうでしたか?  気を付けて下さいよ?」
この連中は、人が入った事が有るので、大丈夫と思った様だ。
「私達は、飛行機の時間なので、直ぐ出ますが、後は大丈夫ですね?」
「少し時間は取れませんか?  せめてお礼がしたいのですが?」
「それは、御無用に願います。他の仕事が有るので、急いで帰ります。」
何か話がしたい様子だったが、話をしているとボロが出そうなので、祥生達は急いで、そこを離れた。
「やっぱり、土地か人の、どちらかの記憶が、作用して居るんだね?」
「微妙な事になってるな?  同じ所での事故は、勘弁して欲しいよ。」
「これは、私達の街の何処かに、瞬間で戻るしか無いわね?」
「半端な時間に、なったけど、飛行機では、時間が掛り過ぎるな?」
「こんな所迄、移動したからね?  又瞬間移動で帰るしかないわね?」
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

魔力ゼロの英雄の娘と魔族の秘密

藤原遊
ファンタジー
魔法が支配する世界で、魔力を持たない少女アリア・マーウェラ。彼女は、かつて街を守るために命を落とした英雄的冒険者の両親を持ちながら、その体質ゆえに魔法を使えず、魔道具すら扱えない。しかし、彼女は圧倒的な身体能力と戦闘センスを武器に、ギルドでソロ冒険者として活動していた。街の人々やギルド仲間からは「英雄の娘」として大切にされつつも、「魔力を捨てて進化した次世代型脳筋剣士」と妙な評価を受けている。 そんなある日、アリアは山中で倒れていた謎の魔法使いイアンを助ける。彼は並外れた魔法の才能を持ちながら、孤独な影を背負っていた。やがて二人は冒険の中で信頼を深め、街を脅かす魔王復活を阻止するため、「カギ」を探す旅に出る。 しかしイアンには秘密があった。彼は魔族と人間の混血であり、魔王軍四天王の血を引いていたのだ。その事実が明らかになったとき、アリアは「どんな過去があっても、イアンはイアンだよ」と笑顔で受け入れる。 過去に囚われたイアンと、前を向いて進むアリア。二人の絆が、世界を揺るがす冒険の行方を決める――。シリアスとギャグが織り交ざる、剣と魔法の冒険譚!

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。

黒ハット
ファンタジー
 前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。  

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』

KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。 日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。 アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。 「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。 貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。 集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。 そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。 これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。 今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう? ※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは 似て非なる物として見て下さい

異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?

来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。 そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった! 亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。 「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」 「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」 おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。 現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。 お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、 美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!

ゴミ鑑定だと追放された元研究者、神眼と植物知識で異世界最高の商会を立ち上げます

黒崎隼人
ファンタジー
元植物学の研究者、相川慧(あいかわ けい)が転生して得たのは【素材鑑定】スキル。――しかし、その効果は素材の名前しか分からず「ゴミ鑑定」と蔑まれる日々。所属ギルド「紅蓮の牙」では、ギルドマスターの息子・ダリオに無能と罵られ、ついには濡れ衣を着せられて追放されてしまう。 だが、それは全ての始まりだった! 誰にも理解されなかったゴミスキルは、慧の知識と経験によって【神眼鑑定】へと進化! それは、素材に隠された真の効果や、奇跡の組み合わせ(レシピ)すら見抜く超チートスキルだったのだ! 捨てられていたガラクタ素材から伝説級ポーションを錬金し、瞬く間に大金持ちに! 慕ってくれる仲間と大商会を立ち上げ、追放された男が、今、圧倒的な知識と生産力で成り上がる! 一方、慧を追い出した元ギルドは、偽物の薬草のせいで自滅の道をたどり……? 無能と蔑まれた生産職の、痛快無比なざまぁ&成り上がりファンタジー、ここに開幕!

処理中です...