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1J 米教務省長官救出
しおりを挟むJ-1 白人高官と孫を助ける 教務省長官 ナイフ 銃 奥義
J-2 テレビ座談会 雑誌とは別の座談会
J-3 WhDL再び 又違うグループに絡まれる 奥義
J-4 趣味のホームセンター
J-5 解説書終了 初歩の解説終了
J-6 集中力増加 大学入試の勉強
J-1 白人高官と孫を助ける
賀生と瞳は、今アメリカに居る。雑誌の座談会とパーティの為渡航した。
テレビにも出演依頼が来ている。テレビへの出演は、あまり乗り気では無いのだが、出版社の立場も有り、出席するはめになった。
「けやっー。」
男の蹴りが、賀生の首を襲う。賀生は、左手でそれを払い、中へ踏み込んで行く。
「ピアロ、そいつ等を逃がすな。」
「分かっている。」
今度は左手の突きが来る。
「おおうっ」
賀生はその手を掴み、背負いを掛ける。賀生は、周囲の男達は瞳に任せ、一番強そうな奴を相手にしている。瞳はその間に、二人ほど背負いで放る。
その瞳に、三人の男が取り巻いた。その中の一人が瞳の腕を掴みに来る。瞳はその腕を取り、足払いで転がす。
「くっそー。」
その時、瞳は後に異様を感じた。瞳は、奇翔流奥義を呼称する。
「奇翔琉奥義天翔!」
瞬間、瞳の身体が横に跳ぶ。その跡にナイフが流れる。
今度は逆にズレる。その身体の脇を銃弾が掠める。
「どうなってやがる?」
賀生は、次の奴に対峙する。後にはまだ十人以上居る。
「瞳、あの人を頼む。」
瞳は黙って頷いた。賀生は、残りの男達に対峙する。
少し離れた所に男がしゃがみ込み、小学生らしい男の子が、しがみついて居た。
瞳は、ジェスチャーと片言の英語で、話しかけた。
「大丈夫ですか? 」
「いゃ、助かった。有り難う。」
瞳は、タクシーを拾い、二人を乗せた。賀生はその間も闘っている。
賀生は前の二人を蹴り飛ばし、威嚇する。その時、後から不穏な気配を感じた。
「天翔!」
賀生も奥義を唱える。賀生の身体が、咄嗟に左に動く。その横を刃物が通り過ぎた。賀生は、後の害意にも反応する。身体を害する場面では、身体が勝手に逃れる。
「これでは、キリがないな? 少し脅しを掛けておくか?」
突然、賀生の身体が浮いた。左右の男を蹴り、手から地に降り、もう二人を蹴り飛ばす。それを見て、男達は怯んだ。
「引け!」
リーダーの声で、奴等は路地の奥へ消えた。
「あの紳士、怪我はしてない?」
「怪我は軽そう。歩くぐらいなら大丈夫みたいだよ?」
「それは良かった。」
賀生と瞳が、何故、こんな事になって居るかと言うと、食事が済んで、ホテルに帰る途中、人通りが途切れた所で、偶然、事件に遭遇した。それで、子供連れの白人を助ける事になった。その後、二人も急いで、その場を離れる。後ろで声が聞こえたが、そのまま手を振って、そこを離れた。
「やっぱり、こうなったか? 今回は、我々のせいじゃ無いよな?」
「私達は関係ないと思うよ。」
賀生は、よく喧嘩に巻き込まれる。アメリカに来て迄、そんな事になるとは、うっとうしい事だ。
J-2 テレビ座談会
賀生は今、テレビ局へ向っている。これから、テレビ座談会に出演する。
それには、アメリカ教務省の長官も出演する。
その日のテーマは、I T 関係だったので、プログラム著者として、賀生も呼ばれた。
高校一年で、プログラムの解説書を書いたと言うのも、興味の対象になった。
「君は若いな? 年齢は何歳になる?」
「はい、16歳になります。」
「ハイスクールか? それで、プログラムの解説書を書いてるとは、凄いな?」
「初歩の初歩と言う事なので、何とか書けました。」
「私も、一度読んで見たのだが、非常に解りやすい。」
その教務省長官は、出演者の事を、あらかじめ調べて置いた様だ。
「有り難う御座います。私もまだ初歩ですので、初歩者の気持が分かりますので。」
「アメリカの教育に、貢献してくれる事を祈っている。頑張ってくれたまえ。」
「ありがとう御座います。頑張ります。」
「山香さんは、いつから、プログラムの勉強をされたんですか?」
他の出演者からも質問が来る。
「ミドルスクールの時からです。」
「これからも、本を書きますか?」
「初歩の段階で終わる積もりです。もう少しで終わります。」
「どうしてですか? お若いですから、まだ頑張れると思いますが?」
「今は、人材の掘り起こしが、目的になっていますので、初歩で終わります。」
「よく解りませんが?」
「英会話もそうですが、ブログラムの必要な人は、全体の数パーセントです。その数パーセントの為に、皆んなが勉強しなければならないのは、不合理だと思います。」
初めは賀生も、そんなに深くは考えなかった。しかし、現実を眺めて見ると、無駄なところが見えて来た。このままでは、頭能資源の無駄遣いである。
「人材の掘り起こしと、教育時間の制限は、相反する意見に思えますが?」
「ある程度の人材が集まれば、それ以外の人は、時間の無駄です。」
「時間の無駄ですか? 色々の勉強をするのは、後の為に役立ちませんか?」
「勉強を増やすのは結構ですが、他の勉強の時間が削られます。」
「そんな意見は初めてですが、プログラムは、初歩しか書かないと言う事ですね?」
「そうなります。私の解説書は、そこ迄です。」
「どの国も、国を挙げて、プログラム教育を進めているようですが?」
「私の考えとしては、全ての人が学ぶのは、無駄だと思っています。」
「ご自分で、プログラムの本を書いて居られて、その意見ですか?」
「本当に必要な人は、数パーセントです。初歩の本を読んで、その道に進みたい人は、もっと頑張って下さい。それ以外の人は、それ以上は時間の浪費です。自分に向いた分野を、探して貰いたいと思います。」
「ハイスクールの生徒にしては、興味深い意見を出したね?」
教務省の長官も、興味深げに感想を述べた。
「いや、プログラム解説書の著者にしては、変わった御意見でした。」
賀生は時々、こう言う逆説的な意見を吐く。だから変骨と言われている。
その時、隣に座っていた教務省の長官が、小声で話しかけてきた。
「やっぱり、そうだ。何処かで見たと思ったが、あの時の少年か?」
「何処かで会いましたか? 」
「君は、喧嘩から救ってくれた少年だね? あの時は、礼を言う暇が無かった。」
賀生も小声で答える。
「えっ、本当ですね? 何処かで会った事が有るとは、思っていましたが?」
「あの時は本当に助かった。孫が居たので、逃げられなかった。」
「怪我は大丈夫でしたか?」
「大した怪我では無かった。有り難う。」
「この話しはこれぐらいで。記者に聞かれると、興味本位の記事にされますので。」
「そうだな? 分かった。また後で。」
ここから二人は、普通に話している。
「山香さん、教務省の長官を助けたの? 私には、話が見えないんだけど。」
テレビ出演が終わってから、通訳をしていた秋芳順子が、賀生に尋ねた。
「レストランから帰る途中、不良に襲われていた、子供連れの白人を助けたんです。それが、あの人らしいです。」
「え、あの後で又喧嘩ですか? 助けた人が、偶然横に座ったんですね?」
「そのようです。向こうから言われる迄、気が付きませんでした。」
「物凄い偶然ですね? 山賀さんは、ついてるのかも。」
「運が良いのやら悪いのやら、喧嘩に巻き込まれるのは、随分多いんですよね。」
「へーえ、そうなの?」
「日本での事ですが、何度、喧嘩をした事やら?」
「それは危ないわね、怪我をしないようにね?」
「気をつけます。」
テレビの仕事も終わり、賀生と瞳は、三日後に日本に帰った。
J-3 WhDL再び
アメリカの講習も終わり、日本に帰って来た賀生と瞳だが、駅近くの路地で、又白人達に捉まった。
「ヨシオ、いい加減にアメリカから消えろ。チョイチョイ来られると迷惑だ。」
「やっぱり教務省には言えないか? 偉そうに言う割には情けないな?」
「うるさい。お前が来なければ済む。皆んなで掛かれ、殺しても構わん。」
WhDLとしても、絡んだ限りは手を退けないのだろう。かなり感情的になっている。
「瞳、今度は煩さそうだよ。用心してよ。」
「分かってる。気をつける。」
そんな話をして居る時、前の男が突然殴って来た。
「ええっい。」
その腕を、瞳が蹴り上げる。
「くっそー。」
横の奴の飛び蹴りが来る。その足を賀生が手で払う。
「いっやー。」
左の男の拳が瞳の頭を狙う。
「奇翔流奥義天翔!」
賀生と瞳が、奇翔流奥義を唱和する。
それからは、回し蹴りやら、飛び蹴りやら、突きやらと、乱戦の模様である。
その時、瞳が突然飛び上がった。その下を弾丸が流れる。瞳は再び悪意を感知する。
「ええっい。」
瞳の身体が、気合いと共に横に飛ぶ。瞳の身体が空中で曲がった様に見えた。
しかし、曲がる前に瞳の足が、下に居た奴の肩を蹴り飛ばしていた。その反動で身体が曲った様にも見えた。その跡に、三発の銃弾が流れる。
「おっと。」
賀生の身体が横にずれる。その場にナイフが行き過ぎる。
「何なんだ、お前等は? そんな術は見た事が無いぞ。」
「そんな事を幾らやっても無駄だよ。我々の武術は破れないよ。」
「いったい、お前等は何者なんだ? それに、何故我々に逆らう?」
「何度も言ってるだろう。我々も白人に頼まれている。そつちへ言え。」
「今日は退く。しかし、又会う事になる。」
彼らの組織も、色々と有るらしい。次々と違うグループが絡んでくる。
鬱陶しい事この上ない。賀生も瞳も、うんざりしている。
日頃から、変骨と言われている賀生だが、神衣瞳には、あまり拒否感がない。
一緒にお茶も飲むし、遊園地へも行く。夏には海水浴にも行った。
神衣瞳は、山賀賀生が能力を隠していると思っている。身体能力も学力もだ。
賀生は、能力を隠している訳では無いが、目立たちたく無い為、全力を出さない。
「山賀さん、全力を出せば、もっと成績は上がるでしょう? 油断をして居ると、実力が出せなくなるよ。」
瞳は、賀生の事を心配している。とにかく、不安が絶えない。
「いや、そんなに油断をしている積りは無いよ。大丈夫だよ。」
「それなら、良いのだけど。」
ところが、神衣瞳にも秘密があった。その二人の秘密は、共通する部分も有った。
神衣瞳の秘密は、ある護身術を会得している事だ。
どちらも隠しているが、普通の大人なら、太刀打ち出来ない力が有った。
その上、最近は合同で、奇翔流古武術の訓練も続けている。
賀生には、読書もプログラムも、もっと制限して欲しいと、瞳は思っていた。
いくら知能が高くても、勉強をしなければ学力は付かない。同じ大学に行く為には、もう少し勉強をして貰いたい。賀生は、瞳に気を許しては居るが、瞳の心に対しては、反応が鈍い。
J-4 趣味のホームセンター
「山賀さん、今日は暇ある?」
賀生が、校門を出た所で、瞳から電話が入った。
「時間は取れるよ、今学校を出た所だけど。」
「そしたら、喫茶店で待っているから。」
「分かった。」
瞳の電話で、賀生は方向を変えた。今日は、家に帰る積もりだったが、駅前に行く事になる。何故か賀生は、瞳に対して拒否感がない。瞳に拒否感が無いと言う事は、瞳に心を開いている事になるのだが、賀生は自覚をしていない。
それでも、瞳に会って居ると、心が安らぐ。
「お待たせ。」
喫茶店に着くと、瞳は、相変わらずミルクティーを飲んでいた。
「私も、少し前に来たところ。」
「僕は、コーヒーをお願いします。」
賀生は、飲み物を頼んでから、腰を下ろした。
「山賀さん、何処か遊びに行きたい。」
「この前、ハイキングに行っただろう?」
「もう限界、勉強を詰めてるから、頭が満杯。何処かで吐き出さないと。」
もうすぐ冬になるから、遊びに行くなら、屋外は今が限界である。
「何がしたいの。何処か良い所が有るかな?」
「それが、何も思いつかないのよね。」
賀生は、色々と考えて見たが、屋外では行く所が無い。
「そうだな? 僕が良く行くDIY の店が有る。見るだけで、それなりの時間がかかる。まぁ、趣味に特化した、ホームセンターみたいな所だけど。」
「どんな物が有るの?」
「色、紙、木、布、ガラス、金属等、趣味の材料、電気部品、小さな電気工具、木工具等、色々。食べ物屋も周囲に沢山有る。行くのに一時間半は掛かるけど。」
「そこでいい。面白い物が有りそうだね?」
「いつがいい?」
「早い方がいいから、来週の日曜日がいい。」
「分かった、それで計画する。時間は、駅に九時でいいね?」
「それでいい。何やかやと言いながら、山賀さんは、引き出しが多いね?」
「電気部品や工作の材料を、そこで買う事も有るから。」
そして日曜日の朝が来た。
「おはよう。」
「おはよう。」
それから二人は、東方行の電車に一時間ほど乗った。後はバスと歩きである。
「歩いて歩けない、距離では無いんだけど、登りになるのでバスに乗ろうか?」
「そうだね。登りを歩くのは疲れるね?」
バスは二十分程で出発した。しばらく乗って、目的のバス停に着いた。
そのビルは、バス停の直ぐそばに有る。
「このビル全部がそう?」
「そうだよ、上の方に小さな喫茶店も有る。」
「色々有るね、趣味の有る人は、たまらないわね?」
「僕も、時々買いに来たからね。趣味の材料は、割合に揃ってるよ。」
一時間後に、最上階の、喫茶店で会う事にして、二人は別々に回った。
「瞳、ここだよ。」
「あっ、居た。結構広いね、ここは?」
二人は、その喫茶店で一息入れる。
「僕は、木工の材料や電気部品が、沢山有るから好きだな?」
結局二人は、店を回るのに二時間近く掛かった。その後、町のレストランで、昼食を取る。帰りは下り坂なので、ブラブラ歩いて最寄りの駅に着いた。
電車を降りてから、いつもの喫茶店に二人は寄った。
「たまには、ああ言う所もいいわね。」
「そんなに安くは無いけど、結構揃うんだよ。」
「それはそうと、山賀さん、学校では有名人らしいよ。英子が言ってた。」
「何故? そんなに名を売るような事は、していないよ。」
「変骨とか変人とかで、通っているらしいわよ。多分委員会での屁理屈が原因ね? 」
「そんなに屁理屈は言っていないよ。ちゃんと理屈は通している。」
「その理屈が、一般人には通らないのよ。極端に過ぎるのよ。」
「面白がって、言い振らしている奴がいるな?」
「多分ね、山賀さんの言葉は、面白いネタだもの。」
いや、考え方によっては、良い噂かも。普通の女子は、これで寄り付きにくい。
確かに山賀賀生は、理屈も捏ねるし、屁理屈も捏ねる、頑固でもある。
しかし、ここで言う意味は、変わった奴、ぐらいの感覚で言ったのだろう。
「それじゃ帰るわね。今日は有り難う。又連絡する。」
「あぁ待ってる。」
瞳は、機嫌よく帰っていったが、最近は、遊びの間隔が狭過ぎる。
瞳は大丈夫と言うが、遊びが過ぎると、勉強の時間を削る事にもなる。
J-5 解説書終了
そんな時、何処かから電話だ。
「こんにちは、PC 出版の山本です。」
「あ、こんにちは。」
「先ず報告から。この前からの二シリーズは、段々に売れて来てますよ。」
「へーえ、初歩上級編は、あまり売れないと思って居ましたが?」
「認知度が上がったのか、それなりに売れています。」
「あそこまで進めば、一般のプログラム本が、読めると思うんですけどね?」
「それは、山賀さん程の頭が有ってこそ、言える事ですよ。」
「僕も随分勉強しましたよ。努力も必要と思いますが?」
「しかし、解りやすい本が有る場合は、解りやすい方を選びますよ。」
「それは、そうですね?」
賀生は、プログラムは、初歩しか書かない積りである。
初歩以上の本を書いても、読者が各部門に別れる為、売上が格段に落ちる。
「山賀さんに、お願いが有るんですが?」
「はい、何か?」
「今回のシリーズの終わった後が、何も無くなってしまいました。なにか原稿は書けませんか?」
「それは無理です。小冊子とは言え、初歩が六冊にもなりました。普通は一冊なんですよ。このシリーズの前にも言いましたが?」
「今度だけは、助けて貰えませんか?」
「もう無理だと思います。書いても売れませんよ。初歩の間は、何とかなりましたが、高度になるほど分野が別れて、一冊あたりの読者が、何分の一以下に減ります。それに専門家は、初心者が書いた解説書なんか読みませんよ」
J-6 集中力増加
最近、賀生の頭に少し変化が起きた。
原因は、瞳の存在だ。勉強時間も少しは増えた。集中力も増してきている。
今迄は、どうにも気分が乗らなくて、効率が悪かったのだ。
集中力は、まだ全開では無いながらも、賀生は今、勉強をしている。
「山賀さん、時間は有る? 駅前だけど出て来れる?」
そんな時、瞳から電話が掛かった。
「大丈夫だよ。二十分待って。服を着替えるから。」
「分かった、待ってる。」
賀生は、きっちりその時間に、駅前の喫茶店に着いた。
「どうしたの、何か有ったの?」
「集中力が切れて来たから、休憩しようと思って。山賀さんは何をしてたの?」
「勉強をしていた。」
「珍しいね、今までそんな事は無かったね? いつも、そうなら良いのにね?」
「そんなに、都合良く行かないよ。」
「無理かな? 山賀さんは、やる気さえ起きれば、怖いもの無しだよ。」
「それは、あまりにも過大な評価だ。」
瞳はやはり、賀生の能力を評価している。中学転校時の成績が忘れられないのだ。
三十分程、こんな、とりとめもない事を話して、瞳は帰っていった。
大分、頭が軽くなったと言う。賀生も、瞳と話していると、心が安らぐ。
賀生は、出て来たついでに、本を一冊買った。少しは、本も読まないと、却って集中力が出せない。賀生の集中力は、瞳と小説に支えられている。
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