16 / 21
1O 使命の終わり
しおりを挟むO-1 使命の終りと国粋主義 解説は初歩で終わる 国粋主義者と闘争 銃 奥義
O-2 島巡り 街から見える島々の観光
O-3 雑誌座談会とEU講習 EUニ回目 イタリアで闘争
O-4 米パーティ エミリアと再会
O-5 スキー 爽香参加
O-1 使命の終りと国粋主義
賀生はPC出版の雑誌に、プログラム解説を掲載している。出版社主催の、プログラムコンクールで、奨励賞を貰ったお蔭だ。
その時の解説が評判になり、その直後から、雑誌の連載を頼まれている。
初心者向けのプログラム解説書も、小冊子では有るが、六冊も出版した。
幸い、解説書が有名になり、初歩編は、売り上げが伸びた。
しかし、賀生が書くのは、ここ迄である。賀生の使命は此処で終わる。
読者は、初歩の本を読んで、この道を進むか、他の道へ進むかを、決めて貰いたい。
プログラムに付いての、賀生の使命は、ここで終わる。
プログラムの使命は終わった積りだが、解説書の出版を無かった事には出来ない。
それに付いては、まだグズグズと言う団体が有った。
「ヨシオ、アメリカで出版した本を、なぜ日本で売る?」
「僕が頼んだ訳ではない。何処で売るかは出版社の仕事だ。」
「それを止めろ。日本の出版社に頼め。」
日本の国粋主義者らしい団体だが、全く煩い連中だ。
「何処の出版社でも、日本の教育に役立つなら、それで良いだろうが?」
「我々には納得が行かない。今すぐ止めろ。」
「あんな初歩の解説書ぐらいで、そんな恥ずかしい事が言えるか?」
賀生としては、もっと高度な本が、沢山出版されているのに、中学生相手の本ぐらいで、騒ぐ事は理解出来ない。本の著者の立場から言っても、恥ずかしい限りなのだ。
まあ、こいつ等も、こんな少年相手にしか、鬱憤を晴らせないのだろう。
「まあ頑張ってくれ。僕には役不足だ。」
「やっぱり生意気な奴だ。誰か一発噛ませておけ。」
それを聞いていた横の奴が、賀生に突然殴り掛かる。賀生は、その手を掴み、背負いで放り投げた。
「くそがっ。」
後に居た奴が、飛び蹴りを掛けてくる。それは右腕で防ぐ。
「奇翔流奥義天翔。」
賀生は奇翔流奥義を詠唱する。その賀生に、弾丸が襲う。その悪意を感じて、賀生の身体が横にズレる。まだ後に害意がある。賀生の身体が宙に浮く。その序でに、前後の奴の首を狩る。
「痛ったー。」
賀生の下を弾が流れる。
「こんな場所で銃は止めろ。味方に当たるだろうが?」
こんな街の中で拳銃を撃つなんて、危ない奴が混ざっている。
「引け!警官が来る。今日は退くぞ。」
こんな所で銃を使うとは、日本人も質が落ちて来た。賀生も急いで、そこを離れた。
O-2 島巡り
「もしもし、山賀さん、お茶飲める?」
今日も瞳から電話がくる。
「大丈夫だよ。今何処に居るの?」
「もう直ぐ駅前に着くところ。」
賀生は、十分ほど掛かって、駅前の喫茶店に着いた。瞳はもう来ている。
「お待たせ。今日は勉強に疲れたの?」
「頭も、少しは休ませないと、パンクする。」
「そうだね? たまには休んだ方がいいね?」
流石の瞳も、頭が満杯になったらしい。その半分も勉強をしていない賀生で有るが、その気持は分かるのである。賀生は、今迄に無い程、勉強をしているのだ。
「山賀さん、秋には何処かへ行きたいなぁ?」
今迄に、行ける所は行ってしまった。何処か残っていないか、賀生は考えた。
そうだ、海の方が残っていた。
「家島(えじま)群島巡りが有る。この辺りの海岸から見えている島々の回遊だ。」
「それは、面白そうじゃない? どのくらい時間が掛かるの?」
「恐らく、五時間は掛かる。島に、二ヶ所ぐらい下りる筈だから。」
「山賀さんが、何故そんな所を知ってるのよ?」
「何回か、海水浴に行った。」
「そこがいい。英子も誘おうか? 妹も連れて行っていいかな?」
瞳には、二歳年下の妹がいる。名前は爽香と言う。
「船に酔わなければね? 多少は揺れるよ。行くのなら早い方が良い。」
「分かった。英子に話してみる。」
後で、返事をくれると言う事で、瞳は帰っていった。
二日後、瞳から電話が有った。
「山賀さん、お茶飲もう。駅前へ来られる?」
「今から駅前に行くところだから、十五分で行けるよ。」
「それでお願い、先に行ってる。」
「分かった。直ぐに出る。」
賀生は、急いで駅前に向かった。
「待たせた。あれ、英子さんも居る。こんにちは。」
「島巡りの事を聞こうと思って。」
「私達は、行った事がないので、少し教えてくれる?」
「家島諸島は、大きな島は四つで、岩のようなのを入れれば、四十あまりも有る。実際回るのは四つの島だね。上陸するのは家島本島と西島かな。」
「どちらも、人は住んでるの?」
「家島本島は三千人程住んでる。西島は観光用施設と石切場。もう一つ、街の有る島はあるけど、寄るだけだと思う。」
「それで、行くのは次の次の日曜日で良いかな?」
「大丈夫だと思う。ネットで予約して置く。英子さんも行けるの?」
「その日なら大丈夫。瞳の妹と合計四人だね?」
「わかった。十月になって、一回目の日曜日だね? 予約しておく。」
瞳達と別れて、賀生は直ぐ家に戻り、取り敢えず、家島回りの予約をした。
それから、遅れている勉強に取り掛かった。最近は、自発的に勉強をしているのだが、もう少し時間を増やさないと、大学が危うい。試験は結果が全てだ。
瞳と会えなくなるのも困るので、あの大学ぐらいは行っておきたい。その為、小説は、一日一冊と目標を立てた。その後、三日程して瞳から電話だ。
「山賀さん、お茶しよう。今何処にいるの?」
「今、学校を出たところ、喫茶店まで十分あまり掛かるよ。」
「待ってる。」
賀生が喫茶店に着くと、瞳は既に来ていて、いつものミルクティーを飲んでいる。
「待たせた。今日は何?」
「島巡りは予約してくれた?」
「あの日に予約して置いた。」
それから、これと言う話は無くて、ゆっくりお茶を飲んで、瞳は帰っていった。
賀生も、瞳の顔を見ているだけで心が安らぐ。今夜は高校生に戻つて、大学入試の勉強だ。その日は、入試の勉強で過ごした。
今日は、家島巡りの当日である。瞳姉妹と英子と賀生の、四人で廻る。
「おはよう。揃ったね? ここからバスで港まで行くから。」
賀生は港に着いて、予約して置いた乗船券を貰って来た。
「もう直ぐ出発だ。船には乗れるみたいだよ。」
「取り敢えず乗ろうか? 切符を切ってるみたいだから。」
「船に酔わないなら、屋上がいいね。景色が良く見える。英子さん大丈夫?」
「大丈夫だよ。私は船に酔わないから。」
誰も、酔わないと言う事で、屋上に席を占めた。もう直ぐ出港の時間である。
「この辺りの海は、汚いね?」
「この湾に入ってる川は、生活圏とくっついて居るから、ゴミが多いんだよ。」
「それはそうだね、仕方が無いよね?」
「家島迄の中程にゴミの層が有って、それを越すと比較的綺麗だよ。魚やクラゲが、泳いでいるのも見える。」
「初めの島は、男鹿だね。どのくらいで着くのかな?」
「この船だと、五十分ぐらい。 石切場の多い島だ。」
「国立公園は、山を削れないんじゃ無いの?」
「いや、初めから、国立公園からは外されている。石を切るのが目的だな?」
船は、家島諸島の、大きな島を四つ廻って、無事に島巡りは終了した。
今四人は、駅前の喫茶店に居る。
「島が、そこかしこに見えて居たけど、実際に行ったのは初めてだわ。」
「本当だね、私もそうだわ。一応海水浴場も有ったね?」
「僕は、本島のバンガローに泊まった事がある。小学の頃だけど。」
その頃は、家島本島の南へ峠を越すと、海水浴場があった。
「今でも有るのかな?」
「バンガローも有ったけど、今は無い。浜に工場が出来てしまった。」
「他の所に、海水浴場は一応有ったね?」
「そうだね。機会が有れば行って見よう。そろそろ帰ろうか? 親も心配してるよ。」
「山賀さんの予定だったら、心配してないよ。」
「それは信用し過ぎだ。まあ、暗くなる前に帰ろうか?」
「そうだね。今日は有り難う。又誘ってね?」
行事は一つ終わった。これからは受験に邁進だ。
それから一週間は、受験勉強を重点的にした。重点的と言っても、一日の余暇の半分程度では有るのだが、賀生としては大踏ん張りで有る。
賀生は、大学入試の勉強の合間に、プログラムの勉強も続けている。
「山賀さんお茶しよう。」
瞳から、一週間に二度は電話が来る。
「いいよ、今何処? こっちは十分で行けるけど。」
「私も、そのぐらいで行ける。」
賀生が、駅前の喫茶店に着くと、瞳は既に来ていた。
「お待たせ。どうしたの、頭が疲れたかな?」
「時々は、ガス抜きをしないと、爆発しそう。」
「ずーっと勉強とは、いかないよな?」
「山賀さんは、勉強出来てる?」
「大分増えたと思う。」
「そうだよね。英子が言ってた。偏差値が上ってるそうだって。」
「今のところはね? 一次試験まで一年有るから、油断は出来ないけどね?」
「最初の試験は、何と言うんだったかな? 共通一次試験って、有ったよね?」
「名前は変わるけど、一次試験に変わりはないよ。」
「名前なんか何でもいいわね? 通りさえすれば。」
「そうだな? 倒れない程度に頑張ろう。」
「倒れてしまったら、元も子も無くなるね。今の程度で良いかな?」
「多分、最終的には余裕が出ると思う。少しずつ、成績は上がっているから。」
「そろそろ帰るわね、山賀さんも気を付けてね?」
「有り難う。」
賀生は、駅前に出て来たついでに、本を一冊買って家路に付く。
O-3 雑誌座談会とEU講習
今、賀生は、パソコンの前に座っている。
PC 出版の座談会が始まるのだ。七回目になるが、ウェブ会議システムを使う。
「皆さん、ご苦労様です。それでは始めます。今回のテーマは経済対策になります。国によって、違いが大きいので、難しい問題ですが、よろしくお願い致します。」
「それでは、一番年長の私から。ここのメンバーは、自由経済圏の方ばかりなので、解り易いのですが、それでも、国のシステムは、かなりの相違が有ります。私の国は、いささか、格差が大きくなり過ぎました。」
同じ、自由圏と言っても、国によって、随分システムが違う。
とても、同列には考えられない。
「正直に言いまして、どの国の経済政策が良いか、正解は無いようです。」
「そうですね? まだまだ考える余地は、たくさん残っています。」
色々の意見が出たが、これが最良と言う結論は出なかった。
いつもの事ながら、こんな議論に意味が有るのか、賀生は疑問に思ってしまう。
ただ、ウェブ会議システムのお蔭で、出向かないで済むのは有り難い。
ヨーロッパの学校講習も、一回では済まなかった。十二月に、二回目の講習に行く。
瞳は、都合がつかなかったので、賀生は一人で行く。
一回目は、日本で言えば、中学生程度であったが、今回は、高校生が対象になる。
賀生は今、イタリアへ来ている。ヨーロッパの講習は、ここが最後になる。本来は、このまま帰る積もりだったのだが、PC 出版から連絡が有った。帰りに、アメリカへ寄ってくれとの事だ。
二日後にパーティが有る。一日余裕か出来たので、イタリアに泊まる事にした。
賀生が土産物でも買う積りで、街を歩いていると、前に立った男がいる。何か言って居るのだが、言葉が解らない。賀生は、携帯電話の翻訳アプリを立ち上げた。
「お前は、学校で講習をした奴だな?」
「確かに講習をした者ですが、何か用事が有りましたか?」
「何故、お前の様な子供が来るんだ? せめて大人が来い。」
「そんな事は偉い人に言え。こっちは、こんな所迄来らされて、迷惑なんだよ。」
賀生が周囲を見ると、十人程の男達が取り囲んで居た。大学生らしい奴も居る。
「迷惑とはなんだ。お前が来なければ良い話だ。」
「そんな事は、そっちの偉い人に言え。」
「生意気な奴だ、ちょっと痛い目にあって貰う。」
賀生の横に居た奴が、頭に足を飛ばした。賀生は足を掴み捻り倒す。
「ぐぇっ。何をしやがる」
次の奴は飛び蹴りだ。それは、素直によける。
「先輩、頼みます。」
後ろから、先輩らしき奴が、前に出てくる。
突然鋭い突きが来る。それは腕ではねる。次は回し蹴りだ。勿論それもよける。
「先輩、こんな事に巻き込まれたら駄目ですよ。技が曇りますよ。」
「けっやー。」
次の奴も、飛び蹴りを掛けて来た。これも速い。しかし、これでは切りが無い。
そいつには、賀生は容赦しなかった。その足を掴み、地面に叩きつけた。
「ぎえっ。」
そいつは、気を失った。
「まだやるのかい? 相手はするが、今迄の様に手加減はしないよ。」
流石に、そいつ等も恐怖した。倒れた奴を引き起こして、路地裏に消えた。
次の日の朝、賀生はアメリカ行きの飛行機に乗った。
O-4 パーティ
今は、ニューヨークのパーティ会場である。今回は賀生一人で参加した。
会場の片隅で、賀生は通訳の順子と喋っている。
「山賀さん、イタリアでも喧嘩をしたって?」
「何処の国にも、反対派は居る様ですね? 鬱陶しい事です。」
「あれは、公にはなっていませんが、関係者の間では、噂になっていますよ。」
「そうなんですか? もう噂が届いていましたか?」
そこへ、エミリアが現れた。
「少年、この前は世話になった。」
「こんにちは。久し振りですね?」
「私は、教務省長官の娘でも有るんで、パーティにはよく出てるよ。」
「それはご苦労さまです。僕は今日、一人で来ています。」
「後で聞いたら、親父と弟も助けられたと言うから、ビックリしたんだよ。」
「今回は、イタリアでも、似た連中と喧嘩になりましたよ。」
「何処の国にも、似た連中は居るんだよ。」
その後、長官や局長まで現れて、あいつは何者なんだと噂になった。
次の日賀生は、ニューヨーク空港から、関空直行便に乗った。
O-5 スキー
今年は一人増えて、七人でスキーに行く。瞳の妹である爽香が来ているのだ。
去年は民宿だったので、雑魚寝を心配したのだが、今年は普通の旅館で、部屋は男女別々である。夕食は、みんな一緒の部屋で取る。
ゆっくりと話しが出来るのは、夕食の時ぐらいである。今年の賀生は、いつも以上に大人しい。いつも賀生が、話しの中心になってしまうので、遠慮をしているのだ。
「山賀さん、今年は大人しいわね?」
「僕は、いつも大人しいよ。」
「今年は、去年よりも大人しいよ。」
「うっかりすると、僕の話しになるので、遠慮をしている。」
「本当だね? 何故かそうなるね?」
「この人は、何かと外れているので、逆に話題になってしまうのよ。」
瞳が、皆んなに説明している。
「はい、それまで。瞳、人の悪口は余り言わないように。」
「済みません。つい。」
結局、賀生が目立ってしまった。それでも、話しの切っ掛けにはなった。
話しは、はずんだが、明日も、昼過ぎまで滑るので、早い目に就寝をする。
次の朝、瞳から電話だ。
「山賀さん、起きてる? 滑りに行くわよ。」
「起きてる。すぐ着替えるから待って。」
その日の帰りは、みんな疲れて、列車の中で居眠りをしている。
いつもの駅で、賀生と女の子二人が降りた。
「さようなら、気を付けて帰ってね。」
楽しいスキーも終わり、もう直ぐ正月を迎える。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
二重のカーテン (スカートの下の黒い意志)
MisakiNonagase
青春
洗濯物の隙間に隠したのは、母としての祈りと、娘のプライド。
かつて、女子高生という生き物はもっと無防備で、自由だった。
44歳の主婦、愛子が朝のベランダで手にするのは、娘たちが毎日履き替える漆黒のオーバーパンツ、通称「黒パン」。それは、令和を生きる娘たちが自らの尊厳を守るために身に着ける、鉄壁の「鎧」だった。
小学校時代のママ友たちとのランチ会。そこで語られるのは、ブルセラショップに下着を売っていた奔放な50代、無防備なまま凛と歩くしかなかった40代、そして「見せないこと」に命を懸ける10代の、あまりに深い断絶。さらには、階段で石像のように固まる父、生徒の背後に立たないよう神経を削る教師……。
一枚の黒い布を通して浮き彫りになる、現代社会の歪さと、その根底にある不器用なまでの「優しさ」。
ベランダに干された黒いカーテンの向こう側に、あなたは何を見ますか?
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
『イージス艦長、インパール最前線へ。――牟田口廉也に転生した俺は、地獄の餓死作戦を「鉄壁の兵站要塞」に変える』
月神世一
SF
【あらすじ】
「補給がなければ、戦場に立つ資格すらない」
坂上真一(さかがみ しんいち)、50歳。
かつてイージス艦長として鉄壁の防空網を指揮し、現在は海上自衛隊で次世代艦の兵站システムを設計する男。
背中には若き日の過ちである「仁王」の刺青を隠し持ち、北辰一刀流の達人でもある彼は、ある日、勤務中に仮眠をとる。
目が覚めると、そこは湿気と熱気に満ちた1944年のビルマだった。
鏡に映っていたのは、小太りで口髭の男――歴史の教科書で見た、あの「牟田口廉也」。
しかも時期は、日本陸軍史上最悪の汚点とされる「インパール作戦」決行の直前。
部下たちは「必勝の精神論」を叫び、無謀な突撃を今か今かと待っている。
(……ふざけるな。俺に、部下を餓死させろと言うのか?)
現代の知識と、冷徹な計算、そして海自仕込みのロジスティクス能力。
すべてを駆使して、坂上(中身)は歴史への介入を開始する。
精神論を振りかざすふりをして上層部を欺き、現地改修で兵器を強化し、密かに撤退路を整備する。
これは、「史上最も無能な指揮官」の皮を被った「現代の有能な指揮官」が、確定した敗北の運命をねじ伏せ、数万の命を救うために戦う、逆転の戦記ドラマ。
氷河期世代のおじさん異世界に降り立つ!
本条蒼依
ファンタジー
氷河期世代の大野将臣(おおのまさおみ)は昭和から令和の時代を細々と生きていた。しかし、工場でいつも一人残業を頑張っていたがとうとう過労死でこの世を去る。
死んだ大野将臣は、真っ白な空間を彷徨い神様と会い、その神様の世界に誘われ色々なチート能力を貰い異世界に降り立つ。
大野将臣は異世界シンアースで将臣の将の字を取りショウと名乗る。そして、その能力の錬金術を使い今度の人生は組織や権力者の言いなりにならず、ある時は権力者に立ち向かい、又ある時は闇ギルド五竜(ウーロン)に立ち向かい、そして、神様が護衛としてつけてくれたホムンクルスを最強の戦士に成長させ、昭和の堅物オジサンが自分の人生を楽しむ物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる