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裏女王様の変化・4 ※
しおりを挟む「あっ、ん……」
舌を深く絡められたまま、オイルを塗ったのだろう亮太の少し冷たい指がゆっくりと後ろへと入ってくる。
「んっ、ふぅ……」
(いつの間に……オイル開けたんだよ!)
亮太の予定外の手際の良さに俺が驚いていると、亮太の指は大胆に動いてオイルを中へと塗りつけていく。
「んっ、あっ……んぁ」
亮太のしっかりとした指に中を探られて、俺は完全に翻弄されていた。
俺の声に苦痛が含まれていないことがわかったのか、亮太の行為はエスカレートしていった。
「あ……うぁっ!」
丁寧に中を探っていた亮太の指がある一点に触れると、俺の身体が大きく跳ねた。
身体中の熱が一気に集まってくる。
「やぁっ、あっ、んんっ」
「カズ、ここがいいの?」
亮太がその箇所を刺激しながら聞いてくるが、その度に俺はあまりの快感に頭が真っ白になりかける。
「あっ、い……イイ!……もっと奧にも……」
「指じゃ、これ以上無理だよ」
困ったように言う亮太に腕を伸ばすと、亮太は身体を屈ませてキスをしてくれた。
「んっ……亮太の……入れて……」
「でも……」
俺が強請ると、亮太は不安そうに躊躇う。
だけど、俺の身体の熱はもうどうすることも出来なくて……。
「早くっ!」
俺が泣きそうな声で言うと、亮太は覚悟を決めたのか俺の足を抱えなおした。
「ん……」
熱い亮太自身が後ろへとあてがわれる。
「痛かったら我慢しないで言ってね」
そう言って亮太はゆっくりと腰を進めてきた。
「くぅっ……」
やっぱり……亮太の、大きい……。
俺は無意識のうちに、息を詰めてしまっていた。
「ごめん……カズ、ごめんね」
亮太が何度も謝りながら、奥へと入ってくる。
(……なんで謝るんだよ?)
そりゃあ、確かにちょっと痛いけど……それは亮太が下手とかってわけじゃないし。
「ふぅ……」
全てを収めきった亮太が安堵のため息を吐く。
「大丈夫? カズ、辛くない?」
俺に振動を与えないように気を使いながら、亮太が心配そうに聞いてきた。
その亮太の顔を見て……俺は気づいた。
なんで今まで亮太があまりエッチをしなかったのか。
「お前、優し過ぎるよ」
「え……?」
驚いている亮太の首に腕を回して強く抱き寄せる。
角度がかわって少しひきつるような痛みがあったが、それ以上に自分の中に亮太がいることが嬉しい。
だってその証拠に、亮太自身が当たってる俺の奥が、痛みとは別のものを感じて疼き始めている。
「大丈夫だよ。俺は女じゃないから。少しくらい乱暴にしても壊れないから」
自分が相手を傷つけることを気にして、今まで無意識の内に欲望を抑えてきたんだろう。
俺なら、亮太の好きなようにしていい。
今までの女達と俺は違うから。
「カズ……」
亮太がゆっくりと腰を動かし始めた。
「あぅっ、んんっ!」
亮太が少し動いただけで、ものすごい快感が身体中に走る。
ヤバイ……かなり気持ちいい。
「あ……亮太。すご、い……」
「カズ……平気? 辛くない?」
まだ、そんなこといってるのかよ?
ちゃんと見れば一目瞭然なのに、心配そうに俺の顔を覗き込んでいる亮太は気づいていないようだ。
「お前、男として……立派なモノ、持ってんじゃん。大丈夫……ちゃんと気持ちいいから、自信持てよ」
乱れる呼吸を抑えながら、俺は亮太に向かってそう言ってやった。
すると……。
「あ、嘘っ! やぁっ」
いきなり俺の中の亮太の質量が増して、中からさらに圧迫される。
……まだ、完全じゃなかったのかよ。
「……初めてだ」
「え……?」
亮太のサイズに俺が困惑していると、亮太がボソッと呟いた。
「痛いって言葉じゃなくて、気持ちいいって言ってくれたの……カズが初めてだ」
確かに、処女相手にこのサイズは辛いかもな。
「俺、好きになって良かった……和彦のこと」
(あ……)
そう言って微笑んだ亮太の顔に、俺は不覚にもときめいてしまった。
それに亮太が俺の名前を呼ぶこと自体も珍しい。
「馬鹿……俺のセリフだっての、それ」
「カズ?」
俺の声が聞き取れなかったらしい亮太が聞き返してきたが、それを無視して俺は亮太に強く抱きつくとその唇を塞いだ。
「ん、んんっ……うっ……」
そんな俺に合わせるかのように、亮太もそれ以上は何も聞かずに行為に集中し出した。
亮太の激しい突き上げに、俺の口からは喘ぎ声が零れるが、それも全て亮太の口の中へと消えていく。
「カズ……このまま、出していい?」
「あっ、んぅ、ああっ……」
荒い呼吸の合間に亮太が聞いてくるのに対して、俺は言葉の代わりに何度も頷いた。
亮太の腰の動きが早くなると同時に、俺自身が亮太の手に包み込まれる。
「あっ、亮……んっ、んぅっ!」
「カズもイッて」
そう言うと、解放へと向けて亮太の動きが変わる。
「あっ、ああっ……やぁ、イ……イクッ!」
「カズ……和彦、大好きだよ」
『俺も』
そう言いたいのに、口を開けば喘ぎしか出てこない。
俺が強く亮太に抱きつくと、亮太も片手でしっかりと抱き締め返してくれた。
「んぅ、りょ、亮太ぁ……あっ、ああっ!」
「んっ!」
亮太の手の中に俺自身が解放すると同時に、俺の奥が亮太の熱で満たされていった。
俺だって……亮太が好きなことに気づけてよかった。
純情な亮太には俺は合わないかもしれないけど、お前が俺を本気にさせたんだから、絶対に離れてなんかやらないからな。
亮太からの深い口づけを受けながら、俺はそんな風に思っていた。
だけど……。
「あっ、亮太……もう、いい加減に、しろ……」
「ごめん、カズ。あと少しだけ……」
「お前、その言葉……もう、何回目……あぁんっ!」
弱い箇所を思い切り突かれて、悔しいけど俺の口からは甘い喘ぎが零れる。
結局、あの後にそのまま2ラウンド目に突入した俺達だったけれども……さすがに何回目かわからなくなる頃には、俺も限界だった。
亮太が俺の中で三回目を迎えたところまでは数えていたから、たぶんすでに片手の回数は越えているんだろう。
「もう、やだぁ……無理、だって……」
いくら亮太の好きにしていいって言ったとはいえ、さすがにこれは……。
終わりの見えない快楽に俺は自分がどうにかなってしまいそうで恐くなる。
「ごめん。カズが可愛すぎて、抑えが……きかない」
そう言って、さらに奥まで亮太自身が入ってくる。
「あっ、んっ、もう……無理、壊れる!……んぅ、んんっ……」
あまりの激しさに、頭の中が真っ白になって何も考えられなくなる。
「んっ、あ……ああっ!」
そして俺は……生まれて初めて、あまりの絶頂感に気を失ってしまった。
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