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なまなり
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「あそこだけ、土の色が少し違うな」
指さした場所を見れば、確かに龍一の言うとおり、一部だけ色の違う場所があることが分かる。
「……何かを埋めた?」
思い浮かぶのは――――死体。
それは龍一も同じことだったのだろうが、こちらはある程度覚悟ができていたのだろう。
眉をしかめてはいるものの、冷静に一歩また一歩と歩みを進めていく。
そして色が違っている場所に着くと、その場所に手を付き、土の感触を確かめるようにそこに触れる。
「………昨日今日のものじゃないな。相当深いぞ」
範囲的には、丁度人が一人座禅して座った程度の小さなサークル状だ。
試しに龍一がその場所を足で踏んで見ているが、落とし穴とは違い地盤はかなりしっかりしている。
何かが埋められているとしても、そう簡単には掘り起こせそうにはない位置にあるのだろう。
「掘るか?」
振り返った龍一のそのセリフに、高瀬は高速で首を振った。
「いやいやいやいや。それはないでしょ!!」
「だが何かがあるのは確実だぞ」
「死体だったらどうすんの!」
「どうもしない。これを夢だといったのはお前だろ」
「おぅ…」
確かに夢の中なら警察を呼ぶ必要もないだろうけれど、ここには掘り起こす道具すらないのだ。
「どうやって掘るつもり?手作業なんてとてもじゃないけど……」
無理だ、と。
呆れ混じりにそう答えようとした高瀬の目の前で、龍一はその場に膝を付き、再び大地に手を付ける。
一体何をしているのか。
まさか手で掘るつもりじゃないだろうなと疑った高瀬だが、そのままそこに目を閉じると、じっと黙り込む龍一。
そして。
かっと再び目を見開いた龍一が、その場から視線を外さぬままにぼそりと口を開いた。
「来るぞ」
なにが、と。
聞こうと開いた口が、突然の大地に揺れに、「んにゃぁっ!!」っとくぐもった悲鳴へと変わる。
大地が鳴動している。
足元が揺れ、何かが地面の下から這い出ようとしているのが分かった。
龍一もまた、大地に触れていた手を外し、大きく後ろに後ずさる。
目の前で、龍一が触れていた大地が徐々にひび割れていく。
ケラケラケラケラケラ!!!!
「またあいつ……!!!」
再び聞こえてきた狂気的な笑い声に、再びさっきの鳥もどきが戻ってきたのかと顔を上げれば、声を上げていたのは、先程まで沈黙していたはずの例の巨大な鳥だった。
まん丸の目を輝かせ、大地の振動と共鳴するように、高らかに笑う鳥。
「うるっさい…!」
大ボリュームのこの声を長く聞いていると、こちらの頭がおかしくなりそうだ。
心底からおかしくて仕方ないというように笑い続ける鳥。
けれど、あくまで視線を向けるのは例の場所のみで、こちらには見向きもしない。
高瀬たちの存在すら、気づいていないかのような態度だ。
その視線の先にある大地が、やがてボコりと内側から隆起し、何かが下から現れるのがわかった。
それと呼応するように、一層激しさを増す笑い声。
「……喜んでる?」
この下に埋められたものがなんなのか、知っているのか。
やがて姿を現したものに、高瀬は驚いた。
地面に埋まっていたせいで随分汚れてはいるが、それにしてはやけに綺麗に保存された――――ー。
「木彫りの…仏像……」
「……いや、これは違う」
「え?」
文字通り頭を出したのは、木で出来た仏像の頭頂部のようにしか見えなかったのだが、龍一はそれを否定する。
「これは……柩だ」
「…柩?」
龍一には、即座にわかったのだろう。
見た目はただの仏像にしか見えない、その真の正体が。
地割れのような音を立てながら、木彫りの像の腰元までもが地面に露出したあたりで、高瀬がすこし怯んだように後ずさる。
なぜだかわからないが、ぞっとするような悪寒とひどい威圧感のようなものを感じた。
まるで、その仏像が”生きている”かのような…。
気味が悪い。
そう思い、再び龍一へとその正体を問いただそうとした時、周囲の空気が変わった。
ぴしり…という、乾いた音が耳に響く。
それがきっかけのように、それまで笑い声を上げていた鳥がぴたりと口を閉ざし、逃げるようにばさばさと音を立てて飛び去る。
地表に影ひとつ落とさないその姿に、やはりあれは妖怪の類かと妙に納得するが、今はそんなことを考えている場合ではない。
仏像の表面に、細かいヒビが入ったのがここからでも見て取れた。
――――――内側から、自壊しようとしている。
「下がれ!!」
その声に従い仏像に背を向けたところで、再び聞こえたぴしりという音。
間に合わないと判断した龍一は、咄嗟に高瀬を胸に抱き込むと、仏像に背を向けて地面に倒れこむ。
パンッ………!!!!
思いのほか乾いた音を立て、崩壊の時はやってきた。
高瀬を庇い背を向けた龍一の上に、パラパラと降り注ぐ木片。
先程まではしっかりと形を成していたはずのそれが、今は随分長い年月を経てしまったかのように脆く崩れ落ちる。
「な、何!?」
「……見るな。見るなよ……」
一体何が起こったのか。
振り返ろうとした高瀬の視線を遮るように、龍一の手がその瞳を覆う。
ずるずる……ずるずる……。
何かが大地を這う音が聞こえた。
「……!!」
「静かにしてろ……俺たちには害意はない」
断言する龍一だが、そもそもこの音は一体何なのか。
見えなくてもなんとなく想像が付くだけに余計に怖い。
まじか。
まじなのか。
「オカルト怖い……」
「普段から幽体離脱なんてしてる奴が言うセリフか、それが」
「それとこれとは別問題……!!」
恐怖を紛らわせるため、小声で呟いた高瀬に冷静に突っ込む龍一。
ズルズルという音がしばらく続いたかと思うと、やがて龍一がぼそりと呟く。
「……失敗だな」
「…?」
一体、何が失敗なのか。
ズルズルという音の合間になにかうめき声のようなものも聞こえたが、一体何を言っていたのかは聞き取れない。
ただ、誰かの名前のようだなと朧気に感じ取れたのが不思議だった。
音がやみ、「もういいぞ」と瞳を覆っていた龍一の手が外れる。
「もういいって……だ、大丈夫なの??」
「あぁ」
そのあっさりした声に疑いつつ、恐る恐る振り返る。
そこにあったのは、なにかどろりとした液体と……そこに浮かんだ黄ばんだ頭蓋骨。
「うぉ」
見るんじゃなかった!!!と激しく後悔して回れ右をした高瀬は、そのままの勢いで容赦なく龍一の腹に一撃を叩き込む。
――――また騙されたっ。
「大丈夫って言ったじゃん!!」
「…っててて……。こら、暴れるなよ…。なんでもない、あれはもうただの骨だ」
「その骨が怖いんだっつーの!!!」
幽霊は怖くないが死体は怖い。
明らかに長い年月放置されていたと思しき白骨死体は尚更に。
「妙なものを怖がるな?」
「これが普通の反応だよっ」
「だがあれはもうただの”物体”だ。なんの力もない」
「そういう問題じゃなくてさ!!」
なぜそうオカルトありきで考えるのか。
普通の女子は死体なんて見慣れないし、悲鳴をあげて倒れないのを褒めて欲しいくらいだ。
幽霊とリアルな死体とは違う。これは力説したい。
「あ、あれ、一体何だったの??失敗って??」
「即身仏の成れの果て……だろうな」
高瀬が自分の胸元にぺたりと張り付いているのをいいことに、ちゃっかりとその体を己の腕の中に囲い込みながら、龍一が答える。
「即身仏って……お坊さんが生きながら能動的にミイラになるってやつ?」
身も蓋もないその答えに、龍一がかすかに笑った。
「正解だ。よく知ってたな」
「前なんかの漫画で出てきたし」
随分昔に借りて読んだ漫画だったが、なんとなく内容は覚えている。
その時は確か石棺のようなものに閉じ込められて埋められていたような記憶があるが、今回その代わりとなったのは恐らくさきほど見たあの木彫りの仏像。
「木彫りの仏像の中に空洞をあけて、そこに人を入れて地中深く埋められたんだろう」
「……生きたまま?」
「それはわからん」
今となっては、という話だ。
「だが、その可能性は十分考えられるだろうな」
「……むしろ考えたくない」
だがこれで、さっきの男が何を拝んでいたのかははっきりした。
彼はここにあれが埋まっていることを知っていたのだ。
「さっきの人がやったのかな……」
「いや…。これは一人二人でできることじゃない。人手も準備も必要となる」
何しろ人一人丸ごと入った木彫りの仏像を埋めるのだ。
重さも相当なものだろうし、穴だってそれなりのサイズがなければならない。
そもそも、専用の仏像がまず必要だ。
「……これ、本当にあったことだと思う?」
「多分な」
ただの夢。
そう言える段階は、とっくの昔に過ぎている。
そしてこの場合の問題は、これが一体「誰の夢か」ということだ。
指さした場所を見れば、確かに龍一の言うとおり、一部だけ色の違う場所があることが分かる。
「……何かを埋めた?」
思い浮かぶのは――――死体。
それは龍一も同じことだったのだろうが、こちらはある程度覚悟ができていたのだろう。
眉をしかめてはいるものの、冷静に一歩また一歩と歩みを進めていく。
そして色が違っている場所に着くと、その場所に手を付き、土の感触を確かめるようにそこに触れる。
「………昨日今日のものじゃないな。相当深いぞ」
範囲的には、丁度人が一人座禅して座った程度の小さなサークル状だ。
試しに龍一がその場所を足で踏んで見ているが、落とし穴とは違い地盤はかなりしっかりしている。
何かが埋められているとしても、そう簡単には掘り起こせそうにはない位置にあるのだろう。
「掘るか?」
振り返った龍一のそのセリフに、高瀬は高速で首を振った。
「いやいやいやいや。それはないでしょ!!」
「だが何かがあるのは確実だぞ」
「死体だったらどうすんの!」
「どうもしない。これを夢だといったのはお前だろ」
「おぅ…」
確かに夢の中なら警察を呼ぶ必要もないだろうけれど、ここには掘り起こす道具すらないのだ。
「どうやって掘るつもり?手作業なんてとてもじゃないけど……」
無理だ、と。
呆れ混じりにそう答えようとした高瀬の目の前で、龍一はその場に膝を付き、再び大地に手を付ける。
一体何をしているのか。
まさか手で掘るつもりじゃないだろうなと疑った高瀬だが、そのままそこに目を閉じると、じっと黙り込む龍一。
そして。
かっと再び目を見開いた龍一が、その場から視線を外さぬままにぼそりと口を開いた。
「来るぞ」
なにが、と。
聞こうと開いた口が、突然の大地に揺れに、「んにゃぁっ!!」っとくぐもった悲鳴へと変わる。
大地が鳴動している。
足元が揺れ、何かが地面の下から這い出ようとしているのが分かった。
龍一もまた、大地に触れていた手を外し、大きく後ろに後ずさる。
目の前で、龍一が触れていた大地が徐々にひび割れていく。
ケラケラケラケラケラ!!!!
「またあいつ……!!!」
再び聞こえてきた狂気的な笑い声に、再びさっきの鳥もどきが戻ってきたのかと顔を上げれば、声を上げていたのは、先程まで沈黙していたはずの例の巨大な鳥だった。
まん丸の目を輝かせ、大地の振動と共鳴するように、高らかに笑う鳥。
「うるっさい…!」
大ボリュームのこの声を長く聞いていると、こちらの頭がおかしくなりそうだ。
心底からおかしくて仕方ないというように笑い続ける鳥。
けれど、あくまで視線を向けるのは例の場所のみで、こちらには見向きもしない。
高瀬たちの存在すら、気づいていないかのような態度だ。
その視線の先にある大地が、やがてボコりと内側から隆起し、何かが下から現れるのがわかった。
それと呼応するように、一層激しさを増す笑い声。
「……喜んでる?」
この下に埋められたものがなんなのか、知っているのか。
やがて姿を現したものに、高瀬は驚いた。
地面に埋まっていたせいで随分汚れてはいるが、それにしてはやけに綺麗に保存された――――ー。
「木彫りの…仏像……」
「……いや、これは違う」
「え?」
文字通り頭を出したのは、木で出来た仏像の頭頂部のようにしか見えなかったのだが、龍一はそれを否定する。
「これは……柩だ」
「…柩?」
龍一には、即座にわかったのだろう。
見た目はただの仏像にしか見えない、その真の正体が。
地割れのような音を立てながら、木彫りの像の腰元までもが地面に露出したあたりで、高瀬がすこし怯んだように後ずさる。
なぜだかわからないが、ぞっとするような悪寒とひどい威圧感のようなものを感じた。
まるで、その仏像が”生きている”かのような…。
気味が悪い。
そう思い、再び龍一へとその正体を問いただそうとした時、周囲の空気が変わった。
ぴしり…という、乾いた音が耳に響く。
それがきっかけのように、それまで笑い声を上げていた鳥がぴたりと口を閉ざし、逃げるようにばさばさと音を立てて飛び去る。
地表に影ひとつ落とさないその姿に、やはりあれは妖怪の類かと妙に納得するが、今はそんなことを考えている場合ではない。
仏像の表面に、細かいヒビが入ったのがここからでも見て取れた。
――――――内側から、自壊しようとしている。
「下がれ!!」
その声に従い仏像に背を向けたところで、再び聞こえたぴしりという音。
間に合わないと判断した龍一は、咄嗟に高瀬を胸に抱き込むと、仏像に背を向けて地面に倒れこむ。
パンッ………!!!!
思いのほか乾いた音を立て、崩壊の時はやってきた。
高瀬を庇い背を向けた龍一の上に、パラパラと降り注ぐ木片。
先程まではしっかりと形を成していたはずのそれが、今は随分長い年月を経てしまったかのように脆く崩れ落ちる。
「な、何!?」
「……見るな。見るなよ……」
一体何が起こったのか。
振り返ろうとした高瀬の視線を遮るように、龍一の手がその瞳を覆う。
ずるずる……ずるずる……。
何かが大地を這う音が聞こえた。
「……!!」
「静かにしてろ……俺たちには害意はない」
断言する龍一だが、そもそもこの音は一体何なのか。
見えなくてもなんとなく想像が付くだけに余計に怖い。
まじか。
まじなのか。
「オカルト怖い……」
「普段から幽体離脱なんてしてる奴が言うセリフか、それが」
「それとこれとは別問題……!!」
恐怖を紛らわせるため、小声で呟いた高瀬に冷静に突っ込む龍一。
ズルズルという音がしばらく続いたかと思うと、やがて龍一がぼそりと呟く。
「……失敗だな」
「…?」
一体、何が失敗なのか。
ズルズルという音の合間になにかうめき声のようなものも聞こえたが、一体何を言っていたのかは聞き取れない。
ただ、誰かの名前のようだなと朧気に感じ取れたのが不思議だった。
音がやみ、「もういいぞ」と瞳を覆っていた龍一の手が外れる。
「もういいって……だ、大丈夫なの??」
「あぁ」
そのあっさりした声に疑いつつ、恐る恐る振り返る。
そこにあったのは、なにかどろりとした液体と……そこに浮かんだ黄ばんだ頭蓋骨。
「うぉ」
見るんじゃなかった!!!と激しく後悔して回れ右をした高瀬は、そのままの勢いで容赦なく龍一の腹に一撃を叩き込む。
――――また騙されたっ。
「大丈夫って言ったじゃん!!」
「…っててて……。こら、暴れるなよ…。なんでもない、あれはもうただの骨だ」
「その骨が怖いんだっつーの!!!」
幽霊は怖くないが死体は怖い。
明らかに長い年月放置されていたと思しき白骨死体は尚更に。
「妙なものを怖がるな?」
「これが普通の反応だよっ」
「だがあれはもうただの”物体”だ。なんの力もない」
「そういう問題じゃなくてさ!!」
なぜそうオカルトありきで考えるのか。
普通の女子は死体なんて見慣れないし、悲鳴をあげて倒れないのを褒めて欲しいくらいだ。
幽霊とリアルな死体とは違う。これは力説したい。
「あ、あれ、一体何だったの??失敗って??」
「即身仏の成れの果て……だろうな」
高瀬が自分の胸元にぺたりと張り付いているのをいいことに、ちゃっかりとその体を己の腕の中に囲い込みながら、龍一が答える。
「即身仏って……お坊さんが生きながら能動的にミイラになるってやつ?」
身も蓋もないその答えに、龍一がかすかに笑った。
「正解だ。よく知ってたな」
「前なんかの漫画で出てきたし」
随分昔に借りて読んだ漫画だったが、なんとなく内容は覚えている。
その時は確か石棺のようなものに閉じ込められて埋められていたような記憶があるが、今回その代わりとなったのは恐らくさきほど見たあの木彫りの仏像。
「木彫りの仏像の中に空洞をあけて、そこに人を入れて地中深く埋められたんだろう」
「……生きたまま?」
「それはわからん」
今となっては、という話だ。
「だが、その可能性は十分考えられるだろうな」
「……むしろ考えたくない」
だがこれで、さっきの男が何を拝んでいたのかははっきりした。
彼はここにあれが埋まっていることを知っていたのだ。
「さっきの人がやったのかな……」
「いや…。これは一人二人でできることじゃない。人手も準備も必要となる」
何しろ人一人丸ごと入った木彫りの仏像を埋めるのだ。
重さも相当なものだろうし、穴だってそれなりのサイズがなければならない。
そもそも、専用の仏像がまず必要だ。
「……これ、本当にあったことだと思う?」
「多分な」
ただの夢。
そう言える段階は、とっくの昔に過ぎている。
そしてこの場合の問題は、これが一体「誰の夢か」ということだ。
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