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萌は突然に
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人間は、進化の過程であえて記憶力を衰えさせてきたという。
失敗を記憶し続けることでその繰り返しを恐れるよりも、全て忘れることで前進することを選んできた。
前向きな忘却、ということだ。
実際ゴリラやオラウータンなどには、現在の人間よりもはるかに優れた記憶力が残されているという。
……何が言いたいかといえば、つまりは。
「時には忘れることも大事かなって?」
『きゅ!きゅ!きゅ!!!!』
「……ダメか。うん、ダメだよね」
しゅんと下げられた高瀬の頭を遠慮なくバシバシと叩くその短い手足。
「ごめんよハムちゃん~~!!」
『きゅ~~~~!!!』
ひしっと抱き合う二人。
なんとなく言い訳を口にしてみたが、最後にはハグがすべてをうやむやにしてくれたはず。
「躾は失敗ですか…。僕としたことが」
『きゅ!?』
背後から聞こえた竜児の声に、腕の中から飛び上がるハム太郎。
すぐさま竜児の足元に駆けつけ、『きゅ、きゅ~~??』とすりすり媚を売る姿が哀れだ。
「ハムちゃん…」
洗脳の成果にちょっと涙が出た。
「いいですか?君にはその小さな脳みそしかないのですから、媚を売るべき相手を間違えないことです。
タカ子の側にいたいのならどうすればいいか……もう一度よく考えなさい」
『きゅ、きゅ……』
再び猫の子のようにつまみ上げられ、軽く硬直するハム太郎。
助けを求めるようにこちらを一瞬ちらりと見たが、不甲斐ない飼い主ですまん。
「……竜児、ハムちゃんの脳改造は勘弁して」
「改造するほどの脳があるならむしろ苦労はしませんよ。できるとしたらせいぜい電気ショックによる躾くらいでしょう」
『きゅーーーーーー!!!!!』
「やめて、本当にやめて、ハムちゃんが昇天しちゃうからっ!!」
実は幽霊というのは電気系統と相性が悪い。
ハムちゃんのような小動物に電極による巨大なショックを与えたら、そのまま消滅してしまうかもしれない。
――――実際にはやったことはないのでどうなるかはわからないが。
「かつて、心霊体験を全て「物質が起こした何らかの現象である」と仮定して呪いの人形に電極を浴びせた科学者がいました。…不思議なことに彼はその人形の呪いを受けなかったそうです」
ちなみにその人形、夜中に勝手に動くらしいのだが、実験のために電極を浴びせたあとは亀甲縛りで放置したそうだ。なぜ亀甲縛りを選んだのかは謎だが、それだけでもちょっと怖い。
「……人形の方がドン引きしたんじゃないの」
こいつやべぇ、的な。
バットで殴ろうとしたら相手が拳銃を振りかざしてきたような圧倒的敗北感がある。
呪いの人形にもプライドはあるだろうが、そこはぐっとこらえたのだろう。
それを考えると人形がちょっと涙ぐましい。
「……で。君は一体そこで何をしてるんですか?」
「ん?家に帰ろうと思って」
「そんな格好で?」
「だって寝てる間に勝手に拉致してくるから!」
そんな格好=パジャマ姿だ。
さすがに賢治には突っ込まれなかったが、お前が言うなと思う。
誘拐を主導した張本人め。
「なぜ帰る必要が?」
「そりゃここ私の家じゃないもん」
竜児が帰ってくると知り、「俺はもう用済みだろ」と全てのゴミを持って一足先に帰宅した賢治。
逃げられた事を悟り、慌てて自分も逃亡を図ったのだが、時既に遅し。
タイミングを見計らっていたかのように現れた竜児によってそれは阻止された。
以上、玄関口での攻防から現在に至る。
「――――そうですか。では次は君の本籍地をこちらに移動しておきましょう」
「はい!?」
「あぁ、必要なものはまとめておいてください。後で賢治に運ばせますから」
「ちょ、ちょっと!?」
「安心しなさい。君が不在の時にちゃんと滞りなく引越しは済ませておきますよ。
――――ここが君の家ならいいんでしょう?」
「だからって強制的に同居はどうかと思う!!」
やる。コイツならやると本気で焦る。
今の家は意外と気に入っているのだ。
それに勝手に荷物を運び出すのは絶対にやめてほしい。
見られたくない代物だってそれなりに有る。
しかし余裕の竜児は、高瀬の言った「同居」という言葉を律儀に訂正する。
「言葉を間違ってはいけませんよタカ子。同居ではなく――――同棲です」
「!!!!」
「まぁ、それもいずれは「同居」に変わりますがね。
同棲とは、入籍をまだ行っていない男女が共に暮らすことを意味しますから。
……夫婦には同居義務があるんですよ?」
ダメ押しとばかりににこりと微笑む竜児の目を直視できない。
いかん。この話題を続けることは即入籍を意味しそうだ。
突っ込めば突っ込むほど囲いは狭くなる。
「や、やっぱり泊まっていこうかな~~~!じゃあ竜児、明日着る服…」
「ありますよ。好きなものをどうぞ」
普段着から仕事着まで、一通り揃っているのは既に承知している。
「そういえば、洋服はともかくあの下着とかって誰が…」
「うちの職員に選ばせて、最終的には僕が確認しましたがなにか?」
「…流石にそれはどうかと思う!!!」
すかさず罵倒する高瀬。
地団駄を踏んで、「なんで人に選ばせてんの!?というか確認ってなに!?」と叫ぶも、竜児は涼しい顔だ。
「君のスリーサイズを提示して、うちの職員にオススメの下着とやらを厳選してもらいました。
以前勝負下着が、とかなんとか文句を言っていたでしょう?一着数十万近くする下着もあるそうですよ。
…まぁ、値段など初めから気にもしませんでしたが」
「すうじゅうまん」
何それ本当に下着?
鎖帷子とかじゃなくて?
「最終的には僕が君に似合いそうなものをいくつか選択しましたが…。女性というのは本当に下着が好きなんですね。うちの職員が喜々として選んでくれましたよ。自分では購入できないものを実際に選べてとても楽しかったと」
「そりゃ数十万する下着そうそう買えないでしょ…」
お礼として選ぶのを協力してくれた職員にも好きな下着をプレゼントしたらしい。
下着をプレゼントしてセクハラと訴えられない数少ない例外だ。
そこはやはり、「但しイケメンに限る」というやつかもしれないが。
というかお願いだからその高級下着がどれだか教えて欲しい。
絶対着ない。むしろ着れないから。
「一日くらい下着変えなくても死なないからいいや…」
それらを本当に必要とする時が来ないことを祈る。
何はともあれ、逃げられないのならいつまでも玄関口に立っている理由もない。
トボトボと部屋の中に戻り、ダイニングのソファに腰をかける。
「ねぇ竜児…。さっきの件だけど…」
そう問いかけようとして竜児を見上げた高瀬は、そこに見た姿に、ぴたりと口をつぐんだ。
「…さっきの件?」
脱ぎ捨てたスーツのジャケットを椅子にかけ、くいと指先だけでネクタイを緩め、手首ののカフスボタンを外す。
シャツの首元を少し緩めながら、素知らぬ振りで視線だけを高瀬に投げかける竜児。
すっと細められた瞳に、ちらりと見える素肌。
いかに免疫があるとは言え、これはいかん。
なんだこの、垂れ流しの色気は。
007のCMで、こんなシーンがあったような気がする。
「……なんて破壊力」
思わず何の関係もないことを口にして、はっとわれに帰る。
スーツ萌え属性はなかったはずなのに。
「タカ子?」
「………犯罪です!!その色気はもはやエロスと判断します!!」
ソファにあったクッションを投げつけ、色気よ爆発しろと唱えてみたが、効果はいかがなものか。
「うぅっ。竜児に萌えるとか疲れてんのかな私…」
自覚をしたら何かが終わる気がするが、エロスにはかなわない。
――――欲求不満か…。
溜息を吐きながらソファに倒れ込んだ高瀬。
その肩にいつの間にか乗っていたハム太郎が、慰めるようにぽんと背中を叩く。
そして急に何かにびびったように再び飛び上がると、高瀬の背後に隠れる。
ハム太郎の視線の先にあったもの。
それは、高瀬が投げたクッションを片手で受け取り、至極満足そうな笑みを浮かべる竜児の姿。
ハム太郎が喋れたなら、きっとこう告げ口下に違いない。
あねさん、あいつ確信犯ですぜ。
『きゅきゅ!!(―――ー騙されてますよ!!)』
失敗を記憶し続けることでその繰り返しを恐れるよりも、全て忘れることで前進することを選んできた。
前向きな忘却、ということだ。
実際ゴリラやオラウータンなどには、現在の人間よりもはるかに優れた記憶力が残されているという。
……何が言いたいかといえば、つまりは。
「時には忘れることも大事かなって?」
『きゅ!きゅ!きゅ!!!!』
「……ダメか。うん、ダメだよね」
しゅんと下げられた高瀬の頭を遠慮なくバシバシと叩くその短い手足。
「ごめんよハムちゃん~~!!」
『きゅ~~~~!!!』
ひしっと抱き合う二人。
なんとなく言い訳を口にしてみたが、最後にはハグがすべてをうやむやにしてくれたはず。
「躾は失敗ですか…。僕としたことが」
『きゅ!?』
背後から聞こえた竜児の声に、腕の中から飛び上がるハム太郎。
すぐさま竜児の足元に駆けつけ、『きゅ、きゅ~~??』とすりすり媚を売る姿が哀れだ。
「ハムちゃん…」
洗脳の成果にちょっと涙が出た。
「いいですか?君にはその小さな脳みそしかないのですから、媚を売るべき相手を間違えないことです。
タカ子の側にいたいのならどうすればいいか……もう一度よく考えなさい」
『きゅ、きゅ……』
再び猫の子のようにつまみ上げられ、軽く硬直するハム太郎。
助けを求めるようにこちらを一瞬ちらりと見たが、不甲斐ない飼い主ですまん。
「……竜児、ハムちゃんの脳改造は勘弁して」
「改造するほどの脳があるならむしろ苦労はしませんよ。できるとしたらせいぜい電気ショックによる躾くらいでしょう」
『きゅーーーーーー!!!!!』
「やめて、本当にやめて、ハムちゃんが昇天しちゃうからっ!!」
実は幽霊というのは電気系統と相性が悪い。
ハムちゃんのような小動物に電極による巨大なショックを与えたら、そのまま消滅してしまうかもしれない。
――――実際にはやったことはないのでどうなるかはわからないが。
「かつて、心霊体験を全て「物質が起こした何らかの現象である」と仮定して呪いの人形に電極を浴びせた科学者がいました。…不思議なことに彼はその人形の呪いを受けなかったそうです」
ちなみにその人形、夜中に勝手に動くらしいのだが、実験のために電極を浴びせたあとは亀甲縛りで放置したそうだ。なぜ亀甲縛りを選んだのかは謎だが、それだけでもちょっと怖い。
「……人形の方がドン引きしたんじゃないの」
こいつやべぇ、的な。
バットで殴ろうとしたら相手が拳銃を振りかざしてきたような圧倒的敗北感がある。
呪いの人形にもプライドはあるだろうが、そこはぐっとこらえたのだろう。
それを考えると人形がちょっと涙ぐましい。
「……で。君は一体そこで何をしてるんですか?」
「ん?家に帰ろうと思って」
「そんな格好で?」
「だって寝てる間に勝手に拉致してくるから!」
そんな格好=パジャマ姿だ。
さすがに賢治には突っ込まれなかったが、お前が言うなと思う。
誘拐を主導した張本人め。
「なぜ帰る必要が?」
「そりゃここ私の家じゃないもん」
竜児が帰ってくると知り、「俺はもう用済みだろ」と全てのゴミを持って一足先に帰宅した賢治。
逃げられた事を悟り、慌てて自分も逃亡を図ったのだが、時既に遅し。
タイミングを見計らっていたかのように現れた竜児によってそれは阻止された。
以上、玄関口での攻防から現在に至る。
「――――そうですか。では次は君の本籍地をこちらに移動しておきましょう」
「はい!?」
「あぁ、必要なものはまとめておいてください。後で賢治に運ばせますから」
「ちょ、ちょっと!?」
「安心しなさい。君が不在の時にちゃんと滞りなく引越しは済ませておきますよ。
――――ここが君の家ならいいんでしょう?」
「だからって強制的に同居はどうかと思う!!」
やる。コイツならやると本気で焦る。
今の家は意外と気に入っているのだ。
それに勝手に荷物を運び出すのは絶対にやめてほしい。
見られたくない代物だってそれなりに有る。
しかし余裕の竜児は、高瀬の言った「同居」という言葉を律儀に訂正する。
「言葉を間違ってはいけませんよタカ子。同居ではなく――――同棲です」
「!!!!」
「まぁ、それもいずれは「同居」に変わりますがね。
同棲とは、入籍をまだ行っていない男女が共に暮らすことを意味しますから。
……夫婦には同居義務があるんですよ?」
ダメ押しとばかりににこりと微笑む竜児の目を直視できない。
いかん。この話題を続けることは即入籍を意味しそうだ。
突っ込めば突っ込むほど囲いは狭くなる。
「や、やっぱり泊まっていこうかな~~~!じゃあ竜児、明日着る服…」
「ありますよ。好きなものをどうぞ」
普段着から仕事着まで、一通り揃っているのは既に承知している。
「そういえば、洋服はともかくあの下着とかって誰が…」
「うちの職員に選ばせて、最終的には僕が確認しましたがなにか?」
「…流石にそれはどうかと思う!!!」
すかさず罵倒する高瀬。
地団駄を踏んで、「なんで人に選ばせてんの!?というか確認ってなに!?」と叫ぶも、竜児は涼しい顔だ。
「君のスリーサイズを提示して、うちの職員にオススメの下着とやらを厳選してもらいました。
以前勝負下着が、とかなんとか文句を言っていたでしょう?一着数十万近くする下着もあるそうですよ。
…まぁ、値段など初めから気にもしませんでしたが」
「すうじゅうまん」
何それ本当に下着?
鎖帷子とかじゃなくて?
「最終的には僕が君に似合いそうなものをいくつか選択しましたが…。女性というのは本当に下着が好きなんですね。うちの職員が喜々として選んでくれましたよ。自分では購入できないものを実際に選べてとても楽しかったと」
「そりゃ数十万する下着そうそう買えないでしょ…」
お礼として選ぶのを協力してくれた職員にも好きな下着をプレゼントしたらしい。
下着をプレゼントしてセクハラと訴えられない数少ない例外だ。
そこはやはり、「但しイケメンに限る」というやつかもしれないが。
というかお願いだからその高級下着がどれだか教えて欲しい。
絶対着ない。むしろ着れないから。
「一日くらい下着変えなくても死なないからいいや…」
それらを本当に必要とする時が来ないことを祈る。
何はともあれ、逃げられないのならいつまでも玄関口に立っている理由もない。
トボトボと部屋の中に戻り、ダイニングのソファに腰をかける。
「ねぇ竜児…。さっきの件だけど…」
そう問いかけようとして竜児を見上げた高瀬は、そこに見た姿に、ぴたりと口をつぐんだ。
「…さっきの件?」
脱ぎ捨てたスーツのジャケットを椅子にかけ、くいと指先だけでネクタイを緩め、手首ののカフスボタンを外す。
シャツの首元を少し緩めながら、素知らぬ振りで視線だけを高瀬に投げかける竜児。
すっと細められた瞳に、ちらりと見える素肌。
いかに免疫があるとは言え、これはいかん。
なんだこの、垂れ流しの色気は。
007のCMで、こんなシーンがあったような気がする。
「……なんて破壊力」
思わず何の関係もないことを口にして、はっとわれに帰る。
スーツ萌え属性はなかったはずなのに。
「タカ子?」
「………犯罪です!!その色気はもはやエロスと判断します!!」
ソファにあったクッションを投げつけ、色気よ爆発しろと唱えてみたが、効果はいかがなものか。
「うぅっ。竜児に萌えるとか疲れてんのかな私…」
自覚をしたら何かが終わる気がするが、エロスにはかなわない。
――――欲求不満か…。
溜息を吐きながらソファに倒れ込んだ高瀬。
その肩にいつの間にか乗っていたハム太郎が、慰めるようにぽんと背中を叩く。
そして急に何かにびびったように再び飛び上がると、高瀬の背後に隠れる。
ハム太郎の視線の先にあったもの。
それは、高瀬が投げたクッションを片手で受け取り、至極満足そうな笑みを浮かべる竜児の姿。
ハム太郎が喋れたなら、きっとこう告げ口下に違いない。
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