あだ花姫は18禁ジャンルからジャンル替えしたいみたいです。

チョコパイ

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第四章 赦しなき世界

日常に潜む影

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名前 クリスティーナ 
年齢 18歳
価値 
エロ              魅力     
美貌        知能     100
話術 100     包容力  100
剣術 100   体術   100
武功 100      知恵   100

えっ……
久しぶりに自分のステータスをチェックしてみる。

??

これってバグかしら?
空白て言うことは基準値すらないって言うことかしら…
エロも、魅力も美貌も私にはないって言うことよね。
これはこれで、かなり傷つくかも……


学園最後の年、生徒会長に任命され、副会長にデミが選ばれた。

「デミ、最近、婚約者さんと一緒じゃないけど、喧嘩でもしたの?」

デミは気まずそうに頬をポリポリと人差し指でかきながら、

「婚約破棄したんだ。
どうやら他に好きな人ができたみたいだ。」

「デミを振るなんて、見る目がないわ。大丈夫、デミならすぐに素敵な人が出来るわ。」

私はデミの肩を叩く。

「ティーがそう言ってくれると嬉しいよ。」

何度も同じ夢を繰り返し見る。
私とティーが結ばれ子を授かる。

幸せな生活は一瞬にして消え去る。
手首に鎖の入れ墨をした男達の襲撃をうけ、ティーがさらわれてしまう。

十二年後、やっと見つけ救い出したティーは、瞳を焼かれ片足を切断され、
心が壊れてしまっていた。

夢だ。
たかが夢だ。
でも頭から離れない。

寝ても覚めてもティーが
気になって仕方ない。
皇太子殿下との破局が噂された時、私は婚約を破談した。


「デミ、転入生のことなんだけど、ダンテ・ロマノフて、ロマノフ公国の公子らしいんだけど、ロマノフ公国て、あのロマノフ公国でいいのかしら?」

ティーの言葉で現実に戻される。
夢の中のティーと違って今ここにいるティーは、とても賑やかで、たくましい。

「あぁ、そのロマノフで違いない。」

ロマノフ公国は数十年前、内乱によって作られた公国だ。
今でも市街地をでると、白骨化した遺体が転がっているという噂がある。

「ティーは、歴史と地理は苦手だもんな。」


デミの言う通り、算術も化学も、言語も前世の記憶があるので簡単に解くことができる。

しかし、歴史も地理もこちら特有でかなり苦戦中だ。

ロマノフ公国には昔から魔の国入り口があると、噂されている。

セラフィムおじ様が来てから、この帝国の魔人は根絶やしされている。
学園には私がいる限り、魔人は入ってこれないだろう。

でも、セラフィムおじ様が言うには、魔人より強力なデーモンと呼ばれる種族もいるらしい。

嫌な予感しかしないのだ。

ダンテ……多分、「あだ花姫」の登場人物だった気がする。

美久が何か話してくれたはずなのに、お酒の席だったし記憶が定かではない。

「デミ、お腹が減ったわ。少しだけお茶にしない?」

とりあえず難しいことは
考えるのはよそう。
どうせ考えても、私には対応出来ないのだから。

「ティー、さっきスコーン食べたばっかりでしょ?」

デミがあきれ顔で私を見つめる。

「頭を使うとお腹がへるのよね。さぁ、早く行こうデミ。」

私はデミの手を掴んで食堂へと歩きだす。

そんな私達をエリーゼが見つめていることに気づいてはいなかった。
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