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第四章 赦しなき世界
推し天使に出会う。
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「おぉっ……」
母が神々しい光輝く鳥を連れて帰ってきた。
小学生の時、図書室で読んだ手塚治の書いた火の鳥みたいに、キラキラ輝いている。
母が姿を人に戻すと、キラキラの鳥はキラキラのイケメンに変わる。
「きゃあ~・・・」
思わず黄色い声がもれる。
キラキライケメンだけ次元が違うのだ。
まさに眼福だ。
「ミカエル、私は君のおじになるセラフィムだ。」
じっと私を見つめると
フッと笑みをこぼす。
「・・・」
人は美しすぎるものと出会うとフリーズしてしまいものなのね。
セラフィムが真顔になる。
「ミカエルにとっての正義とは何か聞いても言いかい?」
セラフィム…
天使で一番力を持つ
熾天使。
お昼のTVで流れる映画で
見た。
「コンスタンティン」
で何故か天使にはまり、
しらべまくったんだよな。
その時の推し天使にこうやって会える日が来るなんて……
正義なんて難しいことはわからないけど。
私にとって
「正義は多分答えがないものだと思います。
ある人には正義でも、他の人には正義ではなく、愚かな行為かも知れないし、だから正義は答えがないものだと思います。」
これ、年末の特番で見た
「万引きGメン」を、見るたびに感じるモヤモヤモと同じだ。
何日も食べてなかったお年寄りがおにぎりを一つ万引きして、警察へつきだされる。
これ、お店側からしたらお年寄りは悪だし、悪を取り締まるのが正義だとしたら…モヤモヤが残る。
正義の拠り所によって答えが違うものもある。
時代劇の忠臣蔵のような仇討ちや戦争もそうだ。
見る側によって正義のあり方が変わる。
「では正義のために魔人を討つつもりではないのだな?」
正義のためなんて考えたこともなかった。
魔人を討つ理由はただ一つ。
「私がより良く生きていくために討つのではなく、ぶん殴るのです。」
プッ…
セラフィムが身体を震わせている。
ヤバイ怒らせてしまったかも……
「あの……おじ様?」
「気に入ったよミカエル。君の言葉はどれも真実でどれも面白い。」
セラフィムは左耳のイヤリングを外し、私の手にのせる。
!!!
手の中のイヤリングは
まるで生き物かのようにモソモソと形を変える。
これは薙刀……
「ミカエルの裁きの剣は面白い形をしているね。」
そう笑うセラフィムは
もはや芸術作品だ。
「私に何か聞きたいことはありますか?」
セラフィムの言葉に
どうしてもこの目にしたいものがあった。
「あのう、私に天使の輪を見せてください。」
セラフィムは少し間をおいてから
「天使の輪?というものかどうかわからないが……」
セラフィムの頭上に眩しい光輪がうかぶ。
「おっぅ…」
美しすぎる姿に心も目も奪われてしまう私を横目に大きなため息をつく母の姿があった。
母が神々しい光輝く鳥を連れて帰ってきた。
小学生の時、図書室で読んだ手塚治の書いた火の鳥みたいに、キラキラ輝いている。
母が姿を人に戻すと、キラキラの鳥はキラキラのイケメンに変わる。
「きゃあ~・・・」
思わず黄色い声がもれる。
キラキライケメンだけ次元が違うのだ。
まさに眼福だ。
「ミカエル、私は君のおじになるセラフィムだ。」
じっと私を見つめると
フッと笑みをこぼす。
「・・・」
人は美しすぎるものと出会うとフリーズしてしまいものなのね。
セラフィムが真顔になる。
「ミカエルにとっての正義とは何か聞いても言いかい?」
セラフィム…
天使で一番力を持つ
熾天使。
お昼のTVで流れる映画で
見た。
「コンスタンティン」
で何故か天使にはまり、
しらべまくったんだよな。
その時の推し天使にこうやって会える日が来るなんて……
正義なんて難しいことはわからないけど。
私にとって
「正義は多分答えがないものだと思います。
ある人には正義でも、他の人には正義ではなく、愚かな行為かも知れないし、だから正義は答えがないものだと思います。」
これ、年末の特番で見た
「万引きGメン」を、見るたびに感じるモヤモヤモと同じだ。
何日も食べてなかったお年寄りがおにぎりを一つ万引きして、警察へつきだされる。
これ、お店側からしたらお年寄りは悪だし、悪を取り締まるのが正義だとしたら…モヤモヤが残る。
正義の拠り所によって答えが違うものもある。
時代劇の忠臣蔵のような仇討ちや戦争もそうだ。
見る側によって正義のあり方が変わる。
「では正義のために魔人を討つつもりではないのだな?」
正義のためなんて考えたこともなかった。
魔人を討つ理由はただ一つ。
「私がより良く生きていくために討つのではなく、ぶん殴るのです。」
プッ…
セラフィムが身体を震わせている。
ヤバイ怒らせてしまったかも……
「あの……おじ様?」
「気に入ったよミカエル。君の言葉はどれも真実でどれも面白い。」
セラフィムは左耳のイヤリングを外し、私の手にのせる。
!!!
手の中のイヤリングは
まるで生き物かのようにモソモソと形を変える。
これは薙刀……
「ミカエルの裁きの剣は面白い形をしているね。」
そう笑うセラフィムは
もはや芸術作品だ。
「私に何か聞きたいことはありますか?」
セラフィムの言葉に
どうしてもこの目にしたいものがあった。
「あのう、私に天使の輪を見せてください。」
セラフィムは少し間をおいてから
「天使の輪?というものかどうかわからないが……」
セラフィムの頭上に眩しい光輪がうかぶ。
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