50 / 165
第五章 暗闇の向こう側
望んだ姿ではなくても
しおりを挟む
「ミカエル、祝福をあたえる前に聞きたいことがある。」
セラフィムおじ様が私の目を見つめる。
「闇は滅ぼすべきか?
魔人は根絶やしにするべきか?
ミカエルはどう思う。」
滅ぼす…
根絶やし……
いよいよエロゲからずいぶん離れたワードが出てくるようになったわ。
でも、これだけら言える。
私は普通のエロゲは好きだ。
それはあくまでも、非日常であり、女のロマンですもの。
恥ずかしい話だけど、友人とお酒の席で話すY談は
非リアな私の楽しみだった。
「おじ様、私は闇も魔人も必要だと思うんです。
皆が皆、同じ方向見ていたら気持ち悪いじゃないですか?
人様に迷惑かけなければ
闇も魔人も一つの個性ですわ。」
おじ様は私の頭に手をおくと、ブツブツと何かを呟いている。
私の体から聖なる光が放たれる。
・・・
視界が広がる。
カァカァ…カァカァ
!!!
ほぇ?
私、今…
カアカアカアカア……
・・・
おじ様、ごめんなさい。
私の邪な心が……
私を悪の使いと呼ばれる
カラスに変化させたんだわ。
カァカァ…
落ちこむ私をおじ様は抱きかかえる。
「ミカエルにぴったりな変化だね。
ほら、自分の姿を見てごらん。」
おじ様が鏡で私の姿を映し出す。
!!!
カアカアカアカア
(おじ様、私3本足の妖怪カラスじゃないですか!これが、私らしいなんておじ様の目に私はどれ程邪悪に映ったのかしら?)
「ミカエル、君は東洋の主の使いとされている八咫烏に変化したんだよ。」
カァカァカアカア?
(ヤタガラス?
えっ、足が3本もあるし
カラスにはかわりないじゃないですか……
あっ、これって私のステータスのエロ、魅力、美貌、表示なしと関係しているのかしら……)
カァ-カァ-
「ティナ、すごく可愛い。」
皇太子殿下の声が聞こえたと思ったらおじ様の手から殿下へと渡される。
カァカァカアカア
(お世辞いわないで!!)
私は羽をバタバタと羽ばたかせる。
「じゃあ、次はガブリエルのばんだね。ミカエルこちらに来なさい。」
おじ様は私を肩に乗せると、殿下に質問をなげかける。
「ミカエルがいつの日かここではない世界へ消えてしまったら、ガブリエルはどうする?」
私はおじ様を見つめる。
おじ様は私が私ではないことを知っている?
「私もティナと共にその世界へ行きます。
皇太子の代わりは兄がいます。でもティナの隣にいるのは私じゃなきゃ駄目なんです。」
おじ様は私を見つめ微笑むと
殿下の頭に手をおく。
殿下の体から聖なる光が放たれると真っ白で美しい鳩へと変わる。
殿下、綺麗すぎる…
鳩なんて平和のシンボルだわ。
まさに殿下にぴったりだわ。
ポッポッポ…
おじ様が鏡で殿下の姿を映す。
おじ様が私を殿下の隣に置くと、
「お似合いだ。」
と笑った。
セラフィムおじ様が私の目を見つめる。
「闇は滅ぼすべきか?
魔人は根絶やしにするべきか?
ミカエルはどう思う。」
滅ぼす…
根絶やし……
いよいよエロゲからずいぶん離れたワードが出てくるようになったわ。
でも、これだけら言える。
私は普通のエロゲは好きだ。
それはあくまでも、非日常であり、女のロマンですもの。
恥ずかしい話だけど、友人とお酒の席で話すY談は
非リアな私の楽しみだった。
「おじ様、私は闇も魔人も必要だと思うんです。
皆が皆、同じ方向見ていたら気持ち悪いじゃないですか?
人様に迷惑かけなければ
闇も魔人も一つの個性ですわ。」
おじ様は私の頭に手をおくと、ブツブツと何かを呟いている。
私の体から聖なる光が放たれる。
・・・
視界が広がる。
カァカァ…カァカァ
!!!
ほぇ?
私、今…
カアカアカアカア……
・・・
おじ様、ごめんなさい。
私の邪な心が……
私を悪の使いと呼ばれる
カラスに変化させたんだわ。
カァカァ…
落ちこむ私をおじ様は抱きかかえる。
「ミカエルにぴったりな変化だね。
ほら、自分の姿を見てごらん。」
おじ様が鏡で私の姿を映し出す。
!!!
カアカアカアカア
(おじ様、私3本足の妖怪カラスじゃないですか!これが、私らしいなんておじ様の目に私はどれ程邪悪に映ったのかしら?)
「ミカエル、君は東洋の主の使いとされている八咫烏に変化したんだよ。」
カァカァカアカア?
(ヤタガラス?
えっ、足が3本もあるし
カラスにはかわりないじゃないですか……
あっ、これって私のステータスのエロ、魅力、美貌、表示なしと関係しているのかしら……)
カァ-カァ-
「ティナ、すごく可愛い。」
皇太子殿下の声が聞こえたと思ったらおじ様の手から殿下へと渡される。
カァカァカアカア
(お世辞いわないで!!)
私は羽をバタバタと羽ばたかせる。
「じゃあ、次はガブリエルのばんだね。ミカエルこちらに来なさい。」
おじ様は私を肩に乗せると、殿下に質問をなげかける。
「ミカエルがいつの日かここではない世界へ消えてしまったら、ガブリエルはどうする?」
私はおじ様を見つめる。
おじ様は私が私ではないことを知っている?
「私もティナと共にその世界へ行きます。
皇太子の代わりは兄がいます。でもティナの隣にいるのは私じゃなきゃ駄目なんです。」
おじ様は私を見つめ微笑むと
殿下の頭に手をおく。
殿下の体から聖なる光が放たれると真っ白で美しい鳩へと変わる。
殿下、綺麗すぎる…
鳩なんて平和のシンボルだわ。
まさに殿下にぴったりだわ。
ポッポッポ…
おじ様が鏡で殿下の姿を映す。
おじ様が私を殿下の隣に置くと、
「お似合いだ。」
と笑った。
10
あなたにおすすめの小説
思い込みの恋
秋月朔夕
恋愛
サッカー部のエースである葉山くんに告白された。けれどこれは罰ゲームでしょう。だって彼の友達二人が植え込みでコッチをニヤニヤしながら見ているのだから。
ムーンライトノベル にも掲載中。
おかげさまでムーンライトノベル では
2020年3月14日、2020年3月15日、日間ランキング1位。
2020年3月18日、週間ランキング1位。
2020年3月19日、週間ランキング1位。
【完結】冷徹執事は、つれない侍女を溺愛し続ける。
たまこ
恋愛
公爵の専属執事ハロルドは、美しい容姿に関わらず氷のように冷徹であり、多くの女性に思いを寄せられる。しかし、公爵の娘の侍女ソフィアだけは、ハロルドに見向きもしない。
ある日、ハロルドはソフィアの真っ直ぐすぎる内面に気付き、恋に落ちる。それからハロルドは、毎日ソフィアを口説き続けるが、ソフィアは靡いてくれないまま、五年の月日が経っていた。
※『王子妃候補をクビになった公爵令嬢は、拗らせた初恋の思い出だけで生きていく。』のスピンオフ作品ですが、こちらだけでも楽しめるようになっております。
好感度0になるまで終われません。
チョコパイ
恋愛
土屋千鶴子(享年98歳)
子供や孫、ひ孫に囲まれての大往生。
愛され続けて4度目の転生。
そろそろ……愛されるのに疲れたのですが…
登場人物の好感度0にならない限り終わらない溺愛の日々。
5度目の転生先は娘が遊んでいた乙女ゲームの世界。
いつもと違う展開に今度こそ永久の眠りにつける。
そう信じ、好きなことを、好きなようにやりたい放題…
自覚なし愛され公女と執着一途皇太子のすれ違いラブロマンス。
借金まみれで高級娼館で働くことになった子爵令嬢、密かに好きだった幼馴染に買われる
しおの
恋愛
乙女ゲームの世界に転生した主人公。しかしゲームにはほぼ登場しないモブだった。
いつの間にか父がこさえた借金を返すため、高級娼館で働くことに……
しかしそこに現れたのは幼馴染で……?
兄様達の愛が止まりません!
桜
恋愛
五歳の時、私と兄は父の兄である叔父に助けられた。
そう、私達の両親がニ歳の時事故で亡くなった途端、親類に屋敷を乗っ取られて、離れに閉じ込められた。
屋敷に勤めてくれていた者達はほぼ全員解雇され、一部残された者が密かに私達を庇ってくれていたのだ。
やがて、領内や屋敷周辺に魔物や魔獣被害が出だし、私と兄、そして唯一の保護をしてくれた侍女のみとなり、死の危険性があると心配した者が叔父に助けを求めてくれた。
無事に保護された私達は、叔父が全力で守るからと連れ出し、養子にしてくれたのだ。
叔父の家には二人の兄がいた。
そこで、私は思い出したんだ。双子の兄が時折話していた不思議な話と、何故か自分に映像に流れて来た不思議な世界を、そして、私は…
黒の神官と夜のお世話役
苺野 あん
恋愛
辺境の神殿で雑用係として慎ましく暮らしていたアンジェリアは、王都からやって来る上級神官の夜のお世話役に任命されてしまう。それも黒の神官という異名を持ち、様々な悪い噂に包まれた恐ろしい相手だ。ところが実際に現れたのは、アンジェリアの想像とは違っていて……。※完結しました
【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる