異世界デパート"コレクト・スター"へようこそ~異世界救ったので地球の商品売ってのんびり生活したいと思います~

アマテン

文字の大きさ
54 / 117
1章

54 メルトホルン共和国での過ごし方(翔、ミゼル、レオナ、ユーナ編)兵士たちの特別訓練 前編

しおりを挟む
翔、ミゼル、レオナ、ユーナは王城の正門の前にいた。なぜかというと・・・



 真保と聖たちと別れた翔、ミゼル、レオナ、ユーナはこれからどうするか相談していると

コンコン

 と扉をたたく音が聞こえた。



「私が出るわ」

 レオナが玄関へ向かい、扉を開くとそこにはメルトホルン共和国騎士団総隊長バルト・レイ・リブースがいた。

「お久しぶりです、レオナ様。翔君は居ますか」

「あら、バルトじゃない。翔ならいるわよ」

 レオナはバルトを居間に通した。



「レオナ誰だったってバルトさんじゃないか、どうしたんですか?ミゼルお茶入れてくれない?」

「気にしないでください、ミゼル殿、用事が終わればすぐに戻りますので。今、店の開店で忙しいと思うが、暇なときに城の兵士たちに前みたいに訓練をつけてほしいのだが?」

「そういえば、前も一緒に訓練していたっけ」

「ああ、お願いできないだろうか?」



「いいですよ。ちょうど店の完成まで自由時間にしようってみんなに言っていたから暇なので。い今日の午後からでもいいですか?」

「おお、そうか。なら兵士たちに伝えてこよう。では、また後で、失礼」



 バルトが家から出て行ったあと

「じゃあ、俺は午後から城に行くけど皆はどうする」

「もちろん、付いていくわ」

「うん(ええ)」

 ということで翔、ミゼル、レオナ、ユーナの予定は決まった。



 城の正門に行くと

「結構人数が集まったので大広間で訓練することになりました。それと」

「レオナ姉さま、翔兄様、お久しぶりです」

 バルトとレオナの弟にして王太子のエドワードがいた。



「あらエド、勉強はいいの?」

「大丈夫、訓練の話を聞いてすぐに終わらしたから」



「よっ、エド」

「こんにちわ、翔兄様。訓練は僕も参加しますから。どれだけ強くなったか見てくださいね。そして」

とエドワードが視線を残りの二人に向けると



「お久しぶりですね、エドワード様、ミゼルです」

「初めまして。翔お兄ちゃんの妹のユーナです」

 二人がエドワードにあいさつした。



「お久しぶりです、ミゼル様。初めましてユーナちゃん。あと、名前はエドって呼び捨てでいいですよ。後敬語もいらいません」

「わかったよ、エド」

「うん、エドお兄ちゃん」



「!?、エドお兄ちゃん・・・」

二人に対して普通の友人として扱ってもらうために名前呼びをお願いしたエドワードに対して、二人は呼び方を改めて、返事をした。そしてユーナの呼び方を聞いたエドワードはからだを振るわせた。



「ダメ?」

「いや、ぜひそう呼んで、ユーナちゃん!!今まで身近にそう呼んでくれる年下の子がいなかったから」



 それはしょうがないだろう。レオナがエドワードが生まれてすぐに王位相続権を放棄したため、生まれてすぐに王太子になったため彼に近づくのは下心ありまくりの年上の女性や同年代ばかり。エドワードにとってはユーナは初めて会った自分を王太子として扱わない年下の子供なのだから。ただ、いつか知るだろう、ユーナが何者なのか(神族)を。その時エドワードがどう対応するかはその時にならないとわからない。



「お、来たか、レオナ、翔」

「あら、あなたは?」

 訓練所の近くに国王であるアルフレッド、王妃であるエリザベスがティータイムを楽しんでいた。



 エリザベートはミゼルの顔を見ながら話しかけると

「お久しぶりです。アルフレッド様、エリザベート様、ゼルドロスのミゼルです」

「やっぱり、ミゼルさんね。この国に来ていたのね。確かゼルドロスに帰ったって聞いてたけど?」

「はい、ゼルドロスに帰り身辺整理をしたのち、先日この国に真保tと共に来ました。現在は真保、聖、アリシア、リーシャ、レオナ、ユーナと共に翔の家で一緒に住んでいます」

「そうかそれならこの国も安泰じゃな」



 ミゼルはアルフレッドとエリザベスに現在の状況について伝えた。しかし少しおかしいと思う方もいるだろう。こんなに英雄が集結しているのになぜ王であるアルフレッドに情報が行ってないのか?

これは決して王族所属の情報取集係が悪いのではなく、翔達は常に周りに認識疎外の魔法をかけているので、直接会った人物しか翔達の事は認識できないのだから。

「エドの隣にいる子は?」

「この子はユーナ。翔兄様の妹さんだって」

「ほう、翔に妹がいたのか?」

「ちょっとある人(神様)から預かっててね、一緒に暮らしてるんだ。というかなぜいるんですか、アルフレッドさん、エリザベスさん?」

 と翔は先ほどから聞きたかったことをアルフレッド達に聞いた。



「どうしてだと?久しぶりの面白い催しではないか。バルトに聞いた後、急いで仕事をすべて終らせたのだ。ゆっくり見物するためにな」

 この親にしてこの子ありだった。



「それではさっそく訓練を行う」

「すみません、私も参加したいのですが?」

兵士全員に声を掛けて訓練を始めようとしたバルトにむけて、ミゼルが自分も訓練に参加することを伝えた。



「それはいい。それでは初めての者もいると思うから、訓練方法を伝える。人数を半分に分け2班作ってもらう。そして1はんずつ翔殿、ミゼル殿と戦ってもらう、ただし魔法の使用を禁止する。その後、戦闘を見て築いた点を俺、翔殿、ミゼル殿に各兵士へ指導をしてもらって本日は終了とする。一応言っとくが彼ら一人一人の実力はこの場の全員が一斉にかかっても倒せるぐらい強い。全力で挑むように」



~兵士が2班に分かれているときのとある兵士体の会話~

「よっしゃ、久しぶりに翔様に稽古してもらえるぜ」

「先輩、そんなに翔様って強いんですか?噂では英雄って言っても最も弱いって言ってますけど」

「そういえば、お前は翔様と戦うのは初めてだったな。戦った後そのうわさが真実かどうかはわかるぜ」

「はあ」



 そして第一戦、翔V1班4000人の戦いが始まった。1秒もかからないうちに翔との訓練が初めての1200人が引き飛ばされ壁に打ち付けられた。まあ無理もないだろう。翔はぎりぎりかわせるぐらいの速度で全員に切りかかった。彼らは翔の事を見た目で判断して集中力を欠いていたので翔の攻撃を見切ることができずに吹き飛ばされていた。あと残ったのは2800人。全員一度以上訓練を受けたものである。



 続いて翔の一撃をよけた者達は翔に素早く反撃を行った。この時、タイミングは全員外し、翔に休ませないよう行った。翔はすべての攻撃をよけ続け、その連携についていけなかった1800人を吹き飛ばした。残り1000人。

 翔は徐々に速度を上げていき、ついていけない兵士を吹き飛ばした。残り10人、エドワードとそれぞれの隊の隊長、副隊長9人である。

エドワード達は2人一組で全力で攻撃を仕掛けた。翔はさらに速度を速め、すれ違いざまに一撃を加え全員を倒した。



「そこまで!」

「「ありがとうございました」」

「ありがとうございました」

とお互い礼を行い一回戦は終了した。



「次は私ね」

 翔と入れ替わりミゼルが、残りの班と変わった。その数4000人。

「では第2回戦はじめ!」

 この戦いはシンプルだった。ミゼルは向かってくる兵士の攻撃を受け止めると同時に投げ飛ばした。これを4000回繰り返し訓練は終了した。

「そこまで!」

「ありがとうございました」

「「ありがとうございました」」

 とお互い礼を行い2回戦は終了した。
しおりを挟む
感想 26

あなたにおすすめの小説

やさしい異世界転移

みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公 神洞 優斗。 彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった! 元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……? この時の優斗は気付いていなかったのだ。 己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。 この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。

無尽蔵の魔力で世界を救います~現実世界からやって来た俺は神より魔力が多いらしい~

甲賀流
ファンタジー
なんの特徴もない高校生の高橋 春陽はある時、異世界への繋がるダンジョンに迷い込んだ。なんだ……空気中に星屑みたいなのがキラキラしてるけど?これが全て魔力だって? そしてダンジョンを突破した先には広大な異世界があり、この世界全ての魔力を行使して神や魔族に挑んでいく。

異世界で貧乏神を守護神に選ぶのは間違っているのだろうか?

石のやっさん
ファンタジー
異世界への転移、僕にはもう祝福を受けた女神様が居ます! 主人公の黒木翼はクラスでは浮いた存在だった。 黒木はある理由から人との関りを最小限に押さえ生活していた。 そんなある日の事、クラス全員が異世界召喚に巻き込まれる。 全員が女神からジョブやチートを貰うなか、黒木はあえて断り、何も貰わずに異世界に行く事にした。 その理由は、彼にはもう『貧乏神』の守護神が居たからだ。 この物語は、貧乏神に恋する少年と少年を愛する貧乏神が異世界で暮す物語。 貧乏神の解釈が独自解釈ですので、その辺りはお許し下さい。

異世界召喚された俺の料理が美味すぎて魔王軍が侵略やめた件

さかーん
ファンタジー
魔王様、世界征服より晩ご飯ですよ! 食品メーカー勤務の平凡な社会人・橘陽人(たちばな はると)は、ある日突然異世界に召喚されてしまった。剣も魔法もない陽人が頼れるのは唯一の特技――料理の腕だけ。 侵略の真っ最中だった魔王ゼファーとその部下たちに、試しに料理を振る舞ったところ、まさかの大絶賛。 「なにこれ美味い!」「もう戦争どころじゃない!」 気づけば魔王軍は侵略作戦を完全放棄。陽人の料理に夢中になり、次々と餌付けされてしまった。 いつの間にか『魔王専属料理人』として雇われてしまった陽人は、料理の腕一本で人間世界と魔族の架け橋となってしまう――。 料理と異世界が織りなす、ほのぼのグルメ・ファンタジー開幕!

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~

石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-

ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。 その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。 困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。 この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。 はい、ご注文は? 調味料、それとも武器ですか? カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。 村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。 いずれは世界へ通じる道を繋げるために。 ※本作はカクヨム様にも掲載しております。

【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜

かの
ファンタジー
 世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。  スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。  偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。  スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!  冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!

クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる

アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。 でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。 でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。 その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。 そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。

処理中です...