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2.小屋へ行ってみよう
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ザーザーザー
最初に耳に入ってきた音は波の音だった。ゆっくりと目を覚ますと湿った砂浜に打ち上げられていた。おお、本当に島だよ。湿った砂や海の冷たさも実際と同じだ。体も普段通りに動く、さすが最新VR。早速唯一の所持品であるカバンの中を見てみるが何も入ってなかった。メニュー画面からステータスを確認してみた。
■【名前】ケン
■【ステータス】
HP:100/100
MP:50/50
水分:50/100%
満腹度:50/100%
アタック:10
ガード :10
マジック:10
スピード:10
テクニック:10
レジスト:10
SP 0
■【スキル】
□【アクティブスキル】
□バトルスキル
□マジックスキル
□補助スキル
□【パッシブスキル】
・マジックバックLv1
■【装備】
盾 :
頭 :
体 :
脚 :
足 :
アクセサリー:カバン
■【称号】
漂流せし者
それぞれのステータスを説明すると
【ステータス】
HP :0になるとゲームオーバー
MP :魔法を使うときに消費する
水分 :0になると状態異常【脱水】になり徐々に動きが悪くなりHPが減っていく
満腹度 :0になると状態異常【空腹】になり動きが悪くなりHPが減っていく
アタック :相手に与えるダメージに影響。また物を持ち運ぶ時や道具装備の時に関係性あり
マジック :相手に与える魔法ダメージに影響
ガード :敵から受けるダメージに影響
スピード :移動速度に影響
テクニック:投擲、鍛冶、調合などアイテム作成などに影響
レジスト :病気などのかかり易さに影響
『WMMI』にはレベルという概念がなく各ステータスはそれぞれに対応した動作をすることにより上昇する仕様らしい。例えば攻撃する、重い物を持つなどをするとHP、アタックが、攻撃を受けるとガードが上がるそうだ。つまりプレイヤーの冒険の仕方でステータスに特徴が生まれるということだ。僕はどんなかんじになるんだろう?
とりあえず周りを見てみよう。サバイバルでも基本は情報収集。すると砂浜と森の境界線に人の手で作られた木の看板を見つけた。めっちゃ不自然!その看板に近づいて読んでみると
『私のように流れ着いた人よ、生きたいと思うのならばこの先の看板を頼りに森へ入りなさい。その終点に助けとなるものを置いときました』
僕はその看板に従い森に入っていき、看板に従って進んでいく。すると開けた場所につき、そこにはところどころ穴が空いている小屋があった。中に入ってみると本が置かれた机と大きな箱、ベッドが置かれていた。箱の中身も気になったが先に机の本を手に取り読んでみると
『無事たどり着けたみたいですね。私の名はアイリ。あなたの前にこの島に流れ着いた者です。私はこの島で一生を終えましたがいくつかの情報は手に入れました。それをあなたに伝えたいと思います』
『最初にこの島は特殊な空間にある孤島で、たくさんの謎が隠れています。その謎を解明していくうちに行ける場所が増え、少しずつ便利になっていくでしょう。隣の箱には私が生前作り残しておいた水玉と緑玉、火打石を入れておきました。最後にこの本ですがこの島の各所には魔法により私の記憶が残されており持づ的にいくつかの助言がこの本に残るように作りました。活用してください』
どうやらこの島を巡りアイリというAIの記憶をめぐるのが大筋のクエストになりそう。隣の箱を見てみるとアイテムを合計50kgまで収納できる収納BOXになっていた。アイテムはそれぞれ重さ(g)が設定されており、かばんには10kgまで入れることができるんだって。どのくらいはいるかは使ってみないとわからないな。
僕が最初に取った【マジックバック】のスキルは重さに関係なくアイテムを10種類収納できる。しかし武器、防具、アクセサリーなどの特定のカテゴリーは1つ、それ以外は10個づつストックできるんだって。重さを気にしないのはうれしいな。生産系を目指す人には必須スキルかも。
箱には2つのアイテムがそれぞれ5個ずつ入っていた。一つずつ手に取ってみると
---------------------
水玉
ランク7
重さ:10g
解説:アイリが作った特製の魔法薬。これを飲むことにより水分を完全に回復できる。時空間魔法により時間が止められており腐敗・劣化はしない。
----------------------
緑玉
ランク7
重さ:10g
解説:アイリが作った特製の魔法薬。これを飲むことにより満腹度を完全に回復できる。時空間魔法により時間が止められており腐敗・劣化はしない。
-----------------------
火打石
ランク4
重さ:1kg
石英と鉄片が組み合わさった道具。この道具をうまく使えば火種を作ることが出来、火をつけることができる。しかしある程度の熟練度が必要。
-----------------------
アイテムには希少度によりランクという評価が決められていて、ランクは一番低い1~一番高い10までの段階が設定されている。アイテムは【鑑定スキル】が無くても名前やランクなどは確認できる時があるが、【鑑定】スキルがあるとより詳細なアイテムの説明を確認できるからぜひ【鑑定】スキルは獲得したい。
早速『水玉』と『緑玉』を食べてみると水分と満腹度の値が50→100になった。水玉の方はソーダ味で、緑玉はメロン味でした、おいしい
さて水分も満腹度も回復したからこれからどうしよう。まあなにをするかは決まってるんだけどね。メインストーリーであるアイリの記憶を探してこの島をいろいろ探検したいけど、まずは水分と食料を確保しなくちゃ。だって唯一の補給手段である水玉、緑玉が無くなっちゃったら餓死、脱水症状になっちゃうから。
ちなみに他のゲームでは状態異常でHPが減っても0にならないなんて言う親切設定があるけど、『ローグ』製のゲームでは普通に0になってゲームオーバーになっちゃうから。ゲームオーバーになると拠点に設定した場所(今はアイリの残してくれた小屋)で起き、半日の間ステータスが10分の1になるというデメリッドが生じるらしい。
さて、まずは安定的な水分補給手段を手に入れるために川か湖を探そう。海の水でもいいのではないかと思うプレイヤーがいるかもしれないけど、そこは『WMMI』の世界。最初に紹介したスローガンの他にいくつかのスローガンがあり、その一つに
『この世界ではリアルの無人島生活と空想の魔法の世界を合わせました。様々なことに挑戦し、時には成功、時には失敗を繰り返してください。さすれば道は開けるでしょう』
がある。この『リアルの無人島生活』という言葉から、現実では海水を飲むと塩分により大量の水分が抜け脱水症状に陥るかもしれないから、海水から水分は摂取しないほうがいいはず。
水分の他に重要なのは食料。考えられる食料として果物や薬草、木の実だから集めときたい。ただ今は【鑑定】スキルがないからどこまでアイテムの判別ができるかわからないけど。
最初に耳に入ってきた音は波の音だった。ゆっくりと目を覚ますと湿った砂浜に打ち上げられていた。おお、本当に島だよ。湿った砂や海の冷たさも実際と同じだ。体も普段通りに動く、さすが最新VR。早速唯一の所持品であるカバンの中を見てみるが何も入ってなかった。メニュー画面からステータスを確認してみた。
■【名前】ケン
■【ステータス】
HP:100/100
MP:50/50
水分:50/100%
満腹度:50/100%
アタック:10
ガード :10
マジック:10
スピード:10
テクニック:10
レジスト:10
SP 0
■【スキル】
□【アクティブスキル】
□バトルスキル
□マジックスキル
□補助スキル
□【パッシブスキル】
・マジックバックLv1
■【装備】
盾 :
頭 :
体 :
脚 :
足 :
アクセサリー:カバン
■【称号】
漂流せし者
それぞれのステータスを説明すると
【ステータス】
HP :0になるとゲームオーバー
MP :魔法を使うときに消費する
水分 :0になると状態異常【脱水】になり徐々に動きが悪くなりHPが減っていく
満腹度 :0になると状態異常【空腹】になり動きが悪くなりHPが減っていく
アタック :相手に与えるダメージに影響。また物を持ち運ぶ時や道具装備の時に関係性あり
マジック :相手に与える魔法ダメージに影響
ガード :敵から受けるダメージに影響
スピード :移動速度に影響
テクニック:投擲、鍛冶、調合などアイテム作成などに影響
レジスト :病気などのかかり易さに影響
『WMMI』にはレベルという概念がなく各ステータスはそれぞれに対応した動作をすることにより上昇する仕様らしい。例えば攻撃する、重い物を持つなどをするとHP、アタックが、攻撃を受けるとガードが上がるそうだ。つまりプレイヤーの冒険の仕方でステータスに特徴が生まれるということだ。僕はどんなかんじになるんだろう?
とりあえず周りを見てみよう。サバイバルでも基本は情報収集。すると砂浜と森の境界線に人の手で作られた木の看板を見つけた。めっちゃ不自然!その看板に近づいて読んでみると
『私のように流れ着いた人よ、生きたいと思うのならばこの先の看板を頼りに森へ入りなさい。その終点に助けとなるものを置いときました』
僕はその看板に従い森に入っていき、看板に従って進んでいく。すると開けた場所につき、そこにはところどころ穴が空いている小屋があった。中に入ってみると本が置かれた机と大きな箱、ベッドが置かれていた。箱の中身も気になったが先に机の本を手に取り読んでみると
『無事たどり着けたみたいですね。私の名はアイリ。あなたの前にこの島に流れ着いた者です。私はこの島で一生を終えましたがいくつかの情報は手に入れました。それをあなたに伝えたいと思います』
『最初にこの島は特殊な空間にある孤島で、たくさんの謎が隠れています。その謎を解明していくうちに行ける場所が増え、少しずつ便利になっていくでしょう。隣の箱には私が生前作り残しておいた水玉と緑玉、火打石を入れておきました。最後にこの本ですがこの島の各所には魔法により私の記憶が残されており持づ的にいくつかの助言がこの本に残るように作りました。活用してください』
どうやらこの島を巡りアイリというAIの記憶をめぐるのが大筋のクエストになりそう。隣の箱を見てみるとアイテムを合計50kgまで収納できる収納BOXになっていた。アイテムはそれぞれ重さ(g)が設定されており、かばんには10kgまで入れることができるんだって。どのくらいはいるかは使ってみないとわからないな。
僕が最初に取った【マジックバック】のスキルは重さに関係なくアイテムを10種類収納できる。しかし武器、防具、アクセサリーなどの特定のカテゴリーは1つ、それ以外は10個づつストックできるんだって。重さを気にしないのはうれしいな。生産系を目指す人には必須スキルかも。
箱には2つのアイテムがそれぞれ5個ずつ入っていた。一つずつ手に取ってみると
---------------------
水玉
ランク7
重さ:10g
解説:アイリが作った特製の魔法薬。これを飲むことにより水分を完全に回復できる。時空間魔法により時間が止められており腐敗・劣化はしない。
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緑玉
ランク7
重さ:10g
解説:アイリが作った特製の魔法薬。これを飲むことにより満腹度を完全に回復できる。時空間魔法により時間が止められており腐敗・劣化はしない。
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火打石
ランク4
重さ:1kg
石英と鉄片が組み合わさった道具。この道具をうまく使えば火種を作ることが出来、火をつけることができる。しかしある程度の熟練度が必要。
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アイテムには希少度によりランクという評価が決められていて、ランクは一番低い1~一番高い10までの段階が設定されている。アイテムは【鑑定スキル】が無くても名前やランクなどは確認できる時があるが、【鑑定】スキルがあるとより詳細なアイテムの説明を確認できるからぜひ【鑑定】スキルは獲得したい。
早速『水玉』と『緑玉』を食べてみると水分と満腹度の値が50→100になった。水玉の方はソーダ味で、緑玉はメロン味でした、おいしい
さて水分も満腹度も回復したからこれからどうしよう。まあなにをするかは決まってるんだけどね。メインストーリーであるアイリの記憶を探してこの島をいろいろ探検したいけど、まずは水分と食料を確保しなくちゃ。だって唯一の補給手段である水玉、緑玉が無くなっちゃったら餓死、脱水症状になっちゃうから。
ちなみに他のゲームでは状態異常でHPが減っても0にならないなんて言う親切設定があるけど、『ローグ』製のゲームでは普通に0になってゲームオーバーになっちゃうから。ゲームオーバーになると拠点に設定した場所(今はアイリの残してくれた小屋)で起き、半日の間ステータスが10分の1になるというデメリッドが生じるらしい。
さて、まずは安定的な水分補給手段を手に入れるために川か湖を探そう。海の水でもいいのではないかと思うプレイヤーがいるかもしれないけど、そこは『WMMI』の世界。最初に紹介したスローガンの他にいくつかのスローガンがあり、その一つに
『この世界ではリアルの無人島生活と空想の魔法の世界を合わせました。様々なことに挑戦し、時には成功、時には失敗を繰り返してください。さすれば道は開けるでしょう』
がある。この『リアルの無人島生活』という言葉から、現実では海水を飲むと塩分により大量の水分が抜け脱水症状に陥るかもしれないから、海水から水分は摂取しないほうがいいはず。
水分の他に重要なのは食料。考えられる食料として果物や薬草、木の実だから集めときたい。ただ今は【鑑定】スキルがないからどこまでアイテムの判別ができるかわからないけど。
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