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横川ガード下探偵団 結成篇 2 ~あの夏、僕らは名前をつけた~
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第2章「五人目の夏」
野口ミクにとって、夏休みというのは「名前だけ夏休みな期間」だった。
学校がないのはいい。宿題が山積みなのは良くないが、それはどの子も同じだ。問題は、ミクの夏休みには「のぐちの店番」という、学校と同じくらい確実に訪れるイベントが存在することだった。
別に、嫌いではない。おじいちゃん——野口勇造——のことは大好きだし、のぐちの駄菓子の匂いは慣れ親しんだ匂いで、夏の暑い日にアーケードの日陰で縁側に座っているのは、それほど辛い体験でもない。
でも。
店番をしながら見る商店街の外を通り過ぎる友達たちは、みんな海の道具を持っていたり、家族連れで歩いていたり、笑いながら走っていったりする。ミクはそれを見ながら「夏休みって、こういうものか」と思う。こういうものか、というのは良い意味でも悪い意味でもなく、ただ確認するような意味だ。
今日は八月の初めで、午前十時で既に暑かった。のぐちの縁側は商店街のアーケードの陰にあって、日差しは来ないが、それでも蒸し暑い。昭和二十七年製のアーケードは長さが約五十メートルしかなく、両端から夏の熱気が入ってくる。
「ミク、あそこに何か落ちてないか確認してきてくれ」
勇造がお茶を飲みながら言った。「あそこ」というのは、アーケードの端っこ、外れかけた看板のあたりのことだ。昨日の夜に少し風が出て、何か飛んできてた気がするというのが理由だった。
「はーい」
ミクは縁側から立ち上がり、アーケードを歩いた。看板のあたりには特に何も落ちていなかった。戻ろうとした時、向こうから走ってきた女の子とぶつかりそうになった。
「わっ、ごめん!」
相手が先に言った。短い髪、黄色いTシャツ。見知らない顔だ。
「大丈夫」とミクは言った。「急いでた?」
「ちょっと用事があって」その子は言った。少し息が弾んでいる。「この辺に、のぐちっていう駄菓子屋がある?」
「私の家だよ」
「え! じゃあちょうど良かった。グミ買いたくて」
ミクはその子をのぐちまで連れていった。その子はグミを三袋買い、そのうち一袋をその場で開けて食べながら「おいしい、ここのグミ好きだ」と言った。
「どこから来たの?」とミクが聞いた。
「夏だけここに来てる。あっち」とその子は商店街の奥の方を指した。「岡本ナツっていう。ミクちゃんは?」
「野口ミク。のぐちの孫」
「のぐちの孫ちゃんか! じゃあ詳しいね、この辺のこと」
「まあ」
「良かった。いろいろ教えて」
ナツはグミを食べながらそう言った。初対面の相手に「いろいろ教えて」を秒で言える人間を、ミクは初めて見た。
その後、もう一人来た。
午後から塾だというのに、制服姿のまま(制服といっても夏の私服登校で、白いブラウスにスカートという格好)でアーケードを歩いてきたのは、田中ユイだった。
ユイとミクは同じ小学校に通っているが、クラスが違うので「知ってはいる」程度の関係だ。ユイは和菓子屋の娘で、ミクは駄菓子屋の孫娘。商店街の子供という点では共通している。
「ミクちゃん」とユイが声をかけた。「勇造さんいる? お使いでお父さんから頼まれてて、きな粉を少し分けてもらえないかって」
「いるよ、呼んでくる」
ミクが奥に声をかけている間、ナツがユイに声をかけた。「塾?」
「そう」とユイが答えた。無表情で。
「夏休みなのに」
「うん」
「嫌い?」
「塾が?」とユイは少し警戒した顔をした。「嫌いとは言わないけど、夏休みにやることかどうかは疑問」
「じゃあ嫌いじゃん」
「……まあ」
ナツはにっこりした。「正直でいいと思う。嫌なことは嫌って言えばいい」
「親に言えたら苦労しない」ユイはぽつりと言った。
「それはそうだね」とナツは素直に同意した。
ミクが戻ってきて、三人が縁側に並んだ。勇造がきな粉を量りながら「あんたたちも暑い中ご苦労さんじゃね」と言った。それから「そういえば」と言うように続けた。
「今日、高架下に外国の方みたいな男の子がいてね。一人で地図を見て何かを探しとるみたいだったんだが、声をかけてみたら日本語は話せるんだけど、なんか困ってるみたいじゃった」
「外国の方みたいな子?」とナツが言った。
「ハーフの子かな。声かけてやってくれないか」
「勇造さんが声かければよくないですか」とユイが言った。真っ当な意見だった。
「ワシが行ったら余計に緊張させそうでね。子供が行く方がいい」
「確かに」とミクは思った。勇造じいちゃんは、子供から見ても少し「どっしりしすぎて近づきにくい」雰囲気がある。
「行ってみよっか」とナツが立ち上がった。
「え、もう?」ミクが言った。
「早い方がいいでしょ」
「塾がある」とユイが言った。
「何時から?」
「……一時から」
「今十時半だから余裕じゃん」
「そうだけど」
「行こう」ナツはユイの腕を引っ張った。初対面なのに遠慮がない。ユイは「ちょっと」と言いながらも、引っ張られた。
JR高架下に行くと、確かに男の子がいた。
コンクリートの太い柱の間の、少し奥まったところで、A4の地図を広げて眺めていた。確かに金髪がかった茶色の髪で、彫りの深い顔立ちをしている。見た目は目立つが、体は細くて、表情はどこか心細そうだった。
「ねえ」とナツが声をかけた。
男の子が顔を上げた。一瞬びくりとした。
「迷子?」
「……迷子ではないです」と男の子は言った。日本語は流暢だが、少し慎重に言葉を選ぶ感じがある。「探してる場所があって」
「何を探してるの?」
「空き地……というか、昔あった広場みたいな場所を。この辺にあると聞いたことがあって」
「どこで聞いたの?」
「父から」
「お父さんが横川知ってるの?」
「子供の頃に少しいた、と言ってました。ここらに遊べる場所があったって」
「ふーん」ナツは地図を覗き込んだ。「私も詳しくないんだよね。ミクちゃん、知ってる?」
「空き地……」ミクは少し考えた。「商店街の近くに昔、広場っぽいところがあったとは聞いたことある。今は違う建物が建ってるかも」
「そうかもしれないです」と男の子は言った。少し落胆した顔をした。「もう今はないかも、とは思ってたんだけど」
「名前は?」とナツが聞いた。
「ブラウン・ショウタです」
「ショウタか。私はナツ。こっちはミクとユイ」
「よろしくお願いします」ショウタはきちんとお辞儀をした。丁寧な動作だった。
「ここ、涼しいでしょ」とナツは高架下を見回した。「ここに居場所作ればいいんじゃない?」
「居場所?」
「好きな感じしない? ここ」
ショウタは少し首を傾げながら、高架下を見回した。コンクリートの柱、JR高架の天井、遠くに見えるアーケードの光、時々通り抜ける風。頭上ではまた可部線の電車が通り過ぎ、短い轟音を残していった。
「悪くないです」と彼は言った。
四人がしばらく高架下で話していると、ミクがふと「そういえば」と言った。
「さっきのぐちに来る前に、ケンジ——松本ケンジっていうんだけど、知ってる? 同じ小学校の——が古本屋に向かってた気がしたんだよね。浜田書房に」
「浜田書房!」ナツが反応した。
「知ってるの?」
「さっきケンジと一緒に行ってきた。本がなくなったって騒ぎになって」
「本がなくなった?」ユイが眉を上げた。
「おじいちゃんが浜田のおじさんに贈った本が、棚からなくなってたの」
「泥棒?」
「分からない。でも売り物じゃない本だから、普通にはなくならないはずで」
ミクが「それ、気になる」と静かに言った。
「気になるよね」とナツが言った。
「行ってみる? 浜田書房」とミクが言った。
「行こう」ナツはまたすぐ立ち上がった。
「ショウタも来る?」とミクが聞いた。
ショウタは少し迷った顔をしてから「……はい」と言った。
「塾が」とユイが言った。
「一時まで時間ある」とナツが言った。
「行くって言ってない」
「でも気になるでしょ」
「……まあ」
四人が歩き始めた。高架下を出ると、広電の路面電車が目の前を走っていった。8号線の江波行きだ。商店街のアーケードに向かって歩きながら、ユイはその電車を見送った。
浜田書房の前には、ケンジが立っていた。何か考え込んでいる顔で。
「ケンジ!」とナツが声をかけた。
「ナツ、ちょうど良かった。中の状況を——」ケンジはそこで、ナツの後ろに三人がいるのに気づいた。「え、誰?」
「ミクとユイとショウタ。商店街の子と、空き地を探してた子」
「ショウタは商店街の子じゃないけど」とショウタが言った。
「まあそこはいいじゃん」とナツは言った。
五人が初めて揃った瞬間だったが、その時は誰もそんなことは意識していなかった。
つづく
野口ミクにとって、夏休みというのは「名前だけ夏休みな期間」だった。
学校がないのはいい。宿題が山積みなのは良くないが、それはどの子も同じだ。問題は、ミクの夏休みには「のぐちの店番」という、学校と同じくらい確実に訪れるイベントが存在することだった。
別に、嫌いではない。おじいちゃん——野口勇造——のことは大好きだし、のぐちの駄菓子の匂いは慣れ親しんだ匂いで、夏の暑い日にアーケードの日陰で縁側に座っているのは、それほど辛い体験でもない。
でも。
店番をしながら見る商店街の外を通り過ぎる友達たちは、みんな海の道具を持っていたり、家族連れで歩いていたり、笑いながら走っていったりする。ミクはそれを見ながら「夏休みって、こういうものか」と思う。こういうものか、というのは良い意味でも悪い意味でもなく、ただ確認するような意味だ。
今日は八月の初めで、午前十時で既に暑かった。のぐちの縁側は商店街のアーケードの陰にあって、日差しは来ないが、それでも蒸し暑い。昭和二十七年製のアーケードは長さが約五十メートルしかなく、両端から夏の熱気が入ってくる。
「ミク、あそこに何か落ちてないか確認してきてくれ」
勇造がお茶を飲みながら言った。「あそこ」というのは、アーケードの端っこ、外れかけた看板のあたりのことだ。昨日の夜に少し風が出て、何か飛んできてた気がするというのが理由だった。
「はーい」
ミクは縁側から立ち上がり、アーケードを歩いた。看板のあたりには特に何も落ちていなかった。戻ろうとした時、向こうから走ってきた女の子とぶつかりそうになった。
「わっ、ごめん!」
相手が先に言った。短い髪、黄色いTシャツ。見知らない顔だ。
「大丈夫」とミクは言った。「急いでた?」
「ちょっと用事があって」その子は言った。少し息が弾んでいる。「この辺に、のぐちっていう駄菓子屋がある?」
「私の家だよ」
「え! じゃあちょうど良かった。グミ買いたくて」
ミクはその子をのぐちまで連れていった。その子はグミを三袋買い、そのうち一袋をその場で開けて食べながら「おいしい、ここのグミ好きだ」と言った。
「どこから来たの?」とミクが聞いた。
「夏だけここに来てる。あっち」とその子は商店街の奥の方を指した。「岡本ナツっていう。ミクちゃんは?」
「野口ミク。のぐちの孫」
「のぐちの孫ちゃんか! じゃあ詳しいね、この辺のこと」
「まあ」
「良かった。いろいろ教えて」
ナツはグミを食べながらそう言った。初対面の相手に「いろいろ教えて」を秒で言える人間を、ミクは初めて見た。
その後、もう一人来た。
午後から塾だというのに、制服姿のまま(制服といっても夏の私服登校で、白いブラウスにスカートという格好)でアーケードを歩いてきたのは、田中ユイだった。
ユイとミクは同じ小学校に通っているが、クラスが違うので「知ってはいる」程度の関係だ。ユイは和菓子屋の娘で、ミクは駄菓子屋の孫娘。商店街の子供という点では共通している。
「ミクちゃん」とユイが声をかけた。「勇造さんいる? お使いでお父さんから頼まれてて、きな粉を少し分けてもらえないかって」
「いるよ、呼んでくる」
ミクが奥に声をかけている間、ナツがユイに声をかけた。「塾?」
「そう」とユイが答えた。無表情で。
「夏休みなのに」
「うん」
「嫌い?」
「塾が?」とユイは少し警戒した顔をした。「嫌いとは言わないけど、夏休みにやることかどうかは疑問」
「じゃあ嫌いじゃん」
「……まあ」
ナツはにっこりした。「正直でいいと思う。嫌なことは嫌って言えばいい」
「親に言えたら苦労しない」ユイはぽつりと言った。
「それはそうだね」とナツは素直に同意した。
ミクが戻ってきて、三人が縁側に並んだ。勇造がきな粉を量りながら「あんたたちも暑い中ご苦労さんじゃね」と言った。それから「そういえば」と言うように続けた。
「今日、高架下に外国の方みたいな男の子がいてね。一人で地図を見て何かを探しとるみたいだったんだが、声をかけてみたら日本語は話せるんだけど、なんか困ってるみたいじゃった」
「外国の方みたいな子?」とナツが言った。
「ハーフの子かな。声かけてやってくれないか」
「勇造さんが声かければよくないですか」とユイが言った。真っ当な意見だった。
「ワシが行ったら余計に緊張させそうでね。子供が行く方がいい」
「確かに」とミクは思った。勇造じいちゃんは、子供から見ても少し「どっしりしすぎて近づきにくい」雰囲気がある。
「行ってみよっか」とナツが立ち上がった。
「え、もう?」ミクが言った。
「早い方がいいでしょ」
「塾がある」とユイが言った。
「何時から?」
「……一時から」
「今十時半だから余裕じゃん」
「そうだけど」
「行こう」ナツはユイの腕を引っ張った。初対面なのに遠慮がない。ユイは「ちょっと」と言いながらも、引っ張られた。
JR高架下に行くと、確かに男の子がいた。
コンクリートの太い柱の間の、少し奥まったところで、A4の地図を広げて眺めていた。確かに金髪がかった茶色の髪で、彫りの深い顔立ちをしている。見た目は目立つが、体は細くて、表情はどこか心細そうだった。
「ねえ」とナツが声をかけた。
男の子が顔を上げた。一瞬びくりとした。
「迷子?」
「……迷子ではないです」と男の子は言った。日本語は流暢だが、少し慎重に言葉を選ぶ感じがある。「探してる場所があって」
「何を探してるの?」
「空き地……というか、昔あった広場みたいな場所を。この辺にあると聞いたことがあって」
「どこで聞いたの?」
「父から」
「お父さんが横川知ってるの?」
「子供の頃に少しいた、と言ってました。ここらに遊べる場所があったって」
「ふーん」ナツは地図を覗き込んだ。「私も詳しくないんだよね。ミクちゃん、知ってる?」
「空き地……」ミクは少し考えた。「商店街の近くに昔、広場っぽいところがあったとは聞いたことある。今は違う建物が建ってるかも」
「そうかもしれないです」と男の子は言った。少し落胆した顔をした。「もう今はないかも、とは思ってたんだけど」
「名前は?」とナツが聞いた。
「ブラウン・ショウタです」
「ショウタか。私はナツ。こっちはミクとユイ」
「よろしくお願いします」ショウタはきちんとお辞儀をした。丁寧な動作だった。
「ここ、涼しいでしょ」とナツは高架下を見回した。「ここに居場所作ればいいんじゃない?」
「居場所?」
「好きな感じしない? ここ」
ショウタは少し首を傾げながら、高架下を見回した。コンクリートの柱、JR高架の天井、遠くに見えるアーケードの光、時々通り抜ける風。頭上ではまた可部線の電車が通り過ぎ、短い轟音を残していった。
「悪くないです」と彼は言った。
四人がしばらく高架下で話していると、ミクがふと「そういえば」と言った。
「さっきのぐちに来る前に、ケンジ——松本ケンジっていうんだけど、知ってる? 同じ小学校の——が古本屋に向かってた気がしたんだよね。浜田書房に」
「浜田書房!」ナツが反応した。
「知ってるの?」
「さっきケンジと一緒に行ってきた。本がなくなったって騒ぎになって」
「本がなくなった?」ユイが眉を上げた。
「おじいちゃんが浜田のおじさんに贈った本が、棚からなくなってたの」
「泥棒?」
「分からない。でも売り物じゃない本だから、普通にはなくならないはずで」
ミクが「それ、気になる」と静かに言った。
「気になるよね」とナツが言った。
「行ってみる? 浜田書房」とミクが言った。
「行こう」ナツはまたすぐ立ち上がった。
「ショウタも来る?」とミクが聞いた。
ショウタは少し迷った顔をしてから「……はい」と言った。
「塾が」とユイが言った。
「一時まで時間ある」とナツが言った。
「行くって言ってない」
「でも気になるでしょ」
「……まあ」
四人が歩き始めた。高架下を出ると、広電の路面電車が目の前を走っていった。8号線の江波行きだ。商店街のアーケードに向かって歩きながら、ユイはその電車を見送った。
浜田書房の前には、ケンジが立っていた。何か考え込んでいる顔で。
「ケンジ!」とナツが声をかけた。
「ナツ、ちょうど良かった。中の状況を——」ケンジはそこで、ナツの後ろに三人がいるのに気づいた。「え、誰?」
「ミクとユイとショウタ。商店街の子と、空き地を探してた子」
「ショウタは商店街の子じゃないけど」とショウタが言った。
「まあそこはいいじゃん」とナツは言った。
五人が初めて揃った瞬間だったが、その時は誰もそんなことは意識していなかった。
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