グ・チ・り・魔・DEATHからッ!!

kgym

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第一章 MA・DA・O ~マトモに生きないダメ男~

第10話 その点トッポってすごいよな。

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そんなこんなで夜になり、目的地に到着。カウカウファイナンスのような高利貸しやヤの付く自営業な方々が、幾人もの債務者を簀巻きにして海に放ってそうな港だった。
 ・・・・・・ちなみに実際、簀巻きにしただけでは人は沈まないので、手足におもりをつけて放るのが一般的だそうだ。その点ドラムってすごい。最後までコンクリートたっぷりなんだもん。
 まあ、とにかくあれである。喉がむずがゆい。等間隔に並び立つ倉庫の間に身を潜らせてみたはいいものの、潮風により湿気を帯びた空気は容赦なく、勇氏の喉をいじってくる。
「・・・・・・ごほっ、げほげほっ・・・・・・、げっほうぐっ!?」
「しーッ、う・る・さ・い!」
 ヴァネッサが突き出してきたペットボトルの底で口に蓋をされ、出し切ろうとしていた咳が喉の中で暴発する。こみあがってくる何とも言えない気持ち悪さに顔をしかめ、勇氏は文句を垂れ流す。正直これが恩人の娘じゃないなかったらぶちギレ案件である。
「・・・・・・うーっ、お嬢様には分からないでしょうがね、ぜんそく持ちにゃツライんですよこの季節・・・・・・あぁ、空気が湿っぽい・・・・・・」
「だからって邪魔しないでよ、もうすでに来てたらどうするの!?」
「そん時はそん時で出てきたところを捕まえりゃあいいじゃないですか。それに、音に関しては心配無用です。・・・・・・気付いておられないみたいなのでお教えしますが、この場所に到着した瞬間、すでに四方をプラスチックの板で囲み、空間を完全に密閉してます。まあ、気付かれないのも仕方ないですよ。金一グラムで畳2枚分に広げられるってご存じです? あれと同じくらいの薄さですから」
 差し出されたポカリのキャップをひねり、なんてことのないことのようにサンダルの底をアスファルトで擦る勇氏。先ほどまでザリザリと削れていた音が、その言葉通りキュッキュッと甲高いものに変わっていた。
 ・・・・・・これは自分の“試験”である。黙って勝手なことをされた怒りと、ちっともそれに気付けない情けなさもあった。しかしヴァネッサの心中を占めていたのは、このいい加減な男がこんなに繊細な芸当を行える事実に対する驚愕だった。
 (ほんと、いったい何なのよこの男・・・・・・ッ!)
 ・・・・・・もしも誰かに「特技はなに?」と聞かれれば、「一目見れば、その人がどんな人間か大体分かる」と答えられるくらいには人を判ずる力はある・・・・・・少なくとも、自分ではそう思っていた。
 しかし、この勇氏という男、隙を見てちょくちょくと観察しているが、どんな人間なのかまったく分からない。
 枯れた老人のように醒めた目をすると思えば、次の瞬間には瞳に光を滾らせ、不敵な笑みを浮かべ始める。
 スライムのように床に張り付き動かなくなると思えば、うろうろとせわしなく自分の視界の端を横切り、うざったらしいことこの上ない。
「・・・・・・ところでお嬢様、もうそろそろお教えいただけませんでしょうか?」
 ・・・・・・そして、極めつけはこの質問攻めである。先ほどからネチネチネチネチと繰り返してくるこの質問、ヴァネッサはうんざりして、じっとりした視線を投げる。
「・・・・・・ねえ、いい加減にしてほしいんだけど。・・・・・・大体わたしが“取締”を目指す理由なんて知ってどうするのよ?」
「僕だって好きで聞いてる訳じゃありやせんよ。でも気になっちゃったんだからしょうがないじゃないですか。それだけ高尚な思想をお持ちでしたら、さぞご立派なご動機があるのでしょうと思いましてね。・・・・・・おっと、もしかして人に言えない恥ずかしい理由だったりしました? でしたらこれは、失礼いたしました。もうこの話は二度と・・・・・・」
 勝手な解釈をして、始まってもない話を終わらせようとする勇氏を、ヴァネッサはキッと睨み付け口を開いた。依然として話したくはなかったが、そんな風に自分の想いを誰かに軽んじられ、侮られるのは、もっと嫌だった。
「冗談じゃないわ、そこまで言うなら教えてあげるわよ! ・・・・・・わたしはね、お父様と、お母様の子供として見られるのが嫌なのッ!」
「・・・・・・お嬢様といえど、それは聞き捨てなりませんね。師匠は僕の恩人です。それに僕はお会いしたことはございませんが、聖女とまで言われるその奥様とてさぞかし素敵なお方でしょう」
 いかにその娘といえども、恩人を馬鹿にされては黙っておけない。・・・・・・しかし、ヴァネッサの言いたいことはそうではなかったらしく、勇氏の発した肯定の言葉を倍プッシュしてきた。
「ええそうよ! 二人とも、ううん、みんな立派な人よ! わたしはあの人たちの間に生まれて誇りに思うわ!  
 ・・・・・・でも、いくらわたしが頑張っても、みんなの視線は、見る目は違うッ! 英雄と聖女の一人娘、その肩書きからは離れられないッ!」
「・・・・・・ああ、なるほど・・・・・・」
そこまで聞いて、やっと勇氏は眼前の少女の言わんとすることを理解した。要するにこいつは、親以外に個人として認められたい訳だ。家督継ぎのために兄弟が多いあっちの世界で、国王の一人娘とありゃあそりゃ注目もされるだろうよ。
 ・・・・・・まあ、師匠は日本人なこともあってか、王位継承制をやめてこっちの選挙制にしようなんて言ってはいるが、それを差し引いても「英雄と聖女」のビッグネームは、一人の少女が背負うにはあまりにも重すぎる。
「・・・・・・ん? いや待て。それ答えになってなくないですか? だからってわざわざこんな危なっかしい仕事を選ぶ理由にはなりませんぜ?」
「あなたがあなたを助けてくれたお父様を慕うのと同じよ。わたしがブローカーをとっちめれば、人身売買される亜人の人たちを助けられる。流出する貴金属を差し押さえれば、あっちの金物細工だって職を失うこともないし、魔石や魔道具も回収してあっちの世界を守れる。 ・・・・・・そうすればわたしが助けた人は、英雄の娘でも、聖女の娘でもない“わたし”を見てくれる!」
 興奮し大きくなっていく声、どこか醒めた思考でヴァネッサは思う。どうせ取られる対応は二つだ。くだらないと笑われるか、贅沢な悩みだと嫌味に受け取られるか。今までがそうだったのだ、きっとこの男もそうだろう。
 「そうよ、わたしはあの“白面”様みたいにたくさんの人を助けて、救って、守って・・・・・・誰かにとって、忘れられない大事な人になるのっ!」
 ・・・・・・それでも、会う人会う人に声に出して告げるのだ。誰であろうと関係ない。自分が発した宣言が、夢や願いで終わらないための見張りになってもらうのだ。
 自分の言葉が嘘にならないように。
 逃げたくなる自分を引きとめ、縛るための楔に変えるために。
 「うん、うん、・・・・・・はい?」
  そしてそんなヴァネッサの確固たる意気込みを、ご苦労なことでといった程度しか思っていなかった勇氏は・・・・・・彼女が出した一つの単語に思わずヘンな声を出していた。
「なによ! 可笑しいっての!?」
「いやいやいやいやとんでもない! ただちょっとその、あの、・・・・・・“白面”って聞こえたので・・・・・・」
「そうよ、あの“白面”様よ! あなた知らないの!? うちの国の“門”にちょっかい出そうとする@*#$%のやつらの暗躍を秘密裏に静め、多くの奴隷商や山賊をしょっぴいた正義の仮面! ・・・で、それが!? わたしの夢に文句があるなら言ってみなさいよほら!!」
「いやいやいやないです! ないですッ・・・・・・・けどですねぇえッ・・・・・・」
(いや、いいと思うよ? すばらしい心がけだとおもいますよわたくしゃ。・・・・・・ただねー、そこでその名前を出すのやめてくれるかなぁ! なにボク最近呪われでもしてんすか!?)  
 しどろもどろになりながらも答える勇氏。そりゃおっさんにからかわれて呼ばれるのはまあいいし、年の変わらん野郎どもにはやし立てられるのも構わん。だが昔チョーシこいてた時に付けられた厨的なアダ名を、美少女に英雄のように語られる俺の気持ち。・・・・・・わかるか? わかんねえだろ? 俺だってわっけわっかんねえよ誰か教えてくれよ。
 ってかお前がこの職目指したきっかけ俺かよ。誰かを助けるってことに憧れたのは分かるうん。だからってなんで何でこの仕事選んだ? どういう思考回路してんのよ。
  言いたいことはあった。そりゃあもう色々。一度助けられたぐらいで様付けとかチョロくねえかとか、素性も知れぬ人間をむやみに慕うなとか、正義の味方なんて言葉むやみに使うな、衛宮な親子に悪いだろ、とかとか。
 しかし逐一言うのも面倒なので、とりあえず立ったフラグを勇氏は思いっきりヘシ折ることにした。
「・・・・・・はぁ、分かりましたよ。じゃあ、これに見覚えあります?」
  張り込みと聞いたからか、昔の習慣で“縮めた”ままつい持ってきてしまった白い「それ」を勇氏はポケットから取り出すと、指で弾いて元のサイズに戻し、ヴァネッサに突き出す。
「・・・・・・見覚えあるもなにもこれ、白面殿と同じ仮面じゃない。良く売ってたわねこんなの」
「パチモンじゃないですよそれ。・・・・・・夢を壊すようで悪いですが、あー。お嬢様の言う、その“白面”とやら、それ、俺っす」
  ・・・・・・次の瞬間ヴァネッサが構えた杖を器用に仮面で掬い取った勇氏は、杖を空中に放りつつ、同時に指を二度弾いた。プラスチック膜の天井が一瞬開き、杖を挟んで再び閉まる。
  「ちょっと、いきなりなにすんのよ!?」
  「それはこっちのセリフですよ。物騒なマネせんといてつかあさい」
  仮面を縮め懐に仕舞う勇氏に、ヴァネッサはズンズン詰め寄る。思わず勇氏はじりじりと後退し始めた。
 「だったらどうしてそんなふざけたこと言うのよ! 言っていい冗談と悪い冗談ってもんがあるでしょ!? 人が夢見るきっかけ馬鹿にして楽しいのッ!?」
 勇氏が後退すればするほど、ヴァネッサは前に進んでくる。近い近い怖い怖い。怒り心頭になるであろうことは予想していたが、ここまでご立腹されるとは思っていなかった。
 ・・・・・・ってか地味に傷ついたよ俺。おーおーそうかい。憧れの存在が俺だとそんなにアレなのね。・・・・・・あーダメ、もうあかん。キレる。キレます。キレました。
「・・・・・・あのですねぇ、お嬢様分かります? やけっぱちの自己満足でやったこと他人に掘り返されて、勝手にどうこう評価されるこの気持ち悪さ! 英雄? 正義? あーゾッとする、鳥肌立ちましたよ! 理想を抱くのは勝手ですけど、それをわざわざ僕に求めないでいただけます!? あいにくですがそういった類は反吐が出るほど嫌いなんですよ、“理不尽”の次にねぇ!!」
 眉を寄せ心底嫌そうに、倍近くの声量で叫び返す勇氏に、ヴァネッサは自らの怒りを忘れ、足を止めてきょとんとしてしまう。それは勇氏の剣幕に押された・・・・・・というわけではなく、その言葉がどうしても信じられなかったからだ。
 「え? ちょっと待って。・・・・・・あんた本当にあの“白面”様なの?」
「イカにもタコにもワタクシでごぜーますが。ちなみにその時どんな状況だったかなんて聞かれても答えられませんよそんなん。今まで食べたパンの枚数なんて数えたことがあります? ってわけでこの話は終了。あーすっきりしたー」
「ちょっ、何勝手に終わらせてんのよ!? そんないい加減な説明じゃわたし納得できないじゃない!!」
「信じられなくて構いませんよ別に。よくあるじゃないですか、“エエッ、アナタガ実ハアノ人ダッタノー!?”ってテンプレ。あーゆーの僕生理的にムリなんです。ほら、歴史の有名人の子孫とか、クソにぶい主人公とか努力も策略もまともな設定もない俺TUEEEとか、ヒロインのアホみたいな勘違いでラブコメとか、とりあえずみんな仲良くハーレムエンドとか。まあどの作品とは言いませんが・・・・・・」
「・・・・・・??? ・・・・・・意味わからないこと言わないで、話を逸らさないでッ!!」
 オタクではない一般ピープルには専門的な言葉だったか。首をかしげ、直後に思い出したかのように聞き返してくるヴァネッサに、勇氏はため息をつきながら答える。
「逸らすも何も話は終わりっつったじゃないですか。僕はカミングアウトした、お嬢様は聞いた。これが全てです。信じる信じない、納得するしないはご自由にどうぞ」
「~~~ッ!! だ・か・ら! 言った以上は・・・・・・」
  ちゃんと詳しく説明しなさいよ、と問い詰めようとして、しかしヴァネッサは口ごもってしまった。勇氏が投げかけるヘドロのようにどろりとした視線と醒めた語気に、喉まで出ていた言葉が絡めとられ、引き抜かれたように感じたのだ。
「・・・・・・僕としてもあんまりいい思い出じゃないんでね、繰り返し話したかぁねぇんですよ。・・・・・・どうですかね、勘弁願えませんでしょうか・・・・・・?」
 ・・・・・・これだ。この目、この語気、この変わり方。自分が今まで会ってきたどんな人とも違う、得体の知れない“何か”をこの男は持っている。
 不気味の一言で済ませられれば良かったのだが、同時に湧き上がっている興味を無視できない自分にヴァネッサは呆れてしまう。こんな男にかまけている暇はないというのに・・・・・・自分の性格が恨めしかった。
(・・・・・・まったく、どうしてこうなっちゃったのかしらね・・・・・・)
 きっと父や母たちが自分を甘やかして育ててくれたからだと思う。これはもちろんいい意味で、新しいことが出来るようになると、父も母たちも、どんなに忙しくても満面の笑みで自分を褒めてくれた。
 ・・・・・・それが嬉しくて楽しくて、幼心にいろんなことを知りたいと、出来るようになりたいと思ったのがきっかけだろう。
 “知ることはどんなことでも自分の行動や可能性を広げてくれる”
 この考えは今では自分の芯であり中核だ、今更変えるなんて無理である。ため息と共に覚悟を決めるしかなかった。
「・・・・・・おっ、もうこんな時間ですねー それじゃお嬢様、撤収しまっせー」
「・・・・・・こんな時間って、あんたが無駄な話始めるからでしょ・・・・・・。話の間にブローカーが出入りしてたら、ホントただじゃすまさないからね・・・・・・」
 時計を見るなりころりと表情を変え、帰り支度を始める勇氏。先ほどまでの適当さはどこえやら、テキパキと仕掛けやプラスチックの膜を片付け始めるその姿にぶちぶちと文句を言いながらも、ヴァネッサは半ば諦めながら願う。
 ・・・・・・どうかこの男に抱いてしまった興味が、自分の糧とならずとも、せめて自分の害にはなりませんようにと・・・・・・。
 「お嬢様ー、帰りますよー!」
 「何勝手に決めてんの、帰る訳無いでしょ!? あとさっさと杖返しなさいよ!」 
 「またまたそんなこと言って、どうせ来ませんよ」
・・・・・・その時、堤防の暗がりに現れる光の円。・・・・・・懐中電灯、ヤバイ職質か、と思った頃には声をかけられている。深夜巡回ご苦労様ですが、我々はおいとまさせていただきますね。
「おい、そこで何してる!?」
「はいはいなーにもしてませんよ、っと! お嬢様! 面倒なんでずらがりますよ!!」
  突然勇氏に肩に担がれ、慌てるヴァネッサ。こういったときは二手に分かれるのが常識だろうに、一体この男は何をするつもりなのか。
「うわっ!? ちょっと、いきなりなにすんのよ! っていうかそんなサンダル履いてたら、足音でどっちに逃げたか丸分かりじゃあ、・・・・・・・!」
 ・・・・・・その肩から降りようともがき、勇氏の足元にヴァネッサは気づく。・・・・・・サンダルが、コンクリに沈んでる? というか、足首まで・・・・・・
 直後、ヴァネッサの目に映るコンクリが、波打つ金属板へと切り替わった。突然の出来事に顔を上げると、先ほどまでいた防波堤の倉庫の上にいま、自分たちは立っていた。証拠に眼下に、懐中電灯を構えた警官がうろついている。
 「───ああ、すみません。上がる時に重力かかったらキツいと思って、勝手に“止めさせて”もらいました。一応念のためもうちょい距離稼ぐんで、口閉じてて下さいね。次は着地の衝撃もあるんで、舌噛みますぜ」
 そう言うとヴァネッサの返事を待たずに、軽業師のように勇氏はぴょんぴょんと次々に倉庫の屋根をを跳び移っていく。しかしその注意に反し衝撃などはなく、屋根に移る際には音すらしない。
 人を一人抱えて、どうしてこんなに身軽に動けるのだろうか?
 そんなことを考えている内に裏路地に降り立っていたのか、眼下の足元はアスファルトに変わっている・・・・・・と思うと、ぐにゃりと勇氏は体勢を崩し、地べたに膝を付いた。
 「あ~、久々に動いたんで疲れました、もう一歩も歩けないっす。帰るの面倒なんで近くのビジネスホテルかなんかに泊まりません? 金なら出しますから、ね?」
 ヴァネッサが肩から降りるなり、そう言って座り込んでしまう勇氏。ヴァネッサは杖でぺしぺしと勇氏の頭を叩き、立ち上がるよう促す。
 「い・や・よ。家に書類置いてきちゃったし。それにそんなとこ行ったら、あんたに何されるかわかんないし」
  「・・・・・・チッ、テメエの身体見て言えっつのガキが・・・・・・(小声)」
  「なに、何か言った?」
  「さて、空耳じゃないですかね? それよりもうそろそろ駅から始発が出ますよ、さあお嬢様、早く帰りましょう!!」
 疲れた様子はどこへやら。騒がしくサンダルをペタパタ鳴らし、自分から逃げるように走り出す勇氏。淡い朝焼けの中、ため息一つ付いてヴァネッサはその背中を追いかけ、帰路に着くのであった。
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