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第五章
特使の接待
レレテス御一行がいる間に条約を締結させる為に話し合わなければならなかった。
それをセスタは、そんな気分じゃないだとか、今日は雨だからとか、何かと先延ばしにされて数日経ってもまだ話すらできていない。渡した文書ですら目を通しているのか疑問だ。
『これも計画の内なのかもしれない。こちらが焦って向こうに有利な条約を締結させるのが目的なのかもな』
レイジェルはそんな風に言っていたけれど、全く話が進まないのはいかがなものかと思う。
セスタの機嫌を取り、どうにか話の席に着かせるしかないのはわかるが……セスタのわがままを何から何まで叶えてやっているような状態では埒が開かない気がする。けれど、良い方法なんて何も思い浮かばなかった。
そんな中で、セスタはレイジェルの騎士団を視察したいと言い出した。
城門の中にある騎士塔で、そこにいた騎士達が訓練をしているところを見ていた。
急に言われた事なので実習などなく、各々で素振りや手合わせをしているようだ。
「王都にいる騎士達は、数班に分かれて街の警備と巡回、護衛などをしています。今の時間にこちらの騎士塔にいるのは、非番の騎士や見習い達です」
レイジェルがセスタ達に説明する。
「そうですか……」
セスタは、自分で見たいと言ったのにそれほど興味が無さそうに見える。
マリエラは、セスタの横に並んで微笑んで胸に手を当てる。
「わたくしは、野蛮な事は嫌いですわ。けれど、ここに居る騎士たちは国を守ってくれてとても立派だと思いますわ」
マリエラがニコッと笑えば、セスタも微笑んで頷く。
「なるほど。マリエラ嬢は聡明な方だ」
次から次へと受け答えをするのはマリエラだ。セスタも俺がいないかのような態度をする。アスラーゼでは、いないようなものとして扱われていたのでそれほどダメージはない。
俺が居ても意味はない気がして少し遠ざかって騎士たちの様子を眺めていた。
気になっているのは、心なしか俺の目の前で素振りをしている人数が徐々に増えて行くような……。
それから数分後の事だった。
「ミリアンナ様! 僕の勇姿を見て頂けましたか!?」
「え?」
近くで素振りをしていた騎士に話しかけられて戸惑う。勇姿?と疑問が湧くが、とりあえずニッコリ微笑んでみた。困った時の笑顔は今も健在だ。
「ずりぃぞ! ミリアンナ様、俺の事は見てくれました!?」
「僕は!?」
「俺も俺も!」
すると、次から次へと騎士達がこちらに集まってきた。
「「「「ミリアンナ様!」」」」
なぜだか期待に満ちた視線がグサグサと刺さる……。
「み、皆様、とても素敵だと思います」
笑顔で応えれば、わぁ!と騎士達が盛り上がる。
「レイジェル様の前に居なくて良かったですよ。あいつらは動けないから悔しそうだ」
そう言われて少し離れた場所を見れば、レイジェルの前にいた人たちは、特使の接待という手前、その場から動けずに緊張の面持ちで剣を振っている。ちょっと可哀想。
「ミリアンナ様に会えるなんて、今日は非番で良かったですよ!」
「ミリアンナ様のお顔を拝見できてとても幸せです!」
「こんなむさ苦しい所に来て下さってありがとうございます!」
次から次へと話しかけられて戸惑う。
「ほらほら、ミリアンナ様は遊びに来てるんじゃないんだぞ」
見かねたのか、ロッシが間に入ってくれた。取り囲まれそうだったのを、ロッシが離れるように言ってくれる。
「でも、あの方達はミリアンナ様の事を気にしてなさそうですけど……?」
騎士の一人がチラリとセスタ達の方へ視線を向けた。俺の事なんて気にする様子はなく、レイジェルとマリエラに質問攻めをしているようだった。正に騎士の言った通りで苦笑いする。
「そんな事より! 僕たちと話していれば楽しいですよ!」
「ミリアンナ様は、次は何が見たいですか!?」
「素振りだけじゃつまらないでしょう!?」
「模擬戦とかどうですか!?」
なんでこんなにも話しかけられるのか……。
「じゃあ、こんなのは?」
そう言った一人の騎士が、剣を放り投げてクルクルと回る剣を自分自身が一回転してから見事にキャッチした。曲芸を見ているようで楽しくなる。思わず拍手して喜んでしまった。
「「「女神……」」」
え? なんて?
「抜け駆けだ!」
「俺もできます!」
「俺も!」
一人は足の上に剣の柄を乗せてバランスを取ったり、一人は素早い突きを見せてくれた。次から次へと面白そうな剣技を見せてくれて、なぜか筋肉を自慢するやつもいた。
「筋肉すごい!」と喜べば、上腕二頭筋が整列したので「マッスルの大山脈だぁ~」と心の中で思った。仕事も忘れて騎士達と楽しんでしまった。
「ここの騎士団は、ミリアンナ様が掌握しているんですか?」
「ふえ!?」
急に横から声を掛けられて驚いて変な声が出てしまった。慌てて笑顔を作る。俺の隣にいつの間にか居たのは、レレテスの従者長のシェスだった。
無表情で見つめられた。
「こちらにみんな集まって何事かと思いました」
確かにうるさかったかも……なんの騒ぎなのかと思ったのだろう。
「騒がしくしてしまい、申し訳ありません」
「いいえ。ミリアンナ様は、騎士に人気がありますね」
「そんな事はありません」
ここにいる騎士たちは、ほとんどが初対面だ。それなのに人気だなんてとんでもないと首を振る。
シェスは、騎士たちに質問を始めた。
「君たちは、レイシェル様とミリアンナ様が強盗に襲われたらどちらを助けるんですか?」
「「「「「ミリアンナ様」」」」」
即答に内心で慌ててしまう。自国の王子の方が大事に決まっている。
「なぜですか?」
「そんなの、レイジェル様は強いからに決まってますよ」
「レイジェル様もミリアンナ様を守れと言います」
レイジェルならそう言ってくれそうだけれど、それでいいとは思えない。
「それに、レイジェル様の護衛はラト隊長でしょ。隊長は命に変えてもレイジェル様を守りますよ」
「ラト隊長が負けたら、その強盗には誰も勝てませんよ」
「違いない」
騎士たちがガハハと笑う。
ここの騎士達は、レイジェルの事もラトの事も信頼していて微笑ましかった。
もしかしたら、俺を目の前にして本音が言えなかっただけなのかもしれない。きっとその時になれば、俺よりもレイジェルを優先するはずだ。
「なるほど……」
何を納得したのか知らないが、シェスが呟いていた。
それをセスタは、そんな気分じゃないだとか、今日は雨だからとか、何かと先延ばしにされて数日経ってもまだ話すらできていない。渡した文書ですら目を通しているのか疑問だ。
『これも計画の内なのかもしれない。こちらが焦って向こうに有利な条約を締結させるのが目的なのかもな』
レイジェルはそんな風に言っていたけれど、全く話が進まないのはいかがなものかと思う。
セスタの機嫌を取り、どうにか話の席に着かせるしかないのはわかるが……セスタのわがままを何から何まで叶えてやっているような状態では埒が開かない気がする。けれど、良い方法なんて何も思い浮かばなかった。
そんな中で、セスタはレイジェルの騎士団を視察したいと言い出した。
城門の中にある騎士塔で、そこにいた騎士達が訓練をしているところを見ていた。
急に言われた事なので実習などなく、各々で素振りや手合わせをしているようだ。
「王都にいる騎士達は、数班に分かれて街の警備と巡回、護衛などをしています。今の時間にこちらの騎士塔にいるのは、非番の騎士や見習い達です」
レイジェルがセスタ達に説明する。
「そうですか……」
セスタは、自分で見たいと言ったのにそれほど興味が無さそうに見える。
マリエラは、セスタの横に並んで微笑んで胸に手を当てる。
「わたくしは、野蛮な事は嫌いですわ。けれど、ここに居る騎士たちは国を守ってくれてとても立派だと思いますわ」
マリエラがニコッと笑えば、セスタも微笑んで頷く。
「なるほど。マリエラ嬢は聡明な方だ」
次から次へと受け答えをするのはマリエラだ。セスタも俺がいないかのような態度をする。アスラーゼでは、いないようなものとして扱われていたのでそれほどダメージはない。
俺が居ても意味はない気がして少し遠ざかって騎士たちの様子を眺めていた。
気になっているのは、心なしか俺の目の前で素振りをしている人数が徐々に増えて行くような……。
それから数分後の事だった。
「ミリアンナ様! 僕の勇姿を見て頂けましたか!?」
「え?」
近くで素振りをしていた騎士に話しかけられて戸惑う。勇姿?と疑問が湧くが、とりあえずニッコリ微笑んでみた。困った時の笑顔は今も健在だ。
「ずりぃぞ! ミリアンナ様、俺の事は見てくれました!?」
「僕は!?」
「俺も俺も!」
すると、次から次へと騎士達がこちらに集まってきた。
「「「「ミリアンナ様!」」」」
なぜだか期待に満ちた視線がグサグサと刺さる……。
「み、皆様、とても素敵だと思います」
笑顔で応えれば、わぁ!と騎士達が盛り上がる。
「レイジェル様の前に居なくて良かったですよ。あいつらは動けないから悔しそうだ」
そう言われて少し離れた場所を見れば、レイジェルの前にいた人たちは、特使の接待という手前、その場から動けずに緊張の面持ちで剣を振っている。ちょっと可哀想。
「ミリアンナ様に会えるなんて、今日は非番で良かったですよ!」
「ミリアンナ様のお顔を拝見できてとても幸せです!」
「こんなむさ苦しい所に来て下さってありがとうございます!」
次から次へと話しかけられて戸惑う。
「ほらほら、ミリアンナ様は遊びに来てるんじゃないんだぞ」
見かねたのか、ロッシが間に入ってくれた。取り囲まれそうだったのを、ロッシが離れるように言ってくれる。
「でも、あの方達はミリアンナ様の事を気にしてなさそうですけど……?」
騎士の一人がチラリとセスタ達の方へ視線を向けた。俺の事なんて気にする様子はなく、レイジェルとマリエラに質問攻めをしているようだった。正に騎士の言った通りで苦笑いする。
「そんな事より! 僕たちと話していれば楽しいですよ!」
「ミリアンナ様は、次は何が見たいですか!?」
「素振りだけじゃつまらないでしょう!?」
「模擬戦とかどうですか!?」
なんでこんなにも話しかけられるのか……。
「じゃあ、こんなのは?」
そう言った一人の騎士が、剣を放り投げてクルクルと回る剣を自分自身が一回転してから見事にキャッチした。曲芸を見ているようで楽しくなる。思わず拍手して喜んでしまった。
「「「女神……」」」
え? なんて?
「抜け駆けだ!」
「俺もできます!」
「俺も!」
一人は足の上に剣の柄を乗せてバランスを取ったり、一人は素早い突きを見せてくれた。次から次へと面白そうな剣技を見せてくれて、なぜか筋肉を自慢するやつもいた。
「筋肉すごい!」と喜べば、上腕二頭筋が整列したので「マッスルの大山脈だぁ~」と心の中で思った。仕事も忘れて騎士達と楽しんでしまった。
「ここの騎士団は、ミリアンナ様が掌握しているんですか?」
「ふえ!?」
急に横から声を掛けられて驚いて変な声が出てしまった。慌てて笑顔を作る。俺の隣にいつの間にか居たのは、レレテスの従者長のシェスだった。
無表情で見つめられた。
「こちらにみんな集まって何事かと思いました」
確かにうるさかったかも……なんの騒ぎなのかと思ったのだろう。
「騒がしくしてしまい、申し訳ありません」
「いいえ。ミリアンナ様は、騎士に人気がありますね」
「そんな事はありません」
ここにいる騎士たちは、ほとんどが初対面だ。それなのに人気だなんてとんでもないと首を振る。
シェスは、騎士たちに質問を始めた。
「君たちは、レイシェル様とミリアンナ様が強盗に襲われたらどちらを助けるんですか?」
「「「「「ミリアンナ様」」」」」
即答に内心で慌ててしまう。自国の王子の方が大事に決まっている。
「なぜですか?」
「そんなの、レイジェル様は強いからに決まってますよ」
「レイジェル様もミリアンナ様を守れと言います」
レイジェルならそう言ってくれそうだけれど、それでいいとは思えない。
「それに、レイジェル様の護衛はラト隊長でしょ。隊長は命に変えてもレイジェル様を守りますよ」
「ラト隊長が負けたら、その強盗には誰も勝てませんよ」
「違いない」
騎士たちがガハハと笑う。
ここの騎士達は、レイジェルの事もラトの事も信頼していて微笑ましかった。
もしかしたら、俺を目の前にして本音が言えなかっただけなのかもしれない。きっとその時になれば、俺よりもレイジェルを優先するはずだ。
「なるほど……」
何を納得したのか知らないが、シェスが呟いていた。
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